4インチ前後で480×800の小型E-INK電子書籍端末群を比較する(Xteink X4 Pro,M5Stack PaperMono, reTerminal Sticky, Metalio E-INK4, Murphy M4)

4インチ前後で480×800解像度の小型E-INK端末がいろいろ出ている

aliexpressで見かけるやつでも探してみるとgithubで利用できるソースコードが公開されているものもあったりする

それらをまとめてみた

claude opus5に比較表作らせた時のお勧めについては下記

以下は検索用の文字表記版

製品名X4 ProX4 ClassicMurphy M4PaperMonoreTerminal StickyMetalio E-INK4
SoCESP32-S3ESP32-S3ESP32-S3ESP32-S3R8ESP32-S3R8ESP32-S3
PSRAM / Flash8 MB Octal / ? MBなし / 4 MB8 MB Quad / 16 MB8 MB Octal / 16 MB8 MB Octal / 32 MB??MB Octal / 16 MB
画面仕様4.3″ 480×800 219 ppi4.3″ 480×800 219 ppi4.26″ 480×800 219 ppi3.97″ 480×800 235 ppi3.97″ 800×480 235 ppi3.97″ 800×480 235 ppi
E-INK表示機構SSD1677SSD1677SSD1677SSD1677SSD1677SSD1677
タッチ○
GT911 (0x5D)
×○
FT6336U(0x2E)
○
FT6336G(0x38)
○
GT911(0x5D)
○
CST816S
物理ボタン計3個
電源
側面2
計7個
電源
側面2
前面2
上面1
計3個
決定&電源
UP
Down
計3個
電源
Up
Down
計3個
決定&電源
UP
Down
見た目的には計7個
内部的には3個+仮想ボタンらしい
フロントライト○ 2ch 暖/寒×○ 2ch 暖/寒○ 1ch 輝度のみ××
バッテリ1,100 mAh
CW2017
920 mAh
CW2017
容量非公開
ADC
1,150 mAh
ADC
750 mAh
BQ27220
容量非公開
BQ27220
RTCBM8563(0x51)なしなしRX8130(0x32)なしPCF8563
充電ポゴピン(USB-C コネクタなし)ポゴピン(USB-C コネクタなし)USB-CUSB-CUSB-CUSB-C
microSD○○○○○○
IMUなしQMI8658なしBMI2706軸IMUSC7A20H
音声なしなしスピーカーあり?PDM マイク+ブザーマイク+ブザースピーカー+マイク+BT
無線Wi-Fi/BTWi-Fi/BTWi-Fi/BTWi-Fi/BT, LoRaWi-Fi/BTWi-Fi + 外付BT
重量72g68g74.7g70g
その他吸着磁石吸着磁石側面3ボタンIMU, RTC, RGB LED温湿度, IMU, 磁石加速度, RTC, 振動, カメラ端子
CrossPoint公式公式PR crosspoint-reader/crosspoint-reader#2930 公式公式未対応
関連資料––機器資料
crosspointの移植github
公式資料公式資料
公式github
機器資料
読書最優先 Xteink X4 Pro2ch 寒暖照明
GT911 によるタッチ操作
バッテリー残量検出が正確
完成品としての仕上げが最も高い
microSDへのアクセスはSDMMC 1bitとそれなり
欠点はポゴピン充電で、汎用のUSB-C ケーブルが使えないこと
ボタン派・軽量 Xteink X4 Classic68 g / 4.9 mm
個別ボタン7個で全操作が完結
バッテリー残量検出が正確
QMI8658 使った物理的に振ってページ送り
初代X4より高速化
microSDへのアクセスはSDMMC 1bitとX4より早い
欠点は 照明とタッチがないこと
読書+工作 M5Stack PaperMono1ch 照明
タッチ対応
LoRa と NFC に対応したHW
microSDへのアクセスはSDMMC 4bitと高速
欠点は、開発キット寄りの筐体と次回生産時期が2027年予定
最安で弄る reTerminal Stickyセンサー類が搭載されていて、読書専用機というより貼れるサイネージ兼リーダーという作り
欠点は、ライトなし、とmicroSDアクセスがSPIと共有の為、遅いこと
2ch 照明+自前ビルド Murphy M42ch寒暖照明
microSDへのアクセスはSDMMC 4bitと高速
欠点は、crosspoint reader公式非対応と、バッテリー残量検出がADCによる電圧からの推測のみということ
AI 端末自作 Metalio E-INK4スピーカー・マイク・BT 音声・振動・RTC・カメラ端子を積んだ音声アシスタント基板。
microSDへのアクセスはSDMMC 1bitとそれなり
欠点は、現状crosspoint reader未対応、ライトなし、ということ

下記は製品写真

XTEINK X3をaliexpressで買った

小型E-INKデバイスXTEINK X4とX3をaliexpressでよく見かけていたんだけど、crosspoint readerというオープンソースのfirmwareに入れ替えられることを知ったので入手してみた

crosspoint公式github https://github.com/crosspoint-reader/crosspoint-reader

XTEINKで買うと1万円以上しているけど、aliexpressでコイン割引で7660円となるものがあったので買ってみた

2026/07/21発注で2026/08/06到着と、珍しく時間がかかって届いた。おそらく台湾発送の「AliExpress Standard for Special Goods」での取り扱いだったことが原因なんだろうなぁ、と思われる。

届いた中身は箱2つだった。

小さな箱は、画面保護シート、microSDリーダ/ライターと、magsafeっぽく使えるようにするための磁石リング2個

本体箱の中身はこんな感じ

本体、充電用USBケーブル、マニュアルが入っていました

初期firmware

初期画面はこんな感じで、上面右側のボタンを長押しして電源を入れます。

初回起動時はこんな画面でした。

設定(没置)を選択すると、「语言」で言語が選択できる

意外なことに「日本語」があった。選択すると下記の様に日本語になる。

到着時のfirmwareはXTOS V5.2.13

WiFiに接続して、最新のfirmware XTOS 6..4にバージョンアップ

microSDにテスト用epubファイルをコピーして開いてみる

中華フォントですね

Firmware入れ替え

付属のUSBケーブルを使ってWindows機につなげても認識してくれない状態でした

crosspoint readerの日本語対応版を開発している https://github.com/zrn-ns/crosspoint-jp を見ると理由が書いてあった

aliexpress版はUSB機能が殺されているlock版で、USB機能は使えないが、microSD経由でfirmwareを変更することはできる、と

crosspoint reader公式にunlock firmwareが提供されているので「update.bin」をmicroSDカードに保存してXTEINK X3に戻す

XTEINK X3にUSBケーブルをつなげて充電状態にする

XTEINK X3が起動してても/起動していなくても、電源ボタン(上面の右側ボタン)と上ボタン(左面のボタン)を押し続ける

画面が「更新中」となったら手を離して終了まで待つ

下記の様に英語表示になったら書き換え終了です

XTOSで使用したテスト用epubファイルを読み込んでみる・・・System Crash

XTOSでいけたのに、ダメなのか、と意外な結果に驚きが・・・

続いて日本語対応版 https://github.com/zrn-ns/crosspoint-jp をインストールしてみます

microsdにfirmware.binをコピーして

XTEINK X3の「Settings」→「System」→「SD Card Firmware Update」で「firmware.bin」を選択して更新

アップデート中…

おや?ばけばけ

フォントをインストールしてから表示するとエラーで落ちる・・・

うーん・・・

crosspoint jpのissue に事象を登録してから、詳細を見ていくと、#103 の角川系EPUBファイルで発生している事象の問題がまさしくそのものっぽい。

「書籍の埋め込みスタイル」を「OFF」にすることで表示できる、ということも発見した。

2026/09/08 追記: メモリエラーの件は、その後のバージョンで解決している