the nDのその後・・・?


8月に紹介したthe nD(当blogでの紹介記事)ですが、その後の進捗は・・・と見てみると・・・

フォーラムを含め、表に出てるところを見る限りでは、リリーススケジュールに関しては何も進んでない・・・としか判断できない状況に見えます。

フォーラムの管理者アカウントは11月1日にログインしているらしいので、プロジェクト自体は進めているようですが・・・

ところで、the nDについて、slashdot.jpに「自作DSソフトの発売許可を求めて立てこもったゲーム開発者、ゲームをリリースするためにオリジナルの携帯ゲームハードを開発」というのが立ってますけど、あれ、うちのblogの影響ですかねぇ?
コミケ後に短縮url経由でのアクセスがあり、それが多くなってきたところで、ああいう形で出てきてますから・・・

Eee Note Syncがv1.2.2.58へアップデートした


Eee Note Syncがv1.2.2.52からv1.2.2.58へアップデート

アップデートしてEee Note Syncアプリの初回起動時は、日本語のwordドキュメントが開く、という仕様のようです。

ざらっと見た目では特に違いはなさそうな感じです。

Eee Note EA800本体の方のfirmwareは、ロシア語版はv139になる更新があるようですが、それ以外にはまだのようです。

EA800のペンの圧力関連


ASUS Eee Note EA800はワコムのペンタブ技術搭載!と言われていたわけですが、あんまりそんな感じがせず、がっかりイリュージョンが炸裂していました。

元ネタ:BlacKnight さんのHow to change the pen pressure thresholdより

/bin/ts_printまたは/bin/ts_print_rawを実行すると、ペンの認識状況が出力されるよ!、というもの

実際に見てみる・・・

[root@Linux /root]#/bin/ts_print_raw
     1 --> 1318600504:120796   9215   4620      0      0      0
     2 --> 1318600504:130799   9198   4623      0      0      0
     3 --> 1318600504:140801   9180   4619      0      0      0
     4 --> 1318600504:140823   9160   4613      0      0      0
<略>
    37 --> 1318600875:620793  12410    118      0      0      0
    38 --> 1318600875:760947  12410     85      0      0      0
    39 --> 1318600875:770795  12410     52      0      0      0
    40 --> 1318600875:810783  12410      0      0      0      0
    41 --> 1318600876: 40723  12404     42      0      0      0
    42 --> 1318600876: 50795  12398     78      0      0      0
    43 --> 1318600876: 50814  12391    113      0      0      0
    44 --> 1318600876: 60944  12385    148      0      0      0

いろいろやってみたところ・・・
右上隅

   117 --> 1318601118:380768      0    263      0      0      0
   118 --> 1318601118:450726      0    293      0      0      0

左上隅

   149 --> 1318601129:880722  12026      0      0      0      0
   150 --> 1318601130: 70975  12056      0      0      0      0

左下隅

   180 --> 1318601206:540809  12092  16480      0      0      0
   181 --> 1318601206:570760  12102  16448      0      0      0

右下隅

   196 --> 1318601230:920796      0  16480     14      0      1
   197 --> 1318601230:930799     30  16480      6      0      1

つまり・・・右上隅が「0,0」で左下隅が「12410,16480」。「横,縦」という並びかたで・・・

カウントアップ--> 時刻(unixtime):こまかい秒? 横 縦 圧力 不明 タッチされてれば1

ということでした。

圧力は、どこまでいくかな?とやってみましたが、「174」まで力をかけてもまだ行けそうだったのですが、壊れるといやなのでそこで止めました。

BlacKnight さんの情報によれば「255」まで感知するらしい。
で、/etc/ts.confに「module pthres pmin=数字」を記載することで、動作が変わるそうな。

module_raw input
#module variance xlimit=50 ylimit=50 pthreshold=1
#module dejitter xdelta=10 ydelta=10 pthreshold=1
module pthres pmin=20
module linear noxyswap

上記のように追加して、再起動。
すると、確かにts_print_rawで表示される圧力値に「222」といった値が現れるようになりました。

ただ、こちらの値は、書き換えてもあまりいい効果は現れていないような感じがします。

EA800のペンのサンプリングレート変更


ここんとこ放置していたASUS Eee Note EA800。
最近、また、いろいろ動きがあるようです。

kernelを作ったり、パッケージマネージャを移植したりと、いろいろあるようですが
使い勝手の改善、という重要な動きがありました。

EA800で、結構不満な点の1つが、ワコム技術使ってるはずなのに、結構微妙なペン感度です。
ネタ元: BlacKnight さんの How to overclock your pen! より

/直下に置かれている「wac_tch」というファイル。
実はコレが、タブレットのサンプリングレート変更プログラムということが判明しました。

[root@Linux /root]#ls -l /wac_tch
-rwxr-xr-x    1 root     root         6679 Jan 27  2011 /wac_tch
[root@Linux /root]#/wac_tch
Need samplerate parameter!
[root@Linux /root]#

ただ単に実行するだけでは、上記のようにパラメータを指定してください。と言われるだけです。
指定できるパラメータは以下の4種類。

  • 「–0」 → ペン無効
  • 「–1」 → 133 pps
  • 「–2」 → 80 pps(たぶん、これが標準値)
  • 「–3」 → 40 pps

残念ながら現在地を調べるパラメータはないようです。

お薦めのパラメータは「–1」の133pps。

[root@Linux /root]#/wac_tch --1
wacom touch: set samplerate 133pps
[root@Linux /root]#

これで、素早くペンを動かした時の動作が改善したような感じです。

さて、この変更は再起動すると消えてしまいます。
再起動後も設定が引き継がれるようにするには、/etc/profileの最後に以下を追加します。

# set Wacom pen sample rate to 133 pps
if [ -e /wac_tch ] ; then
/wac_tch --1
fi

これでokです。

さて、BlacKnight さんは、もう1つ、ペンがらみで調査結果を出していますが、それについては、現在調査中です。
別記事になる予定です。

the nD


金曜に届いたLINUX FORMATの2011年9月(LXD148)号を読んでいると、「New $10 games console」なんてタイトルのミニ記事を発見。

Nintendo DSのゲームを作ってる人が、タッチスクリーンなし、3Dなしのゲームが、低コストで遊べるハードウェア作るぜ!とがんばってるヨー、なんて感じの記事。

なんで、ハードウェアを作ろうと思ったかというと、Nintendo DSの非公式SDKを使ってRPGを作ってたので、公式で販売するルートがない、というところから発生しているらしい。

the nD」という名前でやっているということなので、サイトを見てみた・・・・


・10ドル、というのは本体価格
・2011年末にプロトタイプハードウェアが完成予定
・製品版は2012年のWiiU発売前に出したい
・対象年齢は6~12歳
・ARM 400MHz,メモリ32MB,2.4インチ液晶 320×240。CPUとメモリは上位になる可能性あり
・内蔵ストレージ2GB。外部スロット無し
・充電式バッテリー(単3,単4電池は使わない)
・タッチスクリーンは現状どうするか未定
・Wifi経由でゲームをダウンロード
・Linux SDLベースの画面出力

・・・・・・・なんかCPUアーキテクチャが違うけど、Ben Nano Noteっぽい雰囲気が・・・
NanoNoteは設計図公開しているわけだから、それを持ってくれば良かったのに・・・とか思わなくもない

まぁ・・・プロトタイプができるぐらいに再チェックしてみるかな