単独でカセットテープからmp3にコンバートしてくれるAUTCT2BKを買った


Just MyShopを見ていたら「サンコーMP3に変換してmicroSDに記録する蔵」なんてのを見つけた。
photo_package

以前、TAPE To Digital Converterという同種の製品を買ってカセットテープのコンバートをやってみたのだが、いかんせん、パソコンで録音処理をする都合上、いろいろ微妙な点があった。

その点、この製品は単独で動作する、ということなので、面白そうと感じ発注してみた。

販売場所はいろいろありますが、JUST MYSHOPの会員価格が送料込みで5,798円だったので、JUST MYSHOPで購入しました。
発注から2日で到着。

IMG_0393

中身はこんな感じです。
IMG_0394

まず、残念な点。
IMG_0395
電源がminiUSBとかではなく、丸形。

なお、説明書には「パソコンからUSB経由で電源とるとノイズ入ることがあります」という注意書きがあったりします。

そんなわけで、手元にあった単3電池を使って録音開始。

「Play」ボタンでカセットテープの再生を開始したあと、
側面の小さなボタン群から「録音開始」ボタンを押して、録音を開始し、テープが止まったあと、側面の「録音停止」ボタンを押して停止します。

側面ボタンがちょっとわかりにくいのですが
IMG_0398s
赤枠の部分が左から「録音開始、一時停止、録音停止・・・・」となっています。
緑枠は曲区切りの無音時間設定で左から「1秒、2秒・・・・」となっています。
オートリバース機能はついており、無限リバースもできます。

とりあえず54分のテープの取り込みを書けて、テープが止まったところで、microSDを取り出しパソコンへ・・・

「\RECORD\LINE_LN」というフォルダの中に「FILE_001.mp3」「FILE_002.mp3」という名前でファイルができていました。
ファイル作成日付はすべて「2009/01/01 9:00」。
ビットレートは192kbpsでした。

で・・・・腹が立つことに、動作がうまくいっておらず6分弱しか撮られていませんでした。
なぜに???

そんなわけで、しばらく使ってみての問題点

・問題点その1
録音関連ボタンと、カセットの動作ボタンは連動していません。
このため、カセットが止まったからといっても録音は継続されています。

・問題点その2
動作状況がはっきり分からない。
「録音ボタンの下にあるランプが点滅していれば録音中」ってことだったのですが、実際には6分しか録音できていませんでした。
これはいったい、どういうことなのか・・・

・問題点その3
液晶表示とかはないので、microSDにあとどれくらい録音できるのかを知る手段がありません。
時々、パソコンに取り出して確認する必要があるので注意が必要です。

また、バッテリーの残量表示的なものもないので、乾電池駆動の際、あとどれくらい使えるのかは、そこそこばくちな感じです。

・問題点その4
作りが悪い
側面ボタンを何度おしても、なかなか反応しないことがあります。
製品仕様なのか、個体差なのか・・・

とりあえず、もう何本かコンバートしてみたら、記事を更新するかも・・・

いまさらNanonoteについてと、ついでにGCW-ZERO、あとKDEタブレット


Slaanesh Dev
DOSBoxというMS-DOSのソフトウェアを動かすためのソフトをBen Nanonoteに移植
DOSBox 0.74 v2.0 A320 Open Dingux and Ben Nanonote OpenWRT
まぁ、ここでいうMS-DOSのソフトとは、ゲームのことです。
「A320」というのは、「Dingoo A320」というLinuxのゲーム機です。
ハードウェア的にはかなり似てる点があります。

自動生成型ダンジョンの元祖Rogue(ローグ)と、その発展系Nethackの移植版
Nethack 3.4.3 and Rogue for Ben Nanonote
Nethackをさらに進化させてったものが、風来のシレンとかポケモンダンジョンになります。

・Jirka’s notesの「カテゴリー Nanonote
いまでも使ってるようで、いろいろ日記的なものを書いていますね。

GCW-ZERO
Jz4770搭載のLinux系ゲーム機。
Dingoo A320の後継機みたいなもの。
最初はほそぼそとやっていて、2012年10月頃に初期出荷をしたあと、「kickstarterで募集」したら大規模になっちゃっていろいろ大変だったみたいです。
今月になってようやくkickstarter分の発送が終わったようですね。
GCW-ZERO firmwareアップデートを見ると、firmwareの更新も順調そうですね。

KDE Tablet 「Flying Squirrel」製造計画(英語)
Nanonoteとは関係ないけど、メーリングリストを見ていたら出てきたので紹介。

EOMA-68というフォームファクターのCPUカードを使用したKDE搭載のタブレットを製造しようとしている。
進捗状況」を見ると、試作基板はできており、5月には第2次試作基板製造に向けた調整を行っていたようだ。
overlay

なお、EOMA-68は、物理形状はPCMCIAカードを流用している。

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10をLinuxで使ってみた


サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計をLinuxで使ってみた。

埜中公博さんの「SANWA SUPPLY TAP-TST10 control tool」を使ってデータ取得しました。
githubにある「taptst10ctl.py」をCentOS6で動作させてみました。
(2013/11/19: 公開場所が変わりました「https://github.com/nonakap/taptst10ctl」。USBのデバイスへのアクセス手法の違いで「taptst10ctl.py」と「taptst10ctl0.py」があります)

# python taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "taptst10ctl.py", line 42, in <module>
    import usb.core
ImportError: No module named usb.core
#

あー・・・pyusbが入ってないからか・・・
pyusb-1.0.0a2.zipをダウンロードしてきて「python setup.py install」

# python taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "taptst10ctl.py", line 60, in <module>
    dev.set_configuration()
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 547, in set_configuration
    self._ctx.managed_set_configuration(self, configuration)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 92, in managed_set_configuration
    self.backend.set_configuration(self.handle, cfg.bConfigurationValue)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 503, in set_configuration
    _check(_lib.libusb_set_configuration(dev_handle, config_value))
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 403, in _check
    raise USBError(_str_error[ret], ret, _libusb_errno[ret])
usb.core.USBError: [Errno 16] Resource busy
#

「Resource busy」と何か別のプログラムが使っているらしい。

USBRH driver for Linux を CentOS 5 で使う」で紹介されている手法、手動でusbhidの認識を解除してみる方法を行ってみた。

# cd /sys/bus/usb/drivers/usbhid
#  ls -l
lrwxrwxrwx 1 root root    0  7月 17 09:38 2013 4-2:1.0 -> ../../../../devices/pci0000:00/0000:00:12.1/usb4/4-2/4-2:1.0
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 bind
lrwxrwxrwx 1 root root    0  7月 17 09:25 2013 module -> ../../../../module/usbhid
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 new_id
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 remove_id
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 uevent
--w------- 1 root root 4096  7月 17 09:25 2013 unbind
# echo "4-2:1.0" > unbind
# ls
bind  module  new_id  remove_id  uevent  unbind
#

これでusbhidを解除できたので、改めて実行。

# .taptst10ctl.py
No.,DateTime,Watt,kWh
1,2013/07/13 07:50,0.0,0.00
2,2013/07/13 08:00,47.0,0.00
3,2013/07/13 08:10,44.8,0.01
4,2013/07/13 08:20,18.5,0.01
5,2013/07/13 08:30,18.5,0.01
6,2013/07/13 08:40,18.1,0.02
<略>
637,2013/07/17 18:00,87.4,2.76
638,2013/07/17 18:10,83.8,2.78
639,2013/07/17 18:20,83.3,2.79
640,2013/07/17 18:30,82.8,2.80
641,2013/07/17 18:40,80.9,2.82
#

ちなみに、時々、以下のような感じで実行に失敗します。
その場合は、再実行すれば、だいたい大丈夫です。

# ./taptst10ctl.py
Traceback (most recent call last):
  File "./taptst10ctl.py", line 92, in <module>
    data = dev.read(ENDPOINT, 17, intf, 1000)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/core.py", line 654, in read
    self.__get_timeout(timeout)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 559, in intr_read
    timeout)
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 641, in __read
    timeout))
  File "/usr/lib/python2.6/site-packages/usb/backend/libusb10.py", line 403, in _check
    raise USBError(_str_error[ret], ret, _libusb_errno[ret])
usb.core.USBError: [Errno 110] Operation timed out
#

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10を分解してみた


サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計っぽいのの情報を調べようとしていたが行き詰まった。
仕方が無いので、分解してみることにした。

ごく細のトルクスねじを4本外すと、こんな感じで2つに割れます。
IMG_0199s

液晶を外すとこんな感じです。
IMG_0200s

液晶と基盤を結ぶ端子とかケーブルが見当たらないのですが、どうやって接続されているのかよくわかりません・・・

基盤の下はこんな感じ
IMG_0202

IMG_0205

こんな感じで、基板上には「Prodigit」というチップがいくつか載っていました。

その他、基板上にあるシルク印刷

基板:「P/N 652205901 rE」

AC入力のあたりに以下の記載
F2=15A/250V/99C
E310726
CH-D
94V-0

重要そうなチップ表面
・PRODIGIT IC045
・ATMLH216
・PRODIGIT IC031

ここらへんから情報を調べてみると、博計電子(Prodigit Electronics)というものが出てくる。

ここの製品一覧をみるとサンワサプライ TAP-TST5にそっくりな2000MS12 100V / 50Hz ( Japan Type)とかがある。

アメリカ法人のPower Monitor製品一覧にもTAP-TST5相当の「8-in-1 Precision e Power Monitor ( Model 2000M Plug-in Power Monitor )」のページがある。

よって、おそらく、このTAP-TST10もProdigit社開発だと思われるが、同等製品は見当たらなかった。

USB電力計 サンワサプライ TAP-TST10のWindowsでの利用方法



サンワサプライから発売された「ワットモニターUSB TAP-TST10」というUSB接続タイプの電力計っぽいのをAmazonで購入した。

Windowsで使う場合の話を書くのを忘れていた。

TAP-TST10をWindowsにつなぐと以下の様な感じで認識される。

devman-001
devman-003
devman-002

そう、特殊なドライバ無しに、認識される。

では、どうやって、計測したデータを取り出すのか?

専用のアプリケーションを使って、計測データを取り出すことになる。
gra-40days

↑は、2日ちょっといろいろ通電させてみた後に、アプリで計測データを拾ってみたところ。
「計測データ」ボタンを押すと、TAP-TAT10内に保存されている計測済みのデータを収集し、このようなグラフにしてくれるのはいいのですが、横軸(X-Axis)が「40日」で、縦軸(Y-Axis)が「1500ワット」なんて設定になっているところに、「3日」と「100ワット以内の消費電力」なもんだから、小さくてよく分からない。

gra-7days

「7日」「300ワット」にすると↑のような感じになります。

上記のインタフェースを見ればわかるように、基本的には「計測済みデータの表示」用のアプリケーションです。

「いま使っている消費電力は、ずばりいくら!?」

という疑問には答えられないものになっています。

このアプリのスゴイところは、なんと、このご時世にVisual Basic 6.0で作成されているということ。
なので、アプリのインストーラがVB6.0関連DLLをインストールしてきます。

いやー、2013年にもなってそんなソフトがあるとは思いませんでしたよ。
appli
しかも、今時、program files以下に、収集したデータをMDB形式で保存ですよ!

まとめ
・Windows上ではHIDデバイス認識となり、特殊なドライバは不要
・特殊なアプリを使わないと収集したデータを取り出すことはできない
・アプリに、リアルタイム表示機能は搭載されていない
・データ収集間隔は「10分」。変更できるかどうかは不明
・初回電源オン時から強制的に10分カウントが開始される模様
・専用アプリはVB6.0で作られてる

参考:csv出力の内容

No.,DateTime,Watt,kWh
    1,2013/07/13-06:37:11,0,0
    2,2013/07/13-06:47:11,47,0
    3,2013/07/13-06:57:11,44.8,0.01
    4,2013/07/13-07:07:11,18.5,0.01
    5,2013/07/13-07:17:11,18.5,0.01
    6,2013/07/13-07:27:11,18.1,0.02
    7,2013/07/13-07:37:11,18.5,0.02
    8,2013/07/13-07:47:11,18.7,0.02
    9,2013/07/13-07:57:11,17.9,0.03
<略>
  486,2013/07/16-15:27:11,59.6,0.78
  487,2013/07/16-15:37:11,60.3,0.79
  488,2013/07/16-15:47:11,59.5,0.8
  489,2013/07/16-15:57:11,60.1,0.81
  490,2013/07/16-16:07:11,59.6,0.82
  491,2013/07/16-16:17:11,60.1,0.83
  492,2013/07/16-16:27:11,61.1,0.84
  493,2013/07/16-16:37:11,59.9,0.85
  494,2013/07/16-16:47:11,60.2,0.86
  495,2013/07/16-16:57:11,60.5,0.87
  496,2013/07/16-17:07:11,60.5,0.88
  497,2013/07/16-17:17:11,61.5,0.89