Allwinner H3系ボードリスト 2016/05/22


Orange Pi以外にも、Allwinner H3系ボードを出しているメーカが増えてきました。

Orange Pi / Xunlong
Nano Pi / FriendlyARM
Banana Pi / Sinovoip

また、Orange Piもシリーズが増えてきたので、違いがよく分からなくなってきました。
なので、比較表を作りました。

なお、どの製品も、SoC上にヒートシンクを付けてきちんと冷却しないと性能がでません。

(表へのリンク)


以下は、私が感じた各プロダクトについての印象です。

・ちゃんと自社でいろいろ公開してるNano Pi M1
自社の「NanoPi M1 製品Wikiページ」で、ほどよくまとめられた情報を公開。
GithubにAllwinner Linux SDKを元にした、自社用SDKを公開:https://github.com/friendlyarm/h3_lichee
NanoPi M1とOrange Pi Oneのハードウェアは、ほぼ同等の様でほとんどそのまま動作するという・・・

・マニュアルの見た目が良いBananaPi-M2+
About Banana Pi BPI-M2+(M2 plus)
内容はgitbookで公開されており、pdf/ePub/Mobi形式でダウンロードできる。
githubにメーカ公式でBSPを公開:https://github.com/BPI-SINOVOIP/BPI-M2P-bsp
コメントを見ると、Orange Pi用にいろいろリリースしているLoborisさんの成果物を利用している模様。

・フォーラムが命のOrange Pi
はっきり言って、「Orange Pi公式フォーラム」が無ければゴミ。
一番の先駆者なので、Allwinner H3について調べると、ここに行き着くが、オフィシャルの情報公開度合いがよろしくない。
フォーラムで聞くと、ぽつぽつと情報が出てきたりするのだが、まとまったものが無い。


Allwinner H3系で使うディストリビューションは、メーカ配布のもの以外がいくつかあります。
その中で、利用を検討してみた方が良さそうなものを上げてみます。

番外:Orange Pi用Raspbian
 Orange Pi公式で配布しているけど、個人的には動作がイマイチだったので使っていない。
 Raspbian用の追加モジュールを組み込もうとしても、なんやかんやでプラットフォームの違いが影響し
 うまく行かないことが多かったという印象。
 (BroadcomチップとAllwinnerチップの違いなど)

その1:loboris版のLinuxディストリビューション群
 Orange Piユーザであれば、まずはコレを検討。
 Linux kernelはAllwiner SDKベースの3.4.39

その2:armbian
 いろんなボード向けにリリースされているarmbianというディストリビューション。
 Allwinner H3系にも公式にリリースされている。
 Linux Kernel 3.4.112をベースとしているのが利点

その3?:Open ELEC for Orange Pi
 メディアプレイヤーとして使用するためのディストリビューションOpenELECの移植版
 発熱が酷くなるため、ヒートシンクによる冷却が必須となる。
 また、現状、HDMI経由のテレビリモコンを使った操作には対応していない。(HDMI CEC機能の利用)

$5.9のAllwinner H3搭載 OrangePi Zeroと$20のAllwinner H64搭載 OrangePi-PC2を計画中


2016/11/05追記

このページで紹介したOrange Pi ZeroとOrange Pi PC2は2016年11月に発売されました。
それぞれSoCが変更になっています。
Orange Pi Zeroは、Allwinner H3の廉価版で機能削減されたAllwinner H2+に変更。
Orange Pi PC2は、Allwinner H64の改良版のAllwinner H5に変更になっています。

詳しくは下記記事を参照願います。
Allwinner H2搭載のOrange Pi Zeroが送料込み$10.10で登場
Allwinner H5搭載のOrange Pi PC2が$23.13で発売開始
なお、記事タイトルは送料込みの値段で記載しています。
送料抜きの場合、Orange Pi ZeroのRAM256MBモデルは$6.99、512MBモデルは$8.99
Orange Pi PC2は$19.98となっています。
Orange Pi Zeroだけ予告価格からちょっと値上がった感じですね。


昨日、「新機種OrangePi-PC Plus/OrangePi-Plus 2Eと遅れていたOrangePi-Liteの消息」で、OPiPC-PlusとOPiPlus 2Eについて触れたばかりですが、「そのフォーラムコメント」でさらに次の機種の話をしだすという・・・

We will have OPI Zero with 5.9$.
We will have OPI PC2 with 20$(64 bit ARM H64 1G ram + WIFI/BT VS RPI3+ GbE).

完全にラズパイZeroにけんかを売る形になるOrangePi Zeroを$5.9で提供。
そしてAllwinner H64搭載の次世代機はOrangePi-PC2で、RAM 1GB/WiFi/Bluetooth/1Gb NICと、こちらもラズパイ3対抗となる予定とのこと。

時期については言及されて無いのですが、果たして・・

Kickstarter案件つぶしのAllwinner H3搭載Orange pi PC $15


2016/11/07追記

わずか2000円強でAndroidやLinuxを動かせるギガビットLAN搭載のシングルボードコンピューター「Orange Pi PC2」が登場」で紹介されている、Orange Pi PC2に関する記事はこちら
  ↓
Allwinner H5搭載のOrange Pi PC2が$23.13で発売開始


なんか、最近、いろんなKickstarter系案件にぶつけてくるような印象を受けるOrange piシリーズ。

5月末の「Lemon pi」対抗っぽい値下げ(参考記事)に続いて、今回は「CHIP」対抗っぽい新製品発売です。

えぇ、発表、ではなく、発売開始、です。
(2015/09/08追記:発注から約2週間で届きました→「送料込みで18.15ドルのOrange pi PCが届いた」)

今回発売されたのはOrange pi PCというもの

スペックは既存モデルのOrange pi 2 / Orange pi 2 miniとほぼ同等。
大きな違いはWiFiの有無、とUSBポートの数、です。

そして、値段が$15。

CHIPは$9ですが、CPUは大幅に負け(Cortex-A8 1コア vs Cortex-A7 4コア)、RAMも少量(512MB vs 1GB)。内蔵ストレージ(4GB)のみ勝っている。
が・・・一番早く手に入る開発者向けで2015年9月<予定>。
それ以外は、2015年12月~2016年5月にかけて入手できる<予定>。
ただし、現状は、スケジュールが順調に遅れています。

それに対して、このOrange pi PCは、既に発売が開始されています。

どうなるのかわからないものより、いま、稼働機が手に入るOrange pi PCを買ってしまいましょう!

いまなら「単品 $18.15(送料込)」「ケースセット $22.56(送料込)」「ケース+USB給電ケーブルセット $23.82(送料込)」「ケース+ACアダプタセット $27.44(送料込)」で入手可能です。

怪しいACアダプタを使いたくない、という人は、5V2A以上でEIAJ#2のジャックを持つやつを用意しておいてください。PSP用の電源と同じ形状だそうです。


さて・・・Allwinner H3搭載のOrange piシリーズでは、どのようなことが出来るのか?

Allwinner H3搭載のOrange piシリーズは現状下記の4機種あります。
・Orange pi Plus (WiFi搭載,SATAコネクタ搭載,内蔵ストレージ8GB) 送料込 $42.41
・Orange pi 2 (WiFi搭載) 送料込 $31.96
・Orange pi mini 2(WiFiなし) 送料込 $26.96
・Orange pi PC(WiFiなし) 送料込 $18.15

Orage pi 2 / Orange pi mini 2 / Orange pi PCは、3つとも、基本構成が同じであるため、同じOSイメージが使用できます。
Orange pi 2 / Orange pi mini 2 / Orange pi PCは、ほぼ同じような構成ではあるのですが、細部が異なるようで、異なる機種のOSイメージを使うと、フル機能が使えない場合があるようです。
また、Orange pi plusのみストレージ構成が大きく異なるため、差異が結構あります。
(2015/09/17追記「Allwinner H3搭載のOrange piの機種間差異について」という記事を作成しています)

このため、機種ごとに使えると提示されているOSが異なっています。

現時点で使用できるOSイメージは
・Linux
・Android
の2系統があります。

Linuxは、Allwinnerが提供しているLinux SDKベースに作成されており、Kernelは、Allwinner Linux SDKベースのバージョンを使っています。
それ以外のソフトウェア部分は、Raspberry pi用に提供されているソフトウェアレポジトリから持ってきているので、多くの用途には問題はないかと思います。

ただ、1つ、多大な問題点があります。それは、Linux Kernelの更新が提供されにくい、というところです。
いまのところ、LinuxのメインカーネルにAllwinner H3向けのものが取り込まれていないので、更新が遅いです・・・というか、提供されていない・・・
そこが一番のネックです。

Androidの場合
これもやはりAllwinner提供のAndroid SDKベースに作成されています。
標準ではGoogleアプリが導入されていないので、使い勝手は非常に微妙です。

Transmartというベンダから同じAllwinner H3搭載のAndroid STBが発売されているので、そちらのイメージをぱくってくるとうまく動くのかもしれません・・・(未検証)


下記は似たような感じのプロダクトを並べて見ました。

商品名 SoC SoCスペック RAM ストレージ WiFi LAN USB SATA
Raspberry Pi Model B+ Broadcom BCM2835 ARM1176JZF-S 1コア / 700MHz 512MB MicroSD なし 1 USB 2.0*4 なし
Raspberry Pi 2 Broadcom BCM2836 Cortex-A7 4コア / 900MHz 1GB MicroSD なし 1 USB 2.0*4 なし
Banana Pi BPi-M1+ Allwinner A20 Cortex-A7 2コア / 1GHz 1GB MicroSD b/g/n G*1 USB2.0*2 + USB2.0 OTG*1 あり
Banana Pi BPi-M2 Allwinner A31S Cortex-A7 4コア / 1GHz 1GB MicroSD なし G*1 USB2.0*2 + USB2.0 OTG*1 なし
Banana Pi BPi-M3 Allwinner A83T Cortex-A7 8コア / ?GHz 2GB eMMC + MicroSD なし G*1 USB2.0*2 + USB2.0 OTG*1 あり
Orange Pi Plus Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz 1GB eMMC8GB + MicroSD b/g/n G*1 USB2.0*4 + USB2.0 OTG*1 あり
Orange Pi 2 Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz 1GB MicroSD b/g/n 1 USB2.0*4 + USB2.0 OTG*1 なし
Orange pi Mini 2 Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz 1GB MicroSD なし 1 USB2.0*4 + USB2.0 OTG*1 なし
Orange pi PC Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz 1GB MicroSD なし 1 USB2.0*3 + USB2.0 OTG*1 なし
Lemon Pi Actions Semicon S500 Cortex-A9 4コア / ?GHz 512MB MicroSD wifi 1 ? USB3.0*1 + USB2.0*2 なし
CHIP Allwinner R8(A13相当) Cortex-A8 1コア/ 1.0GHz 512MB eMMC4GB + MicroSD wifi 1 ? USB2.0*? なし

参考情報

Orange pi 2用のRaspbianで「apt-get update」をした時のログ

root@orangepi:~# apt-get update
Hit http://raspberrypi.collabora.com wheezy Release.gpg
Hit http://raspberrypi.collabora.com wheezy Release
Hit http://raspberrypi.collabora.com wheezy/rpi armhf Packages
Ign http://raspberrypi.collabora.com wheezy/rpi Translation-en_GB
Ign http://raspberrypi.collabora.com wheezy/rpi Translation-en
Get:1 http://archive.raspberrypi.org wheezy Release.gpg [473 B]
Get:2 http://mirrordirector.raspbian.org wheezy Release.gpg [490 B]
Get:3 http://archive.raspberrypi.org wheezy Release [17.6 kB]
Get:4 http://mirrordirector.raspbian.org wheezy Release [14.4 kB]
Get:5 http://archive.raspberrypi.org wheezy/main armhf Packages [133 kB]
Get:6 http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/main armhf Packages [6,904 kB]
Ign http://archive.raspberrypi.org wheezy/main Translation-en_GB
Ign http://archive.raspberrypi.org wheezy/main Translation-en
Get:7 http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/contrib armhf Packages [23.6 kB]
Get:8 http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/non-free armhf Packages [49.3 kB]
Get:9 http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/rpi armhf Packages [592 B]
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/contrib Translation-en_GB
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/contrib Translation-en
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/main Translation-en_GB
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/main Translation-en
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/non-free Translation-en_GB
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/non-free Translation-en
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/rpi Translation-en_GB
Ign http://mirrordirector.raspbian.org wheezy/rpi Translation-en
Fetched 7,144 kB in 1min 4s (111 kB/s)
Reading package lists... Done
root@orangepi:~#
root@orangepi:/etc/apt# apt-get upgrade
Reading package lists... Done
Building dependency tree
Reading state information... Done
The following packages have been kept back:
  avrdude fake-hwclock libfm-data libfreetype6 libfreetype6-dev libgail-3-0
  libgcc1 libgfortran3 libgomp1 libgtk-3-0 libgtk-3-bin libgtk-3-common
  libjavascriptcoregtk-3.0-0 libpango1.0-0 libstdc++6 libwebkitgtk-3.0-0
  lxinput lxpanel omxplayer pcmanfm wolfram-engine zenity zenity-common
The following packages will be upgraded:
  firmware-realtek ghostscript libexpat1 libexpat1-dev libgs9 libgs9-common
  libicu48 libraspberrypi-bin libraspberrypi-dev libraspberrypi-doc
  libraspberrypi0 raspberrypi-bootloader sonic-pi
13 upgraded, 0 newly installed, 0 to remove and 23 not upgraded.
Need to get 115 MB of archives.
After this operation, 7,413 kB of additional disk space will be used.
Do you want to continue [Y/n]? y
<略>

Raspberry/Banana/Orange/Lemon pi


Raspberry pi」に始まったミニボードブーム

同じようなネーミングのほかの製品もちらほら

Banana pi
Orange pi

そして、今回、「Lemon pi」というのが登場しそうです

どれもARM Cortex系ではありますが、SoCが違います。
Rapsberry:Broadcom
Banana/Orange:Allwinner
Lemon: Actions Semicon
となっています。

「~ pi」という名称ではないボードでもAllwinner系は採用例が多いです。
Lemon piで採用している「S500」は、いまんところ珍しい部類でしょうか

商品名 SoC SoCスペック
Raspberry Pi Broadcom BCM2835 ARM1176JZF-S 1コア / 700MHz
Raspberry Pi 2 Broadcom BCM2836 Cortex-A7 4コア / 900MHz
Banana Pi BPi-M1 Allwinner A20 Cortex-A7 2コア / 1GHz
Banana Pi BPi-M2 Allwinner A31S Cortex-A7 4コア / 1GHz
Orange Pi
Orange pi Mini
Allwinner A20 Cortex-A7 2コア / 1GHz
Orange Pi Plus Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz
Orange Pi 2 Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz
Orange pi Mini 2 Allwinner H3 Cortex-A7 4コア / 1.6GHz
Lemon Pi Actions Semicondustor S500 Cortex-A9 4コア / ?GHz

ちなみに・・・Orange piの値段ですが先日改訂があり、中国からの送料込みで下記の様になっています。
Orange pi plus $59→$52.41
OPi2 $38.99→$31.96
OPi2 mini $33.99→$26.96

Lemon pi・・・微妙じゃね?

Orange pi2の電源コネクタはEIAJ#2


Orange pi2の電源コネクタはなんだろ?とわからなかったので、とりあえずACアダプタも買ってみた。

届いたやつは5V 3000mAでセンタープラスのものでした。
IMG_3955s

で、気になるコネクタ形状はなんだろう、と秋葉原の千石に持ちこんで試してみると「EIAJ#2」がはまりました。
というわけで、輸入しなくてもなんとかなりそうですね

なお、EIAJ#2というのは、PSPで使用されている電源端子だったり、市販の5Vで動く機械で採用されている可能性が高かったりします。
秋葉原で探す場合は、千石電商で、極性統一#2、内径φ1.7、外径:φ4.0のDC05-4017,DC-4017を当たりを探しましょう