Rstream A1にMUCHTEL A1純正 Android 2.2を書き込む


Android 2.1で動作しているRstream A1ですが、MUCHTEL A1純正のAndroid 2.2を書き込んでも、おおむね正常に動作しているように見える。
なので、その手法を紹介します。

なお、この方法で書き込んだ場合、b-mobile U300やイオン980円SIMなど、音声契約無しのSIMを使用した場合に圏外表示となってしまう、という海外系のAndroid端末でよく発生している問題は起きます。
この場合、表示上は圏外ですが、通信自体はできますが、一部アプリケーションで動作がおかしくなることがあります。
CM7にすることでこの現象自体は解消されます。(CM7にする手順はRstream A1をCM7.1にしてカメラとか使う手法 2012/01/09版を参照のこと)

また、MUCHTEL A1純正Android 2.2.2をそこそこ日本語化する手順「MUCHTEL A1 純正Android 2.2.2+日本語化手順のfastbootを使わない手順」というのも公開しています。

下準備手順
(1) 書き換えツールSUT with firmwareを入手
MUCHTELのサポートページにある「MUCHTEL A1 軟體更新 – MUCHTEL A1_2.2 upgrade」の「下載更新軟體(zipファイル)」。
この配布パッケージは、「書き換えツール」「デバイスドライバ」「firmware」が含まれている。
(2chに貼られていたミラーURL:http://dl.dropbox.com/u/66501041/Muchtel_A1_2.2.2.zip)

(2) 上記をインストールする。

(3) インストール後、インストールディレクトリにあるfirmareを別のフォルダにコピーする
ファイル名: F0X-327J-0-0002-A01.nb0
これは、firmwareアップデートが終了すると消されてしまうためである。
MUCHTEL配布のSUT 1.7.4は、組み込まれているfirmwareのアップデートしかできないが、SUT 1.7.0であれば、ファイル名が指定できるため、別途firmwareファイルを残しておくと、あとあと便利である。

(4) インストールから引き続いて、自動的にSUTが起動する

(5) Rstream A1の電源を切る

(6) 「ボリュームDOWN」と「ボリュームUP」を押しながら電源ボタンを押す。

(7) すぐ、電源ボタンだけ放す。

(8) FTMモードで起動したらボタンを全て放す。

(9) microUSBケーブルをつなげると、SUTの「NEXT」ボタンが有効になる。

(10)こんな感じで進んでいく

(11) しばらくすると携帯が勝手に再起動して、以下の様な画面が出る。

Flash Mem: SAMSUNG_K524G2GACB(4G/2G)
Modem REV: FXX-3-230-00
Incoming Download Mode
polling, get oemsbl_mode = 1
polling, get oemsbl_mode = 1

(12) 5分ぐらいするとまた再起動し、今度はRecoveryモードで起動してくる。

(13) 携帯画面はRecoveryの選択ができる画面だが、それは触らず放置しておくこと。

(14) また携帯が再起動し、しばらくすると、パソコン側には以下の画面が表示され、アップデート終了。

なお、(13)が終わったあと、しばらく待つとパソコン側に以下の様な画面表示されることがある。

その場合は、書いてあるとおりに以下の対処を行う。

1. バッテリーとUSBケーブルを抜いて、10秒放置
2. バッテリーを入れる
3. 「ボリュームUP」と「カメラシャッター」を押しながら電源ボタンを押す。
 3a. ぶるっ!っと携帯が震えたら、電源ボタンだけ離す。
 3b. 「Recovery mode」と表示されたらボリュームとシャッターも離す
4. ケーブルを再びつなぐ
5. しばらく待つと「NEXT」が押せるようになるので続ける。

もし、押せるようにならなかったら、実はfirmware updateが完了している場合があるので、おとなしく再起動すること。
たぶん、ちゃんと起動する。

これで作業は終了となる。


Rstream A1についての現状 2011/12/16 12:30版


とりあえず、検索でくる人が非常に多いので、現状でうちのRstream A1にやったことをまとめておきます。
月曜ぐらいにはもっとちゃんとした感じでAndroid 2.3/CM7が動くようにはしたいですが、試してる時間あるかなぁ・・・

なお、いまのところ、CM7での3G通信がうまくいかないです・・・
MUCHTEL A1用のAndroid 2.2での3G通信は正常に動作していますが、このfirmwareは英語と中国語のリソースしか入っていません。

(2011/12/19: Rstream A1をCM7.1にあげる方法 とりあえず報告版にてCM7の動作に関して記載しています)

root取得
・いろいろ試したけど、Rstream A1標準firmware状態でのroot取得に失敗。
 ・z4root, zergrush, SuperOneClickによる取得: 失敗。(悪影響無し)
 ・A688などで調べると出てくるGoRoot.batによる取得: 失敗。(悪影響無し)
 ・boot.imgの書き換えによるroot取得: 失敗。起動途中で止まるようになった。
・他のfirmwareに書き換えちゃえばroot取得はできる、というか取得済みのがある。

Rstream A1の標準firmwareのバックアップ
・うちの環境ではこれを実施するまえに標準firmwareが死んでしまった。
・おそらく「fastboot flash recovery イメージファイル名」でClockworkMod recoveryを書き込んでやり、
 そこからバックアップを実施すれば取得できるのではないかと想定。

他のfirmwareへの書き換え
・リスクが少ないのは、MUCHTEL A1のfirmwareを使ったAndroid 2.2へのアップデート。
 ツールをインストールして操作すればアップデートされる。
・標準のRecovery以外、つまりClockworkMod Recoveryを書き込むと、
 標準のfirmware updateツールが使えなくなる。
 これは、標準のRecoveryイメージを書き戻せば使えるようになる。
・CM7を入れたところ、なんか非常に微妙な動作状況
 勝手にタッチパネルが動作したりする。

ツールの紹介
・Foxconnのfirmware書き換えツールSUTというのを使うのが純正系のやりかた
 SUTもいくつかバージョンがあり、firmwareが固定で組み込まれている版と、
 firmwareイメージファイルを指定してアップデートを行う版とがある。
・fastbootコマンドでの書き換えもできる。
 その場合は、A688_Tools.zipあたりを捜索。

キー操作がおかしくなる危険性あり?
・まだ未確定ですが、キーの割り当て設定がfirmwareによっていろいろ違うような感じがします。
 ちゃんとしていないものを使うと、まともな操作ができないようです。
 シャッターボタンが決定になったりしますし・・・

VIA 8710搭載のAndroid TV BOX


micdigi.comに「The TV box based on VIA 8710」という記事が出ている。


大きさは写真にあるよう手のひらサイズの206*117*17mm。

CPUはVIA 8710(WM8710)で、ARM 11コア搭載の1Ghz。
GPUはCPUに内蔵されており、Mali200相当品。
RAMを512MB搭載
GUIはきれいでは無いけどスムースに動く。
1080Pの動画再生に対応。ビデオの巻き戻しもうまく動く。
OS: Android 2.3
内蔵ストレージ: 2GB or 4GB
HDMI出力あり(当然だけど)
USB経由でカメラと、3Gにも対応。

残念ながら値段がいくらか、というあたりが書いていない。
1万円以下ランクだとは思われるが、どうなることやら・・・

それにしても、謎なのはVIA 8710なのか VM8710なのか、というところ。

Wondermedia社がいまもありWONDERMEDIA PRIZM WM8710という製品紹介ページがあったり、2011年5月にWM8710出荷のプレスリリースを出していたりします。
結局、VIAの子会社になったものの製品としては、WM8710として出している、というあたりなんですかねぇ・・・

Rstream A1にClockwork Recoveryを導入(CM7導入は失敗)


CM7導入に関しては「Rstream A1をCM7.1にあげる方法 とりあえず報告版」を参照してください。

———————
手順1 「clockwork-z71.img」という名称で落ちてるrecoveryイメージを拾う。例えばこことか。
手順2 A688_toolを入れる
手順3 「ボリュームDOWN」と「カメラシャッターボタン」を押しながら電源ボタンを押し、離すとfastbootに入る
手順4 PCにて「fastboot flash recovery clockwork-z71.img」
手順5 「fastboot reboot」

これで、Clockwork Recovery v2.5.1.0が導入される。

で・・・「ボリュームUP」と「カメラシャッターボタン」を押しながら電源ボタンを押し、離してRecoveryモードに入ってみると、ボタンの動きがおかしい。
ボリュームUP/DOWNによるメニュー移動で、2回分動いてしまう。
いろいろ試すと、長押し気味にすると、1回分になってるようなので、注意しながら操作。
また、中央のカーソルで決定ではなく、その左横のボタンが決定になっていた。

これで、とりあえず、Clockwork RecoveryからCM7を書き込むことに成功した。
しかし・・・起動ループに突入し起動してこない・・・・

あれ~?と悩んだところ、CM7適用後にfactory resetを実施していないせいだった。
これを行うことで正常に起動した。

・・・しかし、画面タッチ操作やフロントパネル操作がうまく動かない。
さてさて・・・

— 追記 —
なんか電源入れ直してかなり放置していたら、パネルが反応するようになってる。
なぜ????

— さらに追記 —
タッチパネル誤作動とか、いろいろイベントを起こしてくれてます。

Rstream A1のroot取得 失敗編2 A688用のsuperboot.imgを使用してみる


Vibo A688用の手順Use Superboot to get rootを参考にやってみた。

「ボリュームDOWN」と「シャッターボタン」を押しながら電源ボタンを押し、
電源ボタンだけ離すと、Fastbootモードに入る。
その状態で以下を行う。

c:\A688Tools>fastboot.exe devices
?       fastboot

c:\A688Tools>fastboot.exe flash boot A60_SuperBoot.img
sending 'boot' (2706 KB)... OKAY
writing 'boot'... OKAY

c:\A688Tools>fastboot.exe reboot
rebooting...

c:\A688Tools>

・・・・
Rstreamのロゴで止まりました。

その結果、当方ではRstream A1の標準firmwareでのroot取得が行えるかどうかが不明となりました。

なお、MUCHTEL A1のAndroid 2.2を使うことで、root取得が行えることは確認しています。