FAEA F1はほんとにNFCをサポートするのか?

fastcardtechにFAEA F1という中華Androidが登録された。

Qualcomm snapdragon S4 1.2GHz/Quad core
4.5インチ 1280×720
バッテリー 2100mAh
Android 4.1
RAM 1GB
ROM 4GB

そして、NFCサポートで、$193だという

ほんとにこの価格でNFCサポートなのか?というのが、疑わしい。
まぁ、NFCサポートだとしても、セキュアエレメント非対応で、決済サービスには使えないだろうとは思いますがね。
IN STOCKになるのが待ち遠しいですね

BCM21654採用の中華Android 4.1端末

Cortex-A9コア採用のBroadcomのチップがあるそうで。
Advanced Low-Cost HSPA/EDGE Multimedia Baseband Processor BCM21654
Advanced Low-Cost HSPA/EDGE Multimedia Baseband Processor BCM21654G

・Cortex-A9 シングルコア
・40nmプロセス製造
・WCDMA HSPA 7.2Mbps サポート
・Dual SIM
・ディスプレイサイズ WVGAまで
・1200万画素カメラまで対応
・別途、BCM4330(WLAN/Bluetooth/FMラジオ)とBCM47511(GPS/Glonass)を組み合わせて使用

BCM21654とBCM21654Gの違いはクロックの違いのようだ。(850MHz vs 1GHz)

ただ、採用端末は少なく、大手からだと「Samsung Galaxy Chat B5330」ぐらいしか聞かない。

また、これから発売される予定のものも、Samsungぐらいしか聞かない。
・Samsung GT-S5310 Galaxy Pocket Neo
・Samsung GT-S5312 Galaxy Pocket Neo Duos
・Samsung GT-S5301 Galaxy Pocket Plus
・Samsung GT-S5303 Galaxy Y Plus
・Samsung GT-S6310 Galaxy Young
・Samsung GT-S6312 Galaxy Young Duos
・Samsung GT-S6810 Galaxy Fame
・Samsung GT-S6810P Galaxy Fame

そんなBCM21654ですが、この度、fastcardtechにて採用端末の発売が確認されました。

・CPU BCM21654 1GHz
・RAM 512MB
・ROM 4GB
・Android 4.1
・1800mAhバッテリー
・4.0インチ 800×480

送料別で$96ってところはちょっと惜しい・・・

MediaTekのTD-SCDMA/WCDMA向け新チップ MTK MT6572

TD-SCDMA/WCDMA向け廉価チップセットとしてMT6572というものを5月ぐらい6月までに量産出荷するらしい。
(2013/05/03追記:正式発表あり)

(MTK MT6573の誤植では無い)

キーワードとしては
Cortex-A5Cortex-A7 1.2GHz 2core(4コアなのかも?)
・28nmプロセス製造 → 省電力
・TD-SCDMA/EDGE向け+普通のWCDMAもサポート
・Spreadtrum SC6820/SC8810対抗(SpreadtrumのSC8810(SP8810)についての解説)
・4層基板で使える
・Bluetooth,WiFi,FMラジオ,GPSなど一通り揃っている

中国語は適当に理解しているレベルなので、4コアなのか、2コアなのかが読み取れなかった・・・

既存のTD-SCDMA向けdual coreのMT6577は40nmプロセス製造であるのに対して、MT6589同等の28nmを投入してきて、さらに周辺チップの機能も取り込む、ということなので、一層の省電力と基板全体としての省コストかが期待できる、ということらしい。

ネタ元
・MTK手机网:传MT6572近期量产 将会推出四核版(2013/03/11)
・MTK之家:联发科武松打虎 低价双核芯片MT6572明年第1季上市(2012/11/22)
・Pc426.com:联发科武松打虎 低阶双核芯片MT6572明年第1季上市(2012/11/23)

MediaTek MTK MT8389とMT8125

Lenovoがスペインで開催されているMWCで、新しいタブレットを出展しているらしい。
(参考:Lenovo Launches Three New Android Tablets at MWC)

S6000、A3000,A1000の3機種で、S6000は「MTK 8389/8125 1.2 GHz quad-core processor」、A3000は「1.2GHz quad-core, MTK processor」といった記述がある。

MediaTekのページを探すと、プレスリリースとして「MediaTek Powers Lenovo’s Premium Multimedia IdeaTab S6000 Tablet」というのが出ていた。
チップ名は書いていないものの「today(2013/02/25) announces its quad core SoC, launched in December 2012」と記載されており、4コアのタブレット向けチップを出荷していることを認めている。

まぁ、2コアのMTK MT6577のタブレット向けチップとしてMTK MT8377を出荷しているということから考えると、MTK MT6589のタブレット版として「MTK MT8389」というのは前例通りのネーミングです。
なので、基本機能としては、MTK MT6589と同じと考えればよさそうです。

(MTK MT6589正式発表より)
おそらく積んでること確定
・Cortex-A7 4コア
・GPUがPowerVR Series 544ベース
・Full HD 1080p対応
  液晶解像度 1920×1080
・3D表示対応
・カメラ 1300万画素対応
・Miracast対応

以下は微妙な感じ
・HSPA+(42Mbps)に対応
  LTEは次世代から対応
・Dual-SIMでの両アクティブ拡大
  従来:WCDMA+GSM / GSM+GSM
  新: WCDMA+GSM/GSM+GSM/TD-SCDMA+GSM/WCDMA+TD-SCDMA
  もしかしたらWCDMA+WCDMAも可能?

微妙、というのは、MTK MT8125って、なんじゃい?というあたりが関係しています。

現時点ではMTK MT8125に関する情報がない。
Lenovo S6000の説明の中に「optional HSPA+」という記述があるので、3G回線接続機能はオプション、とも読めますので、3Gをつける場合の追加チップなのでは?と予想をしているためです。

MT8377の前例を考えると、MT8389について公式にスペックが明かされることなく、どんどん製品が出てくるんだろうなぁ・・・という感じです。

それを裏付けるかのように、Alibabaでは、MTK MT8389チップのタブレットは販売中のようです。
MTK8389 Cortex A9 Quad core 9.7 inch new tablet notebook 2013
9.7インチ 1024×768のタブレットですね。$145~$225という価格が出ています。

MTK8389 Cortex A9 Quad core new 2013 tablet pc
1,quad core
2,built in 3g
3,built in gps
4,hd screen

こちらは、3GとGPSが内蔵、とありますね。

まぁ、どれくらいの時間で出回るのかわかりませんが、公式に日本でも取り扱いを始めたら、おもしろい感じですよね。

Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2013/02/25版

今回のトピックはなんと言っても「Xperia X10 mini proにも、kernel 2.6.32.60ベースの新カーネルが登場」です。
これによりパフォーマンス向上しています。

前の記事1:Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2012/09/30版
前の記事2:Xperia X10 mini proにMiniCM10(Android 4.1.2)を入れた

現状、うちでは、kernel 2.6.32.60-nAn-jb-03 + MiniCM10 で使っています。
まぁ、一番安定してる感じですからね。

[KERNEL] 2.6.32.60-nAa-jb-03 [20/2/2013] Custom JB kernel + CWM Recovery
nobodyAtallさんによるプロジェクト。
Kernel 2.6.32.60ベースに作られた最新kernel。
メインメモリをかなり空けてくれる。
メモリ領域の圧縮機能もつけているようだ。
たぶん、そのせいで、kernel 2.6.29.6-nAa-jb-03からアップデートすると、格段にレスポンスが上がった。

2.6.32.60-nAa-jb-02まではICS/JB(Android 4.x)専用kernelだったが、2.6.32.60-nAa-jb-03からは、Android 2.3も動作するようになったらしい。
(「bootable with all CM-based android versions >=2.3」)

[ROM] MiniCM10-4.0.2 [RELEASED] [23/11/12]JB 4.1.2/CM10 for the Χ10 mini pro
nobodyAtallさんによるプロジェクト。
Xperia X10 mini pro用のAndroid 4.1.2の基本系がコレ。
おおむね、他のカスタムROMは、これをベースに作られている。

[ROM][JB-4.1.2] JB Mini Project | Release 2 | 12/02/13 | Bugfree | RELEASED
stelios97さんによるプロジェクト。「JBMP」と表記されることもあり。
nobodyAtAllさんのAndroid 4.1.2ベース。
Xperia純正Launcherを持ってきたり、いろいろ手を入れてる。

[ROM][PORT] XMIUI JB V4 3.2.8 [Beta 1][24/02/2013]
iOS風のMIUI OSをQVGA画面用に移植したもの。
もちろん、nobodyAtAllさんのAndroid 4.1.2ベース。
stelios97さんのJBMPからいろいろ設定をもらってきているらしい。
まだ動かない機能が多いようで、今後に期待。

[ROM] GingerDX | v030 | 25-01-2013 | nAa
AChepさんによるプロジェクト。
元々doixanhさんが開発していたが、X10 mini proから卒業してしまったので、開発が停止していたGingerDX。
AChepさんが開発をやる、と立候補してプロジェクトが存続しています。
CM7.2 2013/01/15版をベースとしているそうだ。
現行のXperia X10 mini pro向けのカスタムROMで一番歴史が長いものかもしれない。

★[ROM] GingerSony-CMX V07 | Stable | Everlasting | nAa14 [24-02-2013]★
Hashyさんによるプロジェクト
Android 2.3/CM7.2ベース。
Xperia X8用がメインプロダクトで、それのX10 mini pro移植版、という位置づけ。

[ROM]MiniCMXMP-2.2.1 V2 23/2/13 (nAa-14 or nAa-jb-03)
TheMiltos21さんによるプロジェクト。
とにかく小型化がコンセプトのAndroid 2.3/C7.2。
zip状態で61MBしかない。
kernelはnAa-14が主体。nAa-jb-03では一部機能が動作しない、とのこと。
確認してないが、日本語表示とかで難がありそう・・・