4.3インチAndroid2.2端末のronzi A3

ポータブルメディアプレイヤーとか怪しげなエミュレータ系ポータブルゲーム機で採用されているJZ4760を使用したAndroid端末がある、ということで調べてみた。

すると、製品としてはronzi A3ronzi A5の2種類が出てきた。
どちらもメーカはronzi、中国名の社名「溶智」とのこと。

ronzi A5は、これから出てくる製品で、5インチのタブレットでマルチタッチのようだ。
ronzi A3の方はすでにリリース済みで、4.3インチの小型タブレット、というか、ポータブルメディアプレイヤー風な感じ。

ronzi A5の価格はよく分からないが、ronzi A3の方は299元、とある。

メーカーページにtaobaoにあるショップリンクがあるけど、なぜか存在しない。
「ronzi」で検索してみても、何もない。

が・・・「溶智」で検索してみると、溶智A3 Android 2.2 溶智 a3 4G MID WIFI 安卓2.2とかが出てくる。
確かに299元~とある。

google検索してみると「ronzi A3」で1つショップが出てくるけど、$89ぐらい。
taobaoで出てきたってことは・・・ということでYahooチャイナモールで「溶智」検索してみると
溶ける知恵A3 4G Android 2.2人工知能システム MID平板 WIFI 4.3インチタッチスクリーンって感じでいくつか出てきました。
値段は6300円(474.86元)程度~、とまぁまぁ、といったところ。
ちなみに、同じ店の中国バージョンでは、300元+EMS配送24元だから、+150元がyahoo手数料ってことか?

しかし、Yahooチャイナモールだと、国際送料として1300円程度別途かかるようだ。
そうすると合計7600円になるので、かなり微妙。

さてさて、どーするかなぁ~

ちなみに、CPUとして採用されいるJZ4760は、Ingenic Semiconductorというところのチップで、スペックはXburstベースのCPUクロックはJZ4760の場合:582MHz, JZ4760Bの場合:600MHz。
GPUは2D対応まで。

JZ4760の改良版がJZ4760B。違いはこちらのpdfにあるけど、新しい機能を付け加えたり、いらなそうな機能を抜いたりしてる。クロックは上がってる(528MHz→600MHz)

Xperiaシリーズのバッテリーメモ

Sony Ericsson のAndroid携帯で採用しているバッテリー型番についてのメモ書き
(2011/07/12 修正)

・BST-41 ( ドコモバッテリー型番 SO04 )
Xperia X10(SO-01B) BST-41 1500mAh
Xperia Play BST-41 1500mAh

・BA750 ( ドコモバッテリー型番SO05 )
Xperia Arc(SO-01C) BA750 1500mAh
Xperia Acro(SO-02C, IS11S) BA750 1500mAh

・BA700 (ドコモバッテリー型番 不明SO06? )
Xperia Pro BA700 1500mAh
Xperia Neo BA700 1500mAh
Xperia ray(SO-03C) BA700 1500mAh

・EP500
Xperia Mini EP500 1200mAh
Xperia Mini Pro EP500 1200mAh
Xperia X8 EP500 1200mAh
Xperia W8 EP500 1200mAh

・BST-38
Xperia X10 mini pro BST-38 970mAh
BST-38のスマートフォンでの採用例は他になし

・専用品採用
Xperia X10 mini 専用品 950mAh

・不明
Xperia active 不明 1200mAh

BST-41, BA750, EP500については、バッテリー自体のサイズを拡大化している大容量バッテリーの存在を確認。具体的にはMUGEN POWERのBatteryDoor付きの製品とかです。

X10 mini proの純正ROMでマルチタッチ

先週、ついにXperia X10 mini proでもマルチタッチ(2点認識)ができるようになりました。

—- 注釈情報1 start —-
Xperia X10は、オフィシャルで可能になっています。
Xperia X10 miniとX8は、先にアンオフィシャルで可能になっていますが、ハードウェア的に嘘マルチタッチな感じです。
「X10 mini」と「X10 mini pro」は名前とサイズが似ていますが、タッチパネルを構成するハードウェアが別物なので、流用できませんでした。
—- 注釈情報1 end —-

—- 注釈情報2 start —-
Xperia X10/X10 mini/X10 mini pro/X8は、カーネル部分を書き換えることはできません。
このため、カスタムROMとしてリリースされているXperia用 Android 2.2やAndroid 2.3というのは、カーネル部分はAndroid 2.1のまま、ソフトウェア部分のみをAndroid 2.2/2.3に載せ替えたもの、となります。
逆に、カスタムROM用にリリースされているカーネルの追加モジュールは、Android 2.1でも動作してしまうことがあるのです。
—- 注釈情報2 end —-

まずはマルチタッチドライバを[DEV] Dualtouch Releaseより、入手。
次にマルチタッチ設定を記載したandroid.hardware.touchscreen.multitouch.xmlを入手して、
手順に従ってやっていきます。

1. /system領域を書き換え可能にする

# mount -o rw,remount /dev/block/mtdblock0 /system

2. android.hardware.touchscreen.multitouch.xml を /system/etc/permissions/ にコピー

# cp /sdcard/android.hardware.touchscreen.multitouch.xml /system/etc/permissions/

3. アクセス権限設定

# chmod 644 /system/etc/permissions/android.hardware.touchscreen.multitouch.xml

4. cy8ctma300_ser.ko を /system/lib/modules/ にコピー

# cp /sdcard/cy8ctma300_ser.ko /system/lib/modules/

5. アクセス権限設定

# chmod 644 /system/lib/modules/cy8ctma300_ser.ko

6. /system/build.prop に以下の2行を追加

ro.product.multi_touch_enabled=true
ro.product.max_num_touch=2

7. /system/etc/hw_config.sh に以下の2行を追加

insmod /system/lib/modules/cy8ctma300_ser.ko
sleep 1

8. 再起動
9. 待ってる間、一服しよう
10. マルチタッチのテストをしよう!2点認識までだよ
11. (うまくいかなかったら) ショックのあまりコーヒーに落とさないよう注意!
12. (Mandatory)びっくりするほどユートピア!

…最後のあたりは、手順の原文の趣旨を尊重してみました^^;;;

ちなみに、私自身はCM6 v2.0で使ってるため、純正ROMでの使い勝手に関してはよくわかりません。

NuSmart 2816

ARM Cortex-A9 ベースで、デュアルコアのCPUを使った製品がそろそろ出回り出す頃らしい。

クロックは1.6GHz~2.0GHzで、いまのところのターゲットは、どっちかというと安ノートとか、液晶一体型とか、そっち方面っぽい。
ただ、メーカの製品紹介を見ると8インチの場合の例も出てるので、今後の期待株かもしれない。

チップ自体はAndroid以外にUbuntu対応って書いてあるので、おそらくnVidia Tegra用のが、流用できるんじゃないのかと思われる。

Fit2pcを発売してるCompulabのTrim Slice($199)はnVidia純正チップっぽいけど、それより安く出てくるならおもしろそうだなぁ~

中華padでよく使われるCPUについてのメモ

当記事公開以後、内容を更新した以下の記事を作成しています。
中華padで使われるCPUのメモ 2012/05/08版
ARM系7大CPU徹底比較」という記事ではベンチマーク値も紹介しています。

中華スマフォで使われるCPUについては以下を参照ください。

代表的なMTK MT6577, Qualcomm MSM, Tegra2との比較
低価格スマフォ向けチップ紹介 2012/08/06版

MTKチップ(MT6573, MT6575, MT6577)などの全般的なお話
Media Tekスマートフォンとのつきあい方

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元ネタ:M.I.C Digital: Review On The Major Tablet Chips In Shenzhen Market
(2011/04/26追記: The common chips in Chinese Tablet PCsという画像付きに書き換わってた。よく見たら単純に↑のタグの打ち間違いでした)
(2011/05/06: 誤字とかわかりにくい点があったので修正とルネサスチップについて追加)
中華padのCPUスペック その2(2011/07/19)という記事も参照のこと

VIA8650
2010年モデルの格安中華padで主力だったチップの1つ VIA8505(WM8505)の後継機種。
WM8650と表現されていることもある。
ARM9ベースになり、Android 2.2サポートとなったけど、クロックは600MHzのまま。

Rockchip RK2818
これも2010年モデルの格安中華padで主力だったチップ RK2808の後継機種。
ARM9ベースで、クロックは624MHz。3Dグラフィック対応+720Pまでのビデオ対応。

Rockchip RK2918
RK2818の次のバージョンで、Cortex-A8ベースで、クロックが1.2GHzになった。
GPUはVivante GC800らしい。

Telechips TCC8902
ARM11ベースで、クロックが650MHz~800MHz。
グラフィックはARM Mali-200を積んでいて、1080Pビデオまで対応している

Telechips TCC8803
Cortex-A8ベースで、クロックが公式として800MHz~1GHz。でも1.2GHzってうたってる製品が・・・
45nmプロセスで作られているので、省電力が期待できる。
数が大きいのでTC8902の方が上のように見えるけど、性能的にはTC8803のが上なので注意。
GPUは320MHz動作らしいが、そもそも何ベースなのかがよく分からない。

InfoTMIC IX210/ZT-180
ARM11ベースで、クロックは1GHzまでの範囲。
ZT180はZenithink社からのバージョンで、実質はどっちも同じ。
1080Pビデオまで対応だが、Cortex-A8ベースのやつよりはちょっと遅い。

Freescale iMX515
Cortex-A8ベースで、クロックは800MHz。
A8ベースで最安ランクのチップ。

Samsung PV210
Cortex-A8ベースで、クロックは1GHz~1.2GHz。
Samsung PC110の後継機種。
速度的にはiMX515とほぼ同等。
グラフィックとしてPowerVR SGX540 GPU搭載。

Amlogic AML8726-M
Cortex-A9ベースで、クロックは800MHzまで。
グラフィックはARM Mali-400。
採用例が増加中 Ramos W10, SmartQ Ten,Teclast T770.

NVIDIA Tegra2
Cortex-A9ベースで、デュアルコア、クロック1GHz。
グラフィックはGeForceベース。
メーカ製ではよく見かけるけど、中華padでは珍しい。

Renesas EMMA Mobile / EV2
ルネサステクノロジー製でCortex-A9ベースでNEON(マルチメディア系)拡張有り、デュアルコアでクロックは533MHz。
クロックは低めだが、AMLogicやPV210と同程度と言われている。
グラフィックは3D対応のPowerVR SGX530(らしい)
これから採用例が増えていきそうな気配。
ルネサステクノロジーの合併前はNECエレクトロニクス(NECEL)だったため、「NEC」とか、533MHzが2つだから、合計で「1GHz」だとか、そんな表記する業者もいるようだ。
(ちなみにそういった業者は2010年モデルの時に、CPUのクロック+GPUのクロック=広告に使うクロック、なんて表記をやってたりする)

Qualcomm MSM7227 & MSM7627
ARM11ベースで、クロックは600MHz-800MHz。
携帯電話機能を持たせる場合に採用される。
グラフィックはAdreno 200.
WCDMA対応がMSM7227で、CDMA2000対応がMSM7627。