freetelの販促キャンペーン?2台セットで17800円

freetelの製品情報が公開されたときは、http://www.plusonejapan.com/ の方がメインだったのが、 製品が発売されるころからは http://www.freetel.jp/ がメインになっていました。

じゃぁ、plusonejapanの方は?といえば、しばらくはfreetel.jpのほうに飛ばされる形になっていました。

今日、久々に見てみると、freetel公式のネット販売ページになっていました。

・・・2台セットでの販売がっ!

しかも、20時ごろに見たときは、19800円だったような気がするんですが、いまみると、なんと「17800円」。しかも送料無料!

・・・いや、まさか、1台8900円なんて値段で出してくるとは。

(2014/02/12 1:00 いま見たら、19800円に戻ってました)


さて、うちにあるfreetelなんですが、firmwareアップデート用のzipファイルが入手でき、改造に失敗しても戻す手段が確保されたので、いろいろ無茶な改造を試みています。
まだ、公開できるようなものが出来上がってませんけどね。
さて、どーなることやらね。

3G 2回線同時待受携帯について 2014/02/07版

3G SIMを2回線、例えば、ドコモSIMとソフトバンクSIMを同時にいれ、どちらの電話を受けることができる、ということが「日本国内で」可能であるか、ということについて。

2014年2月7日現在で入手可能なものとしては、 Coolpad (酷派) W770のみ、となります。
それ以外の「Dual待受可能!」と謳っているものは、「3G回線を1つ」と「2G回線(GSM)を1つ」が同時に待受可能なものとなります。(2014/03/18追記:Covia FleaPhone CP-F03aも”3G1つ”+”2G1つ”です)

今後リリースされるという噂のNOKIA Lumia 630ですが、ほんとに3G 2回線同時待受が可能かどうかは未知数です。

MediaTek MT6572チップ搭載のもので、3SIM対応と謳っているものは、基本的に、3G回線1つと2G回線2つ、になります。
3枚SIM対応の「Optimus L1 II Tri」も恐らくこの仕様だと想定されます。(3G 2回線対応だったら、おそらくもうちょっと値段が高いはず)

また、MediaTekチップ採用モデルの特徴の1つとして、SIMスロットに「3G/GSM」「GSM」と印刷されていますが、実際にはどちらも「3G/GSM」として認識するものの、3G回線を使って通信できるのは、どちらか一方のみ、というものがあります。

現時点で可能なCoolpad W770ですが、Qualcommチップ採用のAndroid 2.1、と古い端末になります。
なぜ、この時期に、こんな端末ができてしまったのか!?、と非常に謎な存在になります。
残念ながら、OSも古く、またバッテリーの持ちとかもあまり良くないですし、
何よりメーカ側で生産が終了して2年ぐらい経ってしまっていますので、いまさら入手できない端末となっています。


なぜ、3Gの2回線待受ができる端末が登場しないのか?
というあたりですが、「日本のキャリアが圧力をかけてる」という妄言を吐く人が散見されますが、そんな理由ではありません。

「作るのが大変だから」「コストに見合わないから」、という単純な理由です。

3G回線1つと2G回線1つの同時待受であれば、Qualcomm,MediaTek,Spreadtechなど各社から対応したチップが販売されています。
それに対して、3G回線を2つ、にしようとすると、それに対応したチップが無いため、専用に作らなければなりません。
専用に作るにはコストがかかりますが、そのコストに見合うだけの販売台数および価格が確保できるのか?というところが問題になってきます。
(正確には、そういうチップがあるっぽいんだけど、製品の実在を確認できていない)

実際、Coolpad W770は、専用に作り、そのために同時期に販売された製品に比べて高い値段となってしまっていました。
その結果、メーカが予想した販売を下回ってしまったようで、後継製品が出ない、という結末になりました。

とはいえ、2014年は、海外でも3G地域が増えてきているようですし、いい加減、新製品が出てくるのではないか?と期待されています。


関連用語集

・DSSS
「Dual SIM Single Standby」
SIMを2枚させるが、待受可能なのは1回線のみ、という意味。

・DSDS
「Dual SIM Dual Standby」の略。
2枚さしたSIMが2回線とも同時待受可能、という意味
片方で通話中に、もう片側の回線を使うことはできない。

・DSDA / DADS / DSFA
「Dual SIM Dual Active」「Dual Active Dual Standby」「Dual SIM Full Active」
2枚さしたSIMが2回線とも同時待受&送信可能、という意味。
2回線分無線設備が用意されているため、片方で通話中に、もう片方でデータ通信する、ということが可能。

トランシーバー内蔵?MTK搭載スマートフォン Runbo X6とZGPAX S9

fastcardtechに変なものが入荷していた。

・Runbo X6 Smartphone Walkietalkie IP67 2GB 32GB MTK6589T 5.0 Inch FHD Screen SOS

・S9 Dual Core Smartphone Walkietalkie IP67 Android 4.2 MTK6572W 4.5 Inch 3G GPS SOS

ブランドは別であるものの、デザインとかがどう見ても親戚関係。
どちらも防水防塵対応っぽい雰囲気のAndroidスマートフォンである。

特異な点は・・・
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アンテナが生えてる!

「Walkietalkie」というのは、日本で俗に言う「トランシーバー」、
「PTT」というのは「Push To Talk」の略で、ボタンを押してる間だけ喋れる、というもの。

「S9 Dual Core Smartphone Walkietalkie IP67 Android 4.2 MTK6572W」の本体に書かれている「ZGPAX」を調べてみるとhttp://en.zgpax.com/」がメーカページで、「Tri-Proof smart phone 」として製品ページがありました。

「Runbo X6 Smartphone Walkietalkie IP67 2GB 32GB MTK6589T」の本体の「Runbo」は「http://www.runbostore.com/」で、製品ページは「Runbo Original X6」でした。

トランシーバーとして使える周波数帯に関する記述としては、ZGPAXの方は以下。

* Digital radio standards:
Full Band 400-480MHZ   
Module: HKT-100BK-MODULE

Runboの方は「2Way Radio: UHF: 400-470Mhz」との記載あり。

2台揃えれば、相互間通話ができそうではあるが、「日本国内での使用は違法」になるので注意。
技適がない国外スマホを日本国内で使う、ということより、使っちゃいけない周波数を使う、こちらの方が問題となるのでやらないように。

なお、CPU世代が若干古くなるが、以下のモデルもあります。
・Runbo Q5 Smartphone Walkietalkie IP67 MTK6589T 2GB 32GB Android 4.2 4.5 Inch SOS

・Runbo X5 Smartphone Walkietalkie IP67 MTK6577 Dual Core Android 4.0 4.5 Inch SOS

Spreadtrum社からタブレット向けSC5735とスマホ向けSC7715登場!

Spreadtrum社は、どうやら、本気でMediatek社に対抗していく気のようで、2014年も早速新製品を投入してきました。

2014/01/22:Spreadtrum Enters the Tablet Market
WCDMA通信対応タブレット向け4コアCPU SC5735

2014/01/28:Spreadtrum Launches Next Generation Single-core Smartphone Platform
WCDMA通信対応低価格スマホ向け1コアCPU SC7715

タブレット向けSC5735は、スマホ向けSC7735Sのタブレット用カスタマイズモデル、という位置づけ。
ARM Cortex-A7 4コア 1.2GHzで、GPUはARM Mali400 MP2というもの。
まぁ、順当な進出といったところ。

スマホ向けSC7715は、従来モデルのSC7710の置き換えで、従来はCortex-A5ベースだったものをCortex-A7ベースにした、というもの。
TD-CDMA向けSC8815, GSM(EDGE)向けSC6815というモデルも出る予定とか(プレスリリース記載)。
1コア向けで更新をかけてくるとは思わなかったので、ちょっと予想外です。
Cortex-A5コアを使っているとマイナスが大きい、と判断した、ってことなんでしょうね。

とりあえず、CPUコアと各モデル差がわかりにくかったので表にしてみた。

コア数 GPU WCDMAモデル TD-SCDMAモデル GSM (EDGE) モデル WCDMA / TD-SCDMA 両対応
Cortex-A5コア 1 Mali400 SC7710 SC8810 SC6820 なし
2 Mali400 MP2 なし SC8825 SC6825 なし
Cortex-A7コア 1 Mali400 SC7715 SC8815 SC6815 なし
4 Mali400 MP2 SC7730A SC8830A なし なし
4 Mali400 MP4 SC7735S SC8835S なし SC8735S

Spreadtrum社から4コアCPU SC8735S/SC8835S/SC7735Sなど5製品がリリース

Spreadtrum社から、4コアのCPU SC8735Sが出荷開始されたそうで、2013/12/16のプレスリリースが出ていました。

SC8735Sのプレスリリース
SC8735S製品情報

製品化第1弾はChina Unicom/China Mobile向けのHTC Desire 7088であるようです。

ほほ~、と思って、製品ページをよく見てみると、さらに「SC7730A」「SC7735S」「SC8830A」「SC8835S」と新製品ラッシュが・・・
え?と思ってプレスリリースを読み直すと、後ろの方に「In addition to the SC8735S, ~」と記載が・・・

基本は、「CPU Cortex-A7 4コア」+「GPU Mali400」なんですが、いろいろ細かい点が違う、という感じです。

SC8735S SC8835S SC7735S SC8830A SC7730A
対応電波形式 TD-SCDMA/WCDMA
両対応
TD-SCDMA WCDMA TD-SCDMA WCDMA
CPU Cortex-A7 4コア 1.2GHz
GPU Mali400 MP4 (4コア) Mali400 MP2 (2コア)
最大メモリ 2GB
ディスプレイ QCIF, QVGA, WQVGA, CIF, VGA, HVGA, WVGA, FWVGA, qHD, WxGA
カメラ 1300万画素対応

全部有りの「SC8735S」
標準の「SC8835S」と「SC7735S」
GPUを減らして低コスト化した「SC8830A」と「SC7730A」
という感じの違いです。

全製品で、3枚SIMサポートだが同時使用は2枚まで、と謳っています。
 (Supports dual-SIM dual-active capability
 (Supports tri-SIM cards, both 1.8V and 3.0V devices

ただ、WCDMAが2回線使用できるかは不明です。

SC8875S/SC8835S/SC7735Sの製品情報に書かれているダイヤグラムにある電波送信部分「Multimode RF SR3530」。
この製品はRF Transceivers製品情報を見ると「SR3500 Series (for 4G LTE devices)」に該当しそうなんですが、複数SIM使用時については、特に明記していないので、どうなるのか不明です。

プレスリリース内で「The SC8735S and other chipsets in Spreadtrum’s quad-core smartphone portfolio are available now and already shipping in commercial devices globally.」と、各チップが出荷開始されているらしいので、製品が出てくるのを楽しみにしてましょうかねぇ


追記
2014/01/21にタブレット向け4コアのSC5735と、スマホ向け1コアのSC7715/SC6815/SC8815が登場しました。
関連記事:Spreadtrum社からタブレット向けSC5735とスマホ向けSC7715登場!