単3電池駆動のシンプルフォンSpare Oneに新モデルSpare One plus登場

先週台湾で開催されていたCOMPUTEX TAIPEI 2013にて、「Spare One Plus」という単3電池1本で動くGSM携帯が展示されていたようです。

ネタ元: 台湾ePrice「【Computex 2013】Spare One Plus 二代緊急手機 功能再升級

「Spare One」は、緊急時に使用する用の携帯で、長期保存可能な電池( Energizer Ultimate Lithium)を同梱して販売されている、という、どっかで聞いたことあるようなフレーズで販売されている商品です。
→ ウィルコム:防災だフォン(TWX01NX-DE)

Spare Oneは、極限まで割り切っていて、液晶画面っぽい黒い部分は、デザインです。
どのボタンを押したのか、というのは、キーを押した時になる音で判別するという作りです。

新機種のSpare One plusの外形は、旧モデルの「Spare One」と全く同じ
というか、たぶんハードウェアすら同じで、firmwareだけがアップデートされてるんじゃないかという感じ。

新機種 Spare One plus
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旧機種 Spare One
usage

firmwareのアップデート内容としては、以下のような機能がある模様
・キー入力した際になる音が、トーン音から、英語に変えることができる機能
・GPSを使った現在位置送信
・非常警報音を鳴らす機能

まぁ、Spare OneもSpare One plusも、GSM専用携帯なので、日本では使えませんけどね。
map
メーカページにも、きちんと明記されてます。

ちなみに、Spare Oneが初登場したのは2012年1月で、そのときは$49.99を予定、とか言ってましたが、2013年6月現在の価格は$99.99だったりします。
Spare One plusも、同価格で販売、とのことなので、完全に置き換えですね。

あと、3G対応(WCDMA対応)モデルも出る、とか言われてましたけど、全然そんな気配はないようです。

Xperia M dualも、3Gの2回線待受不可のはず

Xperia M dualという、Dual SIM対応機種が発表されましたね。

ソニモバ公式blog:「Xperia™ M joins Sony’s smartphone portfolio, comes with dual-core processor, HDR for photos & dual SIM version

Snapdragon S4 MSM8227(1GHz dual core)搭載なわけですが、whitepaperを確認する限りでは、Xperia tipo Dualの時と同様に、待受時間スペックには、下記の様に「GSM+GSM」「UTMS+GSM」という表記はありますが、両方とも3Gとした場合の「UTMS+UTMS」という表記がありません。

Data transfer speeds
GSM GPRS
(download and upload)
Up to 85.6 kbps
GSM EDGE
(download and upload)
Up to 237 kbps
UMTS HSDPA (upload) Cat.6, up to 5.76 Mbps
UMTS HSDPA (download) Cat.14, up to 21 Mbps
Talk time (GSM) Up to 10 hours 16 min.**
Standby time (GSM+GSM) Up to 429 hours**
Talk time (UMTS) Up to 9 hours 3 min.**
Standby time (UMTS+GSM) Up to 441 hours**
Music listening time Up to 39 hours 23 min.**
Video playback time Up to 6 hours 35 min.**
Battery 1750 mAh Typical
1700 mAh Minimum

よって、Xperia M dualのDual sim機能は日本では意味をなさない。
ということでしょう。

参考→「Xperia tipo DualのDual SIMは高確率で日本で使えない

ちなみに、2013年6月6日現在も、3Gのdual待受ができるものは、「Coolpad W770」しか確認されていません。

munin向けのpcsensorプラグインを作った

上海問屋のDNSB-35137など、いくつかの販路で取り扱われているUSB接続の温度計 RDing TEMPerV1.2。

その温度をmuninで計測するためにpluginを作った。

今回考慮が必要だった点
・USB温度計を2つつなぐ
・つなぐUSB BUSが同じであるため、CentOS5上で見分けがつかない
 (TEMPerV1.2ではシリアルを含めデバイス内のパラメータが全部一緒で見分ける方法がない)
・2つの温度計の設置位置は違うので、温度差が5度ぐらいある
・pcsensorコマンド実行時、デバイスがオフラインになることが良くある
 (参考→USB温度計 TEMPerV1.2は計測ミスが多い)

あまり複雑なことをするのも嫌だったので、単純な実装としました。

・温度が2つ取得できるまで、再試行する
・温度が低い方から順にソートして「usbtemper0」「usbtemper1」としていく

また、内部で使うコマンドは、うちで作成した「pcsensor-1.0.2 for TEMPerV1.2 with multi device support」を使います。

USB温度計を1個しか繋がない人は「my $maxdevice=1;」に書き換えてください。

#!/usr/bin/perl -w

my $options="-d";
my $maxdevice=2;

my $arg=$ARGV[0];
if(!$arg){ $arg=""; }

if("$arg" eq "config"){
    print "graph_title USB Temperature Sensor\n";
    print "graph_vtitle Celsius\n";
    print "graph_category sensors\n";
    print "graph_args --base 1000 -l 0\n";
}

my @devlist;
my $count=0;
while($count<$maxdevice){
    open(FILE,"/usr/local/bin/pcsensor $options|");
    while(my $line=<FILE>){
        $line =~ s/\n//ig;

        if($line =~ /Temperature/){
            my @strs=split(/ /,$line);

            my $devnumber=$strs[3] ."-". $strs[5];
            my $value=$strs[8];
            $value=~ s/C//ig;
            #$value=int($value);

            $devlist[$count]=$value;
            $count++;
        }
    }
    close(FILE);
}

my $counttmp=0;
foreach $value (sort @devlist){
    if("$arg" eq "config"){
        print "usbtemper".$counttmp.".label USB temper".$counttmp."\n";
    }else{
        print "usbtemper".$counttmp.".value ".$value."\n";
    }
    $counttmp++;
}

これ、仕掛けて3時間ぐらいしたら、kernel panic起こしやがった・・・

FleaPhone用CWM Recoveryを修正

先日来から「FleaPhone CP-D02用のClockwork Mod RecoveryとGoogle Play」にて公開しているcwm-recovery-20130423.imgですが、プログラム内での機種設定に誤りがありました。
このため、FleaPhone CP-D02用に設定されているupdate.zipを適用しようとすると、該当機種ではない、として適用できませんでした。

このため、CWM Recoveryからであっても純正のupdate.zipがきちんと適用できるよう、機種設定を正しいものにしたものを作成しました。

cwm-recovery-20130527.zip

なお、このCWM Recoveryを使って、純正update.zipを適用することができますが、純正update.zip内には、標準recoveryに戻すプログラムが組み込まれていますので、注意してください。
再起動する前に、superuser.zipを適用しておけば、あとでも何とかなるとは思いますけど。

レトロ風ゲーム専用携帯機 the nDは終了したのかな?

だいぶ前に紹介したthe nDという携帯ゲームハードウェア。
(2011年8月8日「the nD」および2011年11月7日「the nDのその後・・・?」)

どうやら、逃げたみたいです。

半年ぐらい前はまだ、サイトが残っていたんですが、2013年5月現在、トップページ(http://the-nd.com/)とかフォーラム(http://the-nd.com/forum/)だったURLにアクセスしても、首謀者Bobのメインサイト http://game.bobsgame.com/ に飛ばされます。

アクセスしてみると、Javaのローディングが始まります。
page

で、ライセンスとかについての確認があって・・・
page1

しばらく読み込まれた後、なにかゲームっぽいのが始まります。
page4

えぇ、↑の画面、ゲームが始まっているんですよ。
カーソルキーを動かすと、なにかキャラみたいなのが動くんですが、状況説明とかが何もないし、よく見えないので、何がなんだかさっぱりわかりません。

レトロゲーム風のアドベンチャーっぽい雰囲気だけは感じられます。

なんか、ハードウェアについては、まるでMorphy Oneみたくなっちゃいましたね。

ちなみに↓は秘蔵のモルフィーワンの写真
IMG_0623
IMG_0625
2002年6月に秋葉原であった初お披露目の時に撮影したものです。


2013/05/23追記

海外のゲーム系blog PolygonsandPixelsで、the nD関連の記事を発見しました。

2013/03/01:The strange tale of “bob’s game”
2013/05/11:A new phase of Bob’s Game

ゲームを進めていくと何かでてくるらしいが・・・


2020/01/23 追記

久しぶりにどうなったのか確認してみると、首謀者Bobのページは「Bob Corporation」に移動していた。

Steamで「Bob’s game」という名称でテトリスとぷよぷよを組み合わせたような感じでネットワーク対戦もサポートした落ちものゲームを2016年~2017年にかけてリリースしていた。

githubの「 https://github.com/bobsgame 」でゲームサーバとアプリのソースを公開している。ただし、下記のようにソースを公開しているだけで、オープンソースではない、と言っている。

bob’s game is “source available” and “free as in beer” but not “Open Source” and “free as in speech” (yet).

That means no forks except to create pull requests!