だれとでも定額パスWX01TJをしばらく使ってみた

だれとでも定額パスWX01TJを買ってもうすぐ1週間。
とりあえず、なんとか使える様になってきた。

過去記事
だれとでも定額パスWX01TJを買ったけど認識しない
だれとでも定額パスのアプリを調べてみた

「認識しなかったという件はどうなったのか?」

説明書通りに動作していないことが原因。

1. 電源ボタンを押す
2. アンテナLED:赤、Bluetooth LED:赤→しばらく待つ→アンテナLED:緑、Bluetooth LED:赤
3. 電源ボタンを軽く押す (← これが説明書に書いてない
4. ペアリング検索開始

で・・・これをやってもペアリングできない場合は一度初期化する

1. 電源ついてる場合は電源ボタンを長押しして、電源を切る
2. 電源ボタンを押し続ける
3. アンテナLED:赤、Bluetooth LED:オレンジ点滅になったら、ボタンを離す
4. 電源ボタンを3回、連続で短く押す
5. アンテナLED:赤、Bluetooth LED:赤の状態がしばらく続く
6. アンテナLED:緑、Bluetooth LED:緑点滅になる
7. 電源ボタンを長押しして、電源を切る
8. 電源を入れる
9. アンテナLED:緑、Bluetooth LED:赤点滅になったら、電源ボタンを軽く押す

一度、ペアリングが切断された場合、この初期化をやらないと再接続ができないことが多くて大変です。

あと、Android端末側で変な感じでBluetoothが使われるらしく、だれ定アプリが異常終了し、それ以後、Bluetoothが使えなくなり、復帰には再起動が必要、なんて自体も頻発。

ペアリングも、3時間ぐらいはつながっているんですが、それ以上になると、切れて、再接続がうまく行かない

もしかしてWX01TJのfirmwareのアップデートが出てるかな?とアプリメニューから選んでみると
「最新版です」とかの表示では無く「エラー」と表示される、なんて問題も。

通話品質については、WX01TJ側は特に問題ないですが、相手側から「自分のしゃべった内容がエコーで聞こえてきてきもい」という感想が・・・・

たしかに、だれ定アプリ内で「オーディオゲインで、マイクの集音補正」が行われてるのは、必須項目なのか、という感じですね。

会社向けでNAS OS単品で入手しようとしたらどこから?(2023/11/14修正)

会社で使うためのサポートありでNAS OS単品で入手できそうなところを調べてみた。

なお、WindowsStorageServerは除外しています。

2023/11/14: 微修正
2023/03/20: StarWind Virtual HCI Appliance (vHCI)を追加
2021/05/07: XigmaNAS追加
2020/12/02: 再調査し、結果を反映
2013/08/02: 初版作成

iXsystem社 TrueNAS

FreeBSDベースのNAS OSとしてTrueNASとFreeNASがあったが、2020年3月に統合され、TrueNAS CoreとTrueNAS Enterpriseになった。

2020年7月から Linux OSベースのTrueNAS SCALEの開発が始まった。

現在は「TureNAS Enterprise」「TrueNAS Community Edition(TrueNAS SCALE)」「TrueNAS Legacy (TrueNAS CORE / FreeNAS )」という形になっているようだ。

TrueNAS SCALE 製品ページ
TrueNAS CORE製品ページ
・TrueNAS Enterpriseはハードウェアとセット
TrueNAS Community Edition 製品ページ
TrueNASのgithub

製品バージョン


 iXsystems社 TrueNAS / FreeNAS

以前は別ラインだったTrueNASFreeNASは2020年3月に統合が発表され、TrueNAS CORE(旧FreeNAS)とTrueNAS Enterpriseになっていくことになりました。

商用向けは、TrueNAS Enterpriseになる。

ベースOS: FreeBSD?
ベースファイルシステム: zfs
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS

なお、TrueNAS SCALEというLinuxベースのものもgithubにて開発中。OpenZFSとGlusterを組み合わせたスケールアウトとなっている。まだ全体を置き換える感じではない模様。

ドキュメント類
TrueNAS CORE 13.0
TrueNAS SCALE 22.12(Bluefin), TrueNAS SCALE 23.10 (Cobia)

TrueNASのリリーススケジュール を見ると、TrueNAS COREの商用版がTrueNAS CORE Enterprise、TrueNAS SCALEの商用版がTrueNAS SCALE Enterpriseという扱いになるようだ。

DDN社 NexentaStor / NexentaStor VSA

いつの間にかストレージベンダのDDN社がNexentaを買収していた(2019年5月 DDN to Acquire Nexenta)。DDNは別のストレージベンダTintri社も買収しており、NexentaStor VSA for Tintriというコラボ商品もリリースしていた。

ソフトウェア商品としては「NexentaStor」で、仮想環境上に載せるアプライアンスが「NexentaStor Virtual Appliance(VSA)」という商品名になっている。

ベースOS:OpenSolaris
ベースファイルシステム: zfs
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI,FC
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS,WebDAV

NexentaStorの技術情報は「https://nexenta.github.io/」で確認できる。

NexentaStor 5.5 and NexentaFusion 2.0 でリリースノートを見てみると、Tintri のロゴで始まっているので、Tinrti扱い?

NexentaStor 5.5は2022年12月リリースで、5.5FP2が2023年7月リリース、という形になっているようだ。

Open-E社 Open-E JovianDSS / Open-E DSS V7

相変わらずNAS OSの単品販売メインのOpen-E2020年2023年も健在。1998年創業なので25周年記念、とWebでうたっている。

旧来のOpen-E DSS V7に加えて、ファイルシステムにzfsを採用したOpen-E JovianDSSが登場した。

ベースOS: Linuxベース
ベースファイルシステム: DSSV7はxfs, JovianDSSはzfs
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ

2023/11/14現在、OPEN-E DSS V7ページにはあと約1年で製品終了、と記載されるようになり、Open-E JovianDSSのみが継続しているようだ。

Open-E JovianDSSは標準価格が明記されていて分かりやすい。

StarWind社 StarWind Virtual SAN(VSAN)

StarWind社がStarWind Virtual SANというのを公開している。

日本のclimbが取り扱っており「StarWind技術ブログ」も公開している。

StarWind Virtual HCI Appliance (vHCI)という形でHyper-Vサーバ/ESXiサーバと組み合わせて使うタイプの製品も出ている

ベースOS: Linuxベース
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ

OSNEXUS社 QuantaStor

OSNEXUSという会社が開発しているもの。

Community Editionは”1サーバあたり物理40TB”を4サーバまでで、2年間使えるライセンスが発行されるようだ。

ベースOS: Linux Ubuntu Serverベース
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI,FC
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ

ドキュメント

XigmaNAS(NAS4Free)

元々2005年にFreeNASという名前で始まって、2011年にiXsystems社がFreeNASの商用を買収したことによりNAS4Freeに改名し、2018年から現状のXigmaNASになっている。

価格をつけて販売しているわけではないので載せるか悩んだが、サーバ筐体などを売っているAspen Systemsというところとjet streamでインストールしたサーバを販売しているようなので掲載。

資料サイト

ベースOS: FreeBSD
ファイルシステム: OpenZFS
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS

XigmaNAS 13.1.0.5 = FreeBSD 13.1
XigmaNAS 13.0.0.5 = FreeBSD 13.0
XigmaNAS 12.3.0.4 = FreeBSD 12.3
XigmaNAS 12.2.0.4 = FreeBSD 12.2
XigmaNAS 11.4.0.4 = FreeBSD 11.4

その他

CloudByte社 ElastiStorは、MayaData社(https://mayadata.io/)に移管後はプロダクトが見当たらないので消えた模様。githubアカウントはmayadataのやつcloudbyteのがある。cloudbytesの方は最終更新が2018年1月。2023/11/04現在mayadata.io にアクセスできなくなっていた。

RisingTide Systems RT OS はドメイン毎消滅。もともと情報が少なかったけど、その後は不明。


下記は2013年8月2日時点の情報を記録のため残しておく

iXsystem TrueNAS Unified Storage
ixsystem-trueNAS
ベースOS: FreeBSD8
ベースファイルシステム: zfs
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
Fusion-IOによるパフォーマンスアップ策あり
FreeNASの開発主体

Nexenta NexentaStor
ベースOS:OpenSolaris
ベースファイルシステム: zfs
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI,FC
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS,WebDAV
NAS OS単品提供あり
SSDによるパフォーマンスアップ策あり

RisingTide Systems RT OS
ベースOS: Linux kernel 3.0.38ベース,OpenSUSE 11.2?
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI,FC
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ
InfiniBandサポート
Linux-iscsi.orgの「RTS_OSを見ると、いろいろ詳細がある。
パッケージ管理がYaST2および11.2という単語がいろいろあるので、OpenSUSE 11.2ベースの模様。
Web管理画面が用意されていない?
マニュアル

Open-E DSS V7
日本のページもある。
ベースOS: Linuxベース
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ

StarWind iSCSI SAN & NAS V6
ベースOS: Linuxベース
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ

OS NEXUS QUANTASTOR STORAGE APPLIANCE SOFTWARE
ベースOS: Linux Ubuntu Serverベース
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI,FC
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ
マニュアル

CloudByte ElastiStor
ベースOS: OpenSolarisベース?
対応ブロックストレージプロトコル: iSCSI,FC
対応ファイルアクセスプロトコル: NFS,CIFS,AFS
NAS OS単品提供のみ
QoSにすぐれている、と自称。

だれとでも定額パスWX01TJを買ったけど認識しない

とりあえず、だれとでも定額パスWX01TJを買ってみた。

なぜなら、良番で捨てるのが惜しいものがPHSを持っていて、ここ2年ばかり休止している回線があり、それが毎月700円弱かかっているから、基本料+機種代金=1480円ってのは、とりあえず持っておくだけとしても丁度良かったので・・・

で、手持ちのAndroidでペアリングできそうか試してみた

・Covia FleaPhone CP-D02, Android 4.0.4, MTKチップ機
・TOOKY T192, Android 2.3, MTKチップ機
・Xperia X10 Mini Pro, Android 4.1(CynanogenMod), Qualcommチップ機
・K-Touch W619, Android 4.0.4(CyanogenMod), Qualcommチップ機
・R-stream A1/MUCHTEL A1, Android 2.3(CyanogenMod), Qualcommチップ機
・Panasonic P-01D, Android 2.3, Qualcommチップ機

・・・全敗です。
アプリから接続、という以前に、そもそもデバイスが認識できません。

思った以上にハードルが高そうでびっくりです・・・

SIM3枚搭載可能な中華スマホGooPhone X1+

先日、MediaTekのプレスリリースでLGから3G SIM3枚使えるスマートフォンがでる(「LGから世界初3枚の3G SIM対応のスマートフォンが登場!?」)という話がありましたが、今度は、怪しげな中華スマートフォンの方からもSIM3枚モデルの登場です。

ネタ元: MTK手机网「国内首款MTK三卡三待 谷蜂Goophone X1+现身

谷蜂 GooPhoneブランドから8月上旬に「Goophone X1+」というモデルが発表される、とのこと。

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記事に掲載されている写真の画面をみると、確かにアンテナが3つ、表示されていますね。

ほんとに3G SIMが3枚使えて、WCDMA回線が3つ使えるのか、というあたりは、ほんとまだ未知数ですが、登場が楽しみですね。


なお、旧機種「Goophone X1」と間違えないよう気をつけてください。
こっちだと、↓のような感じで安いですけど、「Goophoen X1+」は、どれくらいの値段になることやら・・・

DECTの違いに注意のこと(DECTは国によって周波数が違うよ

イギリスのパナソニックからKX-PRX120というAndroidスマートフォンと同等形状をしたDECT対応の電話が出るようで話題になっています。

プレスリリース「New Touch Panel Cordless Phones – Exclusive in Design, Smart in Function

親機込みで169ユーロということなので、そこまで出す価値があるのかなぁ?と悩ましいところです。

で・・・こういう海外でDECT対応機器の新製品があると、アクセス頻度が上がるのが2年前に書いた「DECT仕様のコードレス電話」という記事。

2011年ぐらいから日本でもDECT対応製品は発売されはじめ、2012年後半ぐらいからは「2.4GHz帯は電子レンジや各種WiFiで混雑してる。1.9GHz帯を使うDECTなら混雑無し」的な感じで、日本で発売新製品はみんなDECT対応機器という状態になっています。

そうすると、まぁ、海外のDECT機器は日本で使えるのか?と期待をするわけですよね。

そういうときに良く勘違いされるのが「日本には技適の問題があるから使えない」という話です。
これ、ハズレでもないんですが、正解でもないです。

DECTというコードレス電話の規格は、地域によって使用できる周波数帯が違います。
具体的には以下の通り。
・ヨーロッパ 1880 MHz–1900 MHz
・アメリカ/カナダ 1920 MHz–1930 MHz
・南アメリカ 1910 MHz-1930 MHz
・中国 1900 MHz-1920 MHz
・日本 1893 MHz–1906 MHz

海外のDECT機器が使っている周波数帯は、日本においては別の用途で使われています。
別の用途で使われている帯域を無許可/無免許で使っていると、妨害および無免許ということで取り締まられる対象となります。

スマートフォンとかでよく言われている技適問題より、事態が大きいのです。
また、日本の親機に海外の子機がつながるか、というのも、周波数帯域の問題があるので、非常に怪しいところです。


DECT仕様はヨーロッパの規格ETSI「Digital Enhanced Cordless Telecommunications(DECT)」が元となります。

使用する周波数帯に関することは、「EN 300 175-2:Digital Enhanced Cordless Telecommunications (DECT); Common Interface (CI); Part 2: Physical Layer (PHL)
EN300 175-2の最新はV2.4.1 (2012-04)のようです。
ただ、規格上は「1880MHz to 1980 MHz」「2010 MHz to 2025 MHz」の範囲内で使用可能なチャンネルの定義をしているだけで、実際にどこを使っていいのか、という点に関しては、各国の事情による、としている。