ハードウェア版マウスふるふる(Arduino Leonardo互換のCJMCU beetleの工作例)

CJMCU Beetleという小型のUSB接続のマイコンボードに標準で書かれているプログラムは、USBキーボード/マウスとして認識し、マウスをランダムで動かすという機能となっているらしいので入手してみた。

ネタ元: Okiraku Programing「USB直結のスクリーンセーバーブロッカー

購入はAliexpressの「Beetle ard Leonardo USB ATMEGA32U4 mini development board」から行った。
送料込みで$7.78で、8/22発注、8/25発送、9/1到着、という感じで届きました。


とりあえずWindows10パソコンに接続してみる。

標準でfirmware書き換え用のUSBシリアルポートを認識するというのも驚いた。(Windows7ではドライバ認識はしなかった)

USBキーボードとマウスが認識されてはいるんだが、期待通りにマウスが小刻みに動いている場合と、全然動かない場合が・・・というか、動かないことの方が多い・・・

また、赤いLEDランプが点灯期間が長めの点滅でちょっとうざい。

もうちょっとなんとかならないかとカスタマイズを実施。

準備1:Arduino IDEをインストール

Arduino IDEをインストールする。

準備2:ボード「Arduino Leonardo」を選択

Arduino IDEでボートとして「Arduino Leonardo」を選択する。

準備3:CJMCU beetleをUSBポートにさす

CJMCU beetleをUSBポートにさして認識されるのを待つ(ドライバにより認識が変わる)

準備4:シリアルポートを選択

Arduino IDEで使用するシリアルポートを適切なものに設定する。具体的には「Arduino Leonardo (COM?)」と認識された番号のものを選択する。

準備5:IDE上のボード認識を確認

Arduio IDEの「Get Board Info」で「BN:Arduino Leonardo」と表示されることを確認

プログラミング実施

コードとして以下を入力する。

#include <Mouse.h>
#define LEDPIN 13

void setup() {
  pinMode(LEDPIN, OUTPUT);
  Mouse.begin();
}

int x=4;

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  Mouse.move(x, 0, 0);
  digitalWrite(LEDPIN, HIGH);   // turn the LED on
  delay(500);
  digitalWrite(LEDPIN, LOW);   // turn the LED off
  x = -x;
  delay(4500);
}

ボードへの書き込みを実施

スケッチ-マイコンボードに書き込むで書き込みを実施する。

なお、今回のこのコードは5秒間隔でマウスを動かし、動かす際にLEDを短時間点灯させる、というものになっています。

LEDの点灯をさせたくなければ「digitalWrite」の行を削除すればokです。

USBコネクタサイズに収まるESP8285搭載ボード

cnx-softwareで興味深い小型のESP8285ボードが紹介されていた。

USB Fun – Tiny USB WiFi and Hub Boards and micro USB Hub
esp8285-1

作成例として下記が紹介されている。

このボードをUSBキーボード/マウスとしてラズパイに認識させて、
Webブラウザ経由で操作を行うことができる、というもの
esp8285-2

ソフトウェアとしてはESP8266でも実装できるらしい
というか、先日公開された、ESP8266でUSBを喋らすことに成功した人が作ったものだった・・・

ESP8266 USB Software Driver

Ascend G6のroot取得方法

HuaweiのAscend G6 (G6-L22)でrootを取得できるのか実験してみた。

結果としては、再起動すると無効になる一時的なroot取得であれば、「KingoRoot for Windows」をWindows PCにインストールして作業することで可能だった。
恒久的にroot取得可能な状態にしておきたい場合は、別途手作業で行えば可能だとは思われます。

ちなみに、KingoRootのAndroid単体apkではだめでした。

Orange Pi3とOrange Pi PC2はCortex-A53コアのAllwinner H5搭載に変更の模様?

2016/11/07追記

Orange Pi PC2は、Allwinner H5搭載となり発売されました。
関連記事→「Allwinner H5搭載のOrange Pi PC2が$23.13で発売開始

Orange Pi 3に関しては、現状続報がありません。


Allwinner SoCを搭載したボード向けにArmbianというディストリビューションを提供している人が、フォーラムでOPi3とOPi PC2はAllwinner H5を搭載してるよ、と述べたようだ。
OPi 3 and OPi PC2 with H5

冬ごろの話では、Cortex-A53コアのAllwinenr H64搭載でOrange Pi 3が出る、ということでしたが、
Armbianの作者が移植のためにもらったOrange Pi 3とOrange Pi PC2には、Allwinner H5が搭載されていた模様。

Allwinner H5は、AllwinnerのWebに掲載されていませんが、ロードマップ上は、Cortex-A53 4コアのAllwinner H64の次に出てくるCortex-A53 8コアのSoCとして告知はされていたものです。

発売時期については明言していないものの、サンプルが外部に出されているということは、それほど遠くはないころにできるのかな?と期待はされます。