Oracle CloudのCVE-2022-21503による認証情報流出を対処した

Oracle Cloudアカウントを作ったアドレスに「Action Required: Oracle Cloud Infrastructure Identity – Rotate Credentials for Tenant:~」というサブジェクトのメールが届いた

認証情報が流出したので、7月18日までに認証情報を再設定してね、というお知らせでした。

で・・・異なるOracle Cloudに来たメールはメールが長い・・・

・Oracle CloudのWeb Consoleのパスワード
・Oracle Cloud内部で使うSMTP認証情報
・認証トークン
・多要素認証(MFA)のワンタイプパスワード(TOTP)の乱数シード
・シークレットキー
・OAuth 2.0クライアントの認証情報
・IdPクライアントの認証情報

以上のものが盗られた可能性がある、とのこと。

このメールが届いている場合は、Oracle CloudのWebからログインした際に、パスワード変更が必須でした。

で・・・具体的に何が盗まれたのかは、Oracle CloudのWeb上からCloud Shellを起動して、「identity-audit-tool」を実行すると確認出来ます。

この場合、下記が盗難に遭っています
・Web管理画面用のユーザ「backuptest」のパスワード
・Web管理画面用のユーザ「testuser」のパスワード
・testuserに紐付いているSMTP認証情報
この3件が対象になっています。

この状態から「backuptest」ユーザのパスワードをリセット(再設定)したところ、下記のように2件に減りました。


このような形で、「roted: xx」という表示を消していき、最終的に「Found no affected credential」となるようにして対策完了となります。

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