CentOS代替のVzLinux(VirtuozzoLinux)をインストールしてみた


2021/07/13追記

急にアクセスが増えてきたのでVzLinux 8.4の簡単な評価を先に書いておくと、Alma Linux, Rocky Linux, Oracle Linux の3つに対する優位点が、2021/07/13時点のVzLinuxには無いので、特に採用するべきではないと思います。

個人的にはOracle Cloudも使っているので、Oracle Linux 8を使っています。

仮想コンテナであるOpenVZに対応したvzlinux kernelが提供されているのであればVzLinuxを選択する理由にもなるのですが、インストールしてみた限りでは使えない
そして、VzLinux 8.4を「日本語」でインストールするとロケール関連の動作が怪しくなる、という明確な問題があるので、現時点ではプラスポイント0、むしろマイナス、という感じです。


以下本文です


このblogのOracle Linux関連記事にこんな広告が表示された。

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VzLinux」なんてものがあるのかと別途ググってアクセスしてみた。(直接リンク飛ぶと規約上微妙なので)

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VzLinuxは、Linuxベースの仮想コンテナのVirtuozzo とそのオープンソース版OpenVZ の作っているLinux ディストリビューションで、この仮想コンテナを動かすにはRHEL/CentOSやUbuntuのデフォルトカーネル設定ではダメなので、稼働できる形でコンパイルしたものを提供していたものをディストリビューションとしても提供し始めたような感じである。

これに関連してか「Virtuozzo Linux 8 Quick Start Guide」の「3.3. Updating the Kernel」には、カーネルのアップデートのために「yum update vzkernel vzkernel-devel」を実行する、とあるが、実際のVzLinux 8上しても、vzkernelというパッケージは存在せず実行できない。

おそらくは、仮想コンテナVirtuozzo/OpenVZ用に提供されているバージョンであればvzkernelを使う、という話なんだろう、と思われる。

それはさておき、仮想環境にインストールしてみた。

VzLinux 8.3の時点ではセキュアブート非対応であるため、仮想マシンもそのように設定して起動。(VzLinux 8.4でもセキュアブート非対応であった)

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言語の選択で「日本語」を選ぶことができるが、インストール完了後、X-Windowアプリの一部でアプリ起動に失敗するので、基本的には「English」で進めた方が良いようだ。

(画像は日本語で進めた時のもの)

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基本的にはRHEL8/CentOS8そのままの表示である

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選択が終わったらインストール開始

Server with GUIでインストールした場合は下記の様になる。

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「日本語」を選択した場合、「端末」を選択すると、こんな感じでぐるぐる表示がされるものの端末は開かない。

/var/log/messagesを開くと「failback ‘C’ locale」という表示が出ているので「localectl list-locales」で確認すると、日本語に関するlocaleがインストールされていない。

というわけで、日本語に設定している場合は「dnf install glibc-langpack-ja」で日本語localeを追加するか、「localectl set-locale en_US.utf8」を実行して英語設定にする必要がある。

英語環境であれば下記の様に端末が正常に開く。

日本語localeを追加した場合も正常に端末が開くようになる。

画面を比較してみると、日本語locale追加以前は時刻表記が英語のまま、などの動作していましたね・・・


さて、kernel 4.18.0-305.vl8.x86_64 で起動してきている。

また、2021/06/16時点ではISOは8.3であったものの、updateすると8.4になった。

VzLinux 8のデフォルトレポジトリはこんな感じで、理由がよく分からないが「BaseOS」や「AppStream」などが無効化されており、「VirtuozzoLinux Base」と「VirtuozzoLinux Updates」のみが有効となっている。

ちなみにbaseos,appstream,plus,powertoolsを有効にしてみたが、vzkernelというパッケージは存在しませんでした。

とりあえずは、セキュアブート不要であれば使えるCentOS8代替としては使えそうです。


vzkernelはやはりOpenVZ対応カーネルな模様で https://src.openvz.org/projects/OVZ/repos/vzkernel/browse で開発されていました。(ブランチの選択肢に branch-rh8-4.18.0-240.1.1.vz8.6.x-ovz なんてものが見える。

また、 https://download.openvz.org/virtuozzo/releases/7.0/x86_64/iso/ で openvz-iso-7.0.16-552.iso という形でOpenVZ用カーネルで起動するRHEL7互換のものが配布されている。

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