むかしはネットワーク機器のfirmware versionアップにtftpやftpなどを使うことが多かった。
最近はhttp経由という例が増えている。
Windows標準のIISだと大がかりすぎるのでもっと簡単にできるものを探して「簡単WEBサーバー」というものを試したのだが、これはGETしか実装していないという中途半端なものだった。
GETしか実装されていないと何が問題になるかと言うと、ファイルダウンロード前にHEADでファイルサイズを確認し、保存できる領域があるかを確認する、という動作をする機器の場合、HEADが実装されていないため容量確認ができず、ダウンロードが実施できない、ということになる。
で、探したところ「HFS ~ Http File Server」というものを発見。
これは2MBのバイナリでインストール不要というもの。
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hfs.exeを実行すると下記の様にウィンドウが立ち上がり、Webサーバとして動作しだす。
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ファイルの登録は簡単で、登録したいファイルの右クリックメニューから「Add to HFS」を選択するだけ、となっている。
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追加すると下記の様に/直下に配置される。ファイルを選択するとダウンロードに使用するURLが表示されるという点も便利
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ダウンロードが開始されるとLogウインドウにどういうリクエストがあったのかが表示される。
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起動したWindowsに複数のIPアドレスがある場合、どのIPアドレスで公開するかは選択できる。
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ポート番号は80以外にも設定することはできる(httpsは未対応)
サービスとして動作させることはできないが、Windows起動時にHFSを実行する、という設定もある
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“Windowsで簡易的にWebサーバをたてるソフト HFS” への1件の返信