中華ハンディを保証認定を通す話(伝聞


中華ハンディを保証認定通す話がぼちぼちとあります。
ハムフェア2012でもいろいろあったようですね。

中華ハンディの使い道
ハムフェアで聞いた中華ハンディの興味深い使い道。
地域のクラブなどで、高校生以下の層を増やす為、従事者免許を取らせた後に、無期限貸与するんだってさ。
単価が安いので、壊れても痛くは無い、ということなので、なるほどねー、とか思いましたわ。

保証認定関連の話
・sawadaさん:TSSの最近の動向(海外製無線機や中華ハンディ)
 保証認定を通しやすい申請のやりかた。
 まぁ、手抜きはいけない。ちゃんと中身を理解していること。
 という感じ。

NKT-R3
スプリアスについては規定内とのこと。
日本のバンドプランに合わせた周波数設定が必要。
保証認定申請にあたっては、送信系統図を作り添付する必要がある。
(当blogでは掲載しません)

BAOFENG UV-3R / UV-3R mk2
日本のバンドプランに合わせた周波数設定とスプリアス対策改造が必須。
・sawadaさんの関連記事
 (1) UV-3RmkII、UV-X4 回路図あり
 (2) UV-3Rmk2/UV-X4 内部解析 使用しているチップに関して
 (3) UV-3RmkIIのスプリアス対策 測定データはあるが詳細はない
 (4) K2/100 50W改、UV-3Rmk2(UV-X4) 共にTSS通過(1/12投函→1/27通過) 実際に申請をした時のコメント
 (5) ラジオライフDX Vol-2 に詳細を掲載、とのこと
 たぶん、この本にはブロック図は掲載されている

BAOFENG UV-5R
・sawadaさん: BAOFENG UV-5R ブロック図あり

UV-X4
UV-3R Mark2と言われているものとほぼ同一。
日本のバンドプランに合わせた周波数設定とスプリアス対策改造が必須。

・JM1LJS/JD1BLK 3日坊主のブログ: UV-X4 TSSへの免許申請 資料 ここが日本での大元?申請書あり
 TSSにUV-X4の保証認定を申請しました 系統図のVISIOファイルがあります
 今発注予定のUV-X4(UV-3R MarkⅡ) メーカにロット生産を書けたようで
 販売ページおよび、ここに最新版のpdfあり
UV-X4保証認定通過しました おそらく↑で買って申請した人の談

マウスコンピューター/G-Tune

おまけリンク
Main Trading Company Download page
 中華ハンディ各社の関係するソフトウェアが・・・

自分でデザインするカンタン携帯 OWN FONE


イギリスのCyCellという会社がカスタマイズできるカンタン携帯というのを出したようです。

ベースはCyCellという以下のもの。

まぁ、GSMのみ対応なので日本では使えません。
(詳細スペック)

これをカスタマイズして提供するサービスとしてOWN FONEを開始しました。
55ユーロで、カスタマイズできる、という感じです。
そして、別途CyCellと携帯電話の通話契約が必要となるようです。

選択できるデザインベースは以下の4種類。


数字ボタンがありますが、これは普通の電話の数字とは異なります。
完全ブックマーク型携帯、という感じで、その数字を押すと特定の番号にかかる、という感じになります。
各数字ボタンの文字列はオーダー時に指定します。また、そのボタンを押した場合に書ける電話場号も指定します。

カスタマイズした結果、↓のような感じになります。

さて、当然、かける先がある意味ハードコーティングになっているわけですが、変更したい場合にどうなるでしょう?
FAQに記載がありますが、「番号の変更はヘルプラインに電話すると無料で可能」「ボタンの追加や変更は5ユーロで発注すると交換用シートが送付される」だそうです。

MediaTekのMT6620という無線関連チップの機能


7月にリリースされたMediaTekの「Wi-Fi CERTIFIED Passpoint」対応のチップMT6620について、どんな機能を持っているのかを書いた製品ページが出来ていた。

リリース内容:MediaTek Provides First and Only Smartphone Platform in the Wi-Fi CERTIFIED PasspointTM Program Test Bed

製品ページ1:Featured Products→MT6620
製品ページ2:Wireless&Broadband Connectivity→MT6620

このチップ自体は無線部分を司るものであり、メインのプロセッサはMTK MT6575もしくはMT6577と組み合わせて使うことが想定されている。
このため、秋以降に出てくる新製品では、以下の機能がついてくる可能性があるのではないかと思われる。

・無線LANは802.11 a/b/g/n対応
・Wi-Fi CERTIFIED Passpoint、Wi-Fi Direct対応
・Bluetooth 3.0+HS、および、Bluetooth 4.0 Low Energy対応
・GPS(アメリカ)/Galileo(EU)/QZSS(日本 準天頂衛星システム)/SBAS(各国で運用している静止衛星型衛星航法補強システム)対応
・FMラジオとFMデータ放送(EUのRDSとアメリカのRBDS)対応
・「FM over Bluetooth」と呼ばれるFMラジオの音声をBluetoothで飛ばせる機能対応
・音声パケットに関するパケットロス隠蔽システムがある?「PLC (Packet Loss Concealment) technology for superior audio quality」
・MediaTekの「AlwaysLocate」という仕組みにより低消費電力で位置情報確保ができるらしい

GPS関連がフルで有効にされたら結構強力そうなんですが、はたして、そういうAndroid製品は出てくるのかどうか・・・


あ、「Wi-Fi CERTIFIED Passpoint」というのはWi-Fiスポットにおけるユーザ認証のための仕組みです。
一度設定すれば、あとは、Wi-Fiスポットの範囲に入れば勝手にユーザ認証して、使える様にしてくれる、というものです。

台湾でNFC TSMベースのサービスがはじまるらしい


台湾でNFC TSMベースのサービスがはじまるらしい

(2012/10/18追記: もう1つ、中華電信を主体としたサービスも始まるようです。「最近のNFC関連のニュース」)
ネタ元
 ePrice:Kfone 手機 NFC 感應付款 年底推出
 SOGI 手機王:Kfone NFC手機發表 亞太首座NFC TSM系統啟用

まずは、2012年秋~冬の先行テストから開始。
この段階では1000ユーザぐらいでのテスト。
Mifareを使用している交通系のカードとしても使える・・・みたいなんだけど、書きようがちょっと微妙

続く第1期は、2013年1月開始。
NFC TSM(Trusted Service Management)を有効にしたバージョンで、5000ユーザ想定。
「Transportation&Retailers service」と書いてあり、携帯電話ユーザ間での小口送金や、商店での少額決済に利用できるようになるようだ。

第2期は、2013年4月開始。
ここで「Credit Payment服務上市」とあるので、決済サービスが本格開始のようだ。

第1期なのか第2期なのかはっきりりませんが・・・
・台湾セブンイレブンで決済サービス利用可能
・交通系では高雄MRT、台北MRTで利用可能

という感じらしい。
あと、当然、銀行やらカード会社は関係しています。

試験サービスで使うのは、K-Touch W860というAndroid携帯電話をベースとした「Kfone NFC」という専用携帯電話の模様。
スペックは以下の通り
・nVidia Tegra2 1GHz
・RAM 1GB / ROM 8GB
・Android 2.3.4
・4.3インチ WVGA
・500万画素カメラ
・microHDMI出力有り
・NFCアンテナは裏蓋にあり

また、iPhoneやそれ以外のAndroidなどを対応させるために
「NFC対応SIMカード」+「microSDサイズのNFCチップ」や
「NFC対応SIMカード」+「iPhone向けのNFCケース」が用意されているようです。

・・・まぁ、似たようなやつは、いろいろ出てますけどね。
iPhoneを「お財布ケータイ」に 米社がmicroSDカード活用で 」とか「This microSD Card Adds NFC To Any Android, iOS Device」とかで。
それの類例、という感じでしょうか。

実際には、台湾SPECTECのSDN-723 SIM card w/NFCとかのハードウェアを使用している、という感じなんでしょうかねぇ。

MediaTekがTwitterと提携!携帯向けミドルウェアにTwitter機能内蔵へ


MediaTekがTwitterと提携して、MediaTekが提要する旧来型携帯電話向けのミドルウェア「MRE」にTwitterへのアクセス機能を内蔵するそうです。
そして、その携帯電話は「Smart-Feature phone」と称するそうです。

英語のプレスリリース:MediaTek Announces Global Partnership to Bring Twitter to ‘Smart-Feature Phones’

現状、旧来型携帯電話向けのMTK製のチップはEDGE/GPRS/GSMのみで3G非対応の「MT6236」ですが、その後継として「MT6255」が登場し、そこから対応するようです。

中国語のプレスリリースの方には、MT6255についてもう少し詳細が記載されています。

MT6255も、EDGE/GPRS/GSMのみで3G非対応というあたりは変わりませんが、マルチメディア関連が強化されています。
変わりどころとしては、カメラの3D撮影や液晶の3D表示に対応するための機能が追加されるようです。

・・・いや、その機能(3Dまわり)ってほんといるの?

まぁ、3G非対応なので日本に入ってくることはないですが、MediaTekがAndroid向けに提供しているベースの方にもTwitter連携が組み込まれてきたりするとおもしろいのかなぁ、と思ったりします。