Spreadtrum SC7710搭載のAndroidが日本公式発売!その名もfreetel!

なんと、Spreadtrum SC7710搭載のAndroidが日本公式発売!その名もfreetel!

freetelという名称でSpreadtrum社のCPU SC7710搭載のAndroidフォンが日本で公式に発売されるそうです。

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製品公式ページ「freetel

6月に中国のサイトで「展讯首颗WCDMA手机芯片SC7710曝光」とか「展讯W平台SC7710,单核心的“核武器”?」というような感じで、3.5インチ~4.0インチクラスで、Cortex-A7 dual coreのMTK MT6572対抗のCPUが出る、という話がありました。
ただ、「Spreadtrum社製品一覧」にはフィーチャーフォン向けのSC7701Bはあっても、Android向けのSC7710は無かったので、存在を疑問視していました。

それが、まさか、いきなりの日本発売を果たすとは驚きです。

Spreadtrum社のSC7710はどんなCPUであるのか?

画像は「展讯W平台SC7710,单核心的“核武器”?」より

Cortex-A5 1GHz(1コア)
GPU Mali-400
WCDMA Category14(= HSPA+ 21.1Mbps)
20130626090037156

おそらくはTD-SCDMA向けチップとして先行しているSC8810のWCDMA版なんでしょうね

現行のSpreadtrum社のラインナップ的には以下の3ライン
・GSM向けのSC6820(Cortex-A5 1core 1GHz), SC6825(Cortex-A5 2core 1.2GHz)
・TD-SCDMA向けのSC8810(Cortex-A5 1core 1GHz), SC8825(Cortex-A5 2core 1.2GHz)
・WCDMA向けのSC7710(Cortex-A5 1core 1GHz)

超廉価向けGSM onlyのSC68xxと、中国国内向けTD-SCDMAのSC88xxがあり、それぞれ1コア、2コアモデルがある、という感じ。
そこに今回、WCDMAモデルのSC77xxが追加、という感じなのに、1コアモデルのみって・・・・

しかも、シングルコアなのに、Dual coreのMT6572対抗とか言っちゃってだいじょぶなのか?

で・・・今回の製品「freetel」はどんなスペックなのか?

3.5インチ QVGA(480×320)液晶搭載
RAM 512MB/ROM 512MB
Android 4.1.2
カメラ 前面30万画素、背面200万画素
ストラップホールは恐らくない

公式サイトに掲載されている写真は実機そのものではない模様。
130910_01_img01

RAM 512MB/ROM 512MBで、Android 4.1.2は、かなりキツイです。
いま、うちに、RAM 512MB/ROM 512MBで、Android 4.0.4を載せたやつがありますが、ストレージがぱんぱんで、日本語IMEを入れてしまうと、他はtwitterクライアントぐらいしか入らないぐらいの容量のなさです。

この製品は、ストレージの少なさを、どう回避しているのか、気になるところです。

いろいろぐぐってみると、同じ外見で似たスペックのものを発見。

Shenzhen Kotena Technology Co. Limited「3.5-inch Smartphone with Google’s Android 4.1/SC7710 Cortex A5 1.0GHz CPU (Model Number: W7712)
globalsource-android
これは、RAM 256MBだけど、カメラは前面130万画素,背面300万画素良くなってる。

Ying Tai Electronics Co., Ltd.「Best low end cheap 3g android phone with android 4.1(Model GN351)
Low_end_cheap_3g_android_4_1
こっちは、RAM 256(オプション512)MB、カメラは同じ。
GPSがオプションとなっているんだけど、freetelは、ちゃんとGPSついてるのかな?

上記画像に書かれてるURLを元に探すと、深圳市科永泰电子有限公司「厂家直供低价3G智能手机 展讯7701 智能机厂家 安卓手机生产商」に行き着く。
ここだと、3000台発注時に1台あたり245人民元(4千円)だそうな。(おそらくRAM 256MB版の値段)

で・・・このfreetelの日本でのお値段はというと、1万5千円程度らしい。

このスペックだと1万以上は出せないかなぁ・・・
だって、元値が5千円程度な上に、Cortex-A7 DualcoreのMTK MT6572搭載4.0インチ(800×480)中華Androidを輸入したとしたって、82.56ドル(送料込)なんだぜ・・・
売れるのかなぁ????これ

“Spreadtrum SC7710搭載のAndroidが日本公式発売!その名もfreetel!” への4件の返信

  1. 安いのでいいなとおもっていたのですが、メモリがパンパンできついというコメントを見て、そうかそうかとおもいました。どうやってメモリ不足を回避すればいいのでしょうか?SDカードを刺したりすることで回避できるものなのでしょうか?おしえていただけますと幸甚です。ぜひお願いします!

    1. いまの段階だと内蔵ストレージが2GBは無いと、キツイと思います。

      内蔵ストレージの/data領域におかないとうまく動かないのが多いので、基本的にはSDカードだけじゃ回避できないです。
      たぶん、最初のうちはいいのですが、アプリのアップデートが出てくると、そのアップデート部分だけで、少ない内蔵容量が一杯になっていく可能性が高いです。
      特に日本語変換(google IMEなど)は内蔵領域におかないといけない上に、サイズが大きいので、ここがネックになってくると想定してます。

      なお、システム部分にいろいろ手を加えることができるのなら、ある程度回避できる可能性もあるのですが、システムをいじってしまうので基本、保証がなくなります。

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