USBメモリサイズのESP8266搭載スティックWiThumbとvESPrino

cnx-softwareでUSBメモリサイズのESP8266という記事が掲載され、その情報を調べたら、2プロダクトあるのを発見

元ネタ1:「vESPrino ESP8266 USB WiFi Dongle Supports Add-on Boards (Crowdfunding)」(2016/08/01)
元ネタ2:「WiThumb is an ESP8266 WiFi USB Adapter with Motion and Temperature Sensors (Crowdfunding)

・先行するkickstareter案件「WiThumb」
・あとからきたけど、出るのは先のindigogo案件「vESPrino」

どっちも、やりたいことはほぼ同じ
・USBコネクタ搭載で、開発や書き換え時のパソコンとの接続が簡単
・USB電源にそのままさせば電源が入るので、バッテリー駆動などの展開が容易
・ESP8266搭載なので、いろいろカスタマイズができる
・GPIO端子を用意しているので拡張できる

それぞれで異なる点

・「WiThumb」の利点
各種センサーが搭載済み(Temperature sensor (+/- 0.25C typical accuracy, -40 to 125 C range), 6-axis gyroscope + accelerometer)
Web経由で温度推移などが取得できるというなfirmwareが用意されているようだ。
17ドルで11月発送予定。

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・「vESPrio」の利点
オンボードで搭載されてる機能はなく、ESP8266以外の機能は全てGPIO経由で別機器を接続して使う形。
ただ、接続するモジュールを多種にわたり用意しており、組み立てて遊ぶには事足りるもよう
申し込みの仕方も、ほしいと思うモジュールに設定されているクレジット数をカウントして、必要となるクレジット数分購入する、という感じになっている。
vESPrinoのベースは10ユーロもしくは3クレジットで9月発送予定。(なお、6クレジット=19ユーロ)

下記の画像にある「L2」とか「L3」というのは購入に必要なクレジット数のこと。
p1_uzg8ci
p2_qnrb8s
p3_jzu8jj

メッセンジャーアプリWhatsAppが完全無料化していた

LINEより前に登場していて、ヨーロッパなどでよく使われている「WhatsApp」というメッセンジャーアプリがある。

1年目は無料、2年目以降は年間0.99ドルの利用料金が必要、という価格体系で運営されていた。

これが、いまみると、料金について特に何もかかれていない。

おや?と思い調べてみると、2016/01/18に完全無料化となったらしい

WHatsApp blog:「Making WhatsApp free and more useful

LINEに比べて、WhatsAppが良い点
・複数端末で1つのアカウントを使うことができる
 LINEみたいに、1台でしか使えず、移動する場合は履歴全消しの移行しかできないのではなく
 同時に何台でも使える
・Webブラウザからも使える
 LINEもChromeブラウザアプリやFirefoxアプリにあるが
 WhatsAppは普通のWebとして実装されている
・いろんなOSで使える
 Android, iOS, WindowsPhone, BlackBerry
 NOKIA S40, NOKIA Symbianといった古いもの
 Windows用は32bit, 64bitの両バージョン有り
 MacOSX
 (LINEはAndroid iOS, WindowsPhone, Windows, MacOSX)

小米(Xiaomi) Mi 4をWindows 10 Mobileにしてみた

予備機のElephone P6000のmicroUSBコネクタが変形し、ショートするようになってしまい、使用不可状態に追い込まれた。
仕方が無いので、新しいモノを何にするかを検討した。

Windows 10 Mobileも使ってみたいなぁ、と思っていたので、発売から時間が経ってはいるものの、AndroidもWindows 10 Mobileも両方動かすことができる小米(Xiaomi) Mi 4を買ってみることにした。

ここがスゴイ小米(Xiaomi) Mi 4
・1つに機種でMIUI OSとWindows 10 Mobileが公式サポートされている
AndroidをベースにiOS風のカスタマイズなど、いろいろ施したMIUI OSが標準で、
それに加えて、Windows 10 Mobileもサポートされている。
公式サポート外ではあるがCyanogenMod 13(Android)も動作する。

・Microsoftのサポート優先順位が高い
例えば「Announcing Windows 10 Mobile Insider Preview Build 14283」でアップデート先行配信機種「Lumia 950, 950 XL, 650, 550, Xiaomi Mi4, and ALCATEL ONETOUCH Fierce XL」に含まれており、また、Microsoft純正であるLumiaの次に書かれているように、サポート優先順位が高い機種である。

・結構気軽にfirmwareを書き換えられる
Windowsパソコンにインストールした特定バージョンのMiFlashという書き換えツールを使用することで、簡単に書き換えることができる。
ただし、Windows Mobileイメージを書き込む際はEDLモードで起動する必要があるのだが、このモードには、Android OSを起動しDebugモードを有効にした状態で「adb reboot edl」を実行する必要がある。
なお、Android/MIUIイメージを書き込む際は、fastbootモードで起動すれば良いので、音量下ボタン+電源ボタンを同時押しし続けること。
書き換え自体は10分かからない。


さて、今回、Xiaomi Mi 4は、fastcardtechで買いました。

が・・・新品で買ったはずなのに、このデバイスは登録済みとのことで、電源を入れ、ネットワークに繋ぐと、MIUS OSの機能により、端末がロックされてしまいました。

どうやら中古品を新品として売りつけられたらしい。

MIUIのフォーラムを探すと、最近のMIUS OSのバージョンアップでチェックが厳格化されたのが、同じような状態となっている事例が・・・
その回答は「前の所有者に連絡とって、Mi Accountの登録を外してもらえ。もしくは、サポートに購入書類と共に連絡をとってみてくれ(解決するかどうかは状況次第だけど)」とのこと。

とりあえずfastcardtechに連絡はとっているものの、状況は厳しそう。


ロックされていて、USB Debugを有効に出来ないため、Windows 10 Mobileへの書き換えは行えない。
では、どうするか?
→ Mi AccountロックされないOSへ書き換える → つまりCyanogenMod13への書き換え

概要としては下記となります。
・fastbootモードで起動
・TWRP Recoveryを書き込む
・OTG接続できるUSBメモリにCyanogenMod13とOpenGappsのzipファイルをコピー
・Recoveryモードで起動し、USB-OTGマウントを行い、CyanogenMod13とOpenGappsを書き込む


こうしてCyanogenMod13で起動してきたら、USB Debuggingを有効にします。
有効にした後は、パソコンから「adb reboot edl」を実行し、EDLモードで再起動させます。
再起動後、パソコンでQUALCOMM関連のドライバが読み込まれ、おそらくCOM10として認識されます。
MiFlashを実行し、COM10が表示されることを確認します。
<画像>

その後に、MiFlashの「Browse」でWindows Mobileのzipを展開したフォルダを指定し、「Flash」します。
アプリ下側にある選択肢はWindows Mobile書き換え時は使用しません。(fastbootモードでの書き換え時に使用するものです)

書き換えは10分かからず終わります。

電源を入れると、Windows 10 Mobileが起動してきます。

起動後は、言語を日本語に切り替え再起動、
その後、Windows Updateの実施、とストアアプリから各プレインストールアプリの更新を行いましょう。
Androidでのイメージから、Windows Updateすればプレインストールアプリの更新が行われるのかと思っていたのですが、Windows Updateはシステム部分だけで、各アプリに関しては別個になる、というのが驚きでした。

各プレインストールアプリは、初期状態ではアイコンが英語表記ですが、アプリ更新後は日本語表記になります。


MIUIを書く時のめも

[ROM] MIUI 8.5 Global Stable ROM Full Changelog and Download Links
TWRP for Mi4

単3電池駆動の携帯電話SpareOneの3Gモデルが登場していた

以前紹介した単3乾電池で駆動するGSM携帯電話SpareOneの3Gモデルって、どうなったのかな?と情報を確認したところ、いつの間にか発売されていた。

製品ページ「SpareOne Emergency Phone (3G)
アメリカのAT&Tのみに対応しているようだ。

探したらASCII.jpで話題になっていた「年25ドルで使えるAT&Tの非常用3G電話がステキ(2015/11/19)

なお、上記の記事では対応周波数に誤りがあり、正しくは下記であるようだ。

GSM 850/900/1800/1900 MHz
UMTS 850/1900 MHz

(マニュアルの26ページより)

AT&T専売なようで、AT&TのSIMとセットで販売されているようだが、SIMロックされているのかどうかは不明。
なお、AT&TのUTMS 850MHzと1900MHzというのは日本とは互換性がない帯域なので、日本では使用できない。

Huawei G6 L22のAndroid OSを4.4.2にバージョンアップする

Huawei G6 L22を使っていたが、Android 4.3なので、ポケモンGoが動かず、Acer Liquid Z330に乗り換えた。

で、あまったG6の活用方法を調べていたところ発見があったので、メモ書きとして残しておく。
(つまりは、実践していない情報なので、やり方を聞かれても知りません)

海外のHuawei G6 L11(LTE対応機)には、Android 4.4.2が出ている
Official kit kat 4.4.2 ROM for HUAWEI ASCEND G6 – L11
Step By Step How to Upgrade G6 – L11 to B370

FirmwareのバージョンがB370になるとAndroid 4.4.2となるようだ。
このB370を元に改造したバージョンもあり、そちらでは、/dataパーテーションの拡張や、ソフトウェアの入れ替えなどが行われているようだ。

公式のB370が日本のG6 L22に、そのまま書けるのか、それとも、boot loader unlock申請が必要なのか、というあたりが不明。
B370改造版のほうの説明に、たぶんG6-L22も大丈夫。DualSIMモデルのG6-L33はちょっと微妙、的な記載があったので、大丈夫な可能性は高いけど、使えなくなる可能性も・・・

日本のG6-L22のfirmwareイメージは発見できなかったが、フィリピン版のG6-L22は下記から入手できる
Huawei G6 Firmware(G6-L22, Android 4.3, EMUI 2.0, V100R001C81B120, Philippines)
どの程度、日本版G6-L22と同じなのかはわからない。
ただ、過去にHuawei以外の端末で日本仕様のAndroid機が、フィリピンで再販されたことがあったので、ハードウェア自体は同じなんだろうな、と考えている。

なお、「Huawei G6 cyganogenmod」で検索すると、非公式Cynanogenmod11が出てくるが、これはLTE非対応のG6-U??モデル用。
LTE対応のG6-L??モデル向けには出ていないと認識している。

HuaweiのAndroid機用のファームウェアアップデート用のパッケージングを再構成するためのツールがあるようだ
[TOOL] Huawei Update Extractor [UPDATED: v0.9.9.3] | OPEN-SOURCE LIBRARY
→「https://github.com/worstenbrood/HuaweiUpdateLibrary


2016/07/28追記

実際に試してみたところ、アップデートファイルが違うといって蹴られました。

oemsbl version list check error!
J, write data error
Error:update.app is a invalid package
Error:SD card update failure, SD card update abort!