Lenovoから4コア MT6588搭載のAndroid携帯 開発コードArkansasが11月発売


Lenovoから4コア MTK MT6588搭載のAndroid携帯がでてくる、という噂。

MTK MT6588 1.2GHz
4.5インチ QHD(960×540)
RAM 1GB/ROM 4GB
Android 4.1
1499~1799人民元で発売される・・・という話。

例のごとくにMTKSJ手机网の「传联想Arkansas MTK6588四核手机价格为1799元」がネタ元となります。

なお、上記URLに掲載されている写真は、MT6577搭載のLenovo A789です。

8コア搭載のLTE対応 MTK MT6599が2013年初頭に登場?


2012/10/16追記
weiboにてMediaTek公式アカウントがMT6599についてしゃべていたので、「MediaTekのLTE対応チップ MT6599は2013年後半製品出荷?」という記事を作りました。併せてどうぞ。


まいどまいどのMTK手机网ネタ
今回は「MTK6588时间或推前 联发科明年推8核MT6599?」より・・・

10月に搭載した製品が出てくると噂されているMediaTek MTK MT6588(4core)/MT6583(2core)ですが、その次の製品の話が出てきました。

なんと、8coreのMT6599というものが2013年初頭に出てくる、というのです。

MT6588/MT6583からのアップデート点は現状不明で、「8コア」と「LTEにも対応(それによりLTE/TD-SCDMA/WCDMAの3種類に対応)」という点だけが伝えられています。

・・・いえ、2012年7月末の段階では、MTK MT6588/MTK 6583が2013年初頭って噂だったんですよ。(MTK MT6588/MT6583が2013年初頭に登場予定!?)

それが9月初頭に2012年10月ぐらいにMT6588搭載のiPhone5もどきが出る、なんて話が出てきて、ほんとかなぁ?と思っているうちに「MTK MT6588は2012年10月に試験的な生産と出荷を実施」(2012/09/13)なんて、前倒しされていたので、謎だったんですよね。

2011年からのMTKのAndroid向けラインナップは、以下の様になっています。

MTK MT6575
 ↓
「2コア」
 ↓
MTK MT6577 → 「TD-SCDMAサポート」→ MTK MT6517
 ↓
「CoretexA7」「4コア」「29nmプロセス製造」「TD-SCDMAサポート」などなど(詳細)
 ↓
MTK MT6588(4コア)/MT6583(2コア)
 ↓
「8コア」「LTEサポート」
 ↓
MTK MT6599(8コア)

この流れを見る限りではMT6599では、8コア/LTEサポート以外のトピックは積んで来ないんじゃないのかなぁ・・・とか思います。

そして、期待されるのはドコモからのMTK MT6599搭載機種の発売です。

なぜなら、このLTE技術は2010年7月にドコモからライセンス提供されたものだからです。
ImpressケータイWatch:「ドコモ、台湾MediaTekにLTEプラットフォームをライセンス提供

果たして、国産メーカからも出るんでしょうかねぇ・・・

iPhone5もどきの中華スマフォ 2012/10/06版


iPhone5もどきの中華スマフォもいろいろ出てきてますね。
写真は、正直、代わり映えがしないので掲載しません。
(2012/09/30 桔子I5(Ju-Five)を追加)
(2012/10/02 酷鋒I5を追加)
(2012/10/04 調査の結果、迷你版谷蜂I5はiPhone4Sもどきで裏面カラーリングのみがiPhone5もどきだった)
(2012/10/05 Zophone i5のスペックが判明)
(2012/10/06 Thunderbird I5 LTEを追加)

iPhone4Sもどきについては「iPhone4Sもどき機種一覧 2012/10/04版 」にて。
ちなみに、「Goophone Y5は5月に発売されたiPhone4Sもどき」です。

MTK MT6577編
・Hero H2000+
メーカ:Hero
MTK MT6577
RAM 512MB
液晶:854×480(800×480という話もあり)
Dual SIM
端末詳細:MTK手机网「高仿IPHONE5 英雄H2000+实拍真机图赏」各部の写真/スクリーンショットを掲載(全13ページ)

Goophone i5 pro(谷蜂 i5)の実際の製造元が直販しているモデルなので、ちょっと安いが、品質が低いものが混じることがある、という噂。

販売店:fastcardtech:
販売店:android-sale.com:

Hero H2000+ 4 Inch Screen 1GHz Dual core MT6577 CPU 8MP Camera Phone
$189.99$179.99
販売店:pandawill.com:

Hero H2000+ Smart Phone Android 4.0 MTK6577 Dual Core 3G GPS 4.0 Inch 8.0MP Camera
$172.99

・Goophone i5 pro(谷蜂 i5)
メーカ:Goophone
MTK MT6577
RAM 512MB
液晶:854×480
Dual SIM
fastcardtechのページの説明内にAnTuTuベンチマークをGoophone i5 ProとH2000+とで比較した写真があり、それによるとGoophoneの方が少しいい。
また「New version only 8.99mm body」なんて記述もあるので、初期モデルの厚みは違ったのではないか疑惑あり。

販売店:fastcardtech:

注意:CPUが2世代前のMTK MT6573搭載モデルもあるので注意が必要。
注意2:fastcardtechでは当初「Goophone i5」だったが2012/09/24に「Goophone i5 pro」と書き換わった。

・卓粉i5(Zophone i5)
メーカ:卓粉(Zophone)
MTK MT6577
RAM 1GB
液晶:1136×640 960×640
この製品だけおそらく1SIMです。

販売店:fastcardtech:

注意:メーカページを見てると「ようこそ日本の皆様!XXX元で買いませんか?とか勧誘チャットを要求してきますが無視でokです」
注意2:現時点では価格不明。10月上旬に出てくるらしい

・桔子I5(Ju-Five)
メーカ:桔子公司
MTK MT6577
RAM 不明
液晶: 不明
現状、他のプロダクトとの差異がよくわからないし、公式ページにつくりがいい加減なので謎。
桔子というのは「みかん」のことで、つまりは「Apple or Orange」と言いたいらしい。


MTK MT6575編

・Thunderbird I5 Lte
MTK MT6575
RAM 512MB
液晶:854×480
Android 2.3.6ベース
本物と同様に右側にSIMスロットがあるタイプ(1SIMのみ)

販売店:fastcardtech:

注意:LTEとか謳ってるけど、WCDMAのみ
注意2:2.0GHzと書いてあるけど、商品紹介ページにあるように「CPU 1.2GHz+GPU 800MHz」という計算で2.0GHz

MTK MT6573編
・Goophone i5 LTE
メーカ:Goophone
MTK MT6573
RAM 512MB
液晶:800×480
Dual SIM

販売店:fastcardtech:

注意: これはMTK MT6573という2世代前のCPU搭載の廉価モデル
注意2:LTEとか謳ってるけど、WCDMAのみ

MTK MT6588編

・Thunderbird I5
MTK MT6588
RAM 1GB
液晶:1280×720
Dual SIM

販売店:fastcardtech:

注意:まだ発売されていないモデルです。

Tegra 3編
・Goophone I5(谷蜂 I5)
メーカ: Goophone
Tegra 3
RAM 1GB
液晶: 1280×720
Dual SIM

販売店:fastcardtech:
販売店:android-sale.com:

Goophone I5 – 4 Inch Screen Quad-core CPU 8MP Camera Android Phone
$299.99

注意:このGoophone I5は、大文字表記です。小文字表記のものとは別モデルです。
注意2:まだ発売されてないような感じです。

その他のCPU
Goophone I5迷你版(谷蜂 I5迷你版)
この製品は裏面のカラーリングはiPhone5みたいな感じだが、それ以外はiPhone4Sベースだった。
メーカ:Goophone(谷蜂)
CDMA2000向け製品。WCDMAにも対応しているようだ
CPU Qualcomm MSM7627a
RAM 512MB
液晶:960×640
Dual SIM

メーカ公式販売ページ:

GoophoneI5谷蜂I5迷你版Y5/Y6 电信EVDO 3网通吃 3G安卓智能手机
1550.00人民元(2万円ぐらい)
販売店:メーカが紹介しているtaobao店舗例:

Goophone I5谷蜂i5迷你版Y5/Y6电信EVDO 3网通吃 3G安卓智能手机
1441.50人民元(1万8千円ぐらい) 846人民元というのはiPhone4Sもどきの値段

情報量はtaobaoのページの方が多い。
「CDMA2000/EvDO」と「GSM/WCDMA」で切り替えて使うようだ。
日本のauのCDMA2000で使えるのかどうかは不明。

詳細不明

・酷鋒I5(KuPhone I5)
メーカ:酷鋒集團國際有限公司
メーカのリリースに関する情報:号外!酷锋I5即将上市,工程样机靓照泄露,酷锋S9停…..
iPhone4Sもどきの酷鋒S9を作るのやめて、iPhone5もどきの酷鋒I5を作るよ!的なお知らせ。
外見のみで、スペックに関する記述はない。

MediaTekのMT6628という無線関連チップの機能


7月に「MediaTekのMT6620という無線関連チップの機能」にて、MTK製の無線周りの機能を受け持つMT6620というチップについての記事を書いた。

その後、「MTK MT6588/MT6583が2013年初頭に登場予定!?」という記事の中で使用した表によると、MT6588世代では、MT6628という周辺チップも使用できる、と記述されていた。
詳細が掲載されてなかったので、ネタにしていなかったのですが、製品詳細が出てきていました。

製品としては、「MT6628Q」と「MT6628T」の2種類。
MT6628Q Wireless connectivity 4-in-1 combo for SP and Tablet market
MT6628T Wireless connectivity 3-in-1 combo for SP and Tablet market

2つのスペックの違いを簡単に書くと
 MT6628Q: 無線LAN/Bluetooth/GPS/FMラジオ で4in1
 MT6628T: 無線LAN/Bluetooth/FMラジオ で3in1
というもの。どちらもピン配列は同じなので、差し替えできるようです。
(さすがにユーザが差し替える、というのは無理だけど・・・)

とはいえ、いくら中華スマフォといえど、いまどきスマートフォンでGPSなしにするとは思いたいのですけれども・・・
おそらくはMT6628Tのメインターゲットは家庭内向けのタブレットとかなのでしょうね。

で、旧来のMT6620MT6628Q/MT6628Tの違いを比較してみたのですが、記載されたスペック上は退化している可能性があるというのが、ちょっと微妙です。

MT6628強化部分
・無線LANについて、Wifi Display and HotSpot 2.0対応

MT6628で退化しているかもしれない部分
(打ち消し線の部分がMT6628では記載されていない)
・無線LANは802.11 a/b/g/n対応
・GPS(アメリカ)/Galileo(EU)/QZSS(日本 準天頂衛星システム)/SBAS(各国で運用している静止衛星型衛星航法補強システム)対応
「FM over Bluetooth」と呼ばれるFMラジオの音声をBluetoothで飛ばせる機能対応
MediaTekの「AlwaysLocate」という仕組みにより低消費電力で位置情報確保ができるらしい

MT6620/MT6628共通部分
・Wi-Fi CERTIFIED Passpoint、Wi-Fi Direct対応
・Bluetooth 3.0+HS、および、Bluetooth 4.0 Low Energy対応
・GPS感度は-165dBm
・FMラジオとFMデータ放送(EUのRDSとアメリカのRBDS)対応
・音声パケットに関するパケットロス隠蔽システムがある?「PLC (Packet Loss Concealment) technology for superior audio quality」

● MT6620のページの記載
△ MT6628Qのページの記載
■ MT6628Tのページの記載

● Low power, small size and high performance WLAN/Bluetooth/GPS/FM solution
△ Low power, small size and high performance WLAN/Bluetooth/GPS/FM solution
■ Low power, small size and high performance WLAN/Bluetooth/FM solution

● WLAN 802.11 a/b/g/n dual band single stream (20/40MHz) with dual band LNA and 2.4GHz PA integration
△ WLAN 802.11 b/g/n dual band single stream (20/40MHz) with LNA and PA integration
■ WLAN 802.11 b/g/n dual band single stream (20/40MHz) with LNA and PA integration

● Bluetooth 3.0+HS and V4.0 Low Energy support with PA integration
△ Bluetooth 3.0+HS and V4.0 Low Energy support with PA integration
■ Bluetooth 3.0+HS and V4.0 Low Energy support with PA integration

● Support GPS/Galileo/QZSS/SBAS with -165dBm tracking sensitivity
△ Support GPS/QZSS/SBAS with -165dBm tracking sensitivity

● FM Tx/Rx with RDS/RBDS support
△ FM Rx with RDS/RBDS support
■ FM Rx with RDS/RBDS support

● Support WAPI hardware encryption and Wi-Fi Direct
△ Support WAPI hardware encryption and Wi-Fi Direct, Display and HotSpot2.0
■ Support WAPI hardware encryption and Wi-Fi Direct, Display and HotSpot2.0

● Support FM over Bluetooth

● PLC (Packet Loss Concealment) technology for superior audio quality
△ PLC (Packet Loss Concealment) technology for superior audio quality
■ PLC (Packet Loss Concealment) technology for superior audio quality

● Advanced AlwaysLocateTM location awareness technology with ultra low power consumption

● Flexible host interfaces support include single SDIO interface for all wireless functions
△ Flexible host interfaces support include single SDIO interface for all wireless functions
■ Flexible host interfaces support include single SDIO interface for all wireless functions

■ Pin-to-pin compatible with MT6628Q

MTK MT6588は2012年10月に試験的な生産と出荷を実施


MTK手机网 :「传10月联发科将少量生产MTK6588四核芯片」より

MTKの4コア搭載の新チップMT6588は、2012年10月から少量の試験的な生産と出荷が実施される、とのこと。
出荷される先は限定されている、ということなのですが、現段階ではどこらへんに出荷されるか、という情報は入っていないようです。

MTK MT6588の詳細については、過去記事「MTK MT6588/MT6583が2013年初頭に登場予定!?」を参照してください。

まぁ、以下に同等の内容をおいておきますけれどもね・・・


「MT6588」と廉価版の「MT6583」なるチップが登場します。

スペックの要点
・Cortex-A7 1.xGHz
・MT6588は4コア、MT6583は2コア
・28nmプロセスで製造
・GPUは引き続きPowerVR SGXシリーズのSGX544
・WCDMA HSPA+ Rel.8 42Mbps/11Mbps対応(MT6583は21Mbps/5.76Mbps)
・WCDMAだけでなく中華版TDSCDMAにも対応
・1300万画素カメラ対応(MT6588のみ)


さすがにLTE対応までは盛り込んでこなかったようですが、「バッテリ駆動時間を延ばすと評判」のCoretex-A7を採用することもありますし、半年後の端末世界はdual coreじゃなければ死ね、ぐらいのことを言われそうな感じですね・・・