Shuttle KD20かぁ


2021/08/23 いまも時々アクセスがあるので追記

2017年頃にShuttleのページからKD20などのfirmwareがダウンロードできなくなったようです。

ShuttleのOMNINASシリーズに関して残っているのは「Shuttle Knowledge Base OMNINAS」からリンクされている「KD20」ぐらいなようです。
そこを見る限りでは、OMNINASはSMB1.0までしか対応していないので、2021年現在のWindows10標準設定ではアクセスできないので現用はお薦めできないものです。

いろいろ情報を探すとOpenWrtに「Techdata: Shuttle OMNINAS KD20」「Table of Hardware: Shuttle OMNINAS KD20」と機種ページがあり、OpenWRT 19.07が導入できるようです。

OpenWRTをインストールして、Linuxのソフトウェアミラー機能を手動で設定、samba4パッケージのインストールを行うと、とりあえず2021年に要求される最低限の設定は可能なようです。(注:OpenWRTインストールには初期化が必要です)


Shuttle KD20という3.5インチHDDが2台入るタイプのNASが安くなっているらしい。

firmwareって更新されてるのかな?と日本のサポートページを見てみる。
「OMNINAS-7821_2.12.20130108.tar.gz」
1年以上前である。

これはハズレかなぁ・・・と思いつつも、下の方にある「ダウンロード(ドライバー、BIOS、ファームウェアなど)/ダウンロードセンター」を見てみる。

「OmniNAS-7821_2.38.20140728 New!」

つい最近も更新されているじゃないですか。

で・・・Shuttleの「アウトレット」と書かれているページを見てみるとですね。
KD20(アウトレット) 7,900円(税込)」なんてのがあるんですよね。
そして、KD20の後継製品である「KD22(未使用開封品) 15,800 円(税込)」ってのも

NetBackupの日本語ドキュメント入手場所 2023/10/30版


NetBackupの日本語ドキュメントの入手方法についてメモ書き。

(2014/08/05 初版)
(2016/01/06 Veritasへの移管(帰還?)に伴うURLの変更を反映)
(2016/07/08,28 NetBackup 7.7.3対応)
(2018/02/16 NetBackup 8.1対応+VERITASドキュメント検索システム変更対応)
(2018/09/06 一括ダウンロードページのリンク追加)
(2019/04/08 最近の情勢を反映)
(2020/01/08 現状を反映/Netbackup8.2対応)
(2020/11/02 NetBackup 8.3対応)
(2021/10/05 NetBackup 9.1対応)
(2023/10/30 NetBackup 10.3対応)

・Veritas公式「NetBackup 製品マニュアル一括ダウンロードへのリンク集

Netbackup 7.7, 8.0, 8.1, 8.1.1, 8.1.2, 8.2,8.3,9.0,9.1,10.0, 10.1, 10.2 の日本語マニュアルがPDFをzipでまとめたものがダウンロードで入手できる。日本語マニュアルのHTML掲載もあるのだが、まとめたものが無く、検索して見つけるしかないのが面倒。

また、2023/10/30時点での最新のNetBackupは10.3なのだが、日本語マニュアルが提供されていない。

これ以外にも、NetBackupの日本語版PDFマニュアルはバージョンによって提供されている内容に差異がある。例えば、8.1の日本語マニュアルは48個、8.1.1は29個、8.1.2は47個と差があったりする。最新のだけではなく古いやつもチェックしておいた方が良い。

また、NetBackup 8.1 英語版PDFマニュアルは56個、8.1.1は61個、8.1.2は63個と日本語に翻訳されていないものもあるので、日英両方をダウンロードしておくことを推奨する。

英語版のマニュアルは「NetBackup Documentation Landing Page」でPDF一括ダウンロードがあり、またHTML掲載のページへのリンクもあるので容易に確認することができる。

NetBackup 8.2になるとマニュアルの統廃合があったようで、英語版PDFは37個、日本語版PDFは34個に減っている。

NetBackup 8.3では日本語版PDF 44個になっている。これは8.3でNetBackup WebUIというインタフェースが追加されたことによるマニュアル増加になる。

・NEC「NetBackup – 製品マニュアル

NetBackup 7.0,7.1, 7.5, 7.6, 7.7, 8.0, 8.1, 8.1.1, 8.1.2, 8.2, 8.3, 9.0, 9.1, 10.0, 10.1, 10.2のPDFマニュアルが個別でダウンロードできる。

この他、日立のJP1 Version11とVersion 12では「バックアップ管理(マルチプラットフォーム環境向け)」としてNetBackupが利用されているため、JP1 Version 11 ドキュメント一覧からNetBackup 8.1の日本語マニュアル、JP1 Version 12ドキュメント一覧からNetBackup 8.3, 9.0, 9.1, 10.0, 10.2の日本語マニュアルを調達することも出来ます。

また、NetBackupのアップグレード(バージョンアップ)を行う場合は上記で提供されるマニュアルに含まれるUpgrade Guideを参照することは当然ですが、まずは「NetBackup Upgrade Portal」に注意すべき追加事項が書かれていないかを確認する必要があります。


以下はアーカイブ目的の古い記述

しばらく使ってなかったら、NetBackupの日本語ドキュメントの入手方法について、すっかり忘却の彼方になってしまっていたので、備忘録としてメモ書き。
(2014/08/05 初版)
(2016/01/06 Veritasへの移管(帰還?)に伴うURLの変更を反映)
(2016/07/08,28 NetBackup 7.7.3対応)
(2018/02/16 NetBackup 8.1対応+VERITASドキュメント検索システム変更対応)
(2018/09/06 一括ダウンロードページのリンク追加)

まず、簡単に手に入る日本語ドキュメント

・「日立 マニュアル:ミドルウェア:JP1 Version10」にNetBackup 7.6日本語ドキュメント
JP1の一部としてNetBackupが提供されており、ソレ用のドキュメントとして公開されている。
中身は、そのまま。

・「日立マニュアル:ミドルウェア:JP1 Version 11マニュアル」にNetBackup 8.1日本語ドキュメント

・「NEC:NetBackup – 製品マニュアル
NetBackup 8.1.1, 8.1, 8.0, 7.7.xなどの日本語マニュアルが単品pdfとしてダウンロードできる。

・「NetBackup 8.x Upgrade Portal
NetBackup 8.xへアップデートする場合に参照するべきページ。
ここに各種資料へのリンクがまとまっていることが多い。

・「NetBackup Documentation Landing Page(英語)」「NetBackup 製品マニュアル一括ダウンロードへのリンク集
一括ダウンロードページへのリンク集がようやく整備された。
英語版の方は、一括pdf zipのリンクと、個別のpdfリンクの双方がある。
日本語版の方は、一括pdf zipのみ。

・「VERITAS テクニカルサポート/ドキュメンテーション NetBackup検索結果
2017年になってドキュメント検索システムが更新され、日本語ドキュメントを検索しやすくなりました。
なお、「7.7.3」用のドキュメントを探す場合に「セレクトバージョン:7.7.3」を選択すると何故か表示されないドキュメントがたくさんあります。「セレクトバージョン:7.7」を選択してください。


以下は資料のために残しておきます。(2018/02/16)

バージョンが古すぎて消えてしまったもの
NetBackup 7.1 Localized Product Documentation(旧:NetBackup 7.1 Localized Product Documentation)
NetBackup 6.0 Localized Product Documentation(旧:NetBackup 6.0 Localized Product Documentation)

入手がめんどくさいもの
NetBackup 7.7.x Documentation
NetBackup 7.6.x Documentation
NetBackup 7.5 Documentation

ほんとだったら、上記のURLは日本語向けなので、そこにある各ドキュメントのリンクをクリックした際も日本語(ja_JP)向けで表示されることが期待されるのに、なぜか飛ばされる先が英語(en_US)になってしまう、という問題が発生しています。

その場合は、手でURLの「en_US」を「ja_JP」に変更することで日本語ドキュメントが表示されます。
下記に日本語ドキュメントの一括zipについてのダウンロードリンクもおいておきます.
各ページともに右側にある「Download Attachments」もしくは「添付ファイルのダウンロード」をクリックすると、pdfもしくはzipファイルへのリンクが表示されるようになっています。
7.7.3 Japanese一括zip
7.7.2 Japanese一括zip
7.7.1 Japanese一括zip
7.6.1 Japanese一括zip

で・・・NetBackup 7.5だけは、日本語ドキュメントの一括が入手できないままのようだ。
7.5 English 一括zip
なので、NetBackup 7.5 Documentationにあるリンクから各マニュアルを1つずつダウンロードしていく必要がある。


下記はsymantecにあった際のもの
上記2つは、同じURLで英語ドキュメントと日本語ドキュメントをダウンロードできるようになっているのだが、特に明記されていないので、分かりづらい。

各ページで「Language:Japanese」を選択すると、機械翻訳のページになるだけの様に見えてしまうが、実は各ドキュメントやzipのリンクをたどると、日本語ドキュメントに飛ばされるようになっている。

うまく動作しない場合は、URLを手で修正すると入手できたりする。
例えば、NetBackup 7.5 管理者ガイド Vol. 1 – Windowsを入手したい場合は「http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=DOC5159&locale=ja_JP#」という形で、locale=ja_JPをつければ日本語になる。

NetBackup7.5日本語ドキュメントの一括ダウンロードは無いようだが、NetBackup 7.6については、「このリンク」で入手が可能となる。
(逆に7.6英語版を入手したい場合: http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=doc6446&locale=en_US# )

Nimble Storage CS700とAll-Flash構成が登場



HDD+SDDのハイブリット型iSCSIストレージのNimble Storageに新機種CS700と、All-Flash構成が登場したようです。

リリース:Nimble Storage Redefines Storage Market With Adaptive Flash Platform

4xCS700という最大のクラスタ構成+All-Flashにした場合に、500,000 IOPSを提供するという、CS700というモデルと、それに使用するAll-FlashエンクロージャES1-AFSがリリースされました。

単体のCS700としては、CS400シリーズの2.5倍速い、とうたっています。
adaptive-flash6

公式のスペック情報など出ている限りの情報を確認してみたところ、CS700のスペックとしては、以下の様な感じです。

・CS400シリーズの2.5倍速い
・ストレージ容量などはCS460相当
・ネットワークポート数が変更
標準 1Gb*2ポート
増設 「10Gb-T*4ポート」or「10Gb SFP+*4ポート」

1Gbで使うことは想定されなくなった模様・・・まぁ、この高スペックを1Gbで使うというのは、意味が無いですからね。

ただ・・・スペック情報ページに「It delivers up to 2.5x the performance of the CS400 series.」と書いてあるのに、上にも引用している画像では、どう見ても2.5倍無いんだけどなぁ・・・

All-Flashエンクロージャの方は全然情報がない。
CS700に接続できる、というのは、ほぼ確定ですが、それ以外のモデルに接続できるのかどうか、というところ。

おそらくは、現在RC版のNimble OS 2.1か、その次のバージョンあたりがAll-Flash対応のOSになるんだろうけど、果たしてどうなるのか?
少なくとも、現状公開されているNimble OS 2.1のマニュアルでは、記載を発見できませんでした。
PDFカタログの書きようをみると、全モデルで使えそうな感じもします・・・

PDFカタログに「Max Flash Capacity with All-Flash Shelf (GB)」という欄がありました。
CS2xxシリーズは、All-Flash非対応
CS4xxとCS700がAll-Flash対応、とのこと。

オープンソース版もあるVTLソフトウェアQUADSTOR


LTFSについて調べていたら「QUADSTOR」というものが出てきた。

QUADSTORのページにいくと「Storage Virtualization Software」と「Virtual Tape Library(VTL)」の2種類がある。

どちらもLinux/FreeBSDサーバの管理下にあるディスクを使って、FC/iSCSI/Infiniband接続のデバイスとして見せるためのソフトウェア。

VTLの方は、さらに/dev/st0や/dev/sg0などの通常のデバイスファイルとして見せることもできるようだ。

おもしろそうなので、後ほど詳細を調査予定

使って見た詳細→「QUADSTOR VLTを使ってみた

LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2014/06/09版


LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2020/05/11版」にて内容を更新しました。


2015/11/18の情報を元に、新記事「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2015/11/18版」を公開しています。


LTOテープ1本を持ち運びができるファイルシステムメディアとして使用できるようにするLTFSについて、最近の状況を調べ直した。
(過去の関連記事:「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFS(2012/11/28)」「テープ装置メーカ純正のLTFS一覧(2013/12/20更新)」「IBM版LTFSをRHEL5で使ってみた(2013/05/20)

LTO-5/LTO-6からは、メディアを2つの領域に分割して利用することが可能になった。
その機能を活かし、1本のテープメディアの中に、メディア内データの管理情報と、実データを分割して保存することを可能とした。
これにより、これまで実現出来なかった、1本のテープメディアだけで可搬性のあるファイルシステム構築、というものが可能となり、その実装として、LTFS(Linear Tape File System)というのがある。

使用用途としては、バックアップ用ではなく、長期保存のためのアーカイブ用や、大容量データの持ち運び用として使用されている。

LTFSを実現するためのソフトウェアについては、基本的には、IBMが大本のベースを作り、それを各LTOドライブメーカが、自社ドライブ向けにカスタマイズして提供しているような形となっている。

LTFSには、バージョンがいくつかあり、現状気にしなければならないのは、以下の4つ
・LTFS 1.0
・LTFS 2.0 : ファイルインデックス関連で機能をいろいろ追加
・LTFS 2.1 : 2012/05/18リリース。LTFS2.0+シンボリックリンク(現在draft版)
・LTFS 2.2 : 2013/12/21リリース。管理情報の改良

ファイルインデックスは、XMLで書かれているので、LTOテープからデータを直接読み込んで、自前でデコードしてみる、ということも可能ではある。

LTFS2.2の規格書はSNIAの「Linear Tape File System (LTFS)」にある。
その他、いろんな情報は、LTOの規格団体の「LTFS Overview」にある。

LTFSの公式認証を取得しているLTFSソフトウェアについては、「LTFS Compliance Verification」にて紹介されている。

2014/06/06時点では以下の6個が登録されている。

 Company

 Product

 Version

 LTFS Version*

 LTO Generation

 Date tested

 Quantum

 Quantum Scalar LTFS Appliance

 2.0.2

 2.0.1

 LTO5 & 6

 9/11/13

 HP

 HP StoreOpen Standalone

 2.1.0

 2.1.0

 LTO5 & 6

 9/11/13

 IBM

 IBM Single Drive Version

 1.3.0

 2.1.0

 LTO5 & 6

 9/11/13

 IBM

 IBM LTFS Library Edition

 V1R3

 2.1.0

 LTO5 & 6

 10/2/13

 Quantum

 Quantum LTFS

 2.1.0

 2.1.0

 LTO5 & 6

 11/29/13

 HP

 HP StoreOpen Automation

 1.2.0

 2.0.1

 LTO5 & 6

 11/29/13

ソフトウェアのバージョンと、対応しているLTFSフォーマットのバージョンに関連性は無いので注意が必要。

各ドライブメーカが出しているLTFSソフトウェアの情報について

まずは、上記のリストに載っているメーカのものから。

・IBM
公式: IBM Linear Tape File System

ソフトウェアの入手は、「Fix Central」にて「製品グループ:System Storage」-「Tape Systems」-「Tape drives and software」の下にある「LTFS Single Drive Edition (SDE)」や「LTFS Library Edition (LE)」を選択して行う。
なお、LEの方はアップデータのみの配布で、元になるソフトウェアについては、IBMから別途入手する必要がある。
基本的には、LTFS Single Drive Edition(SDE)が、他の全てのLTFSソフトウェアの原型になっているもの・・・という感じである。

2014/06/09時点での最新は、
LTFS Library Edition : ver2.1.2.2-4103(2013/12/06)
LTFS Single Drive Edition: ver2.2.0.0-4301(2014/05/09)

SDEの方はLTFS2.2をサポート。
LEの方はサポートしているのかどうかはっきりしなかった。

・HP
公式: HP StoreOpen
日本語情報: HP LTFS (Linear Tape File System)

ソフトウェアの入手は、単体ドライブ向けの「HP StoreOpen Standalone」も、チェンジャー向け「HP StoreOpen Automation」も、なぜか「HP StoreOpen Standaloneダウンロードページ」のリンクから可能。

2014/06/09時点での最新は、
HP StoreOpen Standalone : ver2.2.0(2014/04/29)
HP StoreOpen Automation : ver1.3.0(2014/02/03)

どちらのバージョンもLTFS 2.2.0をサポートするためにバージョンアップしている。

・Quantum
公式: Linear Tape File System

ソフトウェア入手は上記の公式ページの「Software」タブから行う。
ソースコードについては、LTFS Open Source Filesから。

2014/06/09時点での最新は、
qtmltfs : ver2.1.1(2014/02/25)

日付的にLTFS2.2もサポートなのかな?と思いきや、README内の変更履歴を見る限りでは、LTFS2.1までのサポート。

・Quantum Scalar LTFS Appliance
公式:Scalar LTFSアプライアンス

こいつだけ、他のとは違って、ハードウェアがセットになったアプライアンス。
これの下にFC経由などでテープチェンジャーを繋いで使うもの。

リストに載っていない、LTFS

・TANDBERG DATA
公式: LTFS for Big Data Storage

ソフトウェアの入手は「LTFS Documents and Downloadsから行う。

2014/06/09時点での最新は
バイナリ: ver2.1.0
ソースコード: ver1.2.0
ではあるものの、HP StoreOpen Standaloneそのままである模様。

・Oracle
公式: Oracle’s StorageTek Linear Tape File System, Open Edition

ソフトウェアの入手は「https://oss.oracle.com/projects/ltfs/files/」から行う。

2014/06/09時点での最新は
ltfs-1.2.6-20130711(2013/08/15)

IBM LTFS 1.2.5とHP LTFS 2.0.0を組み合わせ、Oracle/StorageTek用の設定を入れたもの。
LTFS2.0.0までのサポート