BackupExec / NetBackupでWinPEを使った起動ディスクで仮想マシンをリカバリするとNIC設定が消える場合がある


BackupExec 20.1を使ってHyper-V上のWindows Serverのバックアップを行った。
最初、Hyper-V経由で仮想マシンとしてのバックアップにしようと考えていたのだが、BackupExecでは特定のドライブのバックアップを取らないという設定が出来ず、必ず全ドライブをバックアップする必要があることが分かった。
このため、対象サーバにBackupExec Agentをインストールして、エージェント経由でのバックアップを取ることにした。

で、Windows ADKを使用したSDR起動ディスクを作って、フルリストアのテストを行ったところ問題発生。
NICが2つついている場合、片側につけたIPアドレス設定がリカバリされない。

いろいろ条件をかえて試してみたけど、必ず発生している。

どうやら仕様らしい。

Veritasのサイト上だとNetBackup / vSphere環境での話として、「After restore a Windows Virtual Machine to original or alternate location, Virtual NIC settings may be changed or lost.」というのが掲載されている。

回避方法はなく、手動で再設定しろ、だそうな

OpenDedupは結構頑張ってる?



NetBackupのハードウェア互換性ガイドを見ていたら「Datish Systems (OpenDedup)」を発見。

2013年に記事を書いた(Opendedupという重複排除機能搭載のLinux/Windows向けファイルシステム)けど、いまはどうなってるんだろ?と確認してみた

Detish Systems」は、OpenDedup」を開発してる主体の会社である模様。

ただ、どういう会社なのか詳細がよく分からない・・・
なにせAboutを開くと「This is an example of a WordPress page, you could edit this to put information about yourself or your site so readers know where you are coming from. You can create as many pages like this one or sub-pages as you like and manage all of your content inside of WordPress.」とWordpressの初期設定っぽいのが出てくるし・・・

OpenDedup側で調べていく
githubのhttps://github.com/opendedup/sdfsでソースは公開中。

NetBackup Ready」とのことで、OpenDedupのストレージをNetBackupのバックアップ保存先にでき、なおかつ、NetBackupのOSTデバイスとして高速にバックアップ可能な仕組みが用意されているとのこと。

実際のデータ保存先はAmazon S3やAzureなどのクラウドストレージ。

OpenDedupがセットアップ済みの「OpenDedup Virtual NAS Appliance」を使うと、ファイルサーバだけでなく、レプリケーションまで対応出来る模様。

で・・・そこらを含めて、Free。

この会社、どこでカネとるんだろ?
サポートでとるのかと思えば、特に記載はないし・・・謎です

NetBackupの日本語ドキュメント入手場所 2023/10/30版


NetBackupの日本語ドキュメントの入手方法についてメモ書き。

(2014/08/05 初版)
(2016/01/06 Veritasへの移管(帰還?)に伴うURLの変更を反映)
(2016/07/08,28 NetBackup 7.7.3対応)
(2018/02/16 NetBackup 8.1対応+VERITASドキュメント検索システム変更対応)
(2018/09/06 一括ダウンロードページのリンク追加)
(2019/04/08 最近の情勢を反映)
(2020/01/08 現状を反映/Netbackup8.2対応)
(2020/11/02 NetBackup 8.3対応)
(2021/10/05 NetBackup 9.1対応)
(2023/10/30 NetBackup 10.3対応)

・Veritas公式「NetBackup 製品マニュアル一括ダウンロードへのリンク集

Netbackup 7.7, 8.0, 8.1, 8.1.1, 8.1.2, 8.2,8.3,9.0,9.1,10.0, 10.1, 10.2 の日本語マニュアルがPDFをzipでまとめたものがダウンロードで入手できる。日本語マニュアルのHTML掲載もあるのだが、まとめたものが無く、検索して見つけるしかないのが面倒。

また、2023/10/30時点での最新のNetBackupは10.3なのだが、日本語マニュアルが提供されていない。

これ以外にも、NetBackupの日本語版PDFマニュアルはバージョンによって提供されている内容に差異がある。例えば、8.1の日本語マニュアルは48個、8.1.1は29個、8.1.2は47個と差があったりする。最新のだけではなく古いやつもチェックしておいた方が良い。

また、NetBackup 8.1 英語版PDFマニュアルは56個、8.1.1は61個、8.1.2は63個と日本語に翻訳されていないものもあるので、日英両方をダウンロードしておくことを推奨する。

英語版のマニュアルは「NetBackup Documentation Landing Page」でPDF一括ダウンロードがあり、またHTML掲載のページへのリンクもあるので容易に確認することができる。

NetBackup 8.2になるとマニュアルの統廃合があったようで、英語版PDFは37個、日本語版PDFは34個に減っている。

NetBackup 8.3では日本語版PDF 44個になっている。これは8.3でNetBackup WebUIというインタフェースが追加されたことによるマニュアル増加になる。

・NEC「NetBackup – 製品マニュアル

NetBackup 7.0,7.1, 7.5, 7.6, 7.7, 8.0, 8.1, 8.1.1, 8.1.2, 8.2, 8.3, 9.0, 9.1, 10.0, 10.1, 10.2のPDFマニュアルが個別でダウンロードできる。

この他、日立のJP1 Version11とVersion 12では「バックアップ管理(マルチプラットフォーム環境向け)」としてNetBackupが利用されているため、JP1 Version 11 ドキュメント一覧からNetBackup 8.1の日本語マニュアル、JP1 Version 12ドキュメント一覧からNetBackup 8.3, 9.0, 9.1, 10.0, 10.2の日本語マニュアルを調達することも出来ます。

また、NetBackupのアップグレード(バージョンアップ)を行う場合は上記で提供されるマニュアルに含まれるUpgrade Guideを参照することは当然ですが、まずは「NetBackup Upgrade Portal」に注意すべき追加事項が書かれていないかを確認する必要があります。


以下はアーカイブ目的の古い記述

しばらく使ってなかったら、NetBackupの日本語ドキュメントの入手方法について、すっかり忘却の彼方になってしまっていたので、備忘録としてメモ書き。
(2014/08/05 初版)
(2016/01/06 Veritasへの移管(帰還?)に伴うURLの変更を反映)
(2016/07/08,28 NetBackup 7.7.3対応)
(2018/02/16 NetBackup 8.1対応+VERITASドキュメント検索システム変更対応)
(2018/09/06 一括ダウンロードページのリンク追加)

まず、簡単に手に入る日本語ドキュメント

・「日立 マニュアル:ミドルウェア:JP1 Version10」にNetBackup 7.6日本語ドキュメント
JP1の一部としてNetBackupが提供されており、ソレ用のドキュメントとして公開されている。
中身は、そのまま。

・「日立マニュアル:ミドルウェア:JP1 Version 11マニュアル」にNetBackup 8.1日本語ドキュメント

・「NEC:NetBackup – 製品マニュアル
NetBackup 8.1.1, 8.1, 8.0, 7.7.xなどの日本語マニュアルが単品pdfとしてダウンロードできる。

・「NetBackup 8.x Upgrade Portal
NetBackup 8.xへアップデートする場合に参照するべきページ。
ここに各種資料へのリンクがまとまっていることが多い。

・「NetBackup Documentation Landing Page(英語)」「NetBackup 製品マニュアル一括ダウンロードへのリンク集
一括ダウンロードページへのリンク集がようやく整備された。
英語版の方は、一括pdf zipのリンクと、個別のpdfリンクの双方がある。
日本語版の方は、一括pdf zipのみ。

・「VERITAS テクニカルサポート/ドキュメンテーション NetBackup検索結果
2017年になってドキュメント検索システムが更新され、日本語ドキュメントを検索しやすくなりました。
なお、「7.7.3」用のドキュメントを探す場合に「セレクトバージョン:7.7.3」を選択すると何故か表示されないドキュメントがたくさんあります。「セレクトバージョン:7.7」を選択してください。


以下は資料のために残しておきます。(2018/02/16)

バージョンが古すぎて消えてしまったもの
NetBackup 7.1 Localized Product Documentation(旧:NetBackup 7.1 Localized Product Documentation)
NetBackup 6.0 Localized Product Documentation(旧:NetBackup 6.0 Localized Product Documentation)

入手がめんどくさいもの
NetBackup 7.7.x Documentation
NetBackup 7.6.x Documentation
NetBackup 7.5 Documentation

ほんとだったら、上記のURLは日本語向けなので、そこにある各ドキュメントのリンクをクリックした際も日本語(ja_JP)向けで表示されることが期待されるのに、なぜか飛ばされる先が英語(en_US)になってしまう、という問題が発生しています。

その場合は、手でURLの「en_US」を「ja_JP」に変更することで日本語ドキュメントが表示されます。
下記に日本語ドキュメントの一括zipについてのダウンロードリンクもおいておきます.
各ページともに右側にある「Download Attachments」もしくは「添付ファイルのダウンロード」をクリックすると、pdfもしくはzipファイルへのリンクが表示されるようになっています。
7.7.3 Japanese一括zip
7.7.2 Japanese一括zip
7.7.1 Japanese一括zip
7.6.1 Japanese一括zip

で・・・NetBackup 7.5だけは、日本語ドキュメントの一括が入手できないままのようだ。
7.5 English 一括zip
なので、NetBackup 7.5 Documentationにあるリンクから各マニュアルを1つずつダウンロードしていく必要がある。


下記はsymantecにあった際のもの
上記2つは、同じURLで英語ドキュメントと日本語ドキュメントをダウンロードできるようになっているのだが、特に明記されていないので、分かりづらい。

各ページで「Language:Japanese」を選択すると、機械翻訳のページになるだけの様に見えてしまうが、実は各ドキュメントやzipのリンクをたどると、日本語ドキュメントに飛ばされるようになっている。

うまく動作しない場合は、URLを手で修正すると入手できたりする。
例えば、NetBackup 7.5 管理者ガイド Vol. 1 – Windowsを入手したい場合は「http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=DOC5159&locale=ja_JP#」という形で、locale=ja_JPをつければ日本語になる。

NetBackup7.5日本語ドキュメントの一括ダウンロードは無いようだが、NetBackup 7.6については、「このリンク」で入手が可能となる。
(逆に7.6英語版を入手したい場合: http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=doc6446&locale=en_US# )