Steamlink launcher for OSMCをラズパイ3のOSMCに導入

ラズパイ3をメディアプレイヤーとして置こうと思うんだけど、そこに「Steam Link now in BETA on Raspberry Pi」をインストールして、Steam Linkの端末としても使いたい。

そういうことができるのかを調べて見た。すると、「Release: Steamlink Launcher for Kodi (OSMC only)」というのを発見。ソフトウェアの配布は「https://github.com/swetoast/steamlink-launcher」で行われている。

ラズパイをメディアプレイヤーとして使うディストリビューションとして「LibreELEC」とか「OSMC」がある。

今回のプラグインはOSMC用ということなので、OSMCのSDカードイメージで起動してみる・・・が・・・「Install failed: can’t mount root」というエラー。

SDカード内にある「install.log」にログがある、というので確認してみると・・・

Thu Jan 1 00:00:07 1970 Starting OSMC installer
Thu Jan 1 00:00:13 1970 Detecting device we are running on
Thu Jan 1 00:00:13 1970 Mounting boot filesystem
Thu Jan 1 00:00:13 1970 Trying to mount to MNT_BOOT (/mnt/boot)
Thu Jan 1 00:00:13 1970 Using device->boot: /dev/mmcblk0p1 and FS: fat32
Thu Jan 1 00:00:13 1970 No preseed file was found
Thu Jan 1 00:00:13 1970 Creating root partition
Thu Jan 1 00:00:13 1970 From a root partition of /dev/mmcblk0p2, I have deduced a base device of /dev/mmcblk0
Thu Jan 1 00:00:10 1970 Determined 255 MB as end of first partition
Thu Jan 1 00:00:10 1970 Calling mkpart for device: /dev/mmcblk0 and fs: ext4 with start 257M and end 100%
Thu Jan 1 00:00:11 1970 Calling fmtpart for partition /dev/mmcblk0p2 and fstype ext4
Thu Jan 1 00:01:23 1970 Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
Stride=2 blocks, Stripe width=1024 blocks
969136 inodes, 3869440 blocks
193472 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=3963617280
119 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8144 inodes per group
Superblock backups stored on blocks: 
	32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208

Allocating group tables:   0/119       done                            
Writing inode tables:   0/119       done                            
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information:   0/119  2/119  4/119  6/119 50/119       done


Thu Jan 1 00:01:23 1970 Mounting root
Thu Jan 1 00:01:23 1970 Trying to mount to MNT_ROOT (/mnt/root)
Thu Jan 1 00:01:23 1970 Using device->root: /dev/mmcblk0p2
Thu Jan 1 00:01:23 1970 Error occured trying to mount root of /dev/mmcblk0p2
Thu Jan 1 00:01:23 1970 Halting Install. Error message was: can't mount root

たいしたことは書かれてない感じで・・・なぜ?

違うmicroSDカードを使ったところ、正常に起動が完了した。

まずは、Bluetoothコントローラのペアリング設定は「My OSMC」の「Network」でBluetoothを有効にしてから行う。

次に、sshでログイン(OMSCのUsernames and passwords)して、

$ sudo apt update
$ sudo apt install xz-utils
$ curl -#Of http://media.steampowered.com/steamlink/rpi/steamlink_1.0.7_armhf.deb
$ sudo dpkg -i steamlink_1.0.7_armhf.deb
$ steamlink

「steamlink」を実行するとしばらく追加のソフトインストールとかが実行されたあと、HDMI出力にsteamlinkの画面が出てくるのが確認できる。

で・・・この後、kodiのアドオンとして「Steamlink Launcher for OSMC」をインストールするわけなんだけど・・・うちではこのアドオンがうまくインストールできたように見えない・・・どうすれば


v0.0.4がリリースされたので試してみたところ、やはりうまくプラグインがインストールできた様子がない・・・ただ、v0.0.3からの変更点を見るとzipファイル内のディレクトリ構造を変えたとある。

試しに他のpluginの構造を調べて見るとzipファイル内にはプラグイン名のディレクトリを作る必要があるにも係わらず、v0.0.4のzipファイルではディレクトリが存在していない。

というわけで、zipファイルを作成しなおしたところ、問題なく動作するようになりました。

このことを報告したところ送ったzipファイルがそのまま採用されました。

2018/12/29配布のv0.0.4aは正常に動作します。

RHEL7のvSphereテンプレートからの仮想マシンデプロイでカスタマイズができない

RHEL7仮想マシンテンプレートでvSphereの「テンプレートからの仮想マシンデプロイ」で「カスタマイズ」を行ってホスト名、IPアドレスを変更してみたところ、うまくいかなかった。

調査したところ、最小パッケージでは失敗することが判明。
RHEL 7, open-vm-tools, and guest customization

「perl」と「net-tools」が必須であるとのこと。
(open-vm-toolsについては標準でインストールされていた)

で、perl,net-toolsを追加したところ、カスタマイズしてのデプロイに成功した。

KDE Plasma Mobileを採用したNecuno Mobileというスマートフォン

クラウドファンディングでPlasma Mobileというのがしばらく前からやっていた。
この度、KDE Community からも発表された。

作る側のNecuno Solutionsからも発表があった。

Plasma Mobile」自体はある程度汎用で、Ubuntu 16.04ベースの、Ubuntu Touchとは別路線のモバイル向けOSで、KDEフレームワークを使っているもののこと。
現状、スマホ向けとしてはNexus 5XとNexus 5で開発が行われている。(Plasma Phone Reference System)

今回話題になったのは、Necuno Solutionsというところが、「Necuno Mobile」という形でスマートフォンを作るということ。
ただ、コレ、ある意味非常に問題な点が・・・
使うSoCがいまさら「ARM® Cortex®-A9 NXP i.MX6 Quad 」
何年前のSoCだよ
Nexus5よりスペック低いやん

で、このスペックの低さを何かで補わなければならないので、「postmarketOS」というAlpine Linuxをベースにした軽量Linuxを採用している模様。

果たしていつごろ出荷されてくるのか???

C-SKY社によるRISC-V実装CK610Mと開発ボードGX6605S

cnx-softwareで「$6 C-SKY Linux Development Board Features GX6605S Media SoC with C-SKY ISA」という記事が出ていた。
内容を確認するために、いろいろ調べたのでメモ書き

RISC-V実装として「SiFive」による実装が有名である。
ちょっと前にはBitcoinマイニングマシンを作ってる会社「Canaan Creative」から「KENDRYTE K210」というSoCがリリースされている。
(KENDRYTE K210採用のRISC-Vボード Lichee Dan)

今回のは、「C-SKY」という中国の会社が作成した、RISC-V実装の「CK610M」を使い、海外デジタルテレビのDVB-S2のデコードエンジンなどを組み合わせたNationalchip社のSoC「GX6605S
を使用した開発ボードである。

ボードの詳細は「https://c-sky.github.io/docs/gx6605s.html」に書かれている。
不明点などは「https://github.com/c-sky/forum/issues」にissueとして上げるらしい

aleixpressだと19.50ドルで販売中
USBコネクタとHDMI出力付きなので、比較的お手軽にRISC-V環境が手に入る感じですね

System76のTHELIOというオープンソースハードウェア

System76というところからTHELIOというオープンソースハードウェアが10月にpre-order開始になるらしい。

「We’re excited to manufacture the world’s first open hardware computer in the US: THELIO. 」と自称している。

THELIOの方は現段階では情報がほぼない
system76のページを見るとPop!_OSというものがあり、ダウンロードできるようになっている。
ダウンロードリンクをみると、「18.04」というバージョン表記と、ページ全体をみた感じだと、Ubuntu 18.04をベースとしたOSである模様
標準でデータ暗号化とかセキュリティをとか、デスクトップ操作の改善とかある

githubアカウントもある:https://github.com/pop-os
レポジトリの紹介はhttps://system76.com/pop/techに書かれている。

このPop!_OSをプレインストールしたノートパソコンとワークステーション、サーバも販売しているようだ。

そこから考えると、UbuntuベースのLinuxが動くハードウェアなんだろうけど、「Open Source」ってことは、非Intel系CPUなんだろうか???
いったいどういうものが出てくるのか期待


結局出てみれば「ThelioはAMD/Intel搭載のデスクトップ機だった」。

まぁ、「System76 Open Source Firmware」でfirmware(BIOS/UEFI)を公開している点がちょっとオープンっぽいとこがありますけどね