LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2022/11/09版

前回LTFSの現状についてまとめた記事から2年が経過した。
(「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版」)

LTO-8のテープメディアに関して発生していた特許騒動も解決し、ようやくLTO-8が普通に使える状況になりました。最近の状況について調査した。

2020/05/11 初回投稿
2020/11/11 部分修正
2021/02/04 LTFS 2.5.1対応
2021/03/10 IBM版の更新を反映
2022/04/11 ISOに関して追記。細々修正
2022/10/14 HPEとOracleの記述修正
2022/11/09 HPE StoreOpenがテープチェンジャ非対応ということが確定。オープンソース版追加


過去のLTFS関連記事
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFS(2012/11/28)
 「テープ装置メーカ純正のLTFS一覧(2013/12/20更新)
 「IBM版LTFSをRHEL5で使ってみた(2013/05/20)
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2014/06/09版
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2015/11/18版
 「LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版


LTFSとは?

LTO-5/LTO-6からは、メディアを2つの領域に分割して利用することが可能になった。
その機能を活かし、1本のテープメディアの中に、メディア内データの管理情報と、実データを分割して保存することを可能とした。
これにより、これまで実現出来なかった、1本のテープメディアだけで可搬性のあるファイルシステム構築、というものが可能となり、その実装として、LTFS(Linear Tape File System)というのがある。

使用用途としては、バックアップ用ではなく、長期保存のためのアーカイブ用や、大容量データの持ち運び用として使用されている。

LTFSを実現するためのソフトウェアについては、基本的には、IBMが大本のベースを作り、それを各LTOドライブメーカが、自社ドライブ向けにカスタマイズして提供しているような形となっている。

LTFSのバージョン(フォーマット)

LTFSには、バージョンがいくつかあり、現状の最新バージョンはLTFS v2.5
・LTFS 1.0
・LTFS 2.0 : ファイルインデックス関連で機能をいろいろ追加
・LTFS 2.1 : 2012/05/18リリース。LTFS2.0+シンボリックリンク
・LTFS 2.2 : 2013/12/21リリース。管理情報の改良。2016年4月にISO/IEC 20919:2016として登録
・LTFS 2.3 : 2016/03/08リリース。各ファイルのハッシュ情報とファイル名のエンコーディングを追加
・LTFS 2.4 : 2017/12/01リリース。ボリュームのロックなどの追加
・LTFS 2.5 : 2019/05/19リリース。(Revision Historyが規格書に書かれていない…)Incremental Indexの追加
・LTFS 2.5.1: 2020/08/18リリース。細かい修正。2021年7月にISO/IEC 20919:2021 として登録

「LTFSのバージョン」と「LTFSソフトウェアのバージョン」は別物なので注意が必要。
たとえば、OracleのLTFSソフトウェアは「ver1.2.7」だが、「LTFS 2.2」に対応している。

LTFS2.2対応は重要だが、LTFS2.3対応はそれほど重要ではないので、とりあえず、現行リリースされているLTFSソフトウェアはほぼLTFS2.2以降対応なので、あまり心配しなくてもよさそう。2022/11/09時点でもLTFS v2.5対応はまだ無い模様。

LTFSv2.5の規格書はSNIAの「Linear Tape File System (LTFS)」の「Linear Tape File System (LTFS) Format Specification」にてpdfで公開されている。
LTFS v2.5で追加された「Incremental Backup」というのは、いままでは「フルバックアップ」と「前のバックアップとの増加分のバックアップ(Diff)」という2つの概念だったものが、「前のフルバックアップからの増加分のバックアップ(Incr)」が追加されたというもので、バックアップソフト側の概念としては昔からあるものになる。

その他、いろんな情報は、LTOの規格団体の「LTFS Overview」にある。

LTFSソフトウェアの種類

LTFSの公式認証を取得しているLTFSソフトウェアについては、「LTFS Compliance Verification」にて紹介されていたが、2021/03/10現在では該当ページが消滅している。

2020/05/11時点では以下の8個が登録されていた・・・「Date tested」の最新が2016年というあたりメンテナンスされていないのがわかるページだったので消滅も仕方がない感じである。

CompanyProductVersionLTFS VersionLTO GenerationDate tested
QuantumQuantum Scalar LTFS Appliance2.0.22.0.1LTO5 & 69/11/13
HPHP StoreOpen Standalone2.1.02.1.0LTO5 & 69/11/13
IBMIBM Single Drive Version1.3.02.1.0LTO5 & 69/11/13
IBMIBM LTFS Library EditionV1R32.1.0LTO5 & 610/2/13
QuantumQuantum LTFS2.1.02.1.0LTO5 & 611/29/13
HPHP StoreOpen Automation1.2.02.0.1LTO5 & 611/29/13
Spectra LogicSpectra Logic Black Pearl1.12.2LTO5 & 69/11/15
MT-ConsultingNODEUM1.12.1.0LTO5 & 67/05/16

なお、LTFSソフトウェアのバージョンと、対応しているLTFSフォーマットのバージョンに直接の関連性は無いので注意が必要。

また、LTOの規格団体の「LTFS Overview」のページに「Get Started Using LTFS」として紹介されているものは「HPE LTFS」「IBM LTFS」「Quantum LTFS (リンクは死んでいる)」の3種類である。


現状開発が継続していると思われるLTFSソフトウェアについて

・オープンソース版

よく探したらgithubにオープンソース版の開発ツリーがあった

公式: https://github.com/LinearTapeFileSystem/ltfs

単体ドライブ用で、IBM,HP,Quantumドライブに対応している

v2.4.0.0リリースからgithubに移動したらしい。

・IBM

公式: IBM Spectrum Archive(IBM Linear Tape File System)

IBMのLTFSは「IBM Spectrum Archive」という商品名になっている。テープベンダのSpectra Logicとは関係がない。

サポートURLは以前は各プロダクト用ページがあったが、2022/11/09現在は見当たらず「IBM Support」から検索、という感じのようだ。それぞれ「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition (SDE)」「IBM Spectrum Archive Library Edition (LE)」「IBM Spectrum Archive Enterprise Edition (EE)」となる。

ドキュメントは「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition (SDE) documentation」「IBM Spectrum Archive Library Edition (LE) documentation」「IBM Spectrum Archive Enterprise Edition (EE) documentation」。

また、アップデート用ファイルの入手は、「Fix Central」にて「製品グループ:System Storage」-「Tape Systems」-「Tape drives and software」の下にある「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition(SDE) (旧名:LTFS Single Drive Edition)」や「IBM Spectrum Archive Library Edition(LE)(旧名:LTFS Library Edition)」「IBM Spectrum Archive Enterprise Edition(EE)」を選択することで入手する。

なお、LEとEEの方はアップデータのみの配布で、元になるソフトウェアについては、IBMから別途入手する必要がある。
基本的には、Single Drive Edition(SDE)が、他の全てのLTFSソフトウェアの原型になっているもの・・・という感じである。

2022/11/09時点での最新は、
IBM Spectrum Archive Enterprise Edition: ver1.3.3.0(2022/06/30) LTO-9対応/LTFS2.4対応
IBM Spectrum Archive Library Edition : ver2.4.5.0(2022/06/30) LTO-9対応/LTFS2.4対応
IBM Spectrum Archive Single Drive Edition: ver2.4.5.0(2022/06/30) LTO-9対応/LTFS2.4対応

・HP

公式: HPE StoreOpen and Linear Tape File System (LTFS) Software
公式2: HPE StoreOpen and Linear Tape File System (LTFS) Software
日本語情報: HP LTFS (Linear Tape File System)
HPEサポートセンター: HPE LTFS Software

以前は単体ドライブ向けの「日本語の導入マニュアル」が公開されていたがアクセスできなくなっている。

ソフトウェア関連は「HPE LTFS Software」からたどる事になる。

ソフトウェアの入手は、以前は単体ドライブ向けの「HP StoreOpen Standalone」とチェンジャー向け「HP StoreOpen Automation」が分かれていたが、現在は「HPE StoreOpen Software(LTFS)」に統合されているに統合されたことになっているのだが、試してみた感じでは単体ドライブ用の機能しかなかった。

この件について「HPE StoreOpen Software Linux and Mac 3.5 User Guide Frequently asked questions」にWindows向けStoreOpen については ver 3.4.0 以降ではライブラリ/チェンジャーに対応しているが、Linux向けについては単体ドライブしかサポートしない、との記載があることを確認した

Q: Can I use LTFS with tape libraries?
A: From v3.4, the Windows version of StoreOpen Software does offer support for HPE’s range of tape libraries; however the Linux & Mac versions do not provide such support. Tape drives located in tape libraries can be used, but there is no support for listing or changing cartridges. It may be possible to use other third party utilities for such purposes but that is beyond the scope of StoreOpen Software and HPE is unable to support customers experimenting with such configurations.

2022/11/09時点での最新は、
HP StoreOpen Software : ver3.5.0(2022/01/24) LTO-9対応/LTFS 2.4対応
また、ソースコードもダウンロードできる。

・Quantum

公式: Linear Tape File System

ソフトウェア入手は上記の公式ページの「Software」タブから行う。
ソースコードについては、LTFS Open Source Filesから。どちらも2019年から更新されていない。

2022/11/09時点での最新は下記
Linux/Mac : ver2.4.0.2(2019/03) LTO-8/LTFS2.4対応
Windows Model Bドライブ向け: ver3.0(2016/04) LTO-6以降という曖昧な記述のみ
Windows Model Cドライブ向け: ver2.4.0.2(2018/04) LTO-8/LTFS2.4対応。おそらくLinux/Mac向けと同じベース

Linux版のReleasenoteには、Quantum LTOドライブのほか、IBM LTOドライブにも対応という記述がある。

・Spectra Logic

公式:Linear Tape File System (LTFS)

LTFSを紹介するページはあるものの、LTFSを利用するソフトウェアに関するページが見当たらない。
「Spectra libraries are compatible with LTFS software and hardware solutions from a range of providers.」とあるので自社では直接提供していないようだ。

・MT-C NODEUM

公式:NODEUM

リストには「MT-Consulting」とあるが「MT-C」と改称した模様。
階層型ストレージとして、ディスクとテープなどを組み合わせて使用できるようにする、ソフトウェアのみを販売している?



リストに載っていないか死んだLTFS

・Quantum Scalar LTFS Appliance

公式:Scalar LTFSアプライアンス

ハードウェアがセットになったアプライアンス。
これの下にFC経由などでテープチェンジャーを繋いで使うもの。

バックアップアプライアンスに統合されたんだと思われる。

・TANDBERG DATA

2022/04/11時点のメーカWebには掲載が無くなっていたが、2022/11/09に再確認したら、「LTO Ultrium LTFS」でページは復帰していた。しかし、LTFS Softwareの入手先として「IBM SPECTRUM ARCHIVE SINGLE DRIVE EDITION」とIBM版を直接示すようになっているため、独自開発からは撤退した模様。

公式: LTFS for Archive

以前は「LTFS for Big Data」という扱いだったが、「Archive」にかえたようだ。

ソフトウェアの入手は「LTFS Downloads for LTO-5/6(legacy drive)」か「LTFS Downloads for OV-TAD LTO(LTO-7/8)」から行う。

2021/03/10時点での最新は
LTO-5/6向け: ver 3.3.0
LTO-7/8向け: ver 2.4.1.2

ページは英語表記だが、ドキュメントアイコンが日の丸になってるとおり、ダウンロードできるドキュメントはLinux用/Windows用が日本語化されている。
一部TANBERGカスタマイズが入っているようだが、基本的にはIBM Archive Single Drive Edition相当品。

・Oracle

2022/04/11時点ではメーカWebから記載が消えた。ossサイトにあったものも消えた。
2022/10/14時点では、https://lb-oss.oracle.com/projects/ltfs/ から単体ドライブ用のltfs-1.2.7が入手可能となっていた。

公式: Oracle’s StorageTek Linear Tape File System, Open Edition
以前はOracle製品としてのページ: Oracle StorageTek Linear Tape File System (LTFS), Open Edition and Library Edition があったが2021/03/10現在では消滅しているので基本は自社提供はしていないようだ。

現状でも、Oracle版のLTFSソフトウェアのうち単体ドライブ向けの入手は「https://oss.oracle.com/projects/ltfs/files/」から行うことはできる。(ライブラリ向けLTFS-LEは入手不可)

2021/03/10時点での最新は2015年時点と変わらず
ltfs-1.2.7(2015/10/07)

IBM LTFS 2.2.0.2とHP LTFS 2.2.1を組み合わせ、Oracle/StorageTek用の設定を入れたもの。
Oracle LTOドライブ,IBM LTOドライブ,HP LTOドライブに対応している。

LTFS For Dummies」という51ページのPDFを公開しているのが興味深い。
??? For Dummiesは、アメリカで販売されているいろんな分野の初心者向け書籍シリーズ。「ダミー人形向けの」→「バカでも分かる」というものなんだけど・・・このLFS for Dummies、解説具合が微妙過ぎるなぁ・・・

StorageTek Linear Tape File System, Library Edition Japanese Online Documentation」にて日本語ドキュメント群がhtml/pdfで公開されている。以下の4種類がすべてちゃんとした日本語なのは貴重。

StorageTek Linear Tape File System, Library Edition 計画およびインストールガイド
StorageTek Linear Tape File System, Library Edition 管理ガイド
StorageTek Linear Tape File System, Library Edition Web サービスアプリケーションプログラミングインタフェースプログラマーズガイド
StorageTek Linear Tape File System, Library Edition セキュリティーガイド


LTFS関連のツール紹介

・LTOpers

公式: https://github.com/amiaopensource/ltopers

LTFSを使いやすくするためのBASHスクリプトのフロントエンドプログラム
Quantum LTFS 2.4向けで、Homebrewでインストールし、ということなので、MacOSX向けとして作られているようだが、スクリプトを読むと.linuxbrewディレクトリがあった場合の条件分岐があるので、Linuxでも使えそう。


ドキュメント紹介

・富士通のドキュメント

富士通のWebにいくつか日本語解説ページがある。

カートリッジテープに記録されているデータをファイル形式で扱える LTFSオプション

書庫探(しょこたん) > ストレージ技術用語解説 > LTFSとは

マニュアル一覧にて「テープライブラリ (ETERNUS LT)」で検索して出てくる「ETERNUS LT series 用 LTFSオプション ユーザーズガイド

とくに「LTFSオプション ユーザーズガイド」はLTFS全般に関して日本語で解説されているよい文章と言える

コマンド操作についてはチェンジャー/オートローダー利用時の使い方がメインであるが、単体ドライブの場合についてもだいたい同じである。

・Oracleのドキュメント

いまは更新が停止しているがOracle版ltfsについては日本語マニュアルが完備している。

StorageTek Linear Tape File System, Library Edition Japanese Online Documentation Library
Release 1.0

 ・Planning and Installation Guide
 ・Administration Guide
 ・Application Programming Interface Guide
 ・Security Guide

無償系アンチウイルスソフト 2020/04/14

Windows10だと標準のままでいっかぁ、という感じも強いですが、いまも生きてる無償系アンチウイルスソフトって何があるのかな、と探した結果です。

前回は2019/03/19付け調査でした。

2022/11/08追記

なんかNortonがさらに強大になってNorton, Avast, LifeLock, Avira, AVG, CCleaner, ReputationDefenderが同じ会社になっていました。そして新社名「Gen Digital Inc」になっていました。ただ、ソフトウェアの統合については未定のようです

AVAST!とAVG

2016年7月にAvastがAVGを買収(「無償ウイルス対策のAvastがAVGを買収へ。買収額は13億米ドル」)したのですが、2020年4月になってもプロダクトも会社も並行稼働しています。

Avast Free Antivirus」と「AVG Free

有名どころだから今回インストール実験はしていない。

2021/08/13追記: NortonがAvastを買収するという(アンチウイルスのAvastとNortonが合併)
 今後はどうなっていくのやら?

COMODO

COMODOはプロダクトがよく分からない。

探すと「Comodo Free Antivirus 2020(free-cav)」「Comodo Antivirus for Windows 10 Free(cloud-antivirus)」「Comodo Cloud Antivirus(cloud-antivirus)」の3種類のページが出てくるが、「FREE ANTIVURS」のリンク先は「free-cav」と「cloud-antivurs」の2種類があるように見える。

COMODOのBest Free Antivirus Program (Updated List of 2020)というページでお薦めのフリーアンチウイルスを教えると言うページがあるのだが、冒頭のリンクはfree-cav、ページ半ばではcloud-antivirusと一貫性がなくほんとよく分からなかった。

実際にインストールして確認してみたところ、どれをインストールしても結局 Comodo Antivirusでした。→検証「Comodo AntiVirusをインストールしてみた
日本語UIなのはいいんだけど、パターンファイルが自動的にアップデートされなかったのが気にかかるところ。

Comodo Antivirus for Linux」が同じくFreeでもリリースされており、Debian/Ubuntu/Mint,RHEL/CentOS/Fedora,SuSEなどで使用できる。

ただ、2019年3月時点でサポートOSが「Ubuntu 12.04 / Red Hat Enterprise Linux Server 5.9, 6.3 / Fedora 17 / SUSE Linux Enterprise Server 11 / OpenSUSE Linux 12.1 / Debian 6.0 / CentOS 5.9, 6.2 / Mint 13 / CentOS 5.8, 6.2」と古めだったのだが、2020年4月になっても変わっておらず、お亡くなり気味な感じですね。

サポートメールシステムとして「Sendmail 8.14.4 / qmail 1.06 / Postfix 2.5.x or higher / Exim 4.x / Amavis 2.6.4」とあるが、メールサーバで使ってもよいのだろうか?

Avira

Avira Free Security」「Avira Free Antivirus」の2種類があるようにみえるが、インストールしてみるとどちらも「Avira Antivirus」だった。日本語UIあり→検証「Aviraをインストールしてみた

panda

クラウド型をうたう「panda antivirus

一時期日本の代理店があったようだけど2019年の段階でなくなっており、2020年になると日本語ページも消えてしまった。

インストールしてみたところ、日本語UIは用意されていなかった。→検証「Panda Free Antivirusをインストールしてみた

2022/08/12追記: 2020年6月にPanda SecurityがWatchguard社に買収されてた

Rising Antivirus

日本ではウイルスキラーという名前で販売されたこともある商品。

ウイルスキラーは2013年1月に終了し、英語版のRising Antivirusも2013年9月に終了した。

中国版の「瑞星杀毒软件」は2020年も稼働中だが、無料版は無くなっている。

2023/05/10時点の中国版販売ページは瑞星杀毒软件V17商城で、Windowsサーバ向け(39元/month)とWindowsクライアント向け(19元/month)の2種類が販売されていた

Immunet Protect

Immunet」は元々ClamAVを元に独自エンジンも搭載したものとして開発されたもの。ClamAVごと2011年にSourcefireという会社に買収。2014年にSourcefireがCiscoに買収されたため、現在はCisco傘下のプロダクトになっている。

gredアンチウイルスとして日本語版が公開されていたがこちらは2017年に提供は終了。

インストールしたところ日本語UIは無かった→検証「Immunetをインストールしてみた

2022/08/12追記:Ciscoでの有償プロダクト名は「Cisco Secure Endpoint(旧Cisco Advanced Malware Protection for Endpoints / サポートページ)」

adaware

adaware antivirus free

今回試していない。

Bitdefender

Bitdefender Antivirus Free Edition

Bitdefenderの日本語ページからはアクセスできない場所にあるようで、検索しないとたどり着けなかった。

インストールしてみたところ、ユーザ登録が必須だったので、それ以上進めていない→検証「Bitdefenterをインストールしてみた

eScan

Free eScan Anti-Virus Toolkit (MWAV)」常駐型ではない単なるウイルス検査のソフトウェア。

300MB弱のmwav.exeをダウンロードし、管理者権限で実行するとテンポラリに展開してから実行される。意外にも日本語でUIが表示された。


2020/06/14 追記

Kaspersky

2017年に登場した「Kaspersky Security Cloud – Free」、死んだと思ってたら、実はまだ生きていた模様。

Kasperskyの会員登録は必要となるようだ。

インストールした所、日本語UIは無かった→検証「Kaspersky Security Cloudをインストールしてみた

2023/02/25追加分

Malwarebytes

アメリカでのアンチウイルスソフトのシェア調査「2023 Antivirus Market Annual Report 」に、有料ソフトのシェアと無料ソフトのシェアが記載されていた。

無料ソフトとして「Malwarebytes」が掲載されていた。

samba 4で構築したドメインにNetApp 9.5が登録できない

注:この記事での事象はsamba 4で使用していた証明書の期限切れが原因でした。
「LDAP Error: Strong authentication is required Details」もしくは「「Unable to connect to NetLogon service on」」というエラーがでる場合については別途「ONTAP 9.5でsambaドメインに参加できない & ONTAP 9.7で失敗」という記事にしています。


テスト環境作成のためNetAppシミュレータの9.5P6を作ってsamba 4で構築したActive Directory環境に登録しようとした・・・

netapp95sim::*> vserver cifs create -cifs-server netappcifs -domain ad.osakana.net -ou CN=Computers -vserver netappcifs -netbios-aliases netappcifs

In order to create an Active Directory machine account for the CIFS server, you must supply the name and password of a
Windows account with sufficient privileges to add computers to the "CN=Computers" container within the "AD.OSAKANA.NET"
domain.

Enter the user name: administrator

Enter the password:

Error: Machine account creation procedure failed
  [   215] Loaded the preliminary configuration.
  [   267] Successfully connected to ip 172.17.44.49, port 88 using
           TCP
  [   342] Successfully connected to ip 172.17.44.49, port 636 using
           TCP
  [   379] Required certificate with CA ADSERVER.ad.osakana.net is
           not installed
  [   381] Unable to start LDAPS: Can't contact LDAP server
  [   381] Additional info: error:14090086:SSL
           routines:ssl3_get_server_certificate:certificate verify
           failed
  [   381] Unable to connect to LDAP (Active Directory) service on
           adserver.ad.osakana.net (Error: Can't contact LDAP
           server)
**[   381] FAILURE: Unable to make a connection (LDAP (Active
**         Directory):AD.OSAKANA.NET), result: 7642

Error: command failed: Failed to create the Active Directory machine account "netappcifs". Reason: LDAP Error: Cannot
       contact the LDAP server.

netapp95sim::*>

エラー発生。

なんか調べたところ、active-directoryというコマンドでも登録できるらしいのでそれでもテストしてみる。

netapp95sim::*> active-directory create -vserver netappcifs -account-name adserver -domain ad.osakana.net
  (vserver active-directory create)

In order to create an Active Directory machine account, you must supply the name and password of a Windows account with
sufficient privileges to add computers to the "CN=Computers" container within the "AD.OSAKANA.NET" domain.

Enter the user name: administrator

Enter the password:

Error: Machine account creation procedure failed
  [   179] Loaded the preliminary configuration.
  [   230] Successfully connected to ip 172.17.44.49, port 88 using
           TCP
  [   298] Successfully connected to ip 172.17.44.49, port 636 using
           TCP
  [   333] Required certificate with CA ADSERVER.ad.osakana.net is
           not installed
  [   335] Unable to start LDAPS: Can't contact LDAP server
  [   335] Additional info: error:14090086:SSL
           routines:ssl3_get_server_certificate:certificate verify
           failed
  [   336] Unable to connect to LDAP (Active Directory) service on
           adserver.ad.osakana.net (Error: Can't contact LDAP
           server)
**[   336] FAILURE: Unable to make a connection (LDAP (Active
**         Directory):AD.OSAKANA.NET), result: 7642

Error: command failed: Failed to create the Active Directory machine account "ADSERVER". Reason: LDAP Error: Cannot
       contact the LDAP server.

netapp95sim::*>

同じようにエラー。

この後いろいろ試行錯誤した結果、自己証明CAをNetAppに入れればいいのでは?とやってみた。(「クラスタまたはSVMがクライアントであるSSLサーバを認証するためのサーバCA証明書のインストール」)

netapp95sim::*> security certificate install -vserver netappcifs -type server-ca

Please enter Certificate: Press <Enter> when done
-----BEGIN CERTIFICATE-----
<sambaの/usr/local/samba/private/tls/ca.pemの内容を張り付け>
-----END CERTIFICATE-----


Error: command failed: The certificate has expired.

netapp95sim::*>

ん?「The certificate has expired.」???

samba公式「Configuring LDAP over SSL (LDAPS) on a Samba AD DC」の「Verifying the certificate」に書いてある手法で確認してみます。

# ls -l  /usr/local/samba/private/tls
合計 12
-rw-r--r--. 1 root root 2041  3月 27  2018 ca.pem
-rw-r--r--. 1 root root 2045  3月 27  2018 cert.pem
-rw-------. 1 root root 3243  3月 27  2018 key.pem
#

# openssl verify /usr/local/samba/private/tls/cert.pem -CApath /usr/local/samba/private/tls/ca.pem
/usr/local/samba/private/tls/cert.pem: O = Samba Administration, OU = Samba - temporary autogenerated HOST certificate, CN = ADSERVER.AD.OSAKANA.NET
error 20 at 0 depth lookup:unable to get local issuer certificate
Error opening certificate file -CApath
140285523859344:error:02001002:system library:fopen:No such file or directory:bss_file.c:402:fopen('-CApath','r')
140285523859344:error:20074002:BIO routines:FILE_CTRL:system lib:bss_file.c:404:
unable to load certificate
/usr/local/samba/private/tls/ca.pem: O = Samba Administration, OU = Samba - temporary autogenerated CA certificate, CN = ADSERVER.AD.OSAKANA.NET
error 18 at 0 depth lookup:self signed certificate
O = Samba Administration, OU = Samba - temporary autogenerated CA certificate, CN = ADSERVER.AD.OSAKANA.NET
error 10 at 0 depth lookup:certificate has expired
OK
#

はい。証明書の有効期限切れでした。

手順がめんどいので、/usr/local/samba/private/tlsにあるファイルをリネームしてから「systemctl stop samba-ad-dc.service」「systemctl start samba-ad-dc.service」で強制再作成させました。

CentOS7でrshが使えない

古い環境から移行するために、CentOS7環境でのテストを実施中。

該当環境ではrshを使っていたので、CentOS7にrshパッケージを追加して、コマンドを実行してみると・・・

# rsh 192.168.100.101 hostname
poll: protocol failure in circuit setup
#
# firewall-cmd --get-services
RH-Satellite-6 amanda-client amanda-k5-client amqp amqps apcupsd audit bacula bacula-client bgp bitcoin bitcoin-rpc bitcoin-testnet bitcoin-testnet-rpc ceph ceph-mon cfengine condor-collector ctdb dhcp dhcpv6 dhcpv6-client distcc dns docker-registry docker-swarm dropbox-lansync elasticsearch etcd-client etcd-server finger freeipa-ldap freeipa-ldaps freeipa-replication freeipa-trust ftp ganglia-client ganglia-master git gre high-availability http https imap imaps ipp ipp-client ipsec irc ircs iscsi-target isns jenkins kadmin kerberos kibana klogin kpasswd kprop kshell ldap ldaps libvirt libvirt-tls lightning-network llmnr managesieve matrix mdns minidlna mongodb mosh mountd mqtt mqtt-tls ms-wbt mssql murmur mysql nfs nfs3 nmea-0183 nrpe ntp nut openvpn ovirt-imageio ovirt-storageconsole ovirt-vmconsole plex pmcd pmproxy pmwebapi pmwebapis pop3 pop3s postgresql privoxy proxy-dhcp ptp pulseaudio puppetmaster quassel radius redis rpc-bind rsh rsyncd rtsp salt-master samba samba-client samba-dc sane sip sips slp smtp smtp-submission smtps snmp snmptrap spideroak-lansync squid ssh steam-streaming svdrp svn syncthing syncthing-gui synergy syslog syslog-tls telnet tftp tftp-client tinc tor-socks transmission-client upnp-client vdsm vnc-server wbem-http wbem-https wsman wsmans xdmcp xmpp-bosh xmpp-client xmpp-local xmpp-server zabbix-agent zabbix-server
#

「rsh」というのがあるが、これはサーバ側としての設定で、実際に設定しても状況は変わらない。

# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=rsh
success
# firewall-cmd --reload
success
# rsh 192.168.100.101 hostname
poll: protocol failure in circuit setup
#

じゃぁ、ポートの何番を開けたらいいのかというあたりについて調べるとRedHat KB「rsh 接続が使用するポート数を確認する」が見つかる。

詳細はログインしないと見れないが、ログインしなくてもみれる部分に「しかし、ファイアウォールでその他のポート (512~1023) も許可しないと、接続が成功しません。」と書いてある。

基本的には1023番から順に使われていないポートを探していく、という設定になっている。

このため通常の実用上は1020~1023の4ポートをあけておけばなんとかなるようである。

なので、firewalldに対する設定としては「firewall-cmd –permanent –zone=public –add-port=1020-1023/tcp」で行うこととする。

# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=1020-1023/tcp
success
# firewall-cmd --reload
success
# rsh 192.168.100.101 hostname
testserver
#

問題無く動作した。

RHEL7でVcXsrv経由とvSphereコンソール経由のglxinfoの出力差を調べた

vSphere 6.7環境に構築しているRHEL7環境で、X-Windowによるアプリ表示を行う際、アクセス環境によって使えるX-Windowの機能が違うようなので差を調べようと思った。

とりあえず「glxinfo」を実行すればいいのかな、と「vSphere 6.7のVMware Remote Console 11.0.0上でstartxした環境」と「Windows10上でVcXsrvを起動した環境」とで差を調べて見た。

有意な差がでたところを重点的にピックアップしていく。

VcXsrv環境
direct rendering: No (If you want to find out why, try setting LIBGL_DEBUG=verbose)
vSphere環境
direct rendering: Yes

直接コンソールに出力しているので「direct renderring:yes」になってますね。

次に「server glx」部分で共通している箇所

server glx vendor string: SGI
server glx version string: 1.4
server glx extensions:
    GLX_ARB_create_context,
    GLX_ARB_create_context_profile,
    GLX_ARB_fbconfig_float,
    GLX_ARB_framebuffer_sRGB,
    GLX_ARB_multisample,
    GLX_EXT_create_context_es2_profile,
    GLX_EXT_fbconfig_packed_float,
    GLX_EXT_framebuffer_sRGB,
    GLX_EXT_import_context,
    GLX_EXT_visual_info,
    GLX_EXT_visual_rating,
    GLX_MESA_copy_sub_buffer,
    GLX_OML_swap_method,
    GLX_SGIS_multisample,
    GLX_SGIX_fbconfig,
    GLX_SGIX_pbuffer,
    GLX_SGIX_visual_select_group,
    GLX_SGI_make_current_read,

server glxでVcXsrvのみある項目

    GLX_ARB_create_context_robustness,
    GLX_SGI_swap_control

逆にvSphereのみある項目

    GLX_EXT_create_context_es_profile,
    GLX_EXT_libglvnd,
    GLX_EXT_texture_from_pixmap,

次の「client glx」はどちらも共通で、差はなかった。

client glx vendor string: Mesa Project and SGI
client glx version string: 1.4
client glx extensions:
    GLX_ARB_create_context, GLX_ARB_create_context_profile,
    GLX_ARB_create_context_robustness, GLX_ARB_fbconfig_float,
    GLX_ARB_framebuffer_sRGB, GLX_ARB_get_proc_address, GLX_ARB_multisample,
    GLX_EXT_buffer_age, GLX_EXT_create_context_es2_profile,
    GLX_EXT_create_context_es_profile, GLX_EXT_fbconfig_packed_float,
    GLX_EXT_framebuffer_sRGB, GLX_EXT_import_context,
    GLX_EXT_texture_from_pixmap, GLX_EXT_visual_info, GLX_EXT_visual_rating,
    GLX_INTEL_swap_event, GLX_MESA_copy_sub_buffer,
    GLX_MESA_multithread_makecurrent, GLX_MESA_query_renderer,
    GLX_MESA_swap_control, GLX_OML_swap_method, GLX_OML_sync_control,
    GLX_SGIS_multisample, GLX_SGIX_fbconfig, GLX_SGIX_pbuffer,
    GLX_SGIX_visual_select_group, GLX_SGI_make_current_read,
    GLX_SGI_swap_control, GLX_SGI_video_sync

「GLX」について。まずは共通部分

GLX version: 1.4
GLX extensions:
    GLX_ARB_create_context,
    GLX_ARB_create_context_profile,
    GLX_ARB_fbconfig_float,
    GLX_ARB_framebuffer_sRGB,
    GLX_ARB_get_proc_address,
    GLX_ARB_multisample,
    GLX_EXT_create_context_es2_profile,
    GLX_EXT_fbconfig_packed_float,
    GLX_EXT_framebuffer_sRGB,
    GLX_EXT_import_context,
    GLX_EXT_visual_info,
    GLX_EXT_visual_rating,
    GLX_MESA_copy_sub_buffer,
    GLX_MESA_multithread_makecurrent,
    GLX_OML_swap_method,
    GLX_SGIS_multisample,
    GLX_SGIX_fbconfig,
    GLX_SGIX_pbuffer,
    GLX_SGIX_visual_select_group,
    GLX_SGI_make_current_read,

VcXsrvにのみあるもの

    GLX_ARB_create_context_robustness,
    GLX_SGI_swap_control

vSphereにのみあるもの

    GLX_EXT_create_context_es_profile,
    GLX_EXT_texture_from_pixmap,
    GLX_MESA_query_renderer,

Open GLのバージョンについてはそれぞれ違う。まずはVcXsrv

OpenGL vendor string: Intel
OpenGL renderer string: Intel(R) HD Graphics 530
OpenGL version string: 1.4 (4.6.0 - Build 26.20.100.7263)

次にvSphere

OpenGL vendor string: VMware, Inc.
OpenGL renderer string: Gallium 0.4 on llvmpipe (LLVM 3.9, 256 bits)
OpenGL version string: 2.1 Mesa 17.0.1
OpenGL shading language version string: 1.30

vSphere環境の方はOpenGLシェーダも搭載されているようだ。

「OpenGL extentions」の違いはかなり大きい。まず共通部分

OpenGL extensions:
    GL_3DFX_texture_compression_FXT1,
    GL_ARB_depth_texture,
    GL_ARB_draw_buffers,
    GL_ARB_fragment_program,
    GL_ARB_fragment_program_shadow,
    GL_ARB_multisample,
    GL_ARB_multitexture,
    GL_ARB_occlusion_query,
    GL_ARB_point_parameters,
    GL_ARB_point_sprite,
    GL_ARB_shadow,
    GL_ARB_texture_border_clamp,
    GL_ARB_texture_compression,
    GL_ARB_texture_cube_map,
    GL_ARB_texture_env_add,
    GL_ARB_texture_env_combine,
    GL_ARB_texture_env_crossbar,
    GL_ARB_texture_env_dot3,
    GL_ARB_texture_mirrored_repeat,
    GL_ARB_texture_non_power_of_two,
    GL_ARB_texture_rectangle,
    GL_ARB_transpose_matrix,
    GL_ARB_vertex_program,
    GL_ARB_window_pos,
    GL_ATI_draw_buffers,
    GL_EXT_abgr,
    GL_EXT_bgra,
    GL_EXT_blend_color,
    GL_EXT_blend_equation_separate,
    GL_EXT_blend_func_separate,
    GL_EXT_blend_minmax,
    GL_EXT_blend_subtract,
    GL_EXT_draw_range_elements,
    GL_EXT_fog_coord,
    GL_EXT_framebuffer_object,
    GL_EXT_multi_draw_arrays,
    GL_EXT_packed_pixels,
    GL_EXT_point_parameters,
    GL_EXT_rescale_normal,
    GL_EXT_secondary_color,
    GL_EXT_separate_specular_color,
    GL_EXT_shadow_funcs,
    GL_EXT_stencil_two_side,
    GL_EXT_stencil_wrap,
    GL_EXT_texture3D,
    GL_EXT_texture_edge_clamp,
    GL_EXT_texture_env_add,
    GL_EXT_texture_env_combine,
    GL_EXT_texture_lod_bias,
    GL_EXT_texture_rectangle,
    GL_IBM_texture_mirrored_repeat,
    GL_INGR_blend_func_separate,
    GL_NV_blend_square,
    GL_NV_texgen_reflection,
    GL_NV_texture_rectangle,
    GL_SGIS_generate_mipmap,
    GL_SGIS_texture_border_clamp,
    GL_SGIS_texture_edge_clamp,
    GL_SGIS_texture_lod,
    GL_SUN_multi_draw_arrays

VcXsrvのみあるもの

    GL_EXT_clip_volume_hint,
    GL_EXT_texture_compression_s3tc,
    GL_EXT_texture_filter_anisotropic,

vSphereのみあるものはかなり多く以下

    GL_AMD_conservative_depth,
    GL_AMD_draw_buffers_blend,
    GL_AMD_seamless_cubemap_per_texture,
    GL_AMD_shader_stencil_export,
    GL_AMD_shader_trinary_minmax,
    GL_APPLE_packed_pixels,
    GL_APPLE_vertex_array_object,
    GL_ARB_ES2_compatibility,
    GL_ARB_ES3_compatibility,
    GL_ARB_arrays_of_arrays,
    GL_ARB_base_instance,
    GL_ARB_blend_func_extended,
    GL_ARB_buffer_storage,
    GL_ARB_clear_buffer_object,
    GL_ARB_clip_control,
    GL_ARB_color_buffer_float,
    GL_ARB_compressed_texture_pixel_storage,
    GL_ARB_conditional_render_inverted,
    GL_ARB_conservative_depth,
    GL_ARB_copy_buffer,
    GL_ARB_copy_image,
    GL_ARB_cull_distance,
    GL_ARB_debug_output,
    GL_ARB_depth_buffer_float,
    GL_ARB_depth_clamp,
    GL_ARB_draw_buffers_blend,
    GL_ARB_draw_elements_base_vertex,
    GL_ARB_draw_instanced,
    GL_ARB_explicit_attrib_location,
    GL_ARB_explicit_uniform_location,
    GL_ARB_fragment_coord_conventions,
    GL_ARB_fragment_shader,
    GL_ARB_framebuffer_object,
    GL_ARB_framebuffer_sRGB,
    GL_ARB_get_program_binary,
    GL_ARB_get_texture_sub_image,
    GL_ARB_half_float_pixel,
    GL_ARB_half_float_vertex,
    GL_ARB_instanced_arrays,
    GL_ARB_internalformat_query,
    GL_ARB_internalformat_query2,
    GL_ARB_invalidate_subdata,
    GL_ARB_map_buffer_alignment,
    GL_ARB_map_buffer_range,
    GL_ARB_multi_bind,
    GL_ARB_occlusion_query2,
    GL_ARB_pixel_buffer_object,
    GL_ARB_program_interface_query,
    GL_ARB_provoking_vertex,
    GL_ARB_robustness,
    GL_ARB_sampler_objects,
    GL_ARB_seamless_cube_map,
    GL_ARB_seamless_cubemap_per_texture,
    GL_ARB_separate_shader_objects,
    GL_ARB_shader_bit_encoding,
    GL_ARB_shader_objects,
    GL_ARB_shader_stencil_export,
    GL_ARB_shader_texture_lod,
    GL_ARB_shading_language_100,
    GL_ARB_shading_language_420pack,
    GL_ARB_shading_language_packing,
    GL_ARB_stencil_texturing,
    GL_ARB_sync,
    GL_ARB_texture_compression_rgtc,
    GL_ARB_texture_cube_map_array,
    GL_ARB_texture_gather,
    GL_ARB_texture_mirror_clamp_to_edge,
    GL_ARB_texture_multisample,
    GL_ARB_texture_query_levels,
    GL_ARB_texture_rg,
    GL_ARB_texture_rgb10_a2ui,
    GL_ARB_texture_stencil8,
    GL_ARB_texture_storage,
    GL_ARB_texture_storage_multisample,
    GL_ARB_texture_swizzle,
    GL_ARB_texture_view,
    GL_ARB_timer_query,
    GL_ARB_transform_feedback2,
    GL_ARB_transform_feedback3,
    GL_ARB_transform_feedback_instanced,
    GL_ARB_uniform_buffer_object,
    GL_ARB_vertex_array_bgra,
    GL_ARB_vertex_array_object,
    GL_ARB_vertex_attrib_binding,
    GL_ARB_vertex_buffer_object,
    GL_ARB_vertex_shader,
    GL_ARB_vertex_type_10f_11f_11f_rev,
    GL_ARB_vertex_type_2_10_10_10_rev,
    GL_ATI_blend_equation_separate,
    GL_ATI_fragment_shader,
    GL_ATI_separate_stencil,
    GL_ATI_texture_compression_3dc,
    GL_ATI_texture_env_combine3,
    GL_ATI_texture_mirror_once,
    GL_EXT_copy_texture,
    GL_EXT_draw_buffers2,
    GL_EXT_draw_instanced,
    GL_EXT_framebuffer_blit,
    GL_EXT_framebuffer_multisample,
    GL_EXT_framebuffer_multisample_blit_scaled,
    GL_EXT_framebuffer_sRGB,
    GL_EXT_gpu_program_parameters,
    GL_EXT_packed_depth_stencil,
    GL_EXT_packed_float,
    GL_EXT_pixel_buffer_object,
    GL_EXT_polygon_offset,
    GL_EXT_polygon_offset_clamp,
    GL_EXT_provoking_vertex,
    GL_EXT_shader_integer_mix,
    GL_EXT_subtexture,
    GL_EXT_texture,
    GL_EXT_texture_array,
    GL_EXT_texture_compression_latc,
    GL_EXT_texture_compression_rgtc,
    GL_EXT_texture_cube_map,
    GL_EXT_texture_env_dot3,
    GL_EXT_texture_integer,
    GL_EXT_texture_mirror_clamp,
    GL_EXT_texture_object,
    GL_EXT_texture_sRGB,
    GL_EXT_texture_sRGB_decode,
    GL_EXT_texture_shared_exponent,
    GL_EXT_texture_snorm,
    GL_EXT_texture_swizzle,
    GL_EXT_timer_query,
    GL_EXT_transform_feedback,
    GL_EXT_vertex_array,
    GL_EXT_vertex_array_bgra,
    GL_IBM_multimode_draw_arrays,
    GL_IBM_rasterpos_clip,
    GL_KHR_context_flush_control,
    GL_KHR_debug,
    GL_MESA_pack_invert,
    GL_MESA_shader_integer_functions,
    GL_MESA_texture_signed_rgba,
    GL_MESA_window_pos,
    GL_MESA_ycbcr_texture,
    GL_NV_conditional_render,
    GL_NV_depth_clamp,
    GL_NV_fog_distance,
    GL_NV_light_max_exponent,
    GL_NV_packed_depth_stencil,
    GL_NV_primitive_restart,
    GL_NV_texture_env_combine4,
    GL_OES_EGL_image,
    GL_OES_read_format,

また、vSphere環境側にのみ「OpenGL ES profile」も存在してた。

OpenGL ES profile version string: OpenGL ES 2.0 Mesa 17.0.1
OpenGL ES profile shading language version string: OpenGL ES GLSL ES 1.0.16
OpenGL ES profile extensions:
    GL_APPLE_texture_max_level,
    GL_EXT_blend_func_extended,
    GL_EXT_blend_minmax,
    GL_EXT_discard_framebuffer,
    GL_EXT_draw_buffers,
    GL_EXT_draw_elements_base_vertex,
    GL_EXT_map_buffer_range,
    GL_EXT_multi_draw_arrays,
    GL_EXT_polygon_offset_clamp,
    GL_EXT_read_format_bgra,
    GL_EXT_separate_shader_objects,
    GL_EXT_texture_border_clamp,
    GL_EXT_texture_format_BGRA8888,
    GL_EXT_texture_rg,
    GL_EXT_texture_type_2_10_10_10_REV,
    GL_EXT_unpack_subimage,
    GL_KHR_context_flush_control,
    GL_KHR_debug,
    GL_NV_draw_buffers,
    GL_NV_fbo_color_attachments,
    GL_NV_read_buffer,
    GL_NV_read_depth,
    GL_NV_read_depth_stencil,
    GL_NV_read_stencil,
    GL_OES_EGL_image,
    GL_OES_EGL_image_external,
    GL_OES_EGL_sync,
    GL_OES_compressed_ETC1_RGB8_texture,
    GL_OES_depth24,
    GL_OES_depth_texture,
    GL_OES_depth_texture_cube_map,
    GL_OES_draw_elements_base_vertex,
    GL_OES_element_index_uint,
    GL_OES_fbo_render_mipmap,
    GL_OES_get_program_binary,
    GL_OES_mapbuffer,
    GL_OES_packed_depth_stencil,
    GL_OES_rgb8_rgba8,
    GL_OES_standard_derivatives,
    GL_OES_stencil8,
    GL_OES_surfaceless_context,
    GL_OES_texture_3D,
    GL_OES_texture_border_clamp,
    GL_OES_texture_float_linear,
    GL_OES_texture_half_float_linear,
    GL_OES_texture_npot,
    GL_OES_vertex_array_object,
    GL_OES_vertex_half_float

この下に「GLX Visuals」というのもありますが、細かすぎるので、省略します。