ASUS Eee Note EA800についてのQ&A その2

Q1.PDFのページめくりの速さはどのくらいでしょうか

Q2.PDFの画像の有効範囲はどのくらいでしょうか
 写真を拝見した限りでは常に上下にアイコンや%表示が出ているようですし
 PDFファイルの表示時は更に追加されるのでしょうか?
 Dot by Dotで表示させるには画像サイズはいくつになるのか知りたいのです。

基本は表示されます。
フル画面表示を選ぶと一番上のタイトルバーだけが残り、あとは表示の画面になります。
画面サイズは電子書籍リーダとしてのEA800の画像から割り出してみてください。
たぶん、通常画面時: 710×860、フル画面時: 770×990、ぐらいだと思われます。

Q3.この機種で写真を撮った場合その写真にメモを加えることは出来ますか?

できません。

Q4.撮った写真はカラーですかそれとも白黒?
 pcで見た場合の話です

白黒です。
すみません、カラーでした。

ASUS Eee Note EA800についてのQ&A その1

ASUS Eee Note EA800ネタで来る人が多いので、調子にのって、Q&Aっぽいものを書いて行ってみます。

テキストとイラストを混在できますか?
→ できません。
  テキスト入力できるアプリと、手書き入力できるアプリは分かれています。
  当然、データも別となります。

パソコンとのデータ連携は?
→ 専用 Eee Note Syncを使ってデータ転送します。
  Syncとありますが、「同期」というより、「転送」向けの作りをしています。

手書きデータはパソコン上でどういう扱いになりますか?
→ Eee Note Syncで同期すると「.nte」という専用拡張子のデータとなります。
  「ノートを画像ファイルとしてエクスポート」という選択肢を選ぶと
  画像ファイルとして出力することが出来ます。
  なお、.nteの実体はzipファイルで、xmlファイルによる書式設定と、gifによる手書きの画像データなので
  7-zipなどで直接開いて中身を取り出すこともできます。

テキストデータはパソコン上でどういう扱いになりますか?
→ UTF-8のテキストデータです

Evernote連携ってどんなことができる?
→ 手書きメモをEvernote上の「from Eee Note」というノートブック内に転送すること
  Evernote上のデータをEee Note内に転送することはできない。

pdf上に手書きで注釈入れられるっていうのは、どういう感じですか?
→ 開いたpdfの各ページに、そのままペンで書き込みが出来るという雰囲気です。
 ただし、書き込んだデータをPC上で活用する手法が、公式では用意されていません。
 ユーザが作成したツールを使用することで、書き込んだ手書き部分を画像ファイルとして取り出すことはできます。

台湾版と日本版って同じハードウェアなの?
→ 正直、現状、どうなのかは分からないですが、表に出てるスペックを見る限りでは同一っぽいです。
 もし、違うのであれば、EA800じゃなくて、EA801とか数字を変更しそうですしね。
 たぶん、firmwareが異なるだけなんだろうなぁ、とは思っています。

アプリを追加できますか?
→ メーカ公式では手法が用意されていません。
 ユーザレベルの解析により、Linux+Qtベースのアプリが一部動かすことができる、というのが分かっています。
 しかし、Linux+Qtの世界には、絵描き向けのプログラムがそもそも存在しないので、
 EA800上に移植されることはないでしょう。
 絵描き用途で狙ってる人は、諦めた方がいいと思います。
 (GIMPはQtアプリじゃないので無理です)

Windows以外と連携できますか?
→ できません。
 また、EA800のfirmwareアップデートを行う際もWindows PCが必要となります。

ASUS Eee Note EA800が1年遅れで日本発売

まだASUS Japanのwebには何も情報が出てないようですが記事が出てきています。
engadget:「デジタルノート Asus Eee Note は12月発売、1万9800円。筆圧手書き&Evernote連携
weekly ascii:「ASUSからLinuxタブレット『Eee Note EA800』発表、紙のノートを超える存在になれるのか?

asusからのリリースも来ました:書く、録る、写す。多彩なメモ機能搭載のデジタルノート「Eee Note EA800」を発表(23:00追加)

1年前に台湾から輸入した際は、台湾での発売価格が約2万円で、代行業者への手数料込みで約2万5千円でした。
それから1年経ってからのリリースの割にそのままの価格とは、若干正気度を疑う価格設定です。

さて、おそらく「ASUS EEE Note EA800」という検索ワードで来てる人が多いと思いますので、きっと知りたいであろう情報を端的に書いておきます。

ついでに、こっそり開発Blogさんと武蔵屋長元坊さん(12/09追加)にも現段階のまとめがあるので合わせてみてみるといいかも?

全体向け
・間違い無く「紙を超えていない」
・操作は専用ペンで行う必要がある。指は使えない
・pdfにメモ書きできるけど、メモ書きの部分を他のPCで見るためのツールはオフィシャルだと無い。(ユーザが作ったものはある)

絵描き向け
・ワコムタブレットといっても使いやすいわけではない
・ワコムタブレットとしてはArtPad IIやHP tc4400/IBM Thinkpad X60/X61/W600 tabletと同世代(つまりintuos以前)
・もちろん専用ペンで書く必要がある。
・附属のペンは消しゴム無しだが、上記にあげた機種の消しゴム付きペンを流用すると消しゴム機能が使える。
・ペンの反応速度がちょっと遅いので、慣れが必要。
 というと聞こえはいいが、素早く動かすとついてこないので、曲線ではなく直線が引けてしまう。
・お絵かきアプリは、存在しない。あるのは手書きメモ帳のみ
・レイヤーなんて夢の機能
・筆圧感知は256段階ぐらいの能力はあるっぽいが、壊れそうな勢いで押しても0~180ぐらいまでの数値しか出ない。(検証結果)
・パソコンのペンダブにもなるけど、所詮256段階のタブレットとしての使い勝手でしかない。
・パソコンのペンタブにしたとき、EA800自身の画面に描いたものを表示してくれるという機能は無い。

電子書籍向け
・pdf, epubが読める
・epubはページめくりが遅いので、pdfの方が推奨
・誤作動防止のため標準ではoffにされている下部にあるボタンを有効にすると指でページめくりができるようになる
 (それをやらないと、全ての操作をペンでする必要がある)

カスタマイズ向けのお話
・中身はARM Linux
・CPU 624MHz, RAM 256MB
・タブレット関連のドライバはLinux向けのを利用している
・GUIシステムはQtで構成されている
中をあけるとmicroSDにシステムが入っている

その他、うちのblogにあるEA800関連記事

— 2012/02/16 追記 —
EA800を使った作例について

当blog: Eee Noteで絵を描いてもらった
イラストレーター葉月慧さん: Eee Note EA800 その2
マンガ家 武蔵屋長元坊さん: ブログ de ならしのぱいれーつ!内を「EA800」で検索した結果 (いろいろ試されているようです
pixiv内を「EA800」で検索した結果 (現状はruさんの作例しかないですけど
海外の作例
みずき古都さん: 「ASUS Eee Note」で練習ノート電子化 / キャラクターイラストNo.14(ラフ) / キャラクターイラストNo.15「クロロ」 / Eee Noteでクロッキーなど、いろいろ作例があります
hrozvitnirさんのtumblr(全体的に18禁絵ばかりの中にいくつかあります): 微エロ / 微エロ / ノーマル

ASUS Eee Pad TF201

ASUS Eee Note EA800関連情報を探すため、ASUSのftpサイトを見ていると、いろいろ面白いものが落ちていたりします。
その1つが、Tegra3を積んでいるらしい、という噂の新機種Asus Eee Pad TF201に関するファイルです。

FAQがすでにアップされていたりします。
まぁ、スペックとかは書いてないので、おもしろみは無いですが・・・

対応言語リストもあります。

語言別	                代碼
US-English	         en
UK-English	         en-GB
French	                 fr
Italian                  it
Russian	                 ru
German	                 de
Spanish	                 es
US-Spanish	         es-US
Dutch	                 nl
Traditional Chinese	 zh-TW
Simplified Chinese	 zh-CN
Japanese	         ja
Greek 	                 el
Portuguese	         pt-PT
Hungarian  	         hu
Czech	                 cs
Slovakian	         sk
Swedish 	         sv
Norwegian	         nb
Danish	                 da
Finnish	                 fi
Polish	                 pl
Brazilian Portuguese	 pt
Turkish	                 tr
Thai	                 th
Arabic	                 ar
Hebrew	                 iw
Korean	                 ko

とりあえず日本でも販売されるようですね。

ASUS EA800 新firmware V1.0.14.118TW

どうやら5月末ぐらいの日付でASUS Eee Note EA800に新しいfirmware V1.0.14.118TWがでてたらしい。


とりあえず適用してみた。

すると、以下の様な画面になった。(注:工場出荷状態に戻しています)

大きな違いは、「Dr. Eye」という台湾で有名な辞書ソフトから、英漢 漢英 辞典が収録された、ということ。

Dr. Eyeには日漢辞典もあるようなんですが、それはないようです。

それにしても、1つ前の記事でDr. Eyeネタをやったら、こっちでも関係してたなんてびっくりですよ。

その他の点の違いはまだ見いだせていません。
とりあえず、設定できる言語は「英語/中国語」しかないけど、入力できる文字はなぜか日本語モードもある、という前回のアップデート状況と変わりませんでした。

日本語化の検証については、また明日っと

— 追記1 —
5/14版の日本語化を適用してみたら、おおむね大丈夫そうな感じ
というか、変化はほとんどない?
中国語版だと「Dr. Eye」だったところは、日本語リソースを適用したら「辞典」になった。

ちょっと気になるのは/usr/local/eTablet/version の表記。

[root@Linux eTablet]#cat /usr/local/eTablet/version
VERSION 1.1.51.8359 Thu Apr 21 04:39:28 UTC 2011
[root@Linux eTablet]#

ここがベースソフトウェアのバージョンを表していたりしそうな感じがする・・・
実際、eTabletディレクトリ内部のファイル日付を確認してみると、4月21日より新しいものは存在していない。