Covia FleaPhone CP-F03aの近況


Covia FleaPhone CP-F03aが届いて1ヶ月。いろいろありました。

いろいろ問題があったりしましたが、先日リリースされた「firmware ver 20140415」でひとまず落ち着いた感じです。

いままで私の端末で発生した問題として、以下のものがあります。

1. CP CRASHと表示され再起動する
2. いきなり再起動し、ブラックアウト。電源ボタンを押しても何も反応しない
3. CP CRASH毎に/data領域が圧迫されていく

これらについて、Coviaのサポートに連絡し、クラッシュダンプの送付などを行い、調査・対応を行ってもらいました。

1番は、「firmware ver 20140315」で解消されたように見えたのですが、入れ替わって、2番の現象が発生するようになりました。

2番は、実はブラックアウトしても内部的にはクラッシュダンプ処理をしていて、15分ぐらいたつと電源ボタンが使えるようになります。
最初はあまりこの現象が発生していなかったのですが、4/7ぐらいから発生率が急上昇し、最盛期には1時間に1回ぐらい発生していました。
最新のfirmware ver 20140415でこれが発生しなくなったような感じです。

3番は、CP CRASHすると/data/dontpanicディレクトリにクラッシュダンプデータが書き込まれていくことで、発生していました。
これは、「firmware ver 20140327(2014/04/01リリース)」で修正されました。

これで一通り問題があったところが解消したかなぁ・・・というところではあります。

Broadcom BCM23550チップ採用のAndroid機種のメモ書き


Covia CP-F03aで採用しているSoCはBroadcomのBCM23550である。
これを採用している他のAndroidについてのメモ書き。
中華なあやしいベンダのものは除外している。

・「Xolo Q1000 Opus
インドのXoloという携帯電話会社から販売中の5.0インチAndroid。
BCM23550チップの製品ページでも紹介(11/18/13 – XOLO Leverages Broadcom Smartphone Platform to Power New Q1000 Opus)されている。

Software support pageに、2014/03/02提供開始のfirmwareがある。
(ちなみにXolo Q1000はMediaTek MT6589採用らしい)

Xolo Q1000 Opusのroot取得方法で検索すると「How to root Xolo Q1000 Opus」という記事が見付かるが、当blogで紹介している手法(Covia FleaPhone CP-F03aをroot化)と同じく中国の「一键ROOT工具 ROOT大师」を使用していた。

・「HTC Desire 6160
HTCが中国で販売している4.5インチAndroid。
このモデルもBroadcomページで紹介(Broadcom Quad-Core Baseband and Connectivity Platform to Power New HTC Android Smartphone)されている。
こっちの機種の情報は案外少なくて驚いた。

・「Cherry Mobile Sonic 2.0」
フィリピンのCherry Mobileという携帯電話会社の「Sonic 2.0」がBCM23550採用機種らしい。
らしい、というのはTeknoGadyet:「Cherry Mobile Sonic 2.0 Preview」とかいくつかのサイトで開梱記事が公開されているものの公式ページが見付からないので・・・
(注:Cherry Mobile SonicはAndroid2.3の旧機種です)

TeknoGadyet:「Cherry Mobile Sonic 2.0 Unboxing」では3999ペソで買ってきて開梱する、という記事があり、スペックも紹介されている。
4.0インチ(800×480)で2点認識の液晶と、低価格路線ながら、RAMは1GBあるらしい。
そこはちょっとウラヤマシイ。

・「Micromax Canvas A94 MAd
インドの携帯電話会社MicromaxのMicromax Canvas A94 MAdがBCM23550採用。
4.5インチ(854×480)でRAM 512MB。

Covia FleaPhone CP-F03aの/data領域が不当に一杯になる件


Covia FleaPhone CP-F03aなんですが、いつのまには/data領域が圧迫されている、ということがあります。
アプリ一覧を見ても、そんなに大量に使っているものはないはずなのに、空き容量がない、のです。

「CP CRASH」が原因です。
DVC00101.JPG
CP CRASHの時に表示されるメッセージには「Please wait for dump to finish」とあります。
そう、このときに/data領域に対してdumpファイルが書き込まれているのです。

具体的には「/data/dontpanic」に対して、2ファイルが書き込まれます。
・cp_crash_ddmmyy_HHMMSS.bin 23068672bytes
・console_ddmmyy_HHMMSS 最大524288bytes
(dd=日付、mm=月、yy=西暦、HH=時間、MM=分、SS=秒)

で・・・このファイル、どうやら、上限数無く、作られ続けるようです。
CP CRASHの発生回数が多いと、とんでもないことになってしまいます。

というかうちの場合、500MB食われてました。(25個あった)

一番やっかいな点は/data/dontpanic領域は、rootを取らないとアクセス出来ない、というところでしょうか。
なので、現状、一般的なユーザがこの問題に対処するには、端末初期化しかない、という状況じゃないかと思います。
この件は、Coviaに連絡してあり、現在、対処策を検討中とのこと。
もし、現段階でこの状況になっていたら、Coviaのサポートに問い合わせてみてください。

で・・・CP CRASHなんですが
うちは、「2014.3.17 CP-F03aのファームウェアアップデートのお知らせ」にある「一部のSIMで通信中に「CP CRASH」と表示され、再起動する現象。」の該当ユーザ(報告者の1人)です。

SIMは、IIJmioが2012年03月にサービス開始したときのデータ通信onlyの通常サイズのものを使っています。
3/17のfirmwareアップデート前は、1日に5回とか再起動していて大変でした。

その後、IIJmioのSMS対応のnanoSIMにmicroSIMアダプタをつけて2枚差しでの利用に変えています。
しばらくは順調に動いていたのですが、ここんところ再起動発生頻度があがって大変でした。

動作を観察していて感じたCP CRASHによる再起動の仮説

1. SIMを使ってデータ通信をする
2. 応答がこない時間が一定時間続く
3. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

で、発生頻度が上がったことについての仮説

1. いろいろ使って/data領域の空きが50MBを切った
2. 空きが少ないことで全体的に処理遅延
3. そんな状況でSIMを使った通信を行うと、応答が来ない時間が増える
4. ハードウェア側で強制再起動(CP CRASH)させる

なんて感じじゃないかと推測しています。

実は、500MBもあった/data/dontpanicのCP CRASH関連ファイルを削除したら、再起動がほとんどなくなったんですよね

はたしてほんとの原因は如何に!?

Covia FleaPhone CP-F03aで3G SIMを2枚入れてみた


Covia FleaPhone CP-F03aで3G SIMを2枚入れたらどうなるのか確認した。

手元に、IIJmioの980円プランの通常SIMと、IIJmioのファミリープランのnanoSIMがあったので、それをそれぞれさしてみた。

sim002
アンテナが立つのはSIM1側だけでした。

次にSIM1/2切り替えを行ってみます。
sim006

SIM1/SIM2ともアンテナが立たない状態から、しばらく待つと、以下のようにSIM2側だけでアンテナが立ちます。
sim008

で・・・再度、SIM1/2切り替え
sim009
メニューから選んで・・・

しばらく待つと、SIM1側だけアンテナが立つ。
sim011

・・・と、いうわけで、日本国内において、2つのSIMを同時に使うことはできない、というのが実地でも確認できました。

Covia FleaPhone CP-F03aをroot化


Covia FleaPhone CP-F03aにroot化を行ってみました。

(2014/06/06追記:Android 4.4版ではこの手順が使えません)

とりあえず、freetel FT132Aのときに使った中国の「一键ROOT工具 ROOT大师」が使えるのかな?と試してみました。

ROOT大师をインストールして、起動。
CP-F03aを接続。
root01

ちゃんと認識されていることを確認し、実行。

root02

処理中。

root03

完了。
端末が自動的に再起動されます。

で・・・・Titanium Backupを起動してみると、ちゃんと使える。
いとも簡単にroot化が完了してしまいました。

なお、このROOT大师を使った場合の問題点は、アプリが中国語、というあたりです。
Android端末にはroot化とともに、root権限管理アプリ「授权管理」、と、オリジナルのアプリストア「应用酷」がインストールされています。
オリジナルアプリストア「应用酷」のほうは、入れたままにしておくと、中国で配布されている改造版のアプリを入れられちゃう可能性がありますので、削除しておくことを推奨します。

なお、「授权管理」の方は、アプリのアップデートを行うと「ROOT大师」という名称に変更されます。
アップデートをした場合は、なくなった、とあわてないでください。