Xiaomiの自社SoC Surge S1登場。スナドラ625/MediaTek P20対抗

Xiaomi(小米)が、中国のSoCメーカLeadcore Technologyと組んで、オリジナルのSoCを作っている、という話があった。

で・・・MWCにて詳細発表があったようだ。
[Xiaomi] Xiaomi’s First In-House SoC Chipset “Surge S1” Unveiled !

内容の要点
・Snapdragon 625およびMediaTek P10/P20の対抗として、Surge S1を開発
・ARM Cortex-A53コアを使用。2.2GHzコア*4個+1.4GHzコア*4個の計8コア
  28nm HPCプロセス製造
・GPUはARM Mali-T860採用
  Mali-T760と比較し、40%の消費電力削減
・LTEなどの通信機能を司るbaseband部分はOTAによるアップデート可能
  → VoLTEなどで技術革新があっても、あとから対応できる
・独自の画像処理プロセッサー(ISP)により暗いところでの画質などが向上,HDRにも対応
  消費電力や処理時の内部バスの使用帯域幅などが削減されている
・独自の音声処理プロセッサー(DSP)により高音質のVoLTE通話を実現

スナドラ820対抗ぐらいうたってくるかと思ったら、廉価な方で攻める模様。

また、パートナーのLeadcoretechの既存プロセッサって、Cortex-A7までで、Cortex-A53世代って、正式リリースされたものって無いし、LeadcoretechのLTE対応チップセットを採用してる製品もほとんど無いんですよね。
3Gも、中国向けのTD-SCDMA向けばかりですし・・・

果たして、どのレベルに仕上がっているのか…非常に怖いところです。

そんなSurge S1を採用した製品は・・・「Mi 5c」です。

Meet Mi 5c – it’s ultra slim, lightweight, and powered by Surge S1, our first-ever in-house designed SoC chipset. It comes with a 5.15″ JDI display and 1.6mm ultra-thin bezels. Having our own chipset means we’re able to now handle backlight optimization at chipset levels — up to 2048 ultra-precise brightness adjustment levels. It also comes with a large 1.25μm pixel size camera sensor which runs on Surge ISP algorithm, which enhances light sensitivity by up to 150%. The Mi 5c also comes with front fingerprint sensor, 9V 2A fast charging, and is only 132g with its ultra-light metal body. The 3GB+64GB version retails for RMB 1,499. Like it?

Highlights
– Powered by Surge S1, octa-core 64-bit processor (2.2GHz quad-core A53 + 1.4GHz quad-core A53)
– 5.15” display, 550-nit brightness, 2048 brightness levels with ultra-precise backlight controls
– Slim and light premium metal body: 132g and 7.09mm thin
– 2860mAh battery; 9V/2A fast charging
– 3GB + 64GB, dual-channel LPDDR3 + eMMC5.0
– 1.25 micron pixel size, ultra light-sensitive 12MP camera
– Single-frame HDR
– Front fingerprint sensor
– RMB 1,499


まぁ・・・どんな感じでしょうね

Spreadtrumから新SoC SC9861G-IAが登場。IAはIntel Airmontアーキテクチャの意味!

現在開催中のMWC2017にあわせて、中国のSpreadtrumから、新しいSoCが発表されました。

Spreadtrum launches 14nm 8-core 64-bit mid- and high-end LTE SoC platform

Intel AirmountアーキテクチャによるCPUコアを8個と、LTE関連回路をあわせて14nmプロセスで製造した、SC9861G-IAが新登場です。

あ・・・一つお詫びがあります。
「IAはIntel Airmountアーキテクチャの意味」ってタイトルですが、公式に言われたわけじゃないです。なので、もしかするとIntel Architectureの意味かもしれません。

さて、従来SpreadtrumからはSC9860GというCortex-A53コアを8個搭載(2GHzコア*4個+1.25GHzコア*4個)し、TSMC 16nm FFCプロセスで製造したSoCを提供していました。

それの演算部分をIntel Airmontに置き換えたようなものになるようです。

ASUSのIntelプロセッサ搭載のAndroidスマホ/タブレットなどで使われていたIntel Atom Z3530のCPUコアは22nmプロセス製造のSilvermontで、GPUコアはPowerVR GR6430でした。(Z3735DはSilvermont/Intel GPU)
Silvermontの次の世代がAirmontコアなのですが、Intelからのスマホ向けプロセッサはSilvermontで最後ということになっていました。
Windows向けに出ているAirmont世代のAtomプロセッサはAtom x5-Z8300/Z8500ですが、これらのGPUはIntel GPUです。

今回のSC9681G-IAは、CPUコアはAirmontで、GPUはPowerVR GT7200という形となります。
つまりは従来発売されていたIntelプロセッサ搭載のAndroidスマホ/タブレットを置き換える目的に使うようです。

SC9861G-IAの出荷は2017年Q2ということなので、秋ぐらいの製品発表に注目しましょう

GPD Pocketのクラウドファンディングが開始されたので投資してみた

GPD社による、クラウドファンディングPCの第2弾。GPD Pocketが、先ほどより開始されました。

GPD Winの時は、国内最速クラスでネタにしていたけど、タイミングが悪くてクラウドファンディングに参加出来なかったけど、今回は大丈夫だったぜ!

当時の発言、twitter社により検索除外されちゃってるから、ここで再掲載しておくか・・・

Khadas VIMというAmlogic S905X搭載のボード

Khadasというところが「Khadas VIM」というAmlogicのSoCを使ったラズパイみたいなボードを出しているらしい。

Amlogic S905Xとしては普通・・・って感じなんですが、ちょっと変わってるなぁ、と思うのは、USB Type-Cで電源供給/USB OTGってところ。


SoC: Amlogic S905X Cortex-A53*4コア
RAM 2GB
ストレージ 8GB(ノーマル) or 16GB(PRO)
電源コネクタはUSB Type-C兼用
ワイヤレス Broadcom AP6212(ノーマル/WiFi/BT) or Broadcom AP6255(Pro/WiFi(acサポート)/BT)
RTC用バッテリーコネクタあり
IR受信素子あり

現状、公式でリリースされているOSは「Firmware Resources」にある
・Android Marshmallowベース
・LibreELEC
・Ubuntu 16.04

開発関連リソースは「https://github.com/khadas/」にある。

で・・・どこで買えるのかな?と思えば、GEARBEST
RAM 2GB/ストレージ8GBのノーマル版 $49.99
RAM 2GB/ストレージ16GBのPro版 $64.99

・・・SoCの上にヒートシンクなくても常用できるのか?というのが謎

ただのAmlogic S905X搭載のAndroid Boxだったら、もっと安い値段で、もっといい感じのケースで売ってますからねぇ・・・

Armbianの初期設定項目

いつもなんとなくやっちゃってるArmbianの初期設定
忘れないようにメモ書きを作成

その1: rootの初期パスワード
「1234」
初回ログイン時に変更する

その2: とりあえずOSアップデート
Armbian自体の更新+Ubuntu/Debianの更新を実施
「apt-get update」「apt-get upgrade」

その3: NFSクライアントインストール
うちの環境ではOrange Pi Plus2によるNFSサーバがあり、データ共有をしているのでnfs-commonをインストール
「apt-get install nfs-common」

その4: Locale/Timezone設定
言語設定
「dpkg-reconfigure locales」
タイムゾーン設定
「dpkg-reconfigure tzdata」
キーボードの言語設定(キー配列)
「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」

その5:動作CPU範囲設定
ファイル「/etc/default/cpufrequtils」にて記載。
機種によって異なり、Orange Pi Oneでは下記の様に、「480MHz~1200MHz」がCPUの動作範囲となる

ENABLE=true
MIN_SPEED=480000
MAX_SPEED=1200000
GOVERNOR=interactive

ファイルを編集した場合は、「service cpufrequtils restart」で適用