MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2011.1207.1 独自ビルド版


(2013/06/21 追記 start)
最新版は「MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2013.0425.1 独自ビルド版」にて配布中。

(追記 end)


最新のversion 2012.0325.1版を公開しています。

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MIPS Androidで動作するnicoWnnGを2011/12/08時点での最新版(Version 2011.1207.1)にアップデートしました。

ダウンロード: nicoWnnG-2012.0325.1-mips.apk← 2012/03/27時点での最新版。本来の配布ページはこちらです。)
ダウンロード: nicoWnnG-2012.0222.1-mips.apk (← 2012/02/22時点での最新版。本来の配布ページはこちらです。)

ダウンロード: nicoWnnG-2011.1207.1-mips.apk

[注意事項]
この独自ビルド版nicoWnnGの配布にあたり、GORRYさんに許可を取っています。

この独自ビルド版nicoWnnGは、ソースの変更を行っていません。コンパイル時にMIPS/MIPS-R2用のバイナリを作成するようにしただけのものです。
このため、前のバージョンからの変更内容については、オリジナル版を参照願います。

オリジナルのnicoWnnGがすでにインストールされていると、こちらの独自ビルド版はインストールに失敗します。
逆に、こちらの独自ビルド版があると、オリジナルのインストールに失敗します。
これは、この独自ビルド版は、オリジナルのnicoWnnGと同じソース・パッケージ名で作成されていますが、署名が異なっていることによるものです。
といっても、現状のオリジナル版はMIPS用のライブラリが内蔵されていないので、そもそものインストールに失敗するので、支障は無いですが・・・

なお、今回の独自ビルド版では、MIPS、MIPS-R2用のバイナリのみとし、オリジナル版に含まれるARM,x86用バイナリを削除しています。

ronzi(溶智) A3での動作確認をしました。

それ以外の機種での動作は未確認です。
とりあえずMIPS-R2用バイナリを追加してはいますが、AMT-7001搭載のICCO T22とかでは動かない可能性は高そうです。

旧バージョン:
2011.1205.1版
2011.1115.1版
2011.0823.2版
2011.0503.1版

独自ビルド版のトピック
・Android NDK for MIPS r6mでコンパイルしています。
・MIPS r1用とMIPS r2用のバイナリが含まれています。
・apk容量削減のため、MIPS用バイナリのみとしました。
・全体の再コンパイルは行わず、libディレクトリのみをapktoolを使って入れ替えています。

MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2011.1205.1 独自ビルド版


(2013/06/21 追記 start)
最新版は「MIPS Android(JZ4760)用nicoWnnG version 2013.0425.1 独自ビルド版」にて配布中。

(追記 end)


2012/03/27 追記

最新のversion 2012.0325.1版を掲載しました。

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MIPS Androidで動作するnicoWnnGを2011/12/06時点での最新版(Version 2011.1205.1)にアップデートしました。

ダウンロード: nicoWnnG-2012.0325.1-mips.apk
ダウンロード: nicoWnnG-2011.1205.1-mips.apk

[注意事項]
この独自ビルド版nicoWnnGの配布にあたり、GORRYさんに許可を取っています。

この独自ビルド版nicoWnnGは、ソースの変更を行っていません。コンパイル時にMIPS/MIPS-R2用のバイナリを作成するようにしただけのものです。

オリジナルのnicoWnnGがすでにインストールされていると、こちらの独自ビルド版はインストールに失敗します。
逆に、こちらの独自ビルド版があると、オリジナルのインストールに失敗します。
これは、この独自ビルド版は、オリジナルのnicoWnnGと同じソース・パッケージ名で作成されていますが、署名が異なっていることによるものです。
といっても、現状のオリジナル版はMIPS用のライブラリが内蔵されていないので、そもそものインストールに失敗するので、支障は無いですが・・・

なお、今回の独自ビルド版では、MIPS、MIPS-R2用のバイナリのみとし、オリジナル版に含まれるARM,x86用バイナリを削除しています。

ronzi(溶智) A3での動作確認をしました。

それ以外の機種での動作は未確認です。
とりあえずMIPS-R2用バイナリを追加してはいますが、AMT-7001搭載のICCO T22とかでは動かない可能性は高そうです。

旧バージョン:
2011.1115.1版
2011.0823.2版
2011.0503.1版

独自ビルド版のトピック
・Android NDK for MIPS r6mでコンパイルしています。
・MIPS r1用とMIPS r2用のバイナリが含まれています。
・apk容量削減のため、MIPS用バイナリのみとしました。
・全体の再コンパイルは行わず、libディレクトリのみをapktoolを使って入れ替えています。

Jz4770搭載のICSタブレットリリース予定


MIPSから「MIPS Technologies and Ingenic Semiconductor Announce Availability of World’s First Android™ ‘Ice Cream Sandwich’ Tablet 」というプレスリリースが出た

100ドル以下でAndroid 4.0/ICS搭載のタブレットが出てくるよー

という内容なわけですが、そこに触れられているのは、予想通りAinol NOVO7 Basicと思われる、Jz4700 1GHz搭載7インチマルチタッチのタブレット。

8インチと9インチのモデルもでてくるよー、とあるけど、それがAinolからなのか、それとも別のベンダからなのかは、ちょっとはっきりとしない書き方かな・・・

実際の動作の感じについては、YoutubeにMIPSが「Ice Cream Sandwich with MIPS 」という紹介動画をアップしていますが、こっちはあまり見るべきものがない感じです。

それよりは、Ainolの開発者とおぼしきtomx2hのblogの方が、ずっと見るべきものがあったりします。

まずは、Novo7普及版 君正JZ4770方案ICS冰激凌安卓4.0新图という記事で開発中のスクリーンキャプチャがアップされています。
(これと同じ内容はimp3.netのフォーラム「Novo7普及版 君正JZ4770方案ICS冰激凌安卓4.0新图」にもあります)

また、中国系動画サイトのYOUKUで、视频:全球首款安卓4平板,艾诺Novo7 Basic 君正方案平板上市では電源ONからいくつかの操作を。
そして、视频:艾诺Novo7 Basic版Android 4.0固件运行小窥ではいろいろなアプリの動作を紹介しています。

とりあえず、これらを見る限りでは順調そうな感じで開発が進んでいる模様。
一般公開が期待できる・・・・のかなぁ???

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おまけ

いろいろなAndroid系ニュースでは、MIPSリリースに書いてある通りに「Android 4.0タブレットのNOVO7がすでに中国で販売している」というようなことを書いちゃってますが、現実にはまだ開発中でリリースされていません。

現状販売されているのは「Android 2.2もしくはAndroid 3.2搭載のNOVO7 Basic」で、「Android 4.0搭載のNOVO7 Basic」については、おそらく、現在はfirmware開発の最終段階でもうすぐリリースではなるものの、まだAndroid 4.0搭載バージョンが市場に出回っていません。

Rstream A1とシャープ SH8118Uはz71派生系


ヨドバシカメラでRstream A1が9800円で売ってる、という話を見た。
確かにWebショップでも売ってる
ヨドバシで販売しているものはAndroid 2.1のようですが、MUCHTELサポートページを見るとAndroid 2.2へのアップデータもあります。
ちょっと気になるのは「MuchMarts」なるものの存在。
Android Marketが入っていない可能性があるのかな?

さて、以前の記事にも書いたが、Rstream A1の写真にもあるように、これはMUCHTEL A1であり、Commtiva Z71派生モデルである。
つまり、9800円でCynanogenMod 7.1に正式対応しているモデルが手に入ることになる。

上記のCyanogenModのページを見てみると、z71派生モデル用のフォーラムへのリンクがある。
そこに「My cell is SHARP SH8118U,I have a problem with Z71 ROM」という興味深いものがある。

シャープSH8118Uは中国で発売されているAndroid OSをベースに作られた点心OSを搭載しているスマートフォン。
上位機種SH8128U(極光)と、このモデルSH8118U(黒澤)で点心OS初採用というものでした。

たしかに言われてみればSH8118Uはz71系っぽい感じです。

メモリが512MBに増強されている、というのは興味深い、と探してみると、SH8118UにCyanogenModをインストールする手順を発見。
手順1:CyanogenMod 2.3系统刷机教程
手順2:[2.3 Rom]修改版 CM2.3 For Sharp 8118U

手順1が終わった状態ではキー動作がおかしいとか、いくつか不具合があるので、それを修正するために手順2も実行するようです。

むしろ興味深いのは、逆にSH8118Uのfirmwareを使うと、珍しい点心OS搭載のスマートフォンが手に入る?というあたりなのかもw

Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2011/11/30版


最新情報は「Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2012/04/23版」にて公開中。
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2011年11月のXperia X10 mini proのカスタムROM事情。(2011年10月の話はこちら)

Android 4.0/ICSのソースが公開された影響で、いくつかのICS版カスタムROMが登場しそうな雰囲気に。

まずは、ICS風のカスタムがいくつか出てきた。
Plancton.fr氏のCyanoCream Sandwitch(Flame.Eベース)
dams2011氏のCyanMiniPro(MiniCM7Proベース)

そして、dams2011氏がテスト版(ICS X10miniPro Test)を公開。
そこに最近の主要開発者の1人、paul-xxx氏が別版の開発中を表明するも、途中でmini proが壊れたようで開発から撤退。(「my phone was burned by the Chinese charger」だそうで)
そんな中、slade87氏がそこそこ動くIceyCubeを公開。

さぁ、どうなっていくか!?

というのが11月の動きと言ったところ。

今後の注目点
・ICSでWifiが使用できるようになるのか?
オフィシャルCM7向けのカスタムkernelではWifiをうまく動かすことができてない。
この傾向は、いまのところICSでも見られる。

・描画が遅いのをどうにかできるのか?
ICSはハードウェアアシスト機能がないと、やっぱり描画が重い。
使えるようにできるのか?





今月の基礎知識

Xperia X10 mini proのfirmwareについての理解を深めよう!

Xperia X10 mini proのfirmwareは、以下の4つのパーツに分かれてると言えます。

・(a)部品/チップにほぼ近い部分の制御部分
・(b)Linux kernel部分
・(c)Linux kernel用デバイスドライバ
・(c-1) (a)を制御するためのLinux kernel用デバイスドライバ(libril)
・(d)Android部分

SEUSを使ってfirmwareを書いた場合は、(a)~(d)までが全部書き換わる。
Flashtoolsを使うと、全部書き換えもできるし、部分的に書き換えもできる。
xrecovery/CWM recoveryでは(c)と(d)だけが書き換わる

いままでいろいろ公開されてきたAndroid 2.2や2.3のカスタムROMは、(c)/(d)書き換えのタイプ。
本来のAndroid 2.2/2.3であればLinux kernel部分のバージョンアップも必要だが、できなかったので、若干無理矢理な対応をしている。

さて、(a)の部分についてですが、現状は「2.1.1.A.0.6」と呼ばれているバージョンと「2.1.1.C.0.0」と呼ばれているバージョンがあります。

いままでのカスタムROMは、「2.1.1.A.0.6」をベースとしていましたが、slade87版ICSは2.1.1.C.0.0をベースにしていくとのこと。

つまり、これまでと違って、カスタムROMに応じて(a)部分も書き換えが必要になってきます。
そのため、わかり安い形で必要なファイルがまとめられました。
[Kernel] Standard U20 kernels + libril files + Dual Touch modules

・2.1.1.A.0.6
  U20_2.1.1.A.0.6_Kernel.ftf (6.15 MB)
  libril_2.1.1.A.0.6.zip (437.19 KB)
  cy8ctma300_ser.ko (14.03 KB)

・2.1.1.C.0.0
  U20_2.1.1.C.0.0_Kernel.ftf (6.16 MB)
  libril_2.1.1.C.0.0.zip (446.95 KB)
  cy8ctma300_ser.ko (112.42 KB)

(a)の書き換えには、「U20_~_Kernel.ftf」のファイルをflashtoolsで書き込んでください。
書き込み方法については、Xperia X10 mini proのkernelを書き換えるを参照のこと。

他にあるlibrliとcy8cyma300は、カスタムROM側の要求に応じて使用してください。
通常はあまり使う必要はないはずです。
例えば、カスタムROMが2.1.1.A.0.6を要求しているのに、あえて2.1.1.C.0.0を使いたい、とかいう場合にファイルを置き換えるために使う、という感じです。