iPhone5もどきのZoPhone i5(卓粉i5)は11月下旬発売

Zophoneの公式ページにiPhone5もどきの「卓粉i5(ZoPhone i5)」の製品ページが出来ていた。

価格は1499人民元、約2万円。
発売時期は、ポップアップで表示されるお知らせによると11月下旬だそうな。

スペックは・・・
CPU: MTK MT6577
RAM: 1GB
ROM: 4GB
LCD: 4.0インチ 854*480
カメラ: 800万画素

ROMを16GBに増やしたモデルもあり。

外形は実測で、123.8×58.6×7.6mmだと謳っている。


その他、細部にわたって、本物といっしょだという紹介がされているんだが、PCとの接続部分についてが、いまいち不明瞭。

外形自体は、Lightningケーブルっぽい雰囲気を醸し出しているけれど、本当なのか?というあたり。
外形はそれっぽいけど、実際にはmicroUSBって可能性の方が高いかなぁ、とは思っています。

にしても・・・液晶サイズが854×480ってのはちょっとがっかりです。
もう一息がんばってほしかったなぁ・・・

MTK MT6599搭載機は2013年5月ぐらいに登場?

MediaTekがリリースすると言われている8コアLTE対応のMTK MT6599ですが、2013年5月に製品が出てくるという話が、MTK手机网に掲載されています。
MTK手机网:「联发科八核MT6599或提前至明年5月上市

・・・とはいえ、リリース時期以外に何か新情報があったかといえば、そんなものは特にない感じです。

4コアのMTK MT6588(MT6589)は、2013年1月に搭載製品が出てくる、という話が再掲されているぐらいですかね。

4コアMT6588搭載製品の時期については、おおむね2013年1月になりそう、というのは正解っぽい感じがあります。
8コアMT6599搭載製品が2013年5月ってのは、正直微妙な気がしており、実際には2013年7月ぐらいになるんじゃないかと予想しています。

実際のところ、どうなりますかねぇ・・・

ST Ericsson U6715(STE6715)というCPU

中華スマホで、WCDMAの安いモノを探すと、「CPU: STE6715 460MHz」なんてものが出てきたりする。

Android 2.1/2.2端末で採用例がある。

採用端末のスペックとしては・・・
・CPU STE6715 460MHz/468MHz
・RAM 256MB
・ROM 512MB
・QVGAで、3.5インチとか2.4インチとかの液晶
・30万画素カメラ
・Wifi/Bluetooth
・GSM 850/900/1800/1900MHz
・WCDMA 850/1900/2100MHz / HSDPA 7.4Mbps対応

現状で、インドなどで低所得者向けスマートフォンとして販売されているような感じである。
現在かえるような商品例としては

・「abo A810」
黒苺のような感じでタッチパネルは無く、キーボードとトラックボールで操作する端末。

・「Olive Fluid V-W1
インドの電話会社Olive Telecomの端末で、現行機種。

で・・・この「STE」が何者なのかといえば、「ST Ericsson」とのこと。

STE6715は正式な製品名ではなく「ST Ericsson U6715」もしくは「ST Ericsson PNX6715」というようだ。

メーカ製品ページ:2G and 3G entry platfrom 6710 HSDPA
製品ページその2:U6715 – A HIGHLY-INTEGRATED HSDPA PLATFORM BUILT ON LINUX

・ARM926EJコア 468MHz
・メモリクロック200MHz
・最大メモリは4Gbit=512MB
・液晶はWQVGAまでサポート

現状では、これを使った機種を買っても、メモリ容量が少ないので、日本で使うには大変厳しいですね。

ちなみに、STE6715の上位モデルが、NovaThor U8500とかだったりするわけです。

MTKのタブレット向けチップMT8377?

micdigi.comに「L-Y F7HD based on MTK8377 dual-core」という記事が上がっていた。
曰く、LYRIC PIONEERという会社からL-Y F7HDという3G回線内蔵タイプの7インチタブレットが出るというもの。

・CPU MTK8377 1.2GHz dual core
・3G内蔵。 GSM/WCDMA 850/1900/2100MHzサポート
・7インチ 1024×600。IPS液晶
・Bluetooth 4.0
・FMラジオ
・バッテリー 3500mAh

全体的なスペックとしては普通といえる感じだが、特筆すべき点は、CPUのメーカがMTK(MediaTek)だ、というもの。

MediaTekがタブレット向けの専用チップが出した、というニュースは聞いたことないなぁ、と思いつつ調査開始。

まず、micdigiと書いてる人が同じっぽい1pad.cnの記事、「极速之王双核MTK8377 灵韵先锋F7HD首发」。
こちらには、もうちょっと詳しく書いてある。

MT8377は、スマートフォン向けのMT6577をタブレット向けにアップグレードしたもの。
AnTuTu benchmark v2.9.3でのスコアが「5626」
ちなみにこのスコアは、MT6577搭載の5インチ中華スマホで一般的な値より若干高い数値です。

とはいえ、値的には非常に近いので、確かにMT6577とMT8377は同じものである、とは言えそうです。

ただ、alibabaとか中国系の掲示板などを巡ると、「RK8377」とかそんな表記をしているところもちらほらあって、いまいちはっきりしない感があります。

とはいえ、aliexpressの販売例、「MTK 8377 7inch IPS screen Cortex A9 dual core Tablet PC with 3G」とかを見ると、3Gをサポートしていて、$159となると、結構気になりますね。
メモリが512MB/1GB/2GBの3種類あるようですが、微妙に不安な点もあったりします。

それは、こっちの店での「Latest zxc z7 Built-in 3G Phone call 7″ IPS Screen Tablet PC not MTK6577, updated version MTK 8377, Dual Core 1.2Ghz Android 4.0」の説明書きです。

Hello, Ladies and gentlmen,
This Tablet PCs’ CPU use MTK8377, not MTK6577.
1.2Ghz 1.0Ghz
1G ROM 512M ROM
Android 4.1 Android 4.0
That’s why our price are a little bit higher than other sellers.
According to the official notice, zxc Z7 MTK8377 will be realeased around Nov. 23th.
Please don’t place any orders if you can not wait.
Thanks!

「2012/11/23ぐらいにzxc Z7 MTK8377版が発表される予定」
そして
「MT6577は512MBメモリで、Android 4.0」「MT8377は1GBメモリでAndroid 4.1」
という記述。
最初に紹介したaliexpressのお店は「512MBメモリで、Android 4.0」なので、とても怪しい感じです。

もう少し様子をみてから買った方がいいような雰囲気ですね。

Aliyun OS(阿里雲OS)搭載のK-touch W619が8千円で!

2012/12/17追記:最近、さらに安くなって$70になりました。


中国で有名なAlibaba(阿里巴巴)という会社があります。
まぁ、日本でいうと楽天とかYahoo Japanみたいな雰囲気のところ、という感じでしょうか。

2011年7月に、そこがAliyun OS(阿里雲OS)というスマートフォン向けOSをリリースし、それを搭載したスマートフォンが何機種か発売されています。
スマートフォンは、K-Touch(天語)という端末メーカで作られ、「K-Touch W???」という型番で発売されています。

Aliyun OSの中身はAndroidとほぼ同等ですが、Google PlayMarketは使用できず、独自のマーケットストアを使用する形になっています。
しかし、使用しているソースコードが公開されていない、とか、独自マーケットストアのアプリ調達方法が正規の方法を踏んでない、とか、いくつか問題もあったりしますが、まぁ、ユーザが使うにはある意味関係はないでしょう。

日本のユーザが使用した場合の使用感については、ハイエンドのK-Touch W806について山谷剛史さんが「連載:山谷剛史の ニーハオ!中国デジモノ 「モバゲーで遊べて中華独自OS」なスマホを自腹購入! さてモバゲーの評価は?」にて紹介しています。

ちなみに、Tegra2搭載のK-Touch W806は、2012/10/18現在、$235(約2万円)+送料で購入できるようです。

今回ご紹介するのは、ローエンドのK-Touch W619です。

こちらは、MSM7225A 800MHz搭載とスペックは低いですが、送料込みで$109.99、約9千円$99.99、約8千円と格安です。
↓の枠では「$112.99」となっていますが、2012/10/30中ぐらいまでの間は$109.99$99.99という特価販売中です。

メモリは512MBなので、まぁ、Android 4.0.4でも使うことができる、というラインですね。

で・・・なんか急に安い販売が始まったようなんですが、なぜなのかなぁと思ったところ・・・
2012/10/04「中国のAlibaba(阿里巴巴)がAliyun(阿里雲)モバイルOS事業をスピンオフ、2億米ドルの出資で援助

事業がいろいろ変わるので、処分されている・・・ってことなんでしょうかねぇ・・・

タイミング的にちょっと先行き不安感はありますが、どうせ、日本で買っても、Aliyun OSのまま使うことはないでしょうから、関係ないですよねw


— 2012/11/05 追記 —
xdaに「Karbonn Mobile A5 & A7 (Android 2.3.6)」というスレッドを発見。

なんでも、Karbonn mobileというところの「A5 Android」がK-touch W619相当らしい。
ICS 4.0.3のROMもあるらしい。