MediaTekスマートフォンとの選び方 2015年1月版

2012年7月に「Media Tekスマートフォンとのつきあい方」という記事を書いた。
それから2年が過ぎ、2015年ともなると、内容がいろいろ変わってきてる点がある。
それを含めて書き直してみた。


台湾のMediaTek (MTK)(台湾表記:聯發科技/中国表記:联发科技)社製のチップセットを使用した低価格スマートフォンは、日本では、2013年4月に発売されたMT6577搭載の「Covia FleaPhone CP-D02」を皮切りに、いろんな機種が発売されています。

2014年は私が把握している限りで11機種発売されています。
(2014/10/21:国内で正式発売されたMediaTekチップ採用のスマートフォン)

2015年も、早速何機種か登場しています。
ただ、初心者には違いとかがよく分からないと思います。

見分け方のポイントについてお伝えします。

必要な覚悟
MediaTek SoC搭載製品に限らない、低価格帯スマートフォンについての基本的な心構えとして・・・

「OSのメジャーバージョンアップは期待するな」
「1年で使い潰すものとして考えておく」

なので、1年ぐらいで買い替えるモノとして考えておくといいと思います。

各種スペックについて

スペックについて注意が必要な点を上げます。

・CPU(SoC)の選択について
正直なところ、いまであればぎりぎり最低ラインのMT6572(Cortex-A7 2コア)以上であればなんとかなります。
しかし、これからを考えるとMT6582(Coretex-A7 4コア)以上を搭載したものを選択するべきだと思います。
細かいSoCの種類については、下の方にある「SoC(CPU)について」を見てください。

・RAMとストレージ容量について
RAM512MBだけならまだなんとかなりますが、ストレージ4GBは駄目です。
あっという間にストレージが一杯になってしまうでしょう。

できれば、RAM 1GB/ストレージ 8GBとなっているものより上のものを選びましょう。

・液晶について
3インチ台は、画面タッチしての文字入力が結構つらいです。
中国では4.5インチより下の需要がかなり減っているようで、最近のメインは5.0インチ~6.0インチ、と大型化してきています。
特にLTE対応モデルは、5.0インチで小さい方というような状況です。
日本での販売もだんだんとそっちよりになるのではないかと予測されます。

・カメラ
基本的に、MediaTek SoC採用モデルだと、あんまり性能がよくない、ということが多いです。
特にカメラ性能について謳ってない場合はあまり期待しないでおきましょう。

・GPS
GPS系統はちょっと問題が発生しやすいポイントです。

例えばドコモスマートフォンでは、SPモード使用時はドコモが用意している位置情報補完システムSUPL(Secure User Plane Location)を使用して、精度の高い位置情報が取得できるようになっています。
しかし、MediaTek機種に限らず海外モデルでは、どういったものを使うかは、その端末の設定次第となり、千差万別です。
このため、「GPSの取得が遅い」と言われるような状態となります。

IIJmio meeting 5「トークセッション. MVNOとGPSについて (大内)

次に、最近はGPS以外の衛星、例えば、ロシアのGLONASSや、中国のBeido(北斗)、日本のQZSS(準天頂衛星システム/みちびき)に対応している機種があります。

最近のMediaTek SoC採用機種では、GPSとGLONASSの2つに対応しているものが多いです。
それ以外のBeido(北斗)、QZSS(みちびき)については、SoC自体は対応も可能であったりしますが、firmware側に機能が組み込まれていないことが多く、基本、対応していないと思った方がいいでしょう。

現在、どの位置情報衛星を使っているかを確認するには「AndroiTS GPS Test」を使用することをお薦めします。

Dual SIMに意味があるか?
SIMが2枚させる「Dual SIM」にどんな意味があるのか?
結論から言ってしまえば、現状では、ほとんど意味がありません。

まず、2015年1月現在販売されている端末で、さした2枚のSIMが同時に日本国内で利用可能となるものは存在していません。
(Android 2.2時代までさかのぼると1機種 Coolpad W770だけ存在しているが今は無い)

「日本国内」と限定しているのは、「WCDMA」と「GSM」の2つであれば同時に利用できるためです。
日本にはGSM回線がありませんので、日本では使用できない、ということになります。
日本で同時に利用可能となるためには「WCDMA」+「WCDMA」もしくは「LTE」+「WCDMA」、「LTE」+「LTE」に対応している必要があります。

では、「SIMが2枚させる」ことを謳っているものは、日本国内でどういうことに使えるか?
同時には使えないので、パケットを使う回線を切り替える、ぐらいしか用途がありません。
正直あまり意味がないです。

このため、「Dual SIM対応」というのは、利点と言いづらい状態なので、気にしない方がいいでしょう。

国内販売のMediaTek搭載機について
国内で販売されているMediaTek搭載機は、海外販売のものにはない特徴があります。

まず1つは、法的な問題のクリアです。
技適等証明を取得して、法的な問題をクリアしています。
場合によっては、ドコモの通信網との接続試験(相互接続試験/IOT)を行い検証も取得しているものもあります。

なお、先日、技適を取得してない端末でもアメリカFCCの認可があれば国内での利用が可能になる、というようなデマが流れましたが、これは、ちゃんと考えればあり得ないことになります。
なぜなら、アメリカFCCによる検査では、アメリカで使える周波数帯での検査しか行われないためです。
アメリカでは、国際的に使用されている「WCDMA 2100MHz帯」や「WiFi 2.4GHz 14ch」などが使用できません。
これらは日本ではメインで使用されているのに、検査されていないにも関わらず使える様にする、というのはおかしな話となります。
(ちなみに、アメリカなど他の国でも同様で、他国の認証例えば日本の技適は通っていても、自国のFCCの認証が通ってない機器を使うと、もちろん違法です。なので海外利用時の違法状態を無くすため、きちんとした端末メーカでは各国の認証を取得しています)

もう1つは、音声/SMS契約がないデータonly SIMで使える様にする設定、です。
MediaTek端末では各端末メーカでは、MediaTekから提供されているベースのAndroidを、それぞれで使用しているタッチパネルやボタンなどに応じてカスタマイズし、使用しています。
基本状態では、音声/SMS契約がないデータonly SIMを使用した場合、アンテナが立たず、データ通信が行えない状態となってしまいます。

2015年1月現在、日本で販売されている格安SIMは、音声/SMS契約がないSIMが多いので、これに対応していないのは致命的となります。
このため、日本国内で販売される格安スマートフォンでは、音声/SMS契約がなくてもきちんと通信できるようにカスタマイズしたAndroidを搭載しています。
また、このカスタマイズを行うついでに、各社のAPN登録を追加しています。

なお、データonly SIMが使用できない場合、ブローヴちゃんで紹介されている「Android + b-mobile データ専用 SIM で電界強度を表示する」のMotorolaとXperiaの対策、もしくは「Android + docomo MVNO データ通信専用 SIM のセルスタンバイ&アンテナピクト問題対策 Xposed モジュール」を行うと、データonly SIMでも使える様になる場合があります。




SoC(CPU)について
MediaTekのSoC(CPU)は、いろいろあります。
数字が大きければ性能がいいのかと言えば、そうでもないところがあります。

まず、スマートフォン向けは「MT65xx」「MT67xx」という型番で、タブレッド向けは「MT81xx」「MT83xx」「MT87xx」という型番になっています。

2015年1月現在、MediaTekのスマートフォン向けSoCで買っていいものは以下のもので、性能が低い方から順に並べるとこんな感じです。

MT6572/MT6572M
  廉価向け2コアのもの。
  Cortex-A7 2コア 1.3GHzが基本スペック。
  MT6572Mだとクロックが低く、大抵1.0GHzぐらい
  2015年にもなるとRAM 512MB/ストレージ4GB機種は「ゴミ」に近いので激安でなけりゃ買ってはいけない。
  中国では、2014年 MT6572が当てられていた価格帯は、現在、MT6582に移行しつつある。

MT6582/MT6582M
  廉価向け4コアのもの。
  1万円前後でQuadcore搭載のやつは大抵コレ
  Cortex-A7 4コア 1.3GHzが基本スペック。
  MT6582Mだとクロックが低く、大抵1.0GHzぐらい
  基本は3Gのみだが、周辺回路チップMT6290と組み合わせLTE対応の製品もある
  2015年1月時点では、廉価機種を買うならせめてコレを積んでいる機種を選ぶべきである。

MT6592/MT6592T
  8コアのもの。
  Cortex-A7 8コア 1.7GHzが基本スペック
  MT6592Tは高クロック版で、2.0GHz
  基本は3Gのみだが、周辺回路チップMT6290と組み合わせLTE対応の製品もある
  単純なCPU性能的には、MT6595やMT6732より上となる場合がある。

MT6595
  LTE対応のbig.LITTLEな8コアSoC
  Cortex-A17 4コア+Cortex-A7 4コア 2.5GHzで、合計8コアといっている。
  SoC内にLTE関連部分も取り込まれている。

MT6732
  64bit 4コアCPUで、LTE対応のSoC
  Cortex-A53 4コア 1.5GHz, GPU Mali-T760
  中国では2014年末から搭載製品が登場してきており、これまでMT6582搭載機が当てられていた価格帯で販売されている。

MT6752
  64bit 8コアCPUで、LTE対応のSoC
  Cortex-A53 8コア 1.7GHz, GPU Mali-T760

今後、製品が出てくるものとしては、以下のものがあります。
以下については登場予定順で並べています。

MT6735
  CDMA2000にも対応したMT6732
  ただ、対応したことでGPUのスペックが下がっている
  Cortex-A53 4コア 1.5GHz, GPU Mali-T720

・MT6753
 CDMA2000にも対応してたMT6752
 こちらもやはりGPUのスペックが下がっている
 Cortex-A53 8コア 1.5Hz, GPU Mali-T720

・MT6795
 64bit 8コア 2.2GHz、とまでしか公表されていないもの
 GPUはIMG G6200/700MHzとなっている。
 FDD-LTE/TDD-LTE/TD-SCDMA/WCDMA/GSM対応

・MT6580
 MT6582の後継SoC、3Gのみ対応
 Cortex-A7 4コア 1.3GHzという点は同じだが、よりコストダウンがはかられている

・MT6570
 MT6572の後継SoC、3Gのみ対応
 Cortex-A7 2コア 1.3GHzという点は同じだが、よりコストダウンがはかられている

・MT67??
 LTE カテゴリ6に対応した64bit 8コアSoCを 2015年Q4予定
 製造プロセスが20nmになることで、より省電力になることが見込まれる

なお、いまさら買ってはいけないものとしては、以下のSoCがあります。
MT6516(GSM only),MT6573(初のWCDMA対応),MT6575(1コア),MT6577(2コア),MT6517(MT6577のTD-SCDMA版),

(参考1:MediaTekのスマートフォン向け3G/4G対応SoC一覧(2014/10/24))
(参考2:MTK手机网の20nm/64位8核/CAT6 联发科Q4推重磅旗舰)

Polaroid piguの本体が捨て値?

NTTレゾナント、3G対応SIMフリースマホが税込4980円、OCNのSIM開通費用込み」というニュースが流れてきた。

プレスリリース:スマホデビューに最適!音声通話も対応! 「goo Simseller」にて、 SIMフリースマホを業界最安値4,980円で販売開始
販売店:NTTコムストア by goo Simseller」「NTTコムストア by goo Simseller 楽天市場店」「NTTコムストア by goo Simseller Yahoo!ショッピング店

何が変わっているかって
・Polaroid pigu本体価格 9601円(税込)
・OCN モバイル ONE 通話対応SIM 3240円(税込)
がセットで「特価 4980円(税込)」といっているあたり。

まぁ、この値段なので、最初、spreadtrumチップ採用のやつなのかな?と思ったのですが、dual-coreでWCDMA対応のやつがSC7727Sしか存在せず、搭載された製品も確認できていないので、恒例のMediaTek MT6572シリーズの中でも、ローコスト版のMT6572M搭載製品かな?というところ。

スペックとしては
・Android 4.4
・デュアルコアプロセッサ 1.0GHz(おそらくMediaTek MT6572M)
・RAM 512MB / ROM 4GB
というのは、JIAYU F1を半年以上使った経験で言えば、まぁ使えるレベル。
ただし、大きなアプリを入れると、あっという間に一杯になります。
そして、RAMが狭いのでアプリの同時起動ができないので、複数アプリを頻繁に切り替えて使いたい場合に遅く感じると思います。

また、画面がHVGA(480×320)というあたりは難所になります。
特にタッチパネル感度がどうなっているか、というあたり。
ここがまずいと、かなり使いにくいです。
特に文字入力がつらいです。

果たしてこの製品はどれくらいの感度であることやら・・・

ちなみに、このサイズの先駆者freetel FT123Aは、タッチパネル感度がアレだったので、使いにくかったです。


あ・・・そうそう
香港のElephoneでは「WCDMA対応の4.5インチ 4コアの格安スマホElephone G1登場!なんと定価$49.99」なんて感じで、こんなんより性能が上の機種が販売中です。

あと・・・・・・・・

個人的には、まともに使いたいんだったら、piguではなく、1万円の機種を買った方がいいです。

MT6572搭載2つ折りAndroid 大显(Daxian)W189

Aliexpressを見ていたら、2つ折りAndroidが$98.57、というセールを見かけた。

Dual Touch Screen Flip Cell Phones For Seniors Old Man People MTK6572 Dual Core 5MP 512MB/4GB Android OTG GPS 3G Mobile Phone
HTB1bLF3HXXXXXbWXpXXq6xXFXXXKHTB17648HXXXXXabXXXXq6xXFXXXH

中国の「大显通讯(Daxian)」というメーカが出している「W189」という端末のようだ。

3.5インチ 480×320という低解像度の液晶ではありますが

・MediaTek MT6572搭載
・RAM 512MB / ROM 4GB (メーカページだとROM 1GBという表記)
・WCDMA 850/900/1900/2100MHz (メーカページだとWCDMAという表記しかない)
・Android 4.2.2
という昨今使用するには最低限のことはクリア

カメラは背面300万画素、前面30万画素

変わっている点として、液晶は両サイドについている、ということが上げられます。
シャープの端末であったような、ぐるっと回転するような仕組みを入れるのはコスト的に駄目だったみたいで、構造的に容易な両面に付ける、という荒技に出てしまったようです。
荒技過ぎて、外側はタッチパネル、開いて使う時はタッチできずキー操作のみ、という仕様です。

内屏参数 屏幕像素:320×480;屏幕尺寸:3.5(英寸),TFT,非触摸屏
外屏参数 屏幕像素:320×480;屏幕尺寸:3.5(英寸),TFT,电阻

また、普通のAndroidの他、らくらくホン的なモードも用意されているようです。

日本語のUIは入ってないようではありますが、aliexpressのfeedback欄を見てみると、「This Device has good Japanese font.」なんて書かれたりしているので、日本語表示をしたときに中華フォントになる、という事態は避けられるみたいです。

大显通讯では、「W2015」という2つ折り機も出していますが、こちらはGSMのみのガラケーでした。

ドコモMNVO系APNのメモ(2015/01/19)

2025/05/14追記: <<10年前の情報なので注意>>


Android 4.4.4のapns-conf.xmlに登録されているドコモ回線を利用したAPN登録は以下の6個

・ドコモ純正mopera U

<apn carrier="mopera U"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="mopera.net"
    user=""
    server=""
    password=""
    mmsc=""
/>

・ドコモ純正 mopera U(Biz・ホーダイ) (注:これは上記のソースには含まれていなかった)

<apn carrier="mopera U(Biz・ホーダイ)"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="mpr2.bizho.net"
    type="default,supl,mms"
/>

・日本通信 b-mobile 3G・4G 1GB/Fair

<apn carrier="b-mobile 3G・4G 1GB/Fair"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="bmobile.ne.jp"
    user="bmobile@fr"
    server=""
    password="bmobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・日本通信 b-mobile 3G・4G U300

<apn carrier="b-mobile 3G・4G U300"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="bmobile.ne.jp"
    user="bmobile@u300"
    server=""
    password="bmobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・ 日本通信 b-mobile スマホ電話

<apn carrier="b-mobile スマホ電話"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="bmobile.ne.jp"
    user="bmobile@spd"
    server=""
    password="bmobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・日本通信 b-mobile 4G カメレオンSIM

<apn carrier="b-mobile 4G カメレオンSIM"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="bmobile.ne.jp"
    user="bmobile@cm"
    server=""
    password="bmobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・IIJmio

<apn carrier="IIJmio"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="iijmio.jp"
    user="mio@iij"
    server=""
    password="iij"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

以下は個別収集したのうちテンプレ化できそうなもの
書いてある定義部分は未検証

・日本通信 b-mobile

 ネタ元:APN設定一覧
 「b-mobile SIM 高速定額」
 「Platinum Data SIM」
 「b-mobile X SIM」
 「3GB定額 / 1GB定額 / Fair」
 「U300 シリーズ」
 「6ヶ月定額 / スマートSIM月額定額 シリーズ」
 「amazon.co.jp シリーズ」
 「ヨドバシカメラ シリーズ」
 「イオン専用 データ通信」
 「VISITOR SIM 1GB prepaid」
 「VISITOR SIM 14 days」
 「カメレオン」
 「3G専用 1GB定額 / Fair」
 「プラチナ」
  多すぎるので個別表記は省略

・OCN モバイル ONE

 ネタ元:OCN モバイル ONE 設定情報
 ユーザー名 mobileid@ocn
 パスワード mobile
 APN
  LTE端末用 :lte-d.ocn.ne.jp
  3G端末用 :3g-d-2.ocn.ne.jp
 認証方式 CHAP(推奨) / PAP
 ※英数字と記号は半角で入力してください。
 ※ユーザー名とパスワードは、OCN会員登録証などに記載のある認証IDと認証パスワードでも接続が可能です。
 ※Prepaid SIM for VISITORをご利用のお客さまは、必ずOCN会員登録証などに記載のある認証IDと認証パスワードを入力してください。

<apn carrier="OCN モバイル ONE LTE"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="lte-d.ocn.ne.jp"
    user="mobileid@ocn"
    server=""
    password="mobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>
<apn carrier="OCN モバイル ONE 3G"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="3g-d-2.ocn.ne.jp"
    user="mobileid@ocn"
    server=""
    password="mobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・U-Mobile / freetel

 ネタ元:U-mobile アクセスポイント名設定
 アクセスポイント名(APN) umobile.jp
 認証ID(ユーザー名) umobile@umobile.jp
 パスワード umobile
 認証方式 CHAPまたはPAP

<apn carrier="U-mobile"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="umobile.jp"
    user="umobile@umobile.jp"
    server=""
    password="umobile"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・BIGLOBE LTE

 ネタ元:「BIGLOBE LTE・3G」接続設定方法
 APN(接続先) biglobe.jp
 ID(ユーザー名) user
 パスワード 0000
 認証方式 CHAPまたはPAP
 PDP Type IP(PPPは対応しておりません)

<apn carrier="BIGLOBE LTE"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="biglobe.jp"
    user="user"
    server=""
    password="0000"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・DTI ServersMan SIM LTE

 ネタ元:APN設定方法
 名前 お好きな名前を任意に入力(例:DTI)
 APN dream.jp (ディー・アール・イー・エー・エム・ドット・ジェ・ピー)
 ユーザー名 user@dream.jp
 パスワード dti
 認証タイプ 「CHAP」を選択

<apn carrier="DTI ServersMan SIM LTE"
    mcc="440"
    mnc="10"
    apn="dream.jp"
    user="user@dream.jp"
    server=""
    password="dti"
    authtype="3"
    mmsc=""
/>

・NifMo

 ネタ元:NifMoのSIMカードで、Android OS搭載端末の接続設定を行う方法を教えてほしい。
 名前(アクセスポイント名) nifty
 APN mda.nifty.com
 ユーザー名 mda@nifty
 パスワード nifty
 認証タイプ PAPまたはCHAP
 PDP Type IP
 MCC 440
 MNC 10

・楽天ブロードバンド データSIM エントリー2!プラン

 ネタ元:エントリー2!プラン APN情報
 APN名 mmtmobile.jp
 ユーザ名 mobile@rakutenbb.jp
 パスワード rakutenbb
 認証タイプ PAPまたはCHAP
 以下は必要に応じて設定してください。
  MCC 440
  MNC 10
  ダイヤル番号 *99#

・BB.exciteモバイルLTE

 ネタ元:APN設定情報 【アンドロイド機種の場合】
  APN vmobile.jp
  ユーザ名 bb@excite.co.jp
  パスワード excite
  認証タイプ PAPまたはCHAP
  MCC 440
  MNC 10

・So-net PLAY SIM / Prepaid LTE SIM by So-net

 ネタ元:PLAY SIMマニュアル
 ネタ元:Prepaid LTE SIMマニュアル
 APN so-net.jp
 ユーザ名 nuro
 パスワード nuro
 認証タイプ CHAP or PAP

・DMM mobile

 ネタ元:APN設定マニュアル
 APN vmobile.jp
 ユーザ名 dmm@dmm.com
 パスワード dmm
 認証タイプ CHAP or PAP


個別収集したモノのうち、テンプレ化ができないもの
(各ユーザ毎のユーザ名/パスワードが必要となるもの)

・ぷららモバイル ぷららモバイルLTE

 ネタ元:モバイル接続 アクセスポイント(APN)
 APN lte.nttplala.com
 ユーザ名 ぷららのユーザID@plala.or.jp
 パスワード ぷららの本パスワード
 認証方式 CHAP

・ぷららモバイル ぷららモバイル(3G)

 ネタ元:モバイル接続 アクセスポイント(APN)
 APN 3g.nttplala.com
 ユーザ名 ぷららのユーザID@plala.or.jp
 パスワード ぷららの本パスワード
 認証方式 CHAPまたはPAP

・楽天ブロードバンド データSIM エントリープラス/ライトプラスプラン

 ネタ元:エントリープラス/ライトプラスプラン APN情報
 APN名 LTE対応端末をご利用の場合 lte-mobile.jp
     LTE未対応(3G)端末をご利用の場合 f1.mobile.ne.jp
 ユーザ名 SIMカードの情報を元に
  「楽天ブロードバンド データSIM/通話SIM アカウント確認ページ」で
  アカウント情報をご確認ください。
 パスワード
 認証方法 PAPまたはCHAP
 以下は必要に応じて設定してください。
  接続方法(PDP Type) IP接続
  MCC 440
  MNC 10
  ダイヤル番号 *99#

・ELECOM SkyLink

 ネタ元:Android SIM設定手順書(pdf)
 LTE端末用
  APN名 lte-mobile.jp
  ユーザ名 sim*****@**.slmp.jp(個別提供されているもの)
  パスワード 個別提供されているもの
 FOMA端末用
  APN名 f1.mobile
  ユーザ名 sim*****@**.slmp.jp(個別提供されているもの)
  パスワード 個別提供されているもの
 共通部分
  MCC 440
  MNC 10
  認証タイプ CHAP
  APNプロトコル IPv4

64bit SOC MT6732搭載LTE Android Elephone P6000のまとめ

香港Elephone社のElephone P6000に関することをまとめた

・初回電源投入時、LTE(4Gアイコン)が使える様になるまで時間がかかる
 結局なにが原因だったのか不明なままですが、時間が経ったらLTEを使っていました。
 とりあえず30分ぐらいは様子を見てみること

・使える周波数帯は以下
 WCDMA:band 1/8 (900/2100)
 GSM:band 2/3/5/8 (850/900/1800/1900)
 FDD-LTE:band 1/3/7/20 (800/1800/2100/2600)
 MediaTekの「Engineering mode」の「Band Mode」では上記の通りにチェックが入っていることを確認
 また、「LTE Band8(900MHz)」にもチェックが入っていた。

・パーテーション構成
一通り設定しおわったあとのパーテーション状況は以下の様になっています。

root@k01q_e:/ # df
Filesystem               Size     Used     Free   Blksize
/dev                   958.1M   128.0K   958.0M   4096
/sys/fs/cgroup         958.1M    12.0K   958.1M   4096
/mnt/secure            958.1M     0.0K   958.1M   4096
/mnt/asec              958.1M     0.0K   958.1M   4096
/mnt/obb               958.1M     0.0K   958.1M   4096
/system                  1.2G   950.8M   320.1M   4096
/data                   12.4G     1.3G    11.1G   4096
/cache                 105.3M    60.0K   105.2M   4096
/protect_f               4.8M    56.0K     4.8M   4096
/protect_s               4.8M    52.0K     4.8M   4096
/mnt/cd-rom              1.2M     1.2M     0.0K   2048
/custom                290.6M    45.5M   245.1M   4096
/storage/sdcard1        12.4G     1.3G    11.0G   4096
/mnt/media_rw/sdcard0     7.4G     6.3G     1.1G   32768
/mnt/secure/asec         7.4G     6.3G     1.1G   32768
/storage/sdcard0         7.4G     6.3G     1.1G   32768
root@k01q_e:/ #

重要なポイント: /data 12GB
/storage/sdcard0 = 追加したmicroSD
/storage/sdcard1 = 内蔵ストレージ

・firmwareのアップデートについて
 アプリで「ワイヤレスアップデート」(OTA)が用意されている。
 2015/01/16時点での最新は「Elephone_P6000_V8.3_20141228011521」
 これが初期firmwareとなるようだ。
 OTAでのアップデート以外には「Product一覧ページ」の「ROM Download」で配布されるようだ。
 技術支援等は「Elephone P6000フォーラム」とのこと。
 フォーラムはわかりにくいのですが、下記赤線の「Forum Thread」より下の書き込みがP6000フォーラムのものです。
 そこより上の書き込みは、フォーラム全体でいま熱いスレッドの紹介です。
 elephone-forum

・adb接続について
 初期状態では開発者向けオプションが表示されていません。
 「端末情報」の「ビルド番号」のあたりを7回タップすると、メニューに表示されます。
 adb用デバイスは「VID_0BB4&PID_0C02&MI_01」です。
Android ADB Interfaceを割り当てましょう

・root取得について
 「公式FAQ」によれば
 「」Towelrootを使うことで取得できるようです。
 (うちに来た個体ではroot化済だった・・・)

・/default.propと/system/default.prop

root@k01q_e:/ # cat /default.prop
#
# ADDITIONAL_DEFAULT_PROPERTIES
#
ro.secure=0
ro.allow.mock.location=0
persist.mtk.aee.aed=on
ro.debuggable=1
ro.adb.secure=0
persist.sys.usb.config=mtp,adb
persist.service.acm.enable=0
ro.mount.fs=EXT4
ro.persist.partition.support=no
ro.cip.partition.support=yes
root@k01q_e:/ #
root@k01q_e:/ # cat /system/build.prop
# begin build properties
# autogenerated by buildinfo.sh
ro.build.id=KTU84P
ro.build.display.id=ALPS.KK2.MP13.V1.27
ro.build.version.incremental=eng.jenkins.1419698357
ro.custom.build.version=K01Q-E.A.vR80.00.141228
ro.build.version.sdk=19
ro.build.version.codename=REL
ro.build.version.release=4.4.4
ro.build.date=2014蟷エ 12譛・28譌・ 譏滓悄譌・ 00:41:54 CST
ro.build.date.utc=1419698514
ro.build.type=user
ro.build.user=jenkins
ro.build.host=r720-PowerEdge-R720
ro.build.tags=test-keys
ro.product.model=k01q_e
ro.product.brand=alps
ro.product.name=k01q_e
ro.product.device=k01q_e
ro.product.board=k01q_e
ro.product.cpu.abi=armeabi-v7a
ro.product.cpu.abi2=armeabi
ro.product.manufacturer=alps
ro.product.locale.language=en
ro.product.locale.region=US
ro.wifi.channels=
ro.wifi.name=@ro.product.model@
ro.bt.name=@ro.product.model@
ro.board.platform=
# ro.build.product is obsolete; use ro.product.device
ro.build.product=k01q_e
# Do not try to parse ro.build.description or .fingerprint
ro.build.description=k01q_e-user 4.4.4 KTU84P eng.jenkins.1419698357 test-keys
ro.build.fingerprint=alps/k01q_e/k01q_e:4.4.4/KTU84P/1419698357:user/test-keys
ro.build.flavor=
ro.build.characteristics=default
# end build properties

# begin mediatek build properties
ro.mediatek.version.release=ALPS.KK2.MP13.V1.27
ro.mediatek.platform=MT6752
ro.mediatek.chip_ver=S01
ro.mediatek.version.branch=KK2.MP13
ro.mediatek.version.sdk=3
# end mediatek build properties
#
# from out/target/product/k01q_e/obj/CUSTGEN/config/system.prop
#
#
# system.prop for generic sdk
#

rild.libpath=/system/lib/mtk-ril.so
rild.libargs=-d /dev/ttyC0


# MTK, Infinity, 20090720 {
wifi.interface=wlan0
# MTK, Infinity, 20090720 }

# MTK, mtk03034, 20101210 {
ro.mediatek.wlan.wsc=1
# MTK, mtk03034 20101210}
# MTK, mtk03034, 20110318 {
ro.mediatek.wlan.p2p=1
# MTK, mtk03034 20110318}

# MTK, mtk03034, 20101213 {
mediatek.wlan.ctia=0
# MTK, mtk03034 20101213}


#
wifi.tethering.interface=ap0
#

ro.opengles.version=196608

wifi.direct.interface=p2p0
# dalvik.vm.heapgrowthlimit=256m
# dalvik.vm.heapsize=512m

# USB MTP WHQL
ro.sys.usb.mtp.whql.enable=0

# Power off opt in IPO
sys.ipo.pwrdncap=2

# Switching Menu of Mass storage and MTP
ro.sys.usb.storage.type=mtp

# USB BICR function
ro.sys.usb.bicr=no

# USB Charge only function
ro.sys.usb.charging.only=yes

# audio
ro.camera.sound.forced=0
ro.audio.silent=0

ro.zygote.preload.enable=0

#
# ADDITIONAL_BUILD_PROPERTIES
#
persist.gemini.sim_num=2
ro.gemini.smart_sim_switch=false
ro.gemini.smart_3g_switch=0
ro.gemini.sim_switch_policy=1
ril.specific.sm_cause=0
bgw.current3gband=0
ril.external.md=0
ro.btstack=blueangel
ro.sf.hwrotation=0
ril.current.share_modem=2
curlockscreen=1
ro.mediatek.gemini_support=true
persist.radio.fd.counter=15
persist.radio.fd.off.counter=5
persist.radio.fd.r8.counter=15
persist.radio.fd.off.r8.counter=5
persist.radio.fd.on.only.r8.network=0
drm.service.enabled=true
fmradio.driver.enable=1
ril.first.md=1
ril.flightmode.poweroffMD=1
ril.telephony.mode=0
dalvik.vm.mtk-stack-trace-file=/data/anr/mtk_traces.txt
persist.mtk.anr.mechanism=1
mediatek.wlan.chip=CONSYS_MT6752
mediatek.wlan.module.postfix=_consys_mt6752
ril.radiooff.poweroffMD=0
ro.config.notification_sound=Proxima.ogg
ro.config.alarm_alert=Alarm_Classic.ogg
ro.config.ringtone=Backroad.ogg
persist.mtk.wcn.combo.chipid=-1



ter.service.enable=0
mediatek.extmd.usbport=0
ro.lte.dc.support=0
ril.active.md=0
ro.setupwizard.mode=OPTIONAL
ro.com.google.gmsversion=4.4.4
ro.com.google.clientidbase=alps-k01q_e-{country}
ro.com.google.clientidbase.ms=alps-k01q_e-{country}
ro.com.google.clientidbase.yt=alps-k01q_e-{country}
ro.com.google.clientidbase.am=alps-k01q_e-{country}
ro.com.google.clientidbase.gmm=alps-k01q_e-{country}
wfd.dummy.enable=1
persist.sys.dalvik.vm.lib=libdvm.so
net.bt.name=Android
dalvik.vm.stack-trace-file=/data/anr/traces.txt

# begin fota properties
ro.fota.platform=MTK6732_KK
ro.fota.type=phone
ro.fota.oem=new-bund6732_KK
ro.fota.device=k01q_e
ro.fota.version=eng.jenkins.1419698357
# end fota properties
root@k01q_e:/ #