Inventec N18C / N23C Dr. eye 行動網學機


週アスPLUSの「山根博士的COMPUTEXまとめ ?こんなAndroidスマホも発見!?」で紹介されているInventec N18C / N23C Dr. eye 行動網學機 について調査してみた。

公式ページ
公式ページ おそらく新しいやつ

3G搭載だというN23Cについての情報は見当たらず。
あと、dreyeのページはとても貧弱な模様で、よく落ちる。

調べた範囲では、以下のモデルがあるようだ

・N18 : Android 1.6
・N18C : Android 2.1になったモデル?
・N23C : 3G対応モデル?
・N31 : 詳細不明(即将上市→coming soon)

週アスにはAndroid 2.2という記載があったが、それを裏付ける資料は見当たらなかった。
公式Web上の記述は基本的に「Android」とか書かれておらず、唯一N18のページの画像として「Android 1.6」といった記載があったぐらいである。

どういうことができるか、という点に関しては、台湾のショッピングサイトを見るといい

博客来という台湾のお店の紹介
Dr. eye 行動網學機 N18c [Android作業系統、250克!4.8吋觸控大螢幕!]
またDr. Eyeのページから、台湾の有名なPC関連のWebショッピングサイト PChomeも紹介されている
Dr.eye行動口袋機 N18c(原價9990)

7940台湾ドル/7990台湾ドルということなので2万3千円ぐらいらしい。

さて、このマシン、初登場は2009年11月末ぐらいにあったイベントらしい。
そのときの記事の1つは↓のような感じ。
TechLemming: Inventec’s N18 and N23C

Posted by admin on Thursday, December 3rd 2009

Inventec’s N18 and N23C are 2 cute compact mobile internet devices. They are both running on Google Android OS and they have 4.8 inches touchscreens. They also feature support for WiFi connection and QWERTY keyboard N The latter include support for 323C also has support for 3G as well. These two models will be available in 2010. N18 will be on the market in the early 2010 for $350 while the N23C will be released in Q3 2010.

その当時では、2010年に登場するという話だったようだ。

その後、2010年夏以降にN18については発売されたようだ。
また、3G対応のN23Cについては、実際に発売されたのかどうかが不明。

スペックは以下の通り
出典:ユーザマニュアルをベースに各所のWeb記載をまとめた
4.8インチ 静電式タッチパネル 800×480 16M色
OS: Android 2.1
CPU: Marvell PXA300 624MHz
RAM: 128MB/ROM 512MB
マイク: モノラル内蔵
microSDHCスロットあり 16GBまでの対応
Wifi: あり、11b, 11g対応
カメラ: 1.3メガピクセル(1280×960)
バッテリー: 1260mAh
250グラム?
サイズ: 140.6 x 83.4 x 20.45mm
FMラジオの機能あり?
バッテリーはmini USB経由で充電
スタイラスあり(内蔵可能)
手書き日本語入力もできるらしい

N23Cのみの追加機能
GSM 900/1800/1900
3G HSDPA 900/2100
Bluetooth 2.0

ronzi A3カスタムロム ver 20110609


ronzi A3のfirmware build RK43_60WRT_RZA3_20110504_1 ベースにカスタマイズしたものを作成しました。

Warning: wifi MAC address will be changed. All data lost! Also, /mnt/sdcard data lost, too!

change
* remove chinese apk
* update market apk and etc.
* add Launcer Pro
* add some apk from crue tablet
* wpa_supplicant supported ad-hoc network, then connect to barnacle Wifi Tether.
* support /system/etc/init.d/ files, modify /init.rc
* add swap file , /cache/swaps

警告:
・無線LANのMACアドレスが変わります(USBtoolで適用するとかならず変わります)
・全部のデータが消えます。/mnt/sdcard のデータも消えます。(/mnt/sdcard1 は消えません)

変更点
・中華なapkを消しました
・マーケット関連のapkを更新しました
・Launcher Proをいれました
・いくつかアプリを追加しました。
・wpa_supplicant をad-hoc対応のものに変更したので、barnacleに接続できます
・ /system/etc/init.d/ においたファイルを起動時に実行するようにしました
・ 暇そうだった/cacheパーテーションにswapファイルを置いて、使えるようにしました
・なお、他の国の人も使いそうだったのでnicoWnnGは追加してません。

http://www.multiupload.com/U1IMQSYRKO

wpa_supplicantは、ソースからコンパイルしてみました。
こちらで試した範囲ではそれなりに動いています。

ronzi A3 と Cruz Tablet T301


いろいろ調べていくと、Cruz Tablet T301というのもMIPS Androidらしい。

Android 2.2へのアップデータが出ているのでダウンロードしてみる。

中身は・・・

# file *
META-INF:      directory
boot.img:      data
mbr-xboot.bin: data
system.img:    Linux rev 1.0 ext4 filesystem data (needs journal recovery) (extents)
userdata.img:  Linux rev 1.0 ext4 filesystem data (extents)
#

構造はかなり似ている。
system.imgとuserdata.imgの構造もほぼ同じ。
system.img内には「recovery.cpio.img」と「userdata.img」がある。

/system/build.prop の内容もほぼ同じ。

/system/lib ディレクトリの内容はいくらか違いがでているような感じですが、jz4760b_lib があったりと、MIPSでもJZ4760を搭載しているんだろうな、と思わせる部分があります。

そして、/system/app ディレクトリ内には、、まじめな感じのソフトウェアがいろいろ入ってます。

system.img 内の userdata.img は不要なのかと思ったのですが、Cruz Tablet T301でも同じつくりをしているってことは、必須なんですかねぇ・・・

ちなみに、Cruz Tablet T301のbuild.prop はこんな感じです

# cat build.prop
# begin build properties
# autogenerated by buildinfo.sh
ro.build.id=FRG83
ro.build.display.id=T301-eng 2.2.1 FRG83 eng.szhao.20110513.013344
ro.build.version.incremental=eng.szhao.20110513.013344
ro.build.version.sdk=8
ro.build.version.codename=REL
ro.build.version.release=2.2.1
ro.build.date=Fri May 13 02:02:22 CST 2011
ro.build.date.utc=1305223342
ro.build.type=eng
ro.build.user=szhao
ro.build.host=szhao-desktop
ro.build.tags=test-keys
ro.product.model=T301
ro.product.brand=tablet_p2
ro.product.name=tablet_p2
ro.product.device=tablet_p2
ro.product.board=
ro.product.cpu.abi=mips
ro.product.manufacturer=ingenic
ro.product.locale.language=en
ro.product.locale.region=US
ro.wifi.channels=
ro.board.platform=
# ro.build.product is obsolete; use ro.product.device
ro.build.product=tablet_p2
# Do not try to parse ro.build.description or .fingerprint
ro.build.description=T301-eng 2.2.1 FRG83 eng.szhao.20110513.013344
ro.build.fingerprint=T301/tablet_p2/tablet_p2/:2.2.1/FRG83/eng.szhao.20110513.013344:eng/test-keys
# end build properties
#
# system.prop for tablet_p2
#

rild.libpath=/system/lib/libreference-ril.so
rild.libargs=-d /dev/ttyS2

#ro.sf.lcd_density=240

#
# ADDITIONAL_BUILD_PROPERTIES
#
ro.config.notification_sound=OnTheHunt.ogg
ro.config.alarm_alert=Alarm_Classic.ogg
media.stagefright.enable-player=true
media.stagefright.enable-meta=true
media.stagefright.enable-scan=true
media.stagefright.enable-http=true
ro.kernel.android.checkjni=0
ro.setupwizard.mode=OPTIONAL
dalvik.vm.dexopt-flags=m=y,v=n
net.bt.name=Android
dalvik.vm.stack-trace-file=/data/anr/traces.txt
dalvik.vm.heapsize=24m
#

ronzi A3のfirmwareをカスタマイズできるかどうかをやってみた


ronzi A3のfirmwareをカスタマイズできるかどうかをやってみた。

まず、配布rar内のシステムイメージを確認

# file *
boot_rz.img data
cache.img Linux rev 1.0 ext4 filesystem data (extents)
mbr-xboot-60_rz43_1104280101.bin x86 boot sector; partition 1: ID=0x83, starthead 0, startsector 262144, 524288 sectors; partition 2: ID=0x83, starthead 0, startsector 819200, 1048576 sectors; partition 3: ID=0x83, starthead 0, startsector 1908736, 65536 sectors; partition 4: ID=0xb, starthead 0, startsector 2097152, 13918208 sectors
recovery.cpio.img data
system.img Linux rev 1.0 ext4 filesystem data (needs journal recovery) (extents)
userdata.img Linux rev 0.0 ext2 filesystem data
vfat.img data
#

ext2, ext4のものは、普通にLinuxのファイルシステムとしてマウントできるのを確認。

cache.img → /cache パーテーションとなるものだが、中身は空
system.img → /system パーテーションとなるもの
userdata.img → /data パーテーションとなるもの

そして、system.img の中に userdata.imgとrecovery.cpio.img が中に含まれている。
system.img内のuserdata.imgとrecovery.cpio.imgは削除しても正常に動作した。なぜ入っているのかは不明。両方併せて70MBなのでとりあえず削除しておいた。

さらに、中身の詳細を確認していくと、通常 /system/app に入っている Google Android Market関連のapkが/data/app に入っている。
移動させるのと同時にxdaのフォーラム:[APPS] GApps package [not continuing, last update Jan 13,2011] からMarket関連のapkを持ってきて置き換えた。
ついでに、Google MapとGmailも組み込んでみたが、元々少ないメインメモリを使い、もっさり感が増したので、こちらは取りやめ。

この他、中華なアプリとか中華IMEとかをざっくり消していって system.imgとuserdata.img をダイエット。
また、/system/build.propに「ro.sf.lcd_density=130」というエントリも追加。

そうやって作成したイメージを適用。

手法はUSB boot toolを起動して行う。
ただ、今回、カスタマイズしたのはsystem.imgとuserdata.imgだから、それだけでいいやー、と思って適用してみたら、ちゃんと終わらない。
更新しなかったファイルも含めて全部適用しなければならない感じです。

また、firmware書き換えると、WifiのMACアドレスも変わります。
いまのうちのronzi A3は・・・たぶん、7個目ぐらいのアドレスです。

で・・・・問題点がありまして・・・
カスタマイズしても、やっぱりもっさり^^;;;;;;;;;;;;;;

MIPS系CPU JZ4770登場


JZ4760に関する資料が無いかftp.ingenic.cnを漁っていると「4770」なんてディレクトリが・・・

Jz4770なんて新しいものがでてたんだ、と、「Jz4770」について探してみると、「ミップス・テクノロジーズとIngenic Semiconductor社、新しい1GHz超低消費電力MIPS-Based™モバイルSoCにAndroid™ “Honeycomb” を搭載するために協力」なんてMIPS社の2011/05/31付けのプレスリリースを発見。

Jz4770に対してはHoneycomb(Android 3.0)が載ることになるらしい。

ただ、CPU 1GHz動作で、OpenGL ES対応の3D GPUと、1060p対応のVideoProcessingUnit(VPU)が載ってるものが、これから登場っていうのは、ちょっと出遅れなんじゃ?と思わなくもないですが・・・
GPUのスペックにも「Alpha-osd up to 800×480」とあるので高解像度向けではないようです(高速化とかの機能が働かないですが1920×1080までとりあえずは対応しているようです)


ちなみに・・・
メインCPU用 Xburst 1core
VPU用 Xburst 1core
GPU用 ベース不明 1core
という数え方も、可能といえば可能なので、「Xburst 3 core 1GHz」なんて表記には気をつけろw
(実際、JZ4770 Mobile Application Processor Data Sheetに「CPU core」「VPU core」「GPU core」なんて記載があります)