iPhone5風のMTK MT6589搭載Android Zophone i5 Pro

ラインナップには載るものの、発売が確認できていなかったiPhone5風のMTK MT6589搭載のAndroidが、ついに在庫有り(IN STOCK)表示に!!

Zophone i5 Proが第1陣となるようです。

$219.99で、送料別の上に、液晶は4.0インチで、ソフトウェア上の認識は1280*720だけど、実際には960*540らしい、というのが若干微妙。

Antutu Benchmark上は13800と、まぁ、MTK MT6589搭載機としては標準的な値ですね。

あと、送料にいては、EMS配送だと$20。
$200以上なので、もしかすると無料配送(Registered mail扱いかな?)もできるかもしれない。

なお、iPhone風の1ボタンAndroidを使う場合、「Button Savior (Root)」というソフトを入れておくことをお薦めします。
ソフトウェア的に、メニューボタン、とか、ホームボタンを表示させることができるので、Androidとして使いやすくなるでしょう。

あと、余談ですが、中華Android系で、iPhone5風のものを使う最大の利点は
ケースとか保護スクリーンがiPhone5のものを流用できる、というところですね。


注意

この商品、実際はMTK MT6577搭載なんだけど、Android上の表記を改変してる、という話もあります。

MediaTek MT6589向けAndroid GPLソースコードが開示されてた

MediakTek MT6589チップ採用のAcer Liquid E2 V370向けとして、Android/kernelのGPLソースコードが開示されていた。

元ネタ:My ShanZhai「Acer releases MT6589 kernel source ahead of Liquid E2 launch

おそらくはMT6589向けとしては、最速の公開なのではないかと思われる。

Acer Liquid E2 V370向けGPLソース: Acer_1.0_A42J_A.zip

同じくMediakTekチップ採用でソースコードを公開している TCL/Alcatel Mobile(Alcatel Mobileのソース公開場所で、OT_5035D, TCL_S600がMT6577チップ搭載機)の方は、説明が一切ついてないのですが、Acerはちゃんと「HOW-TO-BUILD.txt」を用意してくれていました。

個人的メモもかねて内容を転載。

##########
kernel
##########
1) download source tree of android JB from Google.

2) add mediatek folder and makeMtk file.

3) replace kernel,external,system,bootable folders.

4) build kernel by
  . build/envsetup.sh

  choosecombo

Build type choices are:
     1. release
     2. debug

Which would you like? [1] 1

Which product would you like? [full] full

Variant choices are:
     1. user
     2. userdebug
     3. eng
Which would you like? [eng] 3

5) ./makeMtk simcom89_wet_jb2 new kernel uboot

TCL_S600もほぼ同様の手順でいけそうかなっと・・・

MediaTekからもbig.LITTLEなCPU MT8315が2014年登場予定

ARM big.LITTLE搭載のCPUといえば、Exynos5410、ですが、MediaTekからも登場するようです。

gizmochina:「MediaTek MT8135 with ARM big.LITTLE will available on next year

MediaTekの現行最新のチップセットは以下の様な感じで、全て28nmプロセス製造です。

・スマートフォン向け MT6589(ARM Cortex-A7 4core)
・スマートフォン向け MT6572(ARM Cortex-A7 2core)
・タブレット向け MT8389/MT8125(ARM Cortex-A7 4core)

タブレット向けの新機種として、ARM big.LITTLE搭載のMT8135が登場する見込みです。

とはいえ、競合のExynos 5 Octaのような8コア構成とはせず、ある程度ロースペックモデル向けとなるようで、
「Cortex-A15とCortex-A7」の組み合わせを2セット、という表現をしています。

これは、後藤弘茂のWeekly海外ニュース■「バッテリ駆動時間を延ばすARMの「big.LITTLE」技術」で掲載されている↓のような4コア構成なのではないかと想定されます。
biglittle
(上記図は「バッテリ駆動時間を延ばすARMの「big.LITTLE」技術」からの引用)

2014年登場、という以外は不明ですが、LTE対応チップセットの遅れ具合からすると、2014年後半ぐらいに出てくるんじゃないかと思ったりしています。

MediaTek MT6577でのCyanogenMod移植例調査 Micromax A68編

MediaTek MT6577搭載機で、CyanogenModが移植されているかを調査。

とりあえず、Micromax A68にてCyanogenMod9/ICS/Android4.0.4の移植例を発見。
githubにてソースも公開されている。

XDA:[WIP][CM9][MT6577][pre-alpha] Micromax A68 : booting display etc
Micromax A68というインド向けの端末用に開発しているCyanodenmod 9/ICS/Android 4.0.4。
Micromax A68の他に、 Wiko Cinkslim/MyPhone A848 Duo / Qmobile Noir A6 / Symphony Xplorer W60でも動作するらしい。
github:https://github.com/Pdroid

Micromax A68自体はAndroid 4.0.4/800×480/500万画素カメラらしいんだが、チップセットはMT6577ではなく、MT6517だという話もある。

Micromax A68に関しては、下記URLにて、いろいろ公開されている。
FrAndroid:Wiko Cink Slim – Developpement, Rom & Tutoriels
フランス語だけど。


XDA:Micromax A89 : All Things & Developments Threads
Micromax A89もMT6577らしい。
同型機として「Mobistel CYNUS F3」「ZTE Blade C」「Coolpad 7235」「TCL S600」があるらしい。
そして、TCL S600は、「MT6577 kernel source released」という記事で紹介されているようにkernel sourceが公開されている。
TCL端末はAlcatelでも販売されているので、ちゃんと公開しているんだろうなぁ、といったところ。

阿里云OS2.0搭載 1980 x 1080のZOPO C2が送料込$245

fastcardtechにて阿里云OS2.0搭載のZOPO C2の販売が始まった。

これだけ見ると、あぁ、そうですか、って感じなんだけど
スペックとかいろいろを見るとなかなかスゴイ価格になっている。

なぜならこの商品、ZOPO ZP-980相当品なのです。

内蔵ストレージがC2は4GB、ZP-980は16GBと違っていますが、それ以外はほぼ同じ。
firmwareも互換性があり、互いに書き換えができるとか・・・

ZOPO製品は中華Androidの中でも比較的品質が良い、といわれているものなので、
ZOPO C2は、丁度いい製品なのかもしれません。