海外のらくらくホン系の携帯 emporia


海外サイトをめぐっていたら、海外のらくらくホンっぽいのを発見。
emporiaというオーストリアの会社が出しているemporiaシリーズです。

どの携帯もGSM only(2Gのみ)なので、WCDMA(3G)のみの日本国内では使えない、というのが残念なんですが、いろいろ興味が引かれるかんじです。

現行機の基本はコレ「emporia TALKPremium」

パーム飲茶blog:「今月の8台目 – Emporia TALK premium – 2009年2月7日」にもちょっと紹介がありました。

閉じた状態だと超単純だけど、スライドもありの「emporia LIFEPlus」

emporia LIFEという前のモデルについてはCeBIT2006 欧州のシンプルケータイはこんなスタイル――「50歳からのGSM携帯」という記事で紹介されていました。
ただ、この記事「豪emporia」なんて盛大な間違いがあったりも・・・正しくは豪(オーストラリア)ではなくて墺(オーストリア)です。

防水対応の「emporio SOLIDplus」なんてのも出るようです。

こんな感じの単純携帯って・・・やっぱり日本だと売れないのかねぇ・・・

TCC892X / TCC8923


micdigi.comより「Haipad will release a 7-inch tablet PC with IPS screen

中華pad系で有名なメーカの1つ、Haipadから、TelechipsのTCC892Xというものを積んだHaipad i7-T が出てくるそうな。

TelchipsのページにはTCC892Xの詳細についての記載がないですが、以下のものであるようです。

TCC892X
45nmプロセス
1.2GHz
ARMv7ベース VFPv3,NEONあり = Cortex-A5
GPU Mali-400
HDMIあり

dual-coreかどうか、という点については、おそらくシングルコアだろう、というあたりです。

まず、今回話にあがったHaipad i7-Tで使われているものは「TCC8923」という1GHzモデルとのことで、また、micdigiの写真を見ると「Phone mode: Telechips M805S TCC892x Board」という記載がある。

他のTCC8923搭載のモデルを探すとimp3.netの「现代499元新机 TCC8923方案A7ART试用」というhyundai A7ARTについての記事があり、そこの中では「CPU cores 1」と書かれている

そのため、Haipad i7-Tにおいても、同様だと思われる。
また、Haipad i7-Tのスペックにおいて、持っているんだったら謳うであろう「dual-core」について一切記載がないあたりも、シングルコア説を裏付けていると思われる。

— 2012/05/04 追記 —
micdigiに「i7-T5.1 based A5 dual-core will be released」という記事が掲載された。
そこでは、「i7-T」ではなくて「i7-T5.1」というのが出て、それは、「Cortex A5 dual-core, 1.2GHz frequency, 45nmプロセス」を搭載している、という内容。
ただ、CPUが具体的にどこのメーカのを使ってるか、というのは書かれていない。

Galaxy NexusでMIUIを使う


MIUIが結構いい感じです。

一般的にはiOSもどき、と言われているAndroidをiOS風に仕立て上げたMIUIというものがあります。

でも、このMIUIをGalaxy Nexusで使ってみると、案外使いやすいのです。

その1 メニューボタンが左下にある

赤枠で囲っているところがメニューボタンです。
ICS標準だと右上の方にあるので、非常に使いにくいのです。

それが旧来のAndroid 2.3までと同じように下部にあるため、容易に手が届き、使いやすいのです。

その2 root権限のon/offが簡単に切り替え可能
常時root権限を有効にしていると、外部からのアクセスを受けてしまう可能性があります。
そのため、万が一の影響度を少しでも低くするため、通常時のroot利用をon/offすることができます。

その3 アプリに対するパーミッション管理が強化
アプリケーション毎に使うパーミッション(権限)を管理できます。


こんな感じでアプリケーション毎にいくつのパーミッションが設定されているのかがわかります。
そして、各アプリについてを見ると

こんな感じで、パーミッションを許可する・しないを細かく設定することもできます。


例えば↑では、「Google+」に対して「アドレス帳の読み出し」を「拒否」しています。

その4 パケット通信量がわかる
パケットの流量監視機能があります。

当日分、今月分(当月流量)、先月分(上月流量)を3GとWifiに分けて確認することができます。
下半分の「2G/3G 可用流量」というのは、1ヶ月の3Gパケット利用量を監視する機能です。
この画像の場合、「1GBを超えたら警告(輸入警告流量)、5GBで通信停止(輸入可用流量)、パケットカウントのリセットは毎月1日(盗控起始日期)」というものです。

b-mobileの1GB SIMとかを使っている場合に有用でしょう。

MIUIを導入するには?

・手順1 前準備
Galaxy NexusにMIUIを導入するには、まず、boot loader unlockとかClockwork Mod Recoveryのインストールを行います。

[GNex TOOLKIT V6.0] Drivers, Backup, Unlock, Root, CWM, Flash, Mods + MUCH MORE [GSM]」を使うといいでしょう。
ドライバインストールからboot loader unlock, root取得などが簡単にできます。
(手順の詳細は解説しませんが、機種選択は「Galaxy Nexus GSM」を選ぶこと)

・手順2 MIUIのzip入手
どこのものを持ってきても、結局は日本語のリソースが入っていないので、あまり変わりないとは思いますが、私はMIUI Americaのdownload romから入手しています。
ドコモのGalaxy Nexus SC-04Dは、「Samsung Galaxy Nexus (GSM)」を選びます。

また、MIUI Ameriaトップページのどこかに「Google apps package for MIUI」というものがあるので、それも入手します。

・手順3 MIUI本体のzip適用
ROM managerを起動し、MIUI本体のzipを選択し、書き込みます。

・手順4 Google apps package for MIUIのzip適用
ROM Managerを起動し、Google apps package for MIUIのzipを選択、書き込みます。

・手順5 Bモバイルデータ通信SIMやIIJMIOを使っている場合はこのパッチを適用
ブローヴちゃん:Android + データ専用 SIM での動作修正パッチ
MIUIの場合、「動作モード0」「”緊急通報のみ”は変更しない」で動作します。
また、バッチを起動する前に

> adb shell
# mount -o rw,remount /system
# exit

という感じで/systemボリュームをread-write可能にしておくと、あとで楽です。

・手順6 MoreLocale2をインストール
Google Playストアから、「More Locale2」をインストールして、「日本語」設定にします。
ただし、これで日本語化される範囲は限定的です。
基本的にMIUIの標準インストール関連は英語表記だと思ってください。

・手順7 日本語フォントの追加
標準の日本語フォントが気に入らない人は、ICS用の日本語フォントの組み込み手順にしたがって組み込んでください。

Rstream A1 Q&A 2012/04/23版


4月になってから、ふたたびソフマップで7980円で販売されているようです。

・rstream a1 イオン
b-mobileオリジナルのものも含めて使用可能です。
ただし、音声契約無しのデータ回線のみの場合、MUCHTEL A1 Android 2.2.2では、電波強度の表示が圏外表示となります。
このため、一部アプリ(Google Map)などを3G回線で使用する場合に、データ通信が行えないと誤認され、使用できない場合があります。
CM7系にすれば、とりあえず問題は無くなります。

この問題は、Androidで広く発生している問題です。
詳しいあたりはbog ブローヴちゃんの「Android + b-mobile データ専用 SIM で電界強度を表示する 」あたりを参照してください。

なお、上記で紹介されている手法をMUCHTEL A1 Android 2.2.2に行ってみました。
MUCHTEL A1 Android 2.2.2はodex firmwareであるため、バッチファイルが使えません。
手動でがんばってみたのですが、残念ながら改善はされませんでした。

・rstream a1 iijmio
IIJmioも利用可能ですが、b-mobile/イオンと同様の問題が発生します。

・rstream emobile
確認する限りでは、イーモバイルが使用している1700MHz Band IXに対応している痕跡がないので、非対応であるはずです。
FOMAプラスエリアのBand VIについても、非対応だと思われます。

・rstream ソフトバンク
MMS関連で若干問題があると思いますが、それ以外は特に問題ないでしょう。
APN設定を間違えると結構致命的なので注意してください。(課金的な面で)

・rstream ソフトバンク プラチナバンド
プラチナバンドは非対応だと思われます。

・rstream a1 SPモード
ドコモのSPモードは使用できません。
これはSPモードについてのドコモ側の設定で、ドコモ販売端末以外の接続を受け付けないようになっているためです。
この認識は携帯電話固有のIDであるIMEIによって行われています。
このIMEIは書き換えることができないので、諦めてください。
(正確には書き換えは原理的には不可能ではないが、いろんな問題が発生する)

・Rstream A1 iモード
iモードはAndroid非対応です。
iモードメールのことであれば、iモード.netというWebメールサービスと、IMoNiというソフトウェアを利用することである程度利用することはできます。

・SPモードメール
SPモードメールも非対応です。

・muchtel wifi トラブル
無線AP設定で、ステルスSSIDを使用している場合、認識が遅い場合が多々あります。
CM7系firmwareの場合は、特に遅くなるような印象があります。

とりあえずは、以下の設定をしてから、10分ぐらい放置してみてください。
・「Wi-Fi設定」-「詳細設定」-「Wi-Fiのスリープ設定」にて、「スリープにしない」
・「表示」-「画面消灯」を「2分」

1回認識すれば、次はそこそこ早いよーな気がします。

・Rstream キー おかしい
CM7系のfirmwareをインストールすると、フロントキーの操作がおかしくなります。

1:メニュー、3:戻る、だったものが
4:メニュー、6:戻るで、1も戻る、となる。

これは、海外でよく販売されている類似機種とMUCHTEL A1では、フロントキー周りの構成が異なっているために発生しています。

解消するには、MUCHTEL A1に対応したLinux Kernelをインストールする必要があります。
kernelの違いについて解説
kernelの配布ページ

・Rstream カメラ
海外の類似機種と、MUCHTEL A1とでは、カメラ周りのハードウェアも異なります。
こちらも、MUCHTEL A1に対応したカメラ関連モジュールをインストールすることで対処可能です。
ものは上記のフロントキーと同じところにあります。
kernelの違いについて解説
kernelの配布ページ

・rstream 中華フォント
はい、中華フォントです。
Rstream A1標準のAndroid 2.1で/system/fontsにフォントを突っ込む方法が未発見であるため、現状なんともできない感じです。

CM7系であれば、大抵ちゃんとした日本語フォントが入っています。

また、MUCHTEL A1標準のAndroid 2.2.2の場合は、/system/fontsに日本語フォントを追加する、ということができます。(DroidSansJapanese.ttfというファイル名で配置してください。)

なお、MUCHTEL A1標準Android 2.2.2は、日本語リソースが入っていないので、「MoreLocale2」をインストールして、設定画面とかは英語表記、日本語に対応しているアプリについては日本語表示される、という設定状態にして使用してください。
もしくは、「MUCHTEL A1 純正Android 2.2.2+日本語化手順のfastbootを使わない手順」の手順で、日本語フォントの追加と、日本語化を行ってください。

・Rstream A1 ICS
あるにはあります。
ただ、現状は実用に耐えませんので、ないものと思っておいた方が良いでしょう。

・Rstream A1 Android 2.1
Rstream A1純正のAndroid 2.1に戻す手法は現在までに確立されておりません。
一度、他のfirmwareに書き換えたら戻すことはできません。
英語でよければ、MUCHTEL A1の英語版Android 2.1にすることは出来ますが、現状、Android 2.1に戻す利点がないと思います。

・Rstream A1 ドライバ
起動状態にあるRstream A1をパソコンにつなぐと、CD-ROMドライブとして認識され、その中の「setup.exe」を実行すれば、それなりに必要なドライバがインストールされます。
なお、使用しているアンチウイルスソフトによっては、ドライバインストール後、Windowsを再起動しないとちゃんと認識されないことがあるようです。

・SUT 1.7.0でfirmware書き込み中、最後のあたりで失敗する
NVイメージを書き込む前のreboot待ちで、タイムアウトして失敗することがあります。
原因は書き込んだfirmwareに含まれているrecoveryが標準以外のものである場合に発生します。

現在確認している限りでは、SUT 1.7.0が正常に動作するrecoveryは以下の3種類です。
・標準のrecovery(ただし、CM7などのzipファイルの適用はできない)
ANDRO-ID Clockworkmod recovery
recovery-a88 v1.6.0.2

・Rstream バッテリー
BL-6F互換品が使えます。

・Rstream ストラップ
海外機種には珍しく、下部にストラップホールがあります。
引っかけるタイプです。

・Rstream 裏蓋 開け方
外す時は、裏蓋を上の方向にずらす、というような感じで外します。
なお、標準firmwareの場合、裏蓋が外れていると、電源が切れるので注意。
また、裏蓋にアンテナがついているので、開けて使うのも危険です。

・Rstream 裏蓋 互換
MUCHTEL A1のもののみ利用可能です。
それ以外の類似機種の流用は流用できません。
これは「物理的に形が違う」・「裏蓋側にアンテナがついている設計なのはMUCHTEL A1だけ」という2点が原因です。

・Rstream 保護ケース
保護ケースは、純正品がとりあえずあります。
海外の類似機種 例えば、Motrola XT3 XT502用のものは、それなりに使えなくもないですが、側面ボタンが干渉するので、工夫する必要があります。

・Rstream 050plus
パソコンなどでユーザ登録しておけば、使えるらしいです。

Flucardで出来ることのまとめ 2012/04/23版


Flucardのまとめはある程度需要があるみたいなので、記事更新。

前回の記事「Flucardで出来ることのまとめ 2012/04/11版

Flucardとは
2010年に台湾のTREK 2000 Internationalより発売された、SDカードサイズで、WiFiを利用して画像転送を行えるような製品です。
時期的にはEye-Fiよりあとに発売されていますが、東芝のFlashAirよりは、ずっと前、という形になります。

Eye-Fiは撮ったもの全てを転送する、というのが基本方針ですが、FlucardとFlashAirの方は撮った中から必要なものだけを選んで転送する、というのが基本方針です。

Eye-Fiと同様の外部の画像サイトに自動アップロード、という機能を「サーバアップロード」という名称で持っています。
しかし、Eye-Fiにある転送が終わった画像を自動的に削除していく、という機能はありません。

さて、FLUCARDですが、現在までに4種類のFLUCARDが販売されています。

2010年モデルは黒いFLUCARDとなります。これがFLUCARD GEN 1です。

こちらはfirmwareが違うようでアップデータが提供されていません。
たとえ安かったとしても買わない方がいいのではないかと思います。

日本でも発売しているのは白いFLUCARDのうち、黄色(4GB)と水色(8GB)です。
こちらはFLUCARD GEN 2です。

白いFLUCARDのうち、オレンジ(16GB)は日本では発売していません。
FLUCARD GEN 2かGEN 3のどちらかだと思いますが、詳細は不明です。

GEN 2、GEN 3のどちらであっても、サポートページにてfirmwareのアップデータが提供されている。
2012/04/11時点での最新版は「3.65_100R」となる。

Flucardのfirmwareアップデータの特筆すべき利点。
それは単なるzip形式での配布であり、アップデート方法も、zip内のファイルをFlucard内にSDHCカードスロットを経由してコピーすればいい、というだけの単純なものです。
そのためfirmwareアップデートはWindows/Mac OSX/Linuxなど、プラットフォームを選びません。

ただし、プラットフォームは選ばないが、SDHCカードリーダは、認識しないものが結構あります。
具体的な使えないライン、というものが見いだせていませんが、1つの目安としては、SDXC対応を謳ってるかどうか、ぐらいだと思います。

使用できるSDHCカードリーダについて
Flucardをさしても認識しないというSDHCカードリーダが結構あります。

使えないライン、というものがはっきりしていませんが、100円ショップで売っているようなものはほとんどが使えませんでした。使える製品もありましたが、安定して動作しませんでした。

おそらく、通常のSDHCカードと比較した場合にFlucardの消費電力が非常に大きいのですが、安いSDHCカードリーダだと、その消費電力を供給できずに動作しない、ということになるようです。

いま店頭で販売しているものだと「SDXC対応」と謳われているものであれば、消費電力が多少大きくても大丈夫なようで、おおむね認識しているようです。

発熱について
Flucardは、無線で送受信します。そして、無線の電波送信というものは熱を発生するものです。
このため、Flucardで通信を行っている結構な量の発熱があります。

Linux環境をいろいろいじっていたりすると30分以上通信したりしますが、そうすると、触るとかなり熱い、ぐらいの熱となります。
長時間使用する場合はファンをあてて冷却するなどした方が良いでしょう。
(Flucardが想定している通常利用時は、そこまで発熱することはありません)

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基本的な使い方
カメラでいろいろ撮影した後、twitterやfacebookに投稿したいと思う画像だけをスマートフォンにコピーする。
というのが、一番基本となる使い方です。

Flucardを買った状態で↑を行うための手順
1. デジカメにFlucardを入れる
2. 撮影する
3. デジカメを画像閲覧モードにする
4. 「設定・写真閲覧」という画像を見つけ、それを削除する

5. Flucardからビープ音が10回ぐらい鳴る
6. スマフォからWifi AP検索を行うと「Trek_FLUCARD_WiFi」というAPがあるので接続する
7. スマフォのブラウザで「http://192.168.1.1/」もしくは「http://flu.card/」にアクセス
8. 画像を閲覧して欲しい画像を見つけ、ダウンロードする
9. デジカメの電源を切る
10. スマフォで画像を編集して、投稿する

なお、上記手順6~9の間はスマフォからインターネットアクセスができなくなりますので注意してください。
(3G回線接続している場合でも、そうなります)

デジカメで画像を見た時に、もしかすると、画像がちゃんと表示できない、ということがあるかもしれません。
そのような場合は、サポートページにある「FLUCARD NIKON PATCH」を適用します。
パッチといっても、画像を新しいものに置き換えるだけのものです。
(firmwareアップデートでは画像は変更されないので、画像がちゃんと表示できない場合は、こちらのパッチが必要です。)

外部サーバに画像転送
普通の無線(WiFi)APを使用してネットワークに接続し、外部のサーバに画像を転送することもできます。

初期firmwareでは、Flucard Portalしか対応していません。
ただ、初期firmwareが対応しているFlucard Portalはftpでアップロードするものだったらしく、その後Portal側がアップデートして、ftpではなくなったようです。

そんなわけで、現状サポートしているのは以下の3種類
・Flucard Portal(新版)
・ftpサーバ
・Gallery 3 API対応のサービス

Gallery 3 APIというのはEye-Fiでも使っているAPIであるため、Eye-Fi対応を謳っているサービスを転送先として設定することも可能かもしれません。

どういったところに、どうやってアップロードするかについては、Flucardの管理Webから設定を入力します。

設定完了後、実際にアップロードする場合は、「サーバアップロード」の画像を削除すると、アップロードが開始されます。

結構、長々とビープ音が続くので、ほんとにアップロードできてるのかな?と心配になるような感じです。

Gallery 3 APIについて
Gallery 3 APIについて、FAQでは「Gallery3:API:REST」を参照すること、ぐらいの記述しかありません。

上記サイトのトップページは、Gallery Your Photos on your websiteで、タイトルにあるとおり、自分のWebに、自分専用の画像アップローダを作ることが出来るソフトウェアを提供しています。
実際、Linuxのphp/MySQL webサーバ上に簡単に構築できました。

Eye-Fi対応と謳っているサービスで、Flucardが使えるかどうか、という点は、現状はまだ調べていません。

FlashAirっぽく使う
東芝のFlashAirは、Flucardと同じコンセプトで作られている製品です。
FlashAir用にリリースされているアプリケーションをFlucardで利用することもできます。
具体的には当ページで公開している「FlucardにFlashAir互換機能を搭載した 2012/04/19版」です。

簡単に言えば、FlashAirを操作するためのCGIと同じ機能をFlucardに載せて、FlashAir用のアプリケーションを使用できるようにしました。

Linux的な使い方について
ARM Linuxなので、いろいろできますが、いくつか注意が必要な点があります。

・CPUはKeyASIC社のKA ARM9 Reference Platform(mach-ka2000)
・アーキテクチャはARM926EJ-S。旧版ながらARM926EJ-S テクニカルリファレンスマニュアル 日本語版がある
・Linux kernel 2.6.32.28
・組み込み系によくあるようにbusyboxを使って容量削減
・システムパーテーションはinitramfsで作られているため
いろいろ書き換えても電源入れ直すと元の状態に戻る
・書き換えたファイルが残るのは /mnt/mtd/ のみだが、容量が少ない
・書き換えられる設定ファイルは /mnt/mtd/config/config.trek のみ
・「/mnt/sd/」がFlucardをSDカードとして見た場合のディレクトリ
・Flucard起動時に「/mnt/sd/autorun.sh」を必ず実行する

・ストレージモードと、ネットワーク接続モードの2種類がある
・ストレージモードは、普通にアクセスした場合のモード
 デジカメ/SDカードリーダ上は、普通のSDカードとして見えるが、
 Flucard上ではネットワーク接続が無い状態でLinuxが動作している。
 autorun.shは、ストレージモードとして起動した段階で実行されている。

・ネットワーク接続モードは、ストレージモード時に特定のファイルを削除することで移行する
 内部的にはストレージモードで起動すると、「flu_app」という監視アプリが起動し
 特定ファイルの存在チェックを行っているようだ。
 ファイルが削除されたことを検出すると、決められた動作を行いWiFi接続をしたりする。

・telnetdについて
 初期firmwareでは有効になっていたが、途中から無効になった。
 autorun.shを利用してtelnetdを有効にしたbusyboxを起動させることで対応可能。
 autorun.shが存在していると、Flucardの自動WiFi起動が使えないいが、
 autorun.shの中で/usr/bin/w3のスクリプトを動かすと同等の動作をさせることもできる。

・telnetd/sshd経由で/mnt/sd上のファイルを直接編集した場合、「sync」を実行しないと、変更分が消える
 Flucardの仕組み上、明示的なshutdownというものができず、
 毎回、電源ぶちっ!の停止しかないためですね。

改造の例
・とんすけblogのFlucardでプログラムとかCGIとか
 ruby, perl, php, sshdが配布されています。

・当blogのFlucardにFlashAir互換機能を搭載した 2012/04/19版
 とんすけblogのプログラムを流用してFlashAir互換機能を搭載しています。

・当blogのFlucard firmware ver3.65でtelentdを有効にする方法

・とんすけblogのFlucardのコントロール画像をカスタマイズしてみた
 Flucardの動作を制御する画像をカスタマイズする方法についての概論です。

Firmwareの詳細について
Flucard ProはARM Linux搭載でtelnetdを有効にできるなんておもしろそう!
firmware.zipのばらし方と、その中身について解説

Flucardのfirmware変更履歴
ざらっと調べた限りでのFlucard firmwareの変更履歴

Flucard firmware ver3.65でtelentdを有効にする方法
最新firmwareではtelnetdが無効にされているので、有効にする方法
関連としてFlucardのautorun.shを編集

・Flucard上のコマンドを実行したりしたメモ
Flucardでコマンドをいくつか実行してみた
Flucardのbuzzerコマンド
Flucard busyboxの持ってる機能比較