Oracle CloudのAlways Freeインスタンスを作る際に誤って有料インスタンスを作ってしまいがちな件

他のよくある質問とその答え
・Always Freeインスタンスが作れない件→「Tokyoで作れないのは仕様
・ホームリージョンの変更できるの→「アカウント作成後の変更は不可能
・作ったOracle Linuxインスタンスにsshログインできない件→「インスタンス名に日本語入れてるから」)

Oracle CloudでAlways Freeインスタンスを作成する際、誤って有料のインスタンスを作ってしまうことがある。

例えば、下記の画面だとAlways Freeインスタンスではない。

どこを見ればそれがわかるのか?

上記の「シェイプとタイプ」のところに「常に無料の対象(Always Free対象)」という記載があるかどうかです。

「Always Free対象」である場合は、下記の様に「VM.Standard.E2.1.Micro(仮想マシン)」であることと、その横に「Alwasy Free対象」があります。

Always Free対象の表示が無いので変更するかと「シェイプ、ネットワークおよびストレージオプションの表示」を選択してみましょう。

次の罠が登場です。

「インスタンスタイプ」のところの「仮想マシン」は「Always Free対象」と書かれていますが、「インスタンスのシェイプ」には「Always Free対象」の表記がありません。

正しく「Always Free対象」が選択されている場合は、下記の様にインスタンスのシェイプでもAlways Free対象と表記されています。

Always Free対象となっていない場合は、「シェイプの変更」から変更しましょう。

・・・ないですか?

それは、いまいるリージョンがホームリージョンではないからですね。

右上にあるリージョン切り替えから「ホームリージョン」とかかれたものを選択しましょう。すると下記の様に「Always Free対象」が現れるはずです。

・・・え?

「Japan East(Tokyo)」リージョンだと「Out of host capacity」で作成できないから他のリージョンに変更したい?

残念ながらホームリージョンでしかAlways Free対象とならず、またホームリージョンの変更は不可能とのことです。 (ネタ元 Freedom to Build – Announcing Oracle Cloud Free Tier with New Always Free Services and Always Free Oracle Autonomous Database)

画像

諦めてアカウントを作り直すか、運良く東京に空きができたタイミングで作成できることを期待してインスタンス作成を繰り返してみてください。

“Oracle CloudのAlways Freeインスタンスを作る際に誤って有料インスタンスを作ってしまいがちな件” への3件の返信

  1. 以前別の記事にコメントした者です。
    先ほど(10/4の11時台)に東京リージョンにAlways Freeのサーバーを立てることができました。
    参考になればと思いお知らせいたします!

  2. 追記です。
    現在、パブリックIPはデフォルトで無効になっているので、「シェイプ、ネットワーク、ストレージ・オプションの非表示」から有効にしないといけない仕様に変更になってます。
    マシンもIPも枯渇気味で、他社クラウドに太刀打ちできるか心配ですね(笑)

    1. 10/3のお昼ぐらいからalways freeインスタンス作成に成功するようになりましたね。
      パブリックIPを割り当てていない状態だとOracle Linux 7初期起動時に実行されるyumコマンドが終わらない、というのはどうにかしてほしいw

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