ノートパソコンに内蔵する拡張カードはMini PCIeカードを採用している事が多い。
WiFi/Bluetoothカード、WiFi/Bluetooth/LTEカードなど、内蔵させるカードを変更して、機種バリエーションを持たせていたりする。
LTE/WCDMAなどの携帯回線を使用する場合、個体識別のためにSIMを使用する必要があるが、Mini PCIeカードの場合、カード上にはSIMスロットが存在していない。
どこにあるかと言えば、本体のマザーボード側にSIMスロットを用意している。
つまり、LTE/WCDMA対応のMini PCIeカードをUSB接続にしようとすると、SIMスロットについてなんらかの形で用意する必要がある。
主にSSDストレージ接続に使うMini PCIeコネクタと同じ形状をしたmSATAを、USBに変換するものは、いろいろ販売されている。
しかし、SIMスロットにも対応してMini PCIeカードをUSBに変換するものなんてあるのかなぁ?と思っていたら
「Mini PCI-E to USB Adapter (With SIM Card) Verson: 2.0」と基板上に記されたボードが存在していました。
いろいろ出てきた説明書きを見ると、mini PCIeカードの形状しているLTE/WCDMAカードの多くは、内部的にはUSB扱いで接続されていて、PCIeでの接続とはなっていないらしい。
このため、基板上に信号を変換しているようなチップが見当たらず、配線が目立つのみとなっているようだ。
で、該当する製品をAliexpressで探すと値段は10ドル程度。
「Mini PCI-E Wireless WWAN to USB Adapter Card with SIM Card Slot Module Testing Tools EP-092」(2017/01/05時点では品切れ)
「CY Mini PCI-E Wireless WWAN to USB Adapter Card with SIM Card Slot Module Testing Tools」
商品名を元にAmazonで探すと・・・
そして、関連商品がいろいろと出てくる・・・
思ったよりたくさん出てきてびっくり。
Version 3.0基板を使ったもの
アンテナ附属タイプ
デスクトップ機などのマザーボード上にあるUSBコネクタに直接させるタイプ
なんかごっついタイプ