vSphere Storage Appliance 1.0について調べた

2020/03/18追記

vSphere Storage ApplianceはvSphere 5.5の「vSphere Storage Appliance 5.5.6」が最終バージョンとなりました。

代替はvSANとなります。

vSANへの移行手法について「Migration from vSphere Storage Appliance (VSA) to VMware vSAN (2068923)」にて説明されています。

注意点:VSAは2台構成可能。vSANは最低3台構成からとなるので移行できない場合がある。


vSphere5で登場したストレージアプライアンス vSphere Storage Appliance 1.0について調べた。

・物理的な共有ディスク無しで共有を作るアプライアンス
・各ESXからは、NFS共有として見える
・実体はESXの上で動く仮想マシン(以下, VSA)
・動かすには最低2台のESXで、VSAを動かす必要がある
・VSA3台構成(ESX 3台の上で1つずつ動かす)まで可能
・各VSA間でデータミラーを行う
 (2VSAなら相互ミラー、3VSAはA:B,B:C,C:Aという感じで)
・Datastoreとしては、各VSAが別個のものとして見える
 (2VSAならDatastoreは2つ、3VSAならDatastoreは3つ)
 (3台分の容量を合わせて大きなボリュームは作れない)
・VSAの管理は、vSphere標準画面に統合される
・VSAで作ったDatastoreには、25VM~35VMぐらいを載せられる
・Storage vMotionやDRSと一緒に使うこともできる

各VSA間でRAIDが組める、的な記述を見かけたので、RAID5みたいなこともできるのか?と感じたのですが、そのようなことはできずに、単純なミラーの実現だけのようです。
特に各VSAの領域をまとめて1つとすることができない、というのが、ちょっと残念です。

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