今年も行ってきましたNHK技研公開2016。
今年、一番ぐっときたのは「インテグラル立体テレビ」と「ホログラムメモリー」でした。
毎年展示があるやつじゃん、と思われるかもしれませんが、今年は、ほんと違いました。
インテグラル立体テレビ
今年はなんと一階のエントランス入った大スペースの一角に実機の展示が登場。
これまでは薄暗いところで、人数を区切っての展示ばかりだったものが、ついに一階の明るいスペースでの展示になりました!
もちろんこれだけではなく、奥のスペースでは詳細の展示が行われていました。
これ、一見すると同じモノが2つ展示されてるように見えますが、左側が撮影側、右側がモニタ側だそうです。
今回のモニタ側は下記の様な形でプロジェクターを使って出力しているとのこと。
その影響でしょう。
今年は綺麗に見えました・・・
まぁ、写真にしちゃうと、奥行きが表現できないので、こんな感じの汚い雰囲気になっちゃいますけどね・・・
ホログラムメモリー
8Kスーパーハイビジョンなどの大容量データについて、長期保存に耐えられるようなメディアを用意するにあたり、NHKと日立で開発中なのが、ホログラムメモリー。
今年は12cmの円盤形のメディアの実機が登場しました。
見ての通りに、ディスクが透明です。
ちょっとわかりにくいですが、光が当たってるところで、虹色っぽく模様が出てるのが、ホログラムによるデータが入っているところになるそうです。
で・・・現状のドライブはコレ!
ドライブだけではなく、ドライブからパソコンに取り込むあたりのインタフェースもスゴイ状態に・・・
ちなみにこのドライブの中でメディアがどのあたりにいるかといいますと、お手をふれないでください札の前あたりになります。
機器に覆われているため、ほとんど見えませんでした。
まだまだ小型化には時間がかかりそうですが、メディアの実物が登場してきたりと、製品化に向けて着実に進んでいる感じがします。
というわけで、今年のNHK技研公開は、個人的にはかなり満足しました。