2021/04/07追記
Fusion IO → 2014年にSanDiskに買収。SanDisk Flashsoft(終了済)
ProximalData AutoCache → 2014年11月頃にSamsungに買収? Samsung ProximalData(終了済)
PernixData FVP→ 2016年にNutanixに買収された(2019年EoL)
OCZ → 2013年に東芝に買収されたあと、2019年に東芝メモリがKIOXIAになったが、移管されなかった?
また、VMware vSphere純正として登場したvFlash Read Cache。なんと、2019年にvSphere 6.7 Update 2で終息してしまった。vSANで分散ストレージ作ればいいでしょ、ということになったようだ。
では、2021年現在で提供されているESXiサーバ側でストレージキャッシュを持つような似たようなプロダクトとして何があるのか?
Virtunet Systems社「VirtuCache」で、ESXi 7.0U2のコンパチにも掲載されている
ぐらいしかないらしい。
サーバ本体に入れたPCIe接続のSSD(Fusion-IOなど)や、普通のSSDなどを、ストレージキャッシュとして使おうというソフトウェアをIBMが出してきた。
IBMプレスリリース:「仮想化環境の高速な処理を実現するFlashCache Storage Accelerator」
クラウドWatchでの紹介記事:「日本IBM、フラッシュメモリを用いて仮想環境での処理を高速化するキャッシュソフト」
これと類似のソフトウェアというのは、すでにいくつか製品がある。
・Fusion-IO ioTurbine
これはFusion-IO専用
高速化をはかれるストレージは「Designed for all major SAN and NAS storage systems」とあるので
FC/SAS/iSCSI/NFSなのかな?と思われる。
vSphere ESXi用にインストールして使う
・ProximalData AutoCache
Fusion-IO,LSI Nytro WarpDriveなどのPCIe系や、普通のSSDに対応
高速化をはかれるストレージは、FC/SAS/iSCSIハードウェアイニシエータ/iSCSIソフトウェアイニシエータ
そして、NFS、と多岐に渡る。
評価中だけど、特に問題はなさげ。
vSphere ESXi用にインストールして使う
・PernixData FVP
Fusion-IO,LSI Nytro WarpDriveなどのPCIe系や、普通のSSDに対応
高速化をはかれるストレージは、FC/SAS/iSCSIとある。
評価してみようと手配中・・・
vSphere ESXi用にインストールして使う
今回のIBM FlashCache Storage Acceleratorの特異な点は「FlashCache Storage Acceleratorは、VMware ESXi 5.0/5,1および、Windows Server 2008/2012、Red Hat Enterprise Linux 5/6に対応しています。」という点かも?
これが、Hyper-VとKVMの仮想化環境にも対応しているという意味であれば、他ではない特徴と言えますね。
・・・ほんとにそうなのかな????
FlashCache Storage Acceleratorの製品ページは日米ともにないので、詳細がよくわかりません。
2013/08/21追記
IBM FlashCache Storage Acceleratorは、Fusion-ioのioTurbineをベースとし、Fusion-IO以外の製品にも対応させたもの、だそうです。
IBM US側で製品ページ「IBM FlashCache Storage Accelerator」も公開されました。
ただ、ここに掲載されているデータシートの対応システムには、「VMware ESXi 5.0, ESXi 5.1」という記載のみ。
ほんとに、Hyper-VやKVMに対応するの???
2013/10/22 追記
・SANRAD VXL SoftwareおよびOCZ VXL VMware Acceleration
SANRAD社が開発したものを、FlashストレージベンダのOCZが買収してるもの
この製品はESXi向け
SANRAD社の方の資料を見ると、FC/SAS/iSCSI/NFS全般に使用できるようだ。
日本だとASK社取扱で、そのページには「VMware ESX、Citrix Xen、Microsoft Hyper-V対応」って書かれているのが謎。
OCZ社のページだと、「VMware ESX」としか書かれてない。