最近、何かと話題のARM CPU。
これを積んだ1Uサーバというのがリリースされていたりします。
ZT SystemsというベンダのZT Systems R1801e Data Center Serverというサーバがそれ。(PDF)
外見は2.5インチHDDが8台乗っかるただの1Uサーバ。
中身は4 or 8セットのARMボードが入っている、サーバの集合体。
スペックは↓な感じ。
モデル名 | R1801e EX | R1801e LT | R1801e LTS |
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CPU | SPEAr 1310 Dual Core ARM Cortex A9 (700MHz) | ||
メモリ | 1GB ECC DDR3 533MHz | ||
ユニット数 | 8 | 4 | 4 |
電源 | 250W 80+ PSU (冗長無し) | ||
マネージメント | IPMI 2.0 with SOL (Serial over LAN) | ||
ディスク | 8x128GB 2.5インチ MLC SSD | 4x128GB 2.5インチ MLC SSD | 4x500GB 2.5インチ SATA |
NAND | 1GB NAND Flash per module 明記はないが, おそらくOS用 |
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OS | Ubuntu Server Custom edition | ||
NIC | ユニット単体では1Gigabit Ethernetが1つ。 筐体内部にある2つあるRealtek 4+1 スイッチのどちらかにつながり、 1U筐体からは2つスイッチからそれぞれ1本づつ、つまり計2本の1 Gigabit Ethernet uplinkが出る。 |
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価格 | 100万円ぐらい | 60万円ぐらい | 50万円ぐらい |
実は、いろいろスペックが怪しい。
CPUが「SPEAr 1310 Dual Core ARM Cortex A9」というので調べてみると、ST Micro社の製品紹介のページが出てくるんだけど、「up to 600MHz」。この1Uサーバで使っているCPUについては、ほとんどの資料にクロック記載がないんだけど、一部の資料には「700MHz」だと書いてある。
内蔵ディスクが接続されているSATAの表記も「SATA 2.0」と「SATA 3.0」の双方がある。
SPEAr 1310 CPUスペックシートには「3x SATA gen-2 host port」とあるから、SATA 2.0であろうと思いますが。
まぁ、現状、納期が4ヶ月とかかかりそう、とか、上で動くというUbuntu Sevrerの実体がよく分からないとか、そもそもどれくらいの計算能力をもつCPUなのかベンチマーク記事がなく詳細がよく分からん、とか、難題をふんだんに抱えているので、まだまだ当分、一般化しそうにないですけどね