RHEL8/Oracle Linux8のmariadbでバイナリログを有効にする方法

RHEL8/Oracle Linux 8のmariadbをバックアップソフトでオンラインバックアップする場合、バイナリログを有効にする必要がある。

MySQL MySQL 5.7 Reference Manual「2.5.10 Managing MySQL Server with systemd
Oracle MySQL 8.0 リファレンスマニュアル「2.5.9 systemd を使用した MySQL Server の管理
RHEL8 さまざまな種類のサーバーのデプロイメント第9章 データベースサーバー「9.2. MariaDB の使用
MariaDB Administration「Starting and Stopping MariaDB » systemd

設定ファイルを書かずに、いまだけバイナリログで有効にして起動させる場合は以下となる。

# systemctl show-environment 
# systemctl set-environment MYSQLD_OPTS="--log-bin"
# systemctl restart mariadb
#

起動時から有効にする手法について確認すると /lib/systemd/system/mariadb@.service に /etc/systemd/system/mariadb@.service.d/MY_SPECIAL.conf に書くという記述があったので設定してみたものの読み込まれる気配がない。

いろいろ試した結果、/etc/systemd/system/mariadb.service.d/ファイル名.conf でファイルを置いた場合に動作するということが分かった。

# vi /etc/systemd/system/mariadb.service.d/override.conf
# cat /etc/systemd/system/mariadb.service.d/override.conf
[Service]
Environment="MYSQLD_OPTS=--log-bin"
# systemctl daemon-reload
# systemctl restart mariadb
#

ファイルを編集したあとは、daemon-reloadを実行する必要があった。

なお、 /etc/default/mysql, /etc/default/mysqld, /etc/sysconfig/mysql にて「MYSQLD_OPTS=”–log-bin”」を設定する、という手法も実験してみたが、これらは動作しなかった。

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