Oracle Cloud上Linuxインスタンスでol-consolebaud.serviceの起動に失敗している


2020年にOracle Cloud上に作ったLinuxインスタンスの状態を「systemctl status」で確認してみたら、ol-consolebaud.serviceの起動に失敗していた。

画像
ol-consolebaud.service: main process exited, code=exited, status=1/FAILURE
Failed to start Check console baud rate.
Unit ol-consolebaud.service entered failed state.
ol-consolebaud.service failed.

検索してみるとRogerio Eguchi Blog の「OCI – ol-consolebaud.service」を発見。

/etc/default/grub に書かれているシリアルコンソール設定の速度が9600から115200に変更になったことが原因のようである。

Oracle Cloud Infrastructure ドキュメントを確認すると「インポートされたLinuxイメージでのシリアル・コンソール・アクセスの有効化」のブートローダの構成で設定している速度が115200になっている。そして、”シリアルコンソールアクセスの検証”では9600になっていてドキュメントの整合性がとれていない・・・というわけで、途中で変更されたようなのだが、All Oracle Linux 7.x Images の履歴をみたけど、それっぽい変更が見当たらない・・・うーん?

まあ、ともかく原因は判明したのでGRUB_CMDLINE_LINUX行の「console=ttyS0,9600」を「console=ttyS0,115200」に変更。

そして、 「grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg」でgrubブートローダに変更を反映して、再起動。

これでol-consolebaudが正常に起動するようになった。

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