7インチ1024×600のHDMI/VGA用液晶モニタを約4千円で作成


Aliexpressみてたら「52pi technology」というお店でラズパイ/BananaPi関連商品に混じって液晶キットをいろいろ販売しているのを発見。
商品リンク:「52pi LCD Display Module

LCD関連一覧

HDMI/VGA/RCA接続の5インチ、7インチ、10.1インチ液晶をメインに、2.4インチのラズパイの40ピンコネクタにつなげるやつも売っている。

とりあえず、HDMI/VGA/RCA接続モデルを一覧化。
10.1インチモデルは、今週追加された新製品。

解像度 5インチ 7インチ 10.1インチ
800×480 タッチパネル$135.99
タッチパネル$81.99
タッチパネル$45.99
$28.99
1024×600 $29.90
完成品 $59.90
タッチパネル$39.47
$67.99
1280×800 $69.99
他ショップ:$55.00
他ショップ:$47.00
他ショップ:$46.99
1366×768 $75.99

7インチモデルはアクリル板で作られた台座とセットになったモデルもありますが、台座単品が$11.99のわりにできがあまりよろしくないようで、おすすめはしません。

いろいろモデルがある中で、お買い得感があるのは「7インチ1024×600のHDMI/VGA/RCAビデオ端子接続基板セット$29.90」だと思います。

スペックに「Power input: DC 12V, 2A, 6~7W;」と書いてあるのに、添付の電源ケーブルはUSB(5V)から電源をとるという不思議なモデルです。

買うと、2週間ぐらいで届きます。

20160112_220453

まずはつないで動かしてみましょう。
パソコンにHDMIケーブルと、USBケーブル(電源)をつけてみました。
20160112_221710s

小さい基板の上のボタンを押すとメニューが出ます。
20160112_221751s

ボタンの役割
20160112_221751s2
右側のLEDランプ側から順に
1:電源ボタン
2:メニューボタン/決定ボタン
3:下ボタン
4:上ボタン
5:入力切替ボタン
という役割を持っていました。

スペックにDC12Vとかありましたが、5Vで動きます。
電源コネクタは外5.5mm/内2.1mmのものでした。
comon DC-5521/DC-5521Aというケーブルが使えました。(Aが付くのはL型コネクタのモデルです)
メーカページ
秋葉原 千石電商オンラインショップの該当ページ

ちなみに、外5.5mm/内2.5mmのものでも動きましたが、本来はサイズがあってないので、推奨しない使い方です。

裸の状態だと不安なのでケースを作ります。
秋月の7インチIGZO液晶のケースとして写真2Lサイズのフレームが良いと聞いたのでダイソーで探してみた。

工作のしやすさから下記を選択。
20160117_145723s

基板収納用ケースとしては下記を選択。
20160117_145937s

制作開始!

まずはフォトフレームに7インチ液晶をはめるための枠を作成。

上側のが枠を楊枝で作ってみたもの。
下側の液晶が入っているほうは、ホームセンターで売ってた35円の端材を利用して作ったもの。
どちらもフレームとの間はホットメルトで埋めました。
20160117_180559s
画面の下のほうには2つ穴をあけ、基板収納ボックスをねじ止めできるようにした。

蓋をしめて、基板収納ボックスと取り付けるとこんな感じ
20160114_214010s
ちなみに、↑のやつは、取り付け位置が下側すぎて、自立できない状態でした。
もうちょっと穴を上に開けるべきだった・・・

で・・・穴を適正な位置にあけて作り直したものがこちら
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20160117_184959s

なかなかうまいこと作れたと自負しています。

WiiUと接続してもちゃんと映りました。
20160131_012445s
電源もWiiUのUSBコネクタからとっています。

Orange Pi ONE、送料込み$13.10で販売開始!


1月25日発売、という予告から2日遅れましたが、つい先ほど、Orange Pi ONEの販売が開始されました。

というわけで、さっそくぽちりました。
one

予告どおり$9.99での販売です。
まぁ、送料含めると$13.10ですけどね。
Aliexpressでの販売URL
一番安いやつを選ぶと、8日~3週間の範囲で届きます。
これから中国の旧正月に突入するので、長めにかかるでしょうね・・・

さて、いつ届くかなー


Orange Pi ONEの特徴
・送料含めて$13.10という価格
・69mm x 48mmの基板にラズパイ2相当以上が詰め込まれてる
  ラズパイZeroは65mm x 30mm
  CHIPは60mm x 40mm
・CPUはAllwinner H3 1.6GHz、Coretex-A7 4コアで、演算能力が強力
  ラズパイZeroはBroadcomm BCM2835(ARM11 1GHz*1コア)
  CHIPはAllwinner R8(Cortex-A8 1GHz*1コア)
・無線LANなし、有線LANあり、標準サイズのHDMIコネクタ、標準サイズのUSBコネクタがあり、コレだけで一通り使える
  ラズパイZeroは、LAN系一切なし、mini-HDMIコネクタあり、microUSBコネクタのみ
  CHIPは、無線LANのみ、標準サイズのUSBあり、HDMIなし
  なお、今後、Orange Pi Liteという姉妹機がWiFiあり、有線LANなしで発売される予定
・ラズパイ互換の40ピンGPIOコネクタ実装済み
  ラズパイZeroはパターンのみ。使いたい場合は部品用意して半田付け
  CHIPは実装済み

で・・・
Orange Pi系の不利な点
・Allwinner H3はLinux kernelのメインラインに取り込まれていない
  現状、Allwinnerが提供しているLinux SDKのkernel versionからアップデートすることができないため
  Linux kernelの脆弱性に対して問題がある。
  kernel v4.5に向けて作業中のようだが、どうなることやら・・・(Allwinner向けLinux kernel開発のメインラインへの反映具合表)
  ラズパイZeroはまったく問題ない
  CHIPのAllwinner R8は、kernel v4.4で取り込み済みなので、おそらく問題は少ないはず
・結局のところラズパイの成果物を流用する形になる
  Orange Pi系のLinuxディストリビューションは、基本的にラズパイ2向けのもののハードウェアに関係する部分を
  Orange Pi向けに置き換えたもの、という形になっている。
  ソフトウェアパッケージ等も、基本的にはラズパイ系のものをそのまま使っているので
  インストールやアップデートを行うと、ラズパイ系のサイトからアップデートファイルを取ってくる形となる。
  ハードウェア特化の部分に関しては、Linux kernelを含め、更新が提供されていない・・・
・GPIO接続デバイスの動作確認がめんどくさい
  GPIO接続デバイスで、専用のドライバが必要なものは、ラズパイ2のディストリビューション向けに
  バイナリファイルでドライバを提供していることが多い。
  Linux kernelのバージョンが異なるので、バイナリはそのまま利用できず、
  ソースからコンパイルして導入する方法が用意されていないと使えない

不利な点について、どの程度許容できるかによって、Orange Piの有用度は変わると思います。

orangepipc_info

下記はOrange Piシリーズの比較表

OPi-PLUS OPi-PLUS2 OPi2 OPi mini2 OPi-PC OPi Lite OPi ONE
CPU Allwinner H3(Cortex-A7 4コア 1.6GHz)
RAM 1GB 2GB 1GB 512MB
内蔵ストレージ eMMC 8GB なし
microSDスロット あり
SATAコネクタ あり なし
LAN 10/100/1000 10/100 なし 10/100
無線LAN あり(RTL8189ETV) なし あり なし
USB 4+OTG 3+OTG 2+OTG 1+OTG
カメラ コネクタ あり
ラズパイ互換 40ピンGPIO あり
HDMI あり
3.5φオーディオ出力 あり なし
RCAビデオ出力 3.5φオーディオ出力と兼用 なし
ボタン Power,Recovery,Uboot PWR
赤外線受信 あり なし
マイク あり なし
大きさ(mm) 108×60 108×67 93×60 85×55 ? 69×48
重さ(g) 50g 83g 46g 45g 38g ? 36g
価格 (送料込)
2016/01/20
$42.41 $52.00 $31.96 $26.96 $18.15 $12 +送料 $13.10

玄人志向の10GBase-T NIC GbEX-PCIEはTehuti Networks TN9510相当品


玄人志向から10GBase-T対応NIC「GbEX-PCIE」が発売されるらしい。

特徴として「Theui TN4010、Aqrate AQR105を搭載」とあるので、調べてみる。

「Theui TN4010」は、Tehuti Networksの「Tri-speed 10G/1000/100 Single port MAC TN4010」だった。
「Aqrate AQR105」は、Aquantiaの「10GBASE-T/5G/2.5G/1000BASE-T/100BASE-TX PHY AQrate AQR105」だった。

Tehuti NetworksはNICも製造している。
10GBase-Tの1ポートNICは、「TN9210 Triple-speed 10GBase-T Network Adapter Card(pdf)」と「TN9510
5-speed 10GBase-T / NBASE-T Network Adapter Card
(pdf)」の2種類があった。

この2つは採用しているMACが異なる。TN9210はMaravell Alaska 88×3110、TN9510はAQRate AQR105を採用している。

というわけで、TN9510の可能性が高まった。
基板写真を比較してみる。

赤い方が玄人志向、緑がTN9510。
4988755026758-PT01-gbex-pcie
TN9510_2

基板の長さが違うのと、10GBase-Tコネクタの上あたりにチップが取り付けられているというぐらいで、部品配置を含めてほぼ同じであることが分かる。

なぜ、メーカ純正品がヒートシンクなしなのかが、理解に苦しむところ・・・

Product Briefに、ドライバサポートという項目があり、下記が記載されている。
• Microsoft Windows Server 2012,
Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft Windows Server 2008 R2
Microsoft Hyper-V
Microsoft Windows 10 Pro Insider Preview 64 bit
Microsoft Windows Win 8.1 32/64 bit
Microsoft Windows Win 7 32/64 bit
• Linux 2.6.x, Linux 3.x
• vmware® ESXi 5.x, ESXi 6.0
• Apple OS X 10.10.3 or later

こそこそ対応しているらしいが、ドライバダウンロードページはユーザ情報を入れないと入手できない形になっていて、詳細不明。

FAQに「Windows用のドライバは WHQL certified drivers」と「Tehuti can provide support to customer for having vmware drivers certified.」とあるので、WindowsとVMwareについてはなんとかなりそうな雰囲気。

Linuxについては、2008年に「CVE-2008-1675」としてLinux kernelのtehuti driverに脆弱性が発見されたりしているぐらいなので、なんとかなってるのではないかと推測。
Linux kernelのツリーに「drivers/net/ethernet/tehuti」がありますしね。

HUION GT-185HD/GT-220/GT-190用ペンの充電用USBケーブルについての泣き言


夏に買った、HUION GT-185HD、実は、ワコムとの使い勝手の差に、常用できず、完全に浮いた状態となっています。
(詳しくは「HUIONの液晶タブレットのまとめ 2015年夏ベース」に書いています)

なので、興味を持った人に貸し出して感想を聞いてみる、ということをやってたりします。

で・・・そんな中、問題が・・・
ペンの充電用USBケーブルを返却物に含まれていなかったのです。
まぁ、あとで送ってもらってますが、今後のリスクを考えると、もう1本、充電ケーブルを用意しておいたほうがいいかな・・・用意してみることにしました。

向かったのは、秋葉原の千石電商。
そこで売ってた細めの電源ケーブルを片っ端から買ってみました。

DC-2307A 外2.35mm 内0.7mm EIAJ#1(極性統一#1)
DC-3011A 外3.0mm 内1.1mm
DC-3413A 外3.4mm 内1.3mm
DC-3414A 外3.4mm 内1.4mm
DC-3511A 外3.5mm 内1.1mm
DC-3513A 外3.5mm 内1.3mm

・・・結果。
全滅。

EIAJ#1がいけそうだったんですが、最後までささらない状態でした。

次はaitendo商品ですかね・・・
UAM-DC2006-300 http://www.aitendo.com/product/12700 内径0.6mm、外径2.0mm
UAM-DC2507-1200 http://www.aitendo.com/product/12650 内径0.7mm、外径2.5mm

別途aliexpressで純正品の取り寄せもしてるんですけどね・・・

PowerCLIで対象の仮想マシンを選択してvMotionを実行


VMware vSphere環境で、PowerCLIを使って、仮想マシンのvMotionを行うスクリプトを作成した。

ブラウザを起動し、vSphere Web Clientにログインして、vMotionを実行するまでにかかる時間と
PowerShellを起動して、コマンドを実行する時間を比べると
コマンドを実行したほうがずっと早い、ということで作成した。

というか、vSphere Web Clientは重すぎ!

# 普通のPowerShell/PowerShell ISEからvSphere PowerCLIのコマンドを使うために必要な設定
Add-PSSnapin VMware.VimAutomation.Core
# vCenterサーバに接続
$VC=Connect-VIServer -User "administrator@vsphere.local" -Password "パスワード" "vCenterサーバ"  -WarningAction 0
# 仮想マシンの選択
$VM=Get-VM | Out-GridView -Title "Please select VM" -PassThru

# 選択した仮想マシンが所属しているクラスタのESXiホストリストから選択
$ESX=Get-VMHost -Location  ($VM.ResourcePool).Name | Out-GridView -Title "Please select ESXi host" -PassThru

# 選択したものを表示
Write-Host "VirtualMachine:" $VM.Name
Write-Host "Move from:" $VM.VMHost " to:" $ESX.Name

# vMotionを実行
Move-VM -VM $VM -Destination $ESX

なお、「$VM=Get-VM | Out-GridView -Title “Please select VM” -PassThru」を
「$VM=Get-VM | Select Name,VMHost | Out-GridView -Title “Please select VM” -PassThru」
という風に替えると、選択ウィンドウに表示する内容を変えることができる。

<注意>
WindowsにインストールされているPowerShellのバージョンが低いと「Out-GridView -PassThru」が利用できないため、動作しません。
たしか、PowerShell ver3以降が必要だったような・・・