GrandstreamのVoIPアダプタについて調査中


2014/02/12追記「格安050VoIP電話を使って自宅回線としてみる」というGrandstream Networkの「HandyTone 702 ATA」を実際に導入した記事もあります。


家の回線利用状況を変えようと思い、連絡先として設定しているBiglobeのPNタイプのVoIPをやめて、ここしばらく契約しているCoviaのVoIPを自宅用に設定する計画。

そんなわけで、汎用的に使えるであろうVoIPアダプタを調査中。
まずは、おっとのネットワーク専門店でカテゴリ付きで取扱中GrandstreamのVoIPアダプタについて調査中

・おっとで販売中のHT486とHT496はEnd-Of-Lifeプロダクト=在庫処分?
・現行はHT286/HT502/HT503
・HT486とHT286はfirmwareが共通だがHT286が現行というのはおそらく1portモデルであるため
・HT502かHT503かはアナログ電話回線を使うかどうか、という違い
・HT502/HT503はルータとしてもとりあえず使える

(2012/02/09追記)
・HT286の後継としてHT701というのが2/1に発表された。2末に定価$39で発売予定
・HT502/503/701は、日本のNTTの発信者番号表示に対応。HT486/496は不明

機種名 Ethernet NAT Router DHCP FXS FXO PSTNパススルー Voicemail LED Voice codec
HandyTone 286 (HT286) 1 RJ45 (LAN) No Client 1 No No Yes G.711(a/u-law), G.723, G.729A/B, G.726-32, iLBC, T.38(fax)
HandyTone 502 (HT502) 2 RJ45 (LAN/WAN) Yes Client Server 2 No No Yes G.711(a/u-law), G.723.1, G.729A/B/E, G.726-40/32/24/16, iLBC, T.38(fax)
HandyTone 503 (HT503) 2 RJ45 (LAN/WAN) Yes Client Server 1 1 Yes Yes G.711(a/u-law), G.723.1, G.729A/B/E, G.726-40/32/24/16, iLBC, T.38(fax)
HandyTone 486 (HT486) 2 RJ45 (LAN/WAN) 10Mbps No Client Server 1 No Yes Yes G.711(a/u-law), G.723, G.729A/B, G.726-32, iLBC, T.38(fax)
HandyTone 488 (HT488) 2 RJ45 (LAN/WAN) 10Mbps No Client Server 1 1 Yes Yes G.711(a/u-law), G.723, G.729A/B, G.726-32, iLBC, T.38(fax)
HandyTone 701(HT701) 1 RJ45 (LAN) No Client 1 No No Yes G.711(a/u-law), G.723, G.729A/B, G.726-32, iLBC, T.38(fax)

Motorola XT502用のケースを買ってみた


ebayで売ってたケースを買ってみた。

香港発送なのですが、旧正月を挟んだせいか、届くのに23日かかった。

で、さっそくRstream A1に取り付けてみた。

ぱっと見はいけそうな雰囲気。

が・・・

シャッターボタンが隠れてる。


USBコネクタの位置が若干ずれている。

USBの蓋を閉めると・・・

ケースつけたままでは開けることはできませんでした。

あと、上下の形がXT502の方が若干角張気味なので
コーナー部分に空きが出来てしまっています。

そのせいで、上下方法に指を動かした際に、ケースが外れてしまう、ということがありました。

そんなわけなので、流用はあまりお薦めしません。

Rstream A1用のKernelについて


Rstream A1(およびMUCHTEL A1)では、Commtiva z71系とは微妙にハードウェア構成が異なっており、そのままではうまく動かない点があります。

・カメラの制御チップがバージョンアップし、OV5642からOV5642AFに変更
・正面にあるキーに関する制御部分が違う

カメラ制御チップのOV5642からOV5642AFに変わったというのも実は若干微妙な点があり、本来であればOV5642AFなのであれば「0xFD」というコードを返すはずのところが、OV5642と同じ「0x3C」を返すという問題(?)があります。
また、フラッシュライトをサポートしているにもかかわらず、その旨をきちんと応答していない、という問題もあります。

上記の情報はaf_not_foundさんによって突き止められました。
この情報を元に、af_not_foundさんがgithubにてhttps://github.com/af-not-found/muchtel-a1-2.6.32.xという形でkernel 2.6.32.9向けの修正を行っています。

上記で使用しているkernel 2.6.32.9というのは、Commtiva z71向けの安定版kernelと言われているものです。
より新しいkernel 2.6.35.xをベースにしたものもありますが、クロックアップ系の動作が怪しいとか、再起動しやすい、とかいくつか問題があります。が、Wifiテザリングする場合などはこちらの方が都合が良いようです。(注:再起動が頻発するってわけじゃないです。あくまで2.6.32.9と比較すると多め、というものです)

そのため、kernel 2.6.35.xをベースにしたRstream A1向けkernelを、af_not_foundさんの修正内容を元に私が作成しています。
ソースはhttps://github.com/osakanataro/muchtel-a1-kernel-2.6.35.xにて公開しています。

これらはどちらも、Commtiva z71向けCM7 EAの作者 Edger86さんがgithubで公開しているkernel sourceを元にしています。

CM7 EAの配布スレ
EA kernelの配布スレ

kernel 2.6.32.xベース: https://github.com/Edgar86/boston-2.6.32.xhttps://github.com/af-not-found/muchtel-a1-2.6.32.x
kernel 2.6.35.xベース: https://github.com/Edgar86/commtiva-kernel-z71https://github.com/osakanataro/muchtel-a1-kernel-2.6.35.x

Rstream A1の改造が始まった2011年12月下旬は、2.6.35.xベースのkernel sourceのみ公開でしたが、お願いしたところ2.6.32.9ベースのkernel sourceもすぐに公開していただけました。
これにより、Rstream A1でのCM7利用促進ができました。

というのを、メモとして残しておかないと忘れてしまいそうなので、書き残しておきます。

MUCHTEL A1 純正Android 2.2.2+日本語化手順のfastbootを使わない手順


MUCHTEL A1純正Android 2.2.2には、日本語リソースが含まれていません。
少々強引な手法で日本語リソースを含めさせたものを作成しました。

手法が強引だったせいか、設定の「日付と時刻」が開けないという問題があります。
ネットワークで自動設定になっている人がおおいと思いますので、基本的にはたいした影響は無いと思います。
また、言語をEnglishに変更すると開けるようになりますので、必要な場合は一時的に言語を変更してみてください。

前提条件
・Windows環境
・Android SDKもしくは、adb.exeを実行するのに必要な最小限の環境を整えていること

adb.exeを実行するのに必要な最小限の環境、というのはRstreamをつなげた際に出てくる仮想CD-ROMドライブに入っているデータを全てコピーして、そこにあるadb.exeを実行する、というのでも良い。

手順1
MUCHTEL A1純正のAndroid 2.2.2にします。
手順はRstream A1にMUCHTEL A1純正 Android 2.2を書き込むを参照のこと。

手順2
suバイナリを入手します。
AndroidSU.comからEclair/Froyo/Gingerbread/Honeycomb/IceCreamSandwich用のbinary onlyのzipファイルをダウンロードします。
2012/01/24の段階では su-bin-3.0.3.2-efghi-signed.zip というファイル名です。

このzipファイルは、ClockworkMod Recoveryから適用できるパッケージになっていますが、今回の手順では使えません。
そのため、zipファイルから直接suバイナリを取り出します。
7-Zipなどを使って開いてください。

手順3
上記で取り出した「su」というファイルをAndroid SDKに含まれているadb.exeを使ってAndroid端末にコピーします。

 C:\tmp> adb push su /system/xbin/su
?? KB/s (???? bytes in ?.???s)
C:\tmp>

手順4
転送したsuファイルに適切な権限を割り当てます。

 C:\tmp> adb shell chmod 6755 /system/xbin/su
C:\tmp>

手順5
Android Marketから「Superuser」をインストールする。

手順6
Superuserを起動し、suバイナリが認識されているか確認する。
メニューボタンを押して「Preferences」を選択。
スクロールを一番下まで移動し、「Su binary v3.0.3.2」になっているか確認。
「su binary vnull」となっていたら、手順3,4が失敗している。

手順7
Android Marketから「Rom Manager」をインストールする。

手順8
ROM Managerを起動し、「Flash ClockworkMod Recovery」を選択します。
Confirm Phone Modelでは「Commtiva Z71(Boston, Blaze, and more)」を選択します。
これでClockworkMod Recoveryが書き込まれます。

手順9
日本語リソースを組み込んだframework-resなどを含むmuchtel-a1-2.2.2-japanese.zipをダウンロード。

手順10
muchtel-a1-2.2.2-japanese.zipをSDカードにコピー。
muchtel-a1-2.2.2-japanese.zip

手順11
ROM Managerを起動し、「Install ROM from SD Card」を選択し、SDカードにコピーしたmuchtel-a1-2.2.2-japanese.zipを選択する。
ROM Pre-Installationでは「Wipe Dalvik Cache」のみにチェックを入れてOKとする。

自動的に再起動し、何か処理がざっと実行されて、また再起動します。

再起動が終わったら手順完了です。

ASUS Eee Note EA800関連のメモ 2012/01/23


それぞれ、単体の記事に起こせるぐらいの手順検証をしてないので、とりあえず、メモ書きレベルですが、ざらっと公開しておきます。
気分がのった時に単体記事になるかと思います。

中を開けなくても改造できます
現状ではEA800日本語版のfirmwareが公開状態にないので、初期状態に戻すことができない、という問題点はありますが、EA800の中を開けてシステムが入っているmicroSDを取り出さなくとも、改造することはできます。

microSD内にdvt_checkというファイルをおいておくと、電源ON起動時に実行されます。
なので、このファイルにUnix shellで動作するコマンドを書いておくと、いろいろ改造ができます。

うちで配布している日本語化ファイルや、インストーラの元となっているFullInstall.zipを使うことができますが、システム関連ファイルを書き換えてしまうので、何か問題が起きるかもしれません。

telnetで入る時は「169.254.2.1」に接続する。(WindowsであればEee Note Syncが自動的にPC側に169.254.2.2というIPアドレスを割り当てる)
ユーザ名は「root」でパスワードは無し
つまり、telnetdを動かしたまま公衆Wifiに接続するのは危険。

あとでやる: インストーラに導入する/しないの選択肢増加
あとでやる2: telnetdのon/off方法

ノートアプリで使える背景テンプレート

Anderware Productivity Suite – Template package for ASUS EEE Note EA800 に作成されているテンプレートがある。
作り方も書いてある。

追加アプリ

QtPackerというアプリがあって、これである程度インストールできたりする。
QtPacker Package Manager. The last dvt_check you’ll ever need to run (hopefully)

ただ、EA800のアプリ一覧にはConfig.xmlを書き換えて追加する必要があるのだが、これを書き換える、というのは公式としてはあまり想定していないようで、結構無理やりな対応を取っている。

最近の解析では↓にあるように、メインのConfig.xmlに手をつけずにどうにかすることも可能では無いか、という話にはなってきている。
How to put your apps into the launcher without changing main Config.xml
この話がもっとすすめはQtPackerの仕組みもいろいろ変更がありそう。

EA800上で電子書籍に行った注釈をPCで見るツール

FPDFAM v0.6.4.1が2012/01/19段階での最新。
Free PDF Annotation Merger for Eee Note 」で配布中。