中国HUION社の液晶ペンタブレットやペンタブレットの購入方法

中国にあるShenzhen Huion Animation Technology社(深圳市绘王动漫科技有限公司)では、「絵王」という社名からわかるように、絵を描くための道具を売っています。
現在のラインナップは「ペンタブレット」「液晶ペンタブレット」「LEDランプのトレス台」です。

以前はこれを買おうとすると、メーカ直売(Huion Store)やAliexpressのメーカストア(Huion Store)で買ったり、よくわかんない人がAmazonで売ってるのを買ったりするしかありませんでした。

しかし、今年に入り 日本での販売戦略を見直したようで、日本のAmazonでメーカが直接出品するようになりました。
HUION-JPのストア」です。(公式blogのお知らせ)

HUION-JP以外の出品者は、メーカとは関係ない販売者なので、あまりお勧めはしません。
見分けるには各製品ページを見た際に、「この商品は、HUION-JP が販売」と書かれていることを確認してください。

また、「この商品は、HUION-JP が販売」とあっても、下記のように「この商品は、HUION-JP が販売、発送します。」と「この商品は、HUION-JPが販売し、Amazon.co.jp が発送します。」の2種類があります。
huion-jp
huion-jp2

これは、発送場所の違いになります。
「Amazon.co.jpが発送します」とある場合は、東京にあるAmazonの倉庫から発送されます。
普通のペンタブレットやトレス台などの大半の商品はこちらになるようです。
この場合は、普通にAmazonが販売している場合と同じようになります。

「HUION-JP が販売、発送します。」とある場合は、香港のHUION社の倉庫から発送されます。
Amazon倉庫の在庫が切れた場合や、最新モデルはこちらになるようです。
GT-185HDは2015/07発売モデルなのでこちらです。
こちらは、香港からの配送になるため、届くまでに時間がかかります。
配送業者としては、主に「EMS(郵便局取り扱いの国際宅配便みたいなもの)」
液晶タブレットなど大物は「FedEx(国際宅配便業者)」が使われるようです。

どの業者が使われているかは、「配送状況の確認」の右下のところに記載があるので確認します。
配送
上記は液晶ペンタブレットを買った場合の実例ですが、「FedEx」での配送となっています。

「配送状況の詳細」がない、となっていますが、「発送済み」となってから、配送状況を確認できるようになるまで24時間~48時間かかります。
運が悪いと3日ぐらいかかります。
これについては、海外発送の場合に良くあることなので、気にしてはいけません。

ただ、Amazonの上記表示は、簡略化された表記になっています。
たとえば、香港発送のFedExの場合、FedExのサイトで確認できる内容と、Amazonで確認できる内容に差がありました。
なので、Amazonは参考程度にとどめ、きちんとした内容を確認したい場合は配送業者のトラッキングページ、「Fedex」や「日本郵便番号検索」で確認してください。

そして、EMSかFedExなら、「発送済み」となってから日本に入ってくるまで5~7日ぐらいを見込んでおくといいと思います。ひじょーに運がいいと2日で届きます。

FedEXのトラッキングのページのサンプルを下においておきます。
配送2
これは、香港を飛び立ったあたりのものになります。
この段階までくると、到着予定日の範囲がかなり狭まります。

HUION-JPでは基本使ってないようなんですが、参考情報としてRegistered Mail(国際書留)の場合について記載しておきます。
China or HongKong取り扱いのRegistered Mailの場合は飛行機に乗るまでに時間がかかり、遅い場合には14日ぐらいなぁ、といったところ。大体は7~10日ぐらいで届きます。
最近はなぜか配送料金がやすいらしいオランダ(NL)やスウェーデン(SE)取り扱いのRegisterd Mailというのもあり、その場合は配送記録に載るまでに7日ぐらいかかり、配送記録に載ってからは14日程度で到着するようです。

なお、FedExの場合はかなり高い確率で、Registered Mailの場合は稀に、税関で消費税をかけられます。
GT-185HDの場合、2300円程度となります。(物品のドル価格に応じた消費税がかかる。ドル/円レートにより微妙に金額が変動する)
FedExの場合は、到着後1週間ぐらいすると郵便で振込用紙が届きますので、支払う必要があります。(コンビニ振込み対応)


最新モデル 約19インチ
GT-185HD
22インチ GT-220
旧世代 約19インチ
GT-190

2015/07/30追記

HUION GT-185HDが届きました。
以下に関連記事を書いています。
開梱や設置について
使用について

18.4インチ中華液晶ペンタブレットHUION GT-185HDを発注した

いろいろ悩んだ結果、HUION社の液晶ペンタブレットGT-185HDを発注してしまいました。

まだ、届いていないので、購入の際に思った点を、メモとして残しておく。

Good Point
・安い
  約8万円
・フルHDサイズ(1920×1080)
  18.4インチで1920×1080と、まぁ、いまであれば必要十分なサイズ。
・換えのペン先8本付き
  どの程度消耗していくのかがわからないけど、これだけあればひとまずいいかな、と
  また、Amazonで970円で販売してるし

不安Point
・ペンがワコムに比べて太めで重い
  単4乾電池内臓のためどうしても太く重くなる
  これによる使い勝手の差がどう出るのか?
  (GT-185HD製品添付のペンは充電池モデルらしいが外形は同じ)
・ペン先が太く見える
  換えのペン先画像をみると、結構太く見える
  また、レビュー動画を見ると、みんな描いている線が太いような気がする
・結構、厚さがありそう&アームの保持具合がどうなるか?
  背面にアームが付いているが、スペック上は20度~80度で使うためのアームとある。
  これを一番水平側した際に、どれくらいの厚さになるのか?
  逆に、一番立てた際、どの程度の奥行きが必要になるのか?
・筆圧感知周りの処理がどの程度ワコムタブレットと互換性あるか
  PhotoShop, SAI, ComicStudioでどう動くか?
  つまりはタブレットドライバの作りの問題はどうなっているのか?
  SAIがバージョンによっては筆圧感知が動かない、という話がある。
・発熱
  使用中、どの程度熱くなるのか?
  熱くなるのは裏面のボックス部分だけなのか?
  前面にも影響するのか?
・ワコムドライバとHUIONドライバの共存ができるか?
  WACOMドライバを削除しないと動かない、という話がある。
  1台のパソコンでタブレットの使い比べができるような感じにできるかどうか?

あまり重要視していないこと
・2048段階の筆圧感知
  ハードウェア面の話で、ハードウェアで細かく検出できても、実際の使いやすさとは無関係
  ワコムタブレット採用のLinuxベースのタブレットASUS EeeNote EA800にて
  ドライバとアプリが重要だと実感した
・Customizable Express Key
  実利用者に聞いたところ、現状のワコムCintiq 12WXでも使ってないので・・・と

・・・・・・

えぇ、このとおり、不安点が多いんですよね
果たして、どうなることやら?


2015/07/30追記

HUION GT-185HDが届きました。
以下に関連記事を書いています。
購入方法について
開梱や設置について
使用について

PowerShellを使ってVMwareのテンプレートからデプロイで「既存のカスタマイズ仕様を使用してカスタマイズする」を行う方法

VMware vSphere環境にて、一度、GUI操作でテンプレートのデプロイを行い、その結果をカスタマイズ仕様として保存している、という状態で、VMware Power CLIを使用して、GUIの「既存のカスタマイズ仕様を使用してカスタマイズする」相当の操作を行う場合、どのようにするかを説明する。

手順のポイント

・カスタマイズ仕様は「OSCustomizationSpec」と「OSCustomizationNicMapping」の2つから成り立っている

・既存のカスタマイズ仕様をコピーした一時的なカスタマイズ仕様を作成し、それを編集して使用する

・仮想マシンの電源を1度入れないとカスタマイズされない(カスタマイズ後、再起動される)

・使うcmdletは以下
  カスタマイズ仕様関連
    Get-OSCustomizationSpec, New-OSCustomizationSpec
    Get-OSCustomizationNicMapping, Set-OSCustomizationNicMapping
  テンプレートデプロイ関連
    Get-VMHost
    New-VM
  仮想マシンのハードウェア構成変更
    Get-VM, Set-VM

手順解説

その1 vCenterサーバに接続

vSphere PowerCLIによる操作を行う際、まずは「Connect-VIServer」により、操作対象のvCenterサーバに接続します。

下記はvCenter vApp(VCSA)の初期設定である「root」「vmware」で接続する場合の例です。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Connect-VIServer -Server IPアドレス -User root -Password vmware

Name                           Port  User
----                           ----  ----
IPアドレス                     443   root


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

その2 既存カスタマイズ仕様をコピーしたカスタマイズ仕様を作成

既存のカスタマイズ仕様を一時的に変更してデプロイする、ということができないため、コピーしたカスタマイズ仕様を変更する、という手順を取る。

ただ、コピーの際に「-Type NonPersistent」というオプションを指定すると、このセッション中のみ使用できる一時的なカスタマイズ仕様として作成することができるため、デプロイ後の削除まで考える必要はない。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Get-OSCustomizationSpec cent6-dep | New-OSCustomizationSpec -Name cent6-temp -Type NonPersistent

Name                                         Description Type          OSType
----                                         ----------- ----          ------
cent6-temp                                               NonPersistent Linux


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

その3 IPアドレスなど設定

IPアドレスやデフォルトゲートウェイなどネットワークに関する設定は「Get-OSCustomizationNicMapping」にて行う。

NICを増やす場合もここで行う。(ホスト名についてはここでは無い)

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Get-OSCustomizationNicMapping -Spec cent6-temp | Set-OSCustomizationNicMapping -IpMode UseStaticIP -IpAddress 172.17.44.55 -SubnetMask 255.255.0.0 -DefaultGateway 172.17.44.39

Position IPMode           IPAddress       DefaultGateway
-------- ------           ---------       --------------
       1 UseStaticIP      172.17.44.55    172.17.44.39


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

その4 仮想マシンホスト名の命名規則指定

仮想マシンにつけるホスト名をどのようなルールで行うかというのを指定する。

「-NamingScheme vm」は、仮想マシンの登録名とホスト名を同じとする、というものになる。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Get-OSCustomizationSpec cent6-temp | Set-OSCustomizationSpec -NamingScheme vm

Name                                         Description Type          OSType
----                                         ----------- ----          ------
cent6-temp                                               NonPersistent Linux


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

その5 仮想マシンのデプロイ

今回は「nimblestorage」という名前のDataStoreを指定して、仮想マシンのデプロイを実施するという形で実行している。

先の項目で、仮想マシンの登録名とホスト名を同じとしているので「-Name cent6-ip55」で指定した「cent6-ip55」がホスト名となる。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> New-VM -Name cent6-ip55  -VMHost vmserver21.vmlab.local -Template cent6-deploy -OSCustomizationSpec cent6-temp -Datastore nimblestorage

Name                 PowerState Num CPUs MemoryGB
----                 ---------- -------- --------
cent6-ip55           PoweredOff 1        2.000


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

なお、デプロイ中に強制終了を行うと、それ以後、動作がおかしくなることがあるようだ。

今回遭遇した事例としては、下記の様なエラーがでるが、デプロイ自体は実施されていた。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> New-VM -Name cent6-ip55 -VMHost vmserver21.vmlab.local -Template cent6-deploy -OSCustomizationSpec cent6-temp -Datastore nimblestorage
New-VM : 2015/07/16 18:03:02    New-VM        オブジェクトの現在の状態に問題が
あるため、操作は有効ではありません。
発生場所 行:1 文字:1
+ New-VM -Name cent6-ip55 -VMHost vmserver21.vmlab.local -Template cent6-depl
oy  ...
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~
    + CategoryInfo          : NotSpecified: (:) [New-VM], VimException
    + FullyQualifiedErrorId : Core_BaseCmdlet_UnknownError,VMware.VimAutomatio
   n.ViCore.Cmdlets.Commands.NewVM

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

その6 CPU/メモリの変更

作成した仮想マシンのCPUとメモリの割り当てを「Set-VM」で変更します。

なお、このSet-VMには「-Name」というオプションがありますが、仮想マシンを指定する際は「-VM 仮想マシン名」という風に指定します。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Set-VM -VM cent6-ip55 -NumCpu 2 -MemoryMB 4

Confirmation
Proceed to configure the following parameters of the virtual machine with name
'cent6-ip55'?
New MemoryMB: 4MB
New NumCpu: 2
[Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S)
[?] ヘルプ(既定値は "Y"): y

Name                 PowerState Num CPUs MemoryGB
----                 ---------- -------- --------
cent6-ip55           PoweredOff 2        0.004


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

上記の出力結果をよく見てみるとわかるのですが、実はメモリ容量はMB単位での指定となっています。このため、現状はなんと4MBしか割り当てられていません。これではMS-DOSぐらいしか起動できません。

「4G」と指定したいところですが、サポートされていないため、「4096」という形で指定します。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Set-VM -VM cent6-ip55 -NumCpu 2 -MemoryMB 4096

Confirmation
Proceed to configure the following parameters of the virtual machine with name
'cent6-ip55'?
New MemoryMB: 4096MB
New NumCpu: 2
[Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S)
[?] ヘルプ(既定値は "Y"): y

Name                 PowerState Num CPUs MemoryGB
----                 ---------- -------- --------
cent6-ip55           PoweredOff 2        4.000


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

その7 仮想マシンの電源ON

デプロイ時の初期設定は仮想マシンの初回起動時に行われるため、まずはPowerShellから電源オンを行うため「Start-VM」を実行します。

PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI> Start-VM -VM cent6-ip55

Name                 PowerState Num CPUs MemoryGB
----                 ---------- -------- --------
cent6-ip55           PoweredOn  2        4.000


PowerCLI C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI>

電源投入後、初回起動時にホスト名/IPアドレスの設定スクリプトが実行されます。また、完了後、自動的に再起動も行われます。

その8 デプロイ完了

再起動が終わったらデプロイが完了です。

ワコムタブレット採用の中華WindowsタブCube i7 Stylus

ワコムのペンタブレット採用の中華WindowsタブレットCube i7 StylusがGeekbuyingにてセール中。
geekbuying-2c6e1b50-3afc-4f1e-adc4-dcb0279fc623

GeekbuyingでCube i7 stylusを探すと3種類出てくるけど、ペンとBluetoothキーボードがついてくるのは下記リンクだけ!
CUBE i7 Stylus Intel Core-M Quad Core 2.0GHz 4GB/64GB Tablet PC with Cube CDK02 Magnetic Bluetooth Keyboard and Cube CEP01 Electromagnetic WACOM Pen
「Specification」の項目の「Package Contents」に「Includes the WACOM pen」と書かれていることを確認すること。

現在、$429.99、のセール中。

この製品のすごいところ!

・メーカは中国のCubeだけど・・・
・10.6インチ 1920×1080のタブレット
・Windows 8.1搭載(つまりWindows10へのアップデートも可能)
・ワコムのペンタブ技術採用
・CPUはCore-M 4コア 2.0GHz
・GPUは内蔵Intel HD Graphic 5300
・RAMは4GB
・ディスクは64GB SSD
・背面500万画素、前面200万画素のカメラ付き
・Micro HDMIコネクタのよる外部出力あり
・バッテリー搭載なので持ち運び可能

日本メーカが出したら、いくらになることやら・・・

Elephone P6000初期ロットをAndroid 5.0にする(失敗

うちにあるElephone P6000は、2014年12月生産の初期ロット。
2015年3月ぐらいから出荷されているP6000のロット(P6000_2)ではいろいろ改良されているようで、バッテリーのもち具合とかが異なっている模様。

初期ロットのP6000に、SP Flash toolを使って、Android 5.0を焼いてみましたが、うまくいかず、Android 4.4に戻しました。

どんな感じで「うまくいかない」のかというと、下記の様な感じで実用に耐えない、というもの。
(SMSありのデータ通信用SIMを使用)

・Android 5.0の場合(Stock ROM for P6000_20150611)
 そもそもLTE/3G電波をつかまない
・Cynanogenmod 12.1の場合(p6000_CyanogenMod12.1_20150526 based on Android 5.1.1)
 SIM1であればLTE/3G電波をつかむ
 しかし頻繁に3Gに落ちる、どころか、3Gも切れやすい

Android 4.4に戻すと使えるので、何かが駄目っぽいんだけど、何なのかがよく分からないという状態。
もうしばらく様子を見てみるかなー