JIAYU G3についてのメモ書き 2012/12/21版

秋葉原で、どうやってそんな値段で仕入れたんだろう、と不思議に思うような値段でJIAYU G3が販売されました。(東映無線ラジオデパート店で18,580円)
その結果、このblogへの来訪者が増えているようなので、メモ書きをおいときます。

注意:私は持ってないので詳しいことはわかりません。

・これって安いの?
海外業者から輸入して同じくらいの値段か、下手すると、それより安いかも・・・

・公式ページってあるの?
http://www.ejiayu.com/です。
jiayug3.comってドメインがありますが、あれは無関係です。

・dual-simって日本で使えるの?
使えません。
WCDMA SIMが1枚だけ使えます。
(もう1つは、GSMのみです)

・ドコモMNVOで使えるか?
電波が来てない扱いになるようです。

・ソフトバンクで使えるか?
不明です。

・日本語使えるの?
設定画面等は英語or中国語です。
MoreLocale2というソフトをインストールして日本語を設定すると、多くのアプリで日本語としては使えますが、システム系は英語のままです。

・電池は持つのか?
結構持ちは良いようです。

・公式ページからfirmwareとかがダウンロードできないんだけど
遅くてページが開かない、とか、ダウンロード場所がよく分からないとかありますよね。
なぜか、公式ダウンロードページには、G3の最新firmwareが掲載されていません。
フォーラムの「官方软件下载」にて探してみてください。

探す時のポイントは「佳域G3(機種名)」「最新」「固件(firmware)」「下载(Download)」「发布(配布)」というキーワードです。

2012/12/21現在「佳域G3最新固件下载(20121204发布)」が最新なようです。
これでダウンロード出来るfirmwareは「G3-20121129-082828」です。
ダウンロードリンクは、フォーラムに会員登録してログインしないと出てこないと思います。
(さらにはこのスレッドに書き込む必要があるかも)

MTK手机网:佳域G3官方固件G3-20121129-082828下载
に転載されているので、そこからダウンロードしてみるのもいいかもしれません。

・Android OS 4.1へのアップデートはあるの?
現在クローズドβ中・・・とのこと。
そろそろ出てくるのではないかというところ。

・root取れるの?
Root MANY ANDROID! [Upd: 18.12.2012]で取れるそうです。

・カスタムROMってあるの?
現状だとLewa OSがお薦め。
いろんなMTKチップ採用機に対応しており、アップデート間隔もなかなかがんばっているようです。

うちのblogの関連記事:Lewa OS(乐蛙OS)がMTK MT6577搭載機に公式対応

MTK MT6577系のfirmwareについてのメモ書き 2012/12/18版

MTK MT6577系のfirmware関連を調べていた時のメモ

ちなみにLenovo系をメインに調べていた、それ中心の結果である。

[ROM][2012.09.19] Lenovo A750 custom ROM (GB&ICS)
元々Android 2.3でリリースされたLenovo A750のカスタムROM。

[ROM][2012.10.30] Lenovo A789,P700i,A660 custom ROM (ICS)
Lenovo A789,P700i,A660はあまり差がないようで、共通でカスタムROMが作成されている。
A789がベースモデル、P700iが音楽向けモデル、A660が防水モデルというような感じで違いがある。

そのため、カスタムROMも「A789のfirmwareをベースにしたもの」と「(音楽向けである)P700iのfirmwareをベースにしたもの」の2種類がある。

なお、A789とP700iはハードウェア的にはLCD周りが違うので、そこで差し替えは必須とのこと。(情報源)

[Q&A] Lenovo phones / Cybermaus ROM’s (A750, A789, P700i, A660)
上記2つのLenovo向けカスタムROMについてのQ&Aスレ

[安热ROM]【安热团队制造】联想 A789 MIUI V4 Bate2 第一版–185M(全网首发 安热出品)
Lenovo A789用のMIUI。
ベースはAndroid 4.0.4。

[ROM] ZTE V970 (MT6577) custom ROMs
ZTE V970用のカスタムROMです。
V970用Android 4.0.4ベースのfirmwareがベースとなっています。

[ROM] Huawei Shine / U8836D / Ascend G500 Pro (MT6577) custom ROMs

HuaweiのMT6577携帯のうち、「Shine」「U8836D」「Ascend G500 Pro」用のカスタムROMです。
といっても、この3つは、実質同一機種が販売地域によって名称が違うだけ、という感じのものです。
U8836D用Android 4.0.4ベースのfirmwareがベースになっています。

STAR N9770 DUAL CORE MT6577/ulefone N9770
STAR N9770とulefone N9770用のいろいろ。
CWM recovery, 公式firmwareなどがある

[TOOL][TUT]Backup and Restore Mediatek based phone’s IMEI
MediaTek系の場合、SP Flash toolでfirmwareを書き込む際にIMEIが飛ぶことが良くある。
そんなわけで、事前にIMEIの値を確認しておく必要があります。
特にslot2側についてが怪しいので要確認。
それ関連の話を記載しているのが、ここのスレッド。

[GUIDE] How to ‘unbrick’ your Mediatek MT65xx
文鎮状態であっても、なんとか復旧する方法があるらしい。

[SCRIPTS] Unpack / repack MT65xx boot.img, recovery.img or logo.bin
起動ロゴ差し替え手法。

[mt6573][tool/ kitchen][tut] MT65xx Plugins for dsixda Android Kitchen
カスタムROMを作るためのdsixda Android Kitchenというツールがあるのですが、それをMTK系チップに対応させるためのプラグインです。

とはいえ、Version 0.213ぐらいから公式にMT65xx向け対応が入り始め、現在は下記の公式スレでソフトウェアを入手することになっています。
[KITCHEN] Android Kitchen, v0.218 [Linux / Mac / Windows]


2012/12/27追記

[TUTS] [TOOLS] CWMR/ TWRP for MT657x
「ClockWorkModRecovery(TWMR)」とLewa OSの開発元が移植したMT6575/6577用「Team Win Recovery Project (TWRP)」についてのスレ

MTK MT6577の大容量バッテリー搭載機

最近の中華スマホのはやりは大容量バッテリーと大画面な模様。

そのうち、大容量バッテリー搭載機について、MTK手机网に記事があったので丸パクリご紹介。

元ネタ:MTK手机网「最少3000毫安 超长续航双核手机盘点

ここではMediaTek MT6577搭載機が5機種(Hyundai 现代H12续航版、康佳W950、OPPO T29、长虹Z3、Lenovo 联想P770)上げられています。
OPPO T29一択かと思いきや、意外にLenovo 联想P770が価格およびOSバージョンも含めてがんばっていてびっくり。
さらだけは联想P770はCPUがMT6577Tとアップデートバージョンを採用しているらしい。
価格の「1499元」は日本円にすると2万円ちょっとぐらいではありますが、輸出販売しているサイトを探すと3万円ぐらいになっちゃうのが難点ですね・・・

機種名 RAM/ROM 液晶 カメラ バッテリー OS 市場価格
Hyundai 现代H12续航版 512M / 1GB 4.0インチ 800×480 30万 / 500万 3000mAh Android 4.0 1100元
康佳W950 512M / 4GB 4.3インチ 800×480 500万 3000mAh Android 4.0 1300元
OPPO T29 1G / 4G 4.5インチ 960×540 30万 / 800万 3150mAh Android 4.0 1600元
长虹Z3 512M / 4G 4.5インチ 960×540 130万 / 800万 3200mAh Android 4.0.4 1699元
Lenovo 联想P770 1G / 4G 4.5インチ 960×540 30万 / 500万 3500mAh Android 4.1 1499元

MTK MT6589はWCDMA dual-SIMが可能なのかも?

MTK手机网の記事にMedia TekがMT6589発表会で使用したらしきプレゼンの写真がいくつか掲載されていた。

ネタ元:MTK手机网「读图:更生动的了解MTK6589四核处理器」より

発表直後にアップした記事「MTK MT6589正式発表の中で、「WCDMA+GSM」「GSM+GSM」「TD-SCDMA+GSM」「WCDMA+TD-SCDMA」という組み合わせのDual-SIMが可能、というのを紹介した。

今回のMTK手机网掲載の写真には、WCDMA dual-SIMが可能であるような記載が・・・
1-121214145052M8
「率先支持 HSPA+ 双卡双待双通」

「HSPA+」=「WCDMAでの高速データ通信」、「双卡」=「Dual-SIM」、「双待」=「同時待受」、「双通」=「同時通信」という意味なので、併せて考えると、WCDMAの同時待受通信が可能、ということになります。

この図は、MT6589であれば、2回線分のModem部はチップに内蔵しているので、無線部分(RF)とアンテナをそれぞれにつけてやればいいよ。
競合他社のチップは、Modem部は1回線分しかないから、2回線目のModem部を別につける必要あるよ。
という比較図ですね。

これにより、チップ側はWCDMA2回線がおそらくできそう、ということが分かります。
あとは、各端末メーカ側がそれを可能とする設計をして製品をリリースしてくれれば・・・という感じですね。

さてさて・・・どうなりますことやら・・・


なお、2012/12/26現在で、WCDMA dual-simが可能なものは、Qualcommチップ搭載のCoolpad W770のみとなっています。
それ以外は、存在していないようです。

MTK MT6589正式発表

MediaTekからAndroid向けのチップセット MT6589が正式に発表されました。

MedkaTekプレスリリース:MediaTek Strengthens Global Position with World’s First Quad-Core Cortex-A7 System on a Chip – MT6589

中国のMediaTek系情報サイトMTK手机网に記事が出ています。
联发科MT6589正式发布 现场直击
 発表会のレポート記事
联发科MTK6589四核新特性解读
 スペックについての所感
MTK6589四核怎么样 跑分、发热评测出炉
 発表会で展示されていた中華メーカ:TCLのAndroid機とベンチマーク
 Alcatelから発売されるらしい。

まぁ、書かれていることをまとめると・・・

・Cortex-A7 4コア
・GPUがPowerVR Series 544ベース
・Full HD 1080p対応
  液晶解像度 1920×1080
・3D表示対応
・カメラ 1300万画素対応
・Miracast対応
・HSPA+(42Mbps)に対応
  LTEは次世代から対応
・Dual-SIMでの両アクティブ拡大
  従来:WCDMA+GSM / GSM+GSM
  新: WCDMA+GSM/GSM+GSM/TD-SCDMA+GSM/WCDMA+TD-SCDMA
  もしかしたらWCDMA+WCDMAも可能?

競合他社比較の表は、Snapdragon S4から、すでにリリースされている「Snapdragon S4 Plus MSM8960」と、今後発売予定の「Snapdragon S4 Play MSM8626」が使われています。

MedkaTek MT6589 SolutionA MSM8960 SolutionB MSM8626
Process 28nm 28nm 28nm
Apps CPU 4-core 1.2GHz CA7 2-core 1.5GHz Krait 4-core 1.2GHz CA7
Video 1080p30 1080p30 1080p30
Camera 13MP 21MP 13MP
GPU SGX5T ~1600MP/s Adreno225 ~800MP/s Adreno305 ~800MP/s
Modem Rel.8, 42Mbps & TD-SCDMA Rel.8, 42Mbps & TD-SCDMA Rel.8, 21Mbps & TD-SCDMA
Availability CS:Q4’12 MP:Q1’13 NOW CS:Q2’13 MP:2H’13

ベンチマークは次の通り

1 2
3 4
5 6