CentOS6ベースでカスタムLiveCDを作る

CentOS6ベースでカスタムLiveCDを作ろうとして、何点か悩んだ。
(「CentOS6でカスタムインストールDVD作成」という記事もあります)

BIOSブートで悩んだ点
・ブートオプションに「quiet rhgb」がついていると画面がちゃんと表示されない
  → isolinux/isolinux.cfg を編集して対処

EFIブートで悩んだ点
・grubより先に進まない
001
上記の画面のまま進まない。

ブート選択を表示させてから、「b」でブートしようとすると、黒画面になるが、キーを何か入力するとgrubに戻る状態

→ LiveCDのisoファイルのEFI/BOOT/grub.confを見るとgrub.conf内の指定が「EFI/boot/~」
 大文字小文字の違いにより必要なファイルがとってこれていない模様

そんな訳で、最終的に作成できたKickStart用ファイルは以下となります。

lang en_US.UTF-8
#keyboard us
keyboard jp106
#timezone US/Eastern
timezone --utc Asia/Tokyo
auth --useshadow --enablemd5
selinux --enforcing
firewall --disabled
rootpw --plaintext password

#repo --name=base   --baseurl=ftp://ftp.redhat.com/pub/redhat/rhel/beta/6Server-beta2/$basearch/os/
#repo --name=base   --baseurl=http://mirror.centos.org/centos/6/os/$basearch
repo --name=base   --baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6/os/$basearch
repo --name=update --baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6/updates/$basearch
repo --name=epel   --baseurl=http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/$basearch

%packages
@core
anaconda-runtime
bash
kernel
syslinux
passwd
policycoreutils
chkconfig
authconfig
rootfiles

%end

%post --nochroot

cat > /root/postnochroot-install << EOF_postnochroot
sed -i "s/ quiet / /"             \$LIVE_ROOT/isolinux/isolinux.cfg
sed -i "s/ rhgb / /"              \$LIVE_ROOT/isolinux/isolinux.cfg
#
sed -i "s/ quiet / /"             \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/isolinux.cfg
sed -i "s/ rhgb / /"              \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/isolinux.cfg
sed -i "s/\/EFI\/boot\//\/EFI\/BOOT\//"    \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/isolinux.cfg
sed -i "s/ quiet / /"             \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/grub.conf
sed -i "s/ rhgb / /"              \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/grub.conf
sed -i "s/\/EFI\/boot\//\/EFI\/BOOT\//"    \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/grub.conf
sed -i "s/ quiet / /"             \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/BOOTX64.conf
sed -i "s/ rhgb / /"              \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/BOOTX64.conf
sed -i "s/\/EFI\/boot\//\/EFI\/BOOT\//"    \$LIVE_ROOT/EFI/BOOT/BOOTX64.conf

EOF_postnochroot

/bin/bash -x /root/postnochroot-install 2>&1 | tee /root/postnochroot-install.log

%end

このファイルの原型は「https://projects.centos.org/trac/livecd/browser/trunk/CentOS6」にあるrhel6beta-livecd-minimal.ksです。
「post –nochroot」のところはrhel6beta-livecd-desktop.ksを参考にしています。

主な変更点
・レポジトリ指定をCentOS+EPEL
・rootパスワードは「password」とする
・タイムゾーンとキーボードを日本向け
・langは、コンソールで使うため英語のまま

isoイメージ作成の手法については「Creating a LiveCD image」にあるとおり。

# LANG=C livecd-creator --config=livecd.ks --fslabel=CentOS-minimal

で実行しています。

iPhone5s/iPhone5cもどきの中華Android一覧 2013/11/07

とりあえずリストアップ。
前半は「iPhone5sもどき」、後半が「iPhone5cもどき」です。

iPhone5sっぽい中華Android一覧

<入手可能品>

・「Thunderbird Golden i5s」
MTK MT6572搭載のiPhone5sもどき。
液晶:854×480
なぜか金色バージョンのみ入荷
RAM 1GB/ROM 8GB

・「Kiphone 5s」
MT6572搭載のiPhone5sもどき。
液晶:854×480
白/黒/金色(+5ドル)がある
RAM 1GB/ROM 8GB。
Atutu Benchmark 10209
「GSM only版」と「WCDMA(3G)版」があるので注意。
発注の標準選択は「2G GSM」になっているので、そのまま発注すると悲劇が訪れるので注意。
日本で使うには、オプションの「3G WCDMA [PlusUSD:20.00]」を選択すること。

・「Hero 5S」
MT6572M搭載のiPhone5sもどき。
液晶:800×480
白/黒/金色がある
RAM 512MB/ROM 4GB
GSM onlyのため価格が安い。

・「M102 Google 5S」
MT6572搭載のiPhone5sもどき。
液晶:800×480
RAM 512MB/ROM 4GB
SIM:Dual Normal SIM

・「Zophone I5S」
MT6577搭載のiPhone5sもどき。
MT6572ではなく、1世代前のMT6577であることに注意。
液晶:854×480
RAM 1GB/ROM 4GB
SIM:Nano SIM

<未発売 or 発売中止?>

・「Thunderbird i5s」
MTK MT6589TのiPhone5Sもどき。
液晶:1920×1080
白/黒あり
RAM 2GB/ROM 32GB

・「Thunderbird Golden i5s」
MTK MT6589TのiPhone5Sもどき。
液晶:1920×1080
金色バージョンだけ別枠
RAM 2GB/ROM 32GB


iPhone5cっぽい中華Android一覧

<入手可能品>
・Kiphone 5c
MTK MT6572搭載のiPhone5cもどき。
液晶:800×480
白/青/赤/黄がある
RAM 512MB/ROM 4GB
Atutu Benchmark 9248

・「Thunderbird i5c 6572」
MTK MT6572搭載のiPhone5cもどき。
液晶:854×480
白/青/赤/黄がある
RAM 512MB/ROM 4GB
Atutu Benchmark 10325

・「Goophone i5c」
MTK MT6572搭載のiPhone5cもどき。
液晶:854×480
白/青/ピンク/黄/緑がある
RAM 512MB/ROM 4GB
アップルロゴのところに蜂のロゴがある
3Gの対応が2100MHzのみの模様

・「5C+」
MTK MT6572W搭載のiPhone5cもどき。
液晶:800×480
白/青/ピンク/黄/緑がある
RAM 512MB/ROM 4GB
3Gは2100MHzのみの対応

・「M103 Google 5C」
MTK MT6572搭載のiPhone5cもどき。
液晶:800×480
RAM 512MB/ROM 4GB
SIM:Dual Normal SIM

<未発売 or 発売中止?>

・「Bear-5C」
Snapdragon 600搭載というのが非常に嘘くさい。
液晶:1920×1080
白/ピンク/黄/青/緑がある
RAM 2GB/ROM 32GB
iPhone5sもどきならともかく、iPhone5cもどきとしてはスペックが高すぎるので、発売中止になったんじゃないかと思われる。

・「Thunderbird i5c」
MTK MT6589搭載のiPhone5cもどき
液晶:1280×720
白/ピンク/黄/青/緑がある
RAM 1GB/ROM 32GB
こっちのバージョンは発売中止になった可能性が高い

Nimble Storageの日本代理店が発表になったようで

2012年8月に紹介したNimble Storageですが、このたび、アセンテックが国内総代理店として取り扱うことが決まったようです。

・プレスリリース:アセンテック、ハイブリッド型ストレージシステム 「Nimble Storage」の国内販売開始
アセンテック Nimble Storage製品ページ

春ぐらいからNimble Storageの日本上陸に関する話がちらほらあり、うちの記事がNimble Storageに関する唯一の日本語記事ということもあって、サポートとかを担当しそうないろんなベンダさんのIPアドレスから、アクセスがいろいろあったのがなかなかおもしろかったですね。
(もちろん、アセンテックさんからのアクセスも結構ありました。というか、参考にしたんだから謝礼くださいw)

過去記事の紹介
Nimble Storage(2012/08/06)
SSD+SATAのハイブリッドストレージ Nimble Storageについて調べてみた(2013/05/21)
ネットワークストレージ業界の標準ハードウェアSupermicro 6036ST-6LR(2013/05/15)

Nimble Storageについて知りたい人は、2番目の記事(SSD+SATAのハイブリッドストレージ Nimble Storageについて調べてみた)。

要約
・汎用的に使えるiSCSIストレージ
・SSDはReadキャッシュとして使用する
・書き込みの高速化は「データの圧縮」と「バッファ蓄積による書き込みのシーケンシャルWrite化」などで実現
・SSDは壊れても大丈夫な構成(実データは全てHDD上にある)
・VSS(Microsoft)やSRM/VAAI(VMware)などの連携プラグインも提供済み
・筐体間レプリケーションもサポート
・Nimble Storageの筐体はSupermicro 6036ST-6LRを採用

MTK MT6582 / MT6588 / MT6592 について

いよいよMediaTekの8コアCPU MT6592が登場してくるようで、搭載製品情報などいろんな情報が出てきました。
MT6592自体のスペックとして、以前 2013/7/3に「8コアMT6592を含めた最近のMediaTekチップについてのまとめ」というのを書きましたが、まぁ、そこで書いたのとそんなに変わらない感じではありますが、GPU関連のあたりが、確定情報という感じになってきました。

基本的に、MediaTekの新ラインナップのGPUはARM Mali-4xx系という感じになったようです。

情報源は下記の2つ

MTK手机网:内建MALI-450MP4!MT6592/MT6588规格揭密
Weibo(中国のtwitterみたいなの)の潘九堂さんの発言より画像引用

5d942931gw1e9ykop2k43j20ms0dc0vz

MT6572 MT6582 MT6588 MT6592
ピン互換性あり
プロセス 28nm 28nm HPM
CPU 2xCortex-A7,1.3GHz
32KB/32KB L1, 256KB L2
4xCortex-A7,1.3GHz
32KB/32KB L1, 512KB L2
4xCortex-A7,1.7GHz
32KB/32KB L1, 512KB L2
8コア,1.7~2.0GHz
32KB/32KB L1, 1MB L2
メモリ LPDDR2 266MHz LPDDR2 533MHz LPDDR2 533MHz
LPDDR3 666MHz
LPDDR2 533MHz
LPDDR3 666MHz
カメラ 5MP YUV 13MP ISP 13MP ISP 13MP ISP
ビデオ Decode 720p 30fps 1080p 30fps 1080p 30fps H.264
720p 30fps HEVC/VP9
1080p 30fps
HEVC/VP9/H.264
ビデオ Encode 720p 30fps 1080p 30fps 1080p 30fps 1080p 30fps
GPU Mali400-MP1 500MHz Mali400-MP2 500MHz Mali450-MP4 600MHz Mali450-MP4 700MHz
ディスプレイ qHD 960×540 HD720 1280×720 HD1080 1920×1080 HD1080 1920×1080
モデム(無線) HSPA+&TD-SCDMA HSPA+&TD-SCDMA HSPA+&TD-SCDMA HSPA+&TD-SCDMA
周辺回路 統合型
Wi-FI bgn/BT/FM/GPS
統合型
Wi-FI bgn/BT/FM/GPS
統合型
Wi-FI abgn/BT/FM/GPS
統合型
Wi-FI abgn/BT/FM/GPS

IHD Galaxy S4 H9503はWCDMA 2回線行けるのか?

2013/11/07追記

届いた人がいるようですが、残念なことにWCDMA 2回線は無理だったようです。
【3G+3G同時待ち受けデュアル】dual sim 機 part1の672~673」より引用

672 :SIM無しさん:2013/11/07(木) 15:39:03.63 ID:XGflwQyb
H9503、明日届くみたいだけど・・・
他のサイトやら、色々見てると、やっぱダメな予感の方が90%を超えてきたな~

673 :SIM無しさん:2013/11/07(木) 16:58:24.90 ID:HH0HA0dR
残念…
http://iup.2ch-library.com/i/i1056028-1383811005.jpg
i1056028-1383811005

上記画像についての説明
MediaTek系のDual SIM端末は、WCDMA(3G)回線が1つしかサポートしていない場合であっても、SIMスロットはどちらでも使えるものが多い。
ただし、どちらか1スロットのみがWCDMA(3G)回線の待受ができる、というようになっており、その選択画面が上記となります。
これが出てしまっているので、WCDMA回線は1つしか使えないということになります。


fastcardtechを見ていたら興味深いものが・・・

Real Three Sim-card standby (WCDMA 3G/GSM + WCDMA 3G /GSM + GSM)

Connectivity Technology: GSM + WCDMA(Dual Normal(WCDMA+GSM) + Micro(WCDMA) Simcard)

9733_P_1380231277884

たしかにSIMスロットの2つに「WCDMA/GSM」の文字が・・・
はたして・・・ホントにWCDMA(3G)が2回線使えるのか・・・