Xperia X10 mini proにMiniCM10(Android 4.1.2)を入れた


最新版として「Xperia X10 mini proのカスタムROM事情 2013/02/25版」を公開しています。


1ヶ月ほど、Xperia X10 mini proにMiniCM9(Android 4.0.4)を入れて使っていたのですが、MiniCM10(Android 4.1.2)にしてみるかな、とやってみたところ、いくつかはまりポイントがあったので、記事にしてみる。

なお、Xperia X10 mini proを快適に使うには、やはりMiniCM7が一番です。
MiniCM10は重いです。最初のリリースに比べたら使える状態にはなっていますが、割り切って使う必要はありますので注意してください。

まず、用意するもの
・カーネル書き換え用に「Flashtool
・カーネルとして「[KERNEL] nAa-jb-03 [23/11/12] Custom JB kernel + CWM Recovery
・そして本体「 [ROM] MiniCM10-4.0.2 [RELEASED] [23/11/12]JB 4.1.2/CM10 for the Χ10 mini pro
・Google関連アプリ集「gapps-jb-nAa-20121119-signed.zip」(これより新しいものはAndroid4.2用)

はまったポイント
・いきなりFlashtoolでカーネル書き換えると、CWM Recoveryに入れない
 nAaロゴがでたあと再起動がかかる
 「CWM RecoveryでMiniCM10本体を書き込む」→「Flashtoolでカーネルを書き込む」という順序ならうまくいった
・MiniCM10本体とGappsをいっぺんに書き込むとうまく起動しない

そんなわけで、おそらくうまくいくであろう手順は・・・

1. SDCARDにMiniCM10のzipと、Gappsのzipをコピーする
2. CWM Recoveryに入る
3. MiniCM10のzipをインストール
4. wipe /dataを実行し、初期化
5. 電源落とす
6. Flashtoolでカーネルを書き込む
7. MiniCM10で起動することを確認
8. CWM Recoveryに入る
9. Gappsのzipをインストール
10. wipe /dataを実行
11. 再起動
12. キーボードレイアウトがおかしい場合は設定、その1
  「アドバンス」→「Keyboard layout」で「QWERTY-en」を選ぶ
  root権限取得を許可
  再起動が自動的におこなわれる
13. キーボードレイアウトがおかしい場合は設定、その2
  「アドバンス」→「Keyboard keyprint」で「QWERTY-en」を選ぶ
  root権限取得を許可
  (こちらは再起動無し)

たぶん、これで使える状態になっていると思います。


追記

いままで使わないでいようと思っていた、microSDにswapパーテーションを切ってみました。
使ったmicroSDはSANDISKのUltra 8GB。Extreme Proは3DSに使っちゃったので、こちらを・・・

そしたら、速度が大幅に改善しました。
MiniCM10を使う時は、必須、といってもいいかもしれないですね。

swapを切る手順は以下の通り。
なお、これを実行すると、現状のSDCARDの中身は消えます。
1. CWM Recoveryに入る
2. [mounts and storage]を選択
3. [umount /sdcard]を選択(mount /sdcardしかない場合はやらないで良い)
4. バックキーで戻る
5. [Advanced]を選択
6. [Partition SD Card]を選択
7. [Ext Size]にて/sd-ext用の容量を指定(128M/256M/512M/1024M/2048M/4096Mから選択)
8. [Swap size]にてswap容量を指定(なし/32M/64M/128M/256Mから選択)
9. 作成後、バックキーでメインメニューまで戻る
10. [mounts and storage]を選択
11. [format /sdcard]と[format /sd-ext]を実行
12. 再起動

ここまで安くなった!Aliyun OS搭載K-Touch W619が送料込みで$70!


blogのアクセスログを確認したところ、K-Touch W619に関する来訪がちらほら。
(ちなみにAliyun OS(阿里雲OS)搭載のK-touch W619が8千円で!へのアクセスでした)
何かあったんかなぁ、と確認してみると、fastcardtechでの販売価格がエライコトに


送料込みで$69.68$71.99(2013/02/05現在)っすか。

まさか、そこまで下がるとはねぇ・・・

しかも、前は黄色しかなかったと思うのに、3色(黒/白/黄色)が選べるし。

そんなわけで、1台購入っと・・・
いつ届くかなぁ・・・

MTK MT6589正式発表


MediaTekからAndroid向けのチップセット MT6589が正式に発表されました。

MedkaTekプレスリリース:MediaTek Strengthens Global Position with World’s First Quad-Core Cortex-A7 System on a Chip – MT6589

中国のMediaTek系情報サイトMTK手机网に記事が出ています。
联发科MT6589正式发布 现场直击
 発表会のレポート記事
联发科MTK6589四核新特性解读
 スペックについての所感
MTK6589四核怎么样 跑分、发热评测出炉
 発表会で展示されていた中華メーカ:TCLのAndroid機とベンチマーク
 Alcatelから発売されるらしい。

まぁ、書かれていることをまとめると・・・

・Cortex-A7 4コア
・GPUがPowerVR Series 544ベース
・Full HD 1080p対応
  液晶解像度 1920×1080
・3D表示対応
・カメラ 1300万画素対応
・Miracast対応
・HSPA+(42Mbps)に対応
  LTEは次世代から対応
・Dual-SIMでの両アクティブ拡大
  従来:WCDMA+GSM / GSM+GSM
  新: WCDMA+GSM/GSM+GSM/TD-SCDMA+GSM/WCDMA+TD-SCDMA
  もしかしたらWCDMA+WCDMAも可能?

競合他社比較の表は、Snapdragon S4から、すでにリリースされている「Snapdragon S4 Plus MSM8960」と、今後発売予定の「Snapdragon S4 Play MSM8626」が使われています。

MedkaTek MT6589 SolutionA MSM8960 SolutionB MSM8626
Process 28nm 28nm 28nm
Apps CPU 4-core 1.2GHz CA7 2-core 1.5GHz Krait 4-core 1.2GHz CA7
Video 1080p30 1080p30 1080p30
Camera 13MP 21MP 13MP
GPU SGX5T ~1600MP/s Adreno225 ~800MP/s Adreno305 ~800MP/s
Modem Rel.8, 42Mbps & TD-SCDMA Rel.8, 42Mbps & TD-SCDMA Rel.8, 21Mbps & TD-SCDMA
Availability CS:Q4’12 MP:Q1’13 NOW CS:Q2’13 MP:2H’13

ベンチマークは次の通り

1 2
3 4
5 6

Amazon Glacierを使ったバックアップを検討中


現在、Amazon Glacierを使ったバックアップを検討中。
そのため、関連情報を収集しています。

今回、メインで考えているのは、Linuxサーバ上にあるデータのバックアップです。
いまのところ、すぐに用途が満たせそうなのは、MT-AWS-Glacierかなぁ・・・という感じですかねぇ?

.Develop: Amazon Glacierを使ってデータの長期間保存を始める
Glacierの全体像を含めた解説と、実際のJavaプログラム作成例

nabokov7; rehash: 個人データをまとめて Glacier にバックアップする (ためのツールを公開しました)
→ github:glacier-targz-uploader

Wokashi: Amazon Glacierを操作するコマンドが僕を苦しめる
→ github:GlacierTools

・github:AWS-Glacier-SNS-PowerShell
PowerShellでGlacier関連操作を行う為のコマンド群

MT-AWS-Glacier
github: vsespb / mt-aws-glacier
フォーラム: Perl Multithreaded multipart sync to Glacier
perlベースで作成されたAmazon Glacierアップロードツール。
マルチスレッドアップロード対応。
フォルダsync動作も可能

・github: uskudnik / amazon-glacier-cmd-interface
python 2.6ベースで作成されたツール。

Cloud Gates
一般的なFTP/SFTP/WebDAVクライアントからAmazon S3/Glacierにアクセスするためのゲートウェイ提供サービス

・github: MoriTanosuke / glacieruploader

・codezine: クラウドとサーバーを同期できる便利ツール「S3Sync」 ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~
Amazon S3を使う場合のS3SyncというCLIを使った例。

CloudBerry Explorer for Amazon S3
Windows向け商用製品。フリー版とPro版($39.99)がある。
Amazon S3とGlacierに対応。
Pro版はデータ圧縮と、アップロードしたデータとの比較ができる、とのこと。
また複数のファイルを同時転送とかもできるようだ。
この会社はいろいろおもしろいのを作っていて、CloudBerry Cloud Migratorなんていう、各クラウド系ストレージ間でデータ移行するためのツールも出している。
FTP,MS Azure Blob Storage, Amazon S3, Amazon Glacier, Rackspace Cloud Storageに対応、とのこと。

ロシアのExplay T280って3SIM機はAndroidでは無い(はず


Blog of Mobile!!~最新ケータイ情報~に「トライSIMに対応したExplay T280を発表!!」という記事がありますが、この端末、Androidっぽくないんですが・・・

まず、チップセットとして「Spreadtrum」とありますが、この会社のチップで3SIM以上に対応しているのは、以下の3製品(SC6530/SC6620/SC6610)です。
SC6530 GSM/GPRS Single-Chip Baseband/RF Transceiver for Multimedia Feature Phones
SC6620/10 GSM/GPRS Solution for Low Cost Multimedia Handsets

それぞれ、どんな機能があるかを簡単に書くと

SC6530: 3SIM/ARM9EJ-S 234MHz/GSM/HVGA/(Bluetooth,WiFi,アナログTV,FMラジオ,GPS接続,各種センサーに対応)
SC6620: 4SIM/ARM7TDMI-S 78MHz/GSM/QVGA
SC6610: 3SIM/ARM7TDMI-S 78MHz/GSM/QVGA

謳われている機能的には、おそらく「SC6530採用機」ということになるんでしょうけど、このCPUスペックでAndroid OSを動かすかというと非常に微妙な上に、そもそも「フィーチャーフォン向けチップ」と言ってますし・・・

そんなわけなので、Android風ナビゲーションキーを持ったフィーチャーフォンなんじゃないですかねぇ・・・

Spreadtrumチップ採用のAndroid風フィーチャーフォンというのは初めて見ましたが、いままでには、MediaTekのフィーチャーフォン向けチップを使ったAndroid風のやつはいろいろ発売されています。
最近もフィーチャーフォン向けチップのMediaTek MT6255を使った、ソニエリST23i風フィーチャーフォンとかが新販売されてます。(fastcardtechのページにはMT6225とありますが、フィーチャーフォン向けチップはMT6223,MT6255なので、最近出たMT6255だろうと判断)

なので、今回のコレも、フィーチャーフォンと考えるのが妥当だと思いますよ。