Flucardで出来ることのまとめ 2012/04/11版

2012/04/26 追記
内容を更新した「Flucardで出来ることのまとめ 2012/04/23版」を公開しています。
————————————–
Flucardを入手してもうすぐ1週間。
とりあえず、いろいろ試してみて分かったあたりをずらずらっと書いてみる。

Flucardとは
2010年に台湾のTREK 2000 Internationalより発売された、SDカードサイズで、WiFiを利用して画像転送を行えるような製品です。
時期的にはEye-Fiよりあとに発売されていますが、東芝のFlashAirよりは、ずっと前、という形になります。

Eye-Fiは撮ったもの全てを転送する、というのが基本方針ですが、FlucardとFlashAirの方は撮った中から必要なものだけを選んで転送する、というのが基本方針です。

Eye-Fiと同様の外部の画像サイトに自動アップロード、という機能を「サーバアップロード」という名称で持っています。
しかし、Eye-Fiにある転送が終わった画像を自動的に削除していく、という機能はありません。

さて、FLUCARDですが、現在までに4種類のFLUCARDが販売されています。

2010年モデルは黒いFLUCARDとなります。これがFLUCARD GEN 1です。

こちらはfirmwareが違うようでアップデータが提供されていません。
たとえ安かったとしても買わない方がいいのではないかと思います。

日本でも発売しているのは白いFLUCARDのうち、黄色(4GB)と水色(8GB)です。
こちらはFLUCARD GEN 2です。

白いFLUCARDのうち、オレンジ(16GB)は日本では発売していません。
FLUCARD GEN 2かGEN 3のどちらかだと思いますが、詳細は不明です。

GEN 2、GEN 3のどちらであっても、サポートページにてfirmwareのアップデータが提供されている。
2012/04/11時点での最新版は「3.65_100R」となる。

Flucardのfirmwareアップデータの特筆すべき利点。
それは単なるzip形式での配布であり、アップデート方法も、zip内のファイルをFlucard内にSDHCカードスロットを経由してコピーすればいい、というだけの単純なもの。
そのためfirmwareアップデートはWindows/Mac OSX/Linuxなど、プラットフォームを選ばない。
プラットフォームは選ばないが、SDHCカードリーダは、ちょっと選ぶ。
貧弱なものだと認識してくれなかった。
100円ショップで2種類買ったが、1つは認識せず、もう1つは、1時間ほど使っていたら壊れた。
以前購入したマルチリーダは2種類とも認識せず。
SDXC対応を謳っているものを買ってきたところ、それは1時間程度使ったぐらいでは壊れず、今も利用できている。

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基本的な使い方
カメラでいろいろ撮影した後、twitterやfacebookに投稿したいと思う画像だけをスマートフォンにコピーする。
というのが、一番基本となる使い方。

Flucardを買った状態で↑を行うための手順
1. デジカメにFlucardを入れる
2. 撮影する
3. デジカメを画像閲覧モードにする
4. 「設定・写真閲覧」という画像を見つけ、それを削除する

5. Flucardからビープ音が10回ぐらい鳴る
6. スマフォからWifi AP検索を行うと「Trek_FLUCARD_WiFi」というAPがあるので接続する
7. スマフォのブラウザで「http://192.168.1.1/」もしくは「http://flu.card/」にアクセス
8. 画像を閲覧して欲しい画像を見つけ、ダウンロードする
9. デジカメの電源を切る
10. スマフォで画像を編集して、投稿する

なお、上記手順6~9の間はスマフォからインターネットアクセスができなくなりますので注意してください。
(3G回線接続している場合でも、そうなります)

デジカメで画像を見た時に、もしかすると、画像がちゃんと表示できない、ということがあるかもしれません。
そのような場合は、サポートページにある「FLUCARD NIKON PATCH」を適用します。
パッチといっても、画像を新しいものに置き換えるだけのものです。
(firmwareアップデートでは画像は変更されないので、画像がちゃんと表示できない場合は、こちらのパッチが必要です。)

外部サーバに画像転送
普通の無線(WiFi)APを使用してネットワークに接続し、外部のサーバに画像を転送することもできます。

初期firmwareでは、Flucard Portalしか対応していません。
ただ、初期firmwareが対応しているFlucard Portalはftpでアップロードするものだったらしく、その後Portal側がアップデートして、ftpではなくなったようです。

そんなわけで、現状サポートしているのは以下の3種類
・Flucard Portal(新版)
・ftpサーバ
・Gallery 3 API対応のサービス

Gallery 3 APIというのはEye-Fiでも使っているAPIであるため、Eye-Fi対応を謳っているサービスを転送先として設定することも可能かもしれません。

どういったところに、どうやってアップロードするかについては、Flucardの管理Webから設定を入力します。

設定完了後、実際にアップロードする場合は、「サーバアップロード」の画像を削除すると、アップロードが開始されます。

結構、長々とビープ音が続くので、ほんとにアップロードできてるのかな?と心配になるような感じです。

Gallery 3 APIについて
Gallery 3 APIについて、FAQでは「Gallery3:API:REST」を参照すること、ぐらいの記述しかありません。

上記サイトのトップページは、Gallery Your Photos on your websiteで、タイトルにあるとおり、自分のWebに、自分専用の画像アップローダを作ることが出来るソフトウェアを提供しています。
実際、Linuxのphp/MySQL webサーバ上に簡単に構築できました。

Eye-Fi対応と謳っているサービスで、Flucardが使えるかどうか、という点は、現状はまだ調べていません。

Linux的な使い方について
ARM Linuxなので、いろいろできますが、いくつか注意が必要な点があります。

・組み込み系によくあるようにbusyboxを使って容量削減
・システムパーテーションはinitramfsで作られているため
いろいろ書き換えても電源入れ直すと元の状態に戻る
・書き換えたファイルが残るのは /mnt/mtd/ のみだが、容量が少ない
・書き換えられる設定ファイルは /mnt/mtd/config/config.trek のみ
・「/mnt/sd/」がFlucardをSDカードとして見た場合のディレクトリ
・Flucard起動時に「/mnt/sd/autorun.sh」を必ず実行する

・ストレージモードと、ネットワーク接続モードの2種類がある
・ストレージモードは、普通にアクセスした場合のモード
 デジカメ/SDカードリーダ上は、普通のSDカードとして見えるが、
 Flucard上ではネットワーク接続が無い状態でLinuxが動作している。
 autorun.shは、ストレージモードとして起動した段階で実行されている。

・ネットワーク接続モードは、ストレージモード時に特定のファイルを削除することで移行する
 内部的にはストレージモードで起動すると、「flu_app」という監視アプリが起動し
 特定ファイルの存在チェックを行っているようだ。
 ファイルが削除されたことを検出すると、決められた動作を行いWiFi接続をしたりする。

・telnetdについて
 初期firmwareでは有効になっていたが、途中から無効になった。
 autorun.shを利用してtelnetdを有効にしたbusyboxを起動させることで対応可能。
 ただし、autorun.shが存在していると、Flucardの自動WiFi起動が使えないので注意

・telnetd/sshd経由で/mnt/sd上のファイルを直接編集した場合、「sync」を実行しないと、変更分が消える
 Flucardの仕組み上、明示的なshutdownというものができず、
 毎回、電源ぶちっ!の停止しかないためですね。

Firmwareの詳細について
Flucard ProはARM Linux搭載でtelnetdを有効にできるなんておもしろそう!
firmware.zipのばらし方と、その中身について解説

Flucardのfirmware変更履歴
ざらっと調べた限りでのFlucard firmwareの変更履歴

Flucard firmware ver3.65でtelentdを有効にする方法
最新firmwareではtelnetdが無効にされているので、有効にする方法
関連としてlucardのautorun.shを編集

・Flucard上のコマンドを実行したりしたメモ
Flucardでコマンドをいくつか実行してみた
Flucardのbuzzerコマンド
Flucard busyboxの持ってる機能比較

Flucardのautorun.shを編集

とんすけぶろぐ: FlucardでプログラムとかCGIとかにて配布されているやつを使う時に、この機能は使いたいが、これはいらない、といった好みが分かれるかも?と感じた。

なので、設定ファイルでon/offできるようにしてみた。
Flucardの管理WebからファイルをアップロードするとDCIM/122_TREK/ にファイルがおけるので、そこを見るように作成した。

設定ファイルの「no」と「yes」を変更することで、機能のon/offができるようになっている。
設定を変更したい場合は、管理Webから編集したfluconfig.txtをアップロードしてから、flucardを抜き差しし、再度立ち上げれば反映されるはず。

設定ファイル: DCIM/122_TREK/fluconfig.txt

ADDFILES=no
REPLACEBUSYBOX=no
REPLACEFTPD=no
REPLACETCPSVD=no
ENABLEHTTPD=no
ENABLEFTPD=yes
ENABLETELNETD=yes
ENABLESSHD=yes

これを使うautorun.shの内容

#!/bin/sh

sdstore=/mnt/sd/DCIM/122_TREK
sdconfigfile=/mnt/sd/DCIM/122_TREK/fluconfig.txt

if [ -f $sdconfigfile ];
then
	. $sdconfigfile
fi

if [ "$ADDFILES" = "yes" ];
then
	ln -s $sdstore/bin/* /bin/
	ln -s $sdstore/usr/bin/* /usr/bin/
	ln -s $sdstore/usr/local /usr/local
	ln -s $sdstore/usr/lib /usr/lib
	ln -s $sdstore/usr/include /usr/include
	ln -s $sdstore/usr/libexec /usr/libexec
	ln -s $sdstore/sbin/* /sbin/
	ln -s $sdstore/lib/* /lib/
	ln -s $sdstore/etc/* /etc/
	ln -s $sdstore/www/* /www/
	ln -s $sdstore/www/cgi-bin/* /www/cgi-bin/
fi

if [ "$REPLACEBUSYBOX" = "yes" ];
then
	ln -s $sdstore/busybox /bin/awk
	rm /bin/dd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/dd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/find
	ln -s $sdstore/busybox /bin/grep
	ln -s $sdstore/busybox /bin/hexdump
	ln -s $sdstore/busybox /bin/killall
	ln -s $sdstore/busybox /bin/less
	ln -s $sdstore/busybox /bin/passwd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/sed
	ln -s $sdstore/busybox /bin/tar
	ln -s $sdstore/busybox /bin/telnetd
	ln -s $sdstore/busybox /bin/watch
	ln -s $sdstore/busybox /bin/whoami
fi

if [ "$REPLACEFTPD" = "yes" ];
then
	rm /usr/sbin/ftpd
	ln -s $sdstore/busybox /usr/sbin/ftpd
fi

if [ "$REPLACETCPSVD" = "yes" ];
then
	rm /usr/bin/tcpsvd
	ln -s $sdstore/busybox /usr/bin/tcpsvd
fi

if [ "$ENABLEHTTPD" = "yes" ];
then
	killall httpd
	sleep 1
	httpd -h /www -c /etc/httpd.conf&
fi

if [ "$ENABLEFTPD" = "yes" ];
then
	$sdstore/busybox tcpsvd 0.0.0.0 21 ftpd -w /&
	sleep 1
fi

if [ "$ENABLETELNETD" = "yes" ];
then
	killall telnetd
	sleep 1

	mount -t devpts /dev/pts
	$sdstore/busybox telnetd -l /bin/sh &
	sleep 1
fi

if [ "$ENABLESSHD" = "yes" ];
then
	dropbear -A -N root -C admin -U 0 -G 0
	sleep 1
fi

Flucard firmware ver3.65でtelentdを有効にする方法

まず、とんすけぶろぐ: FlucardでプログラムとかCGIとかにて配布されているdelpoy~.zipの最新版を持ってきます。

readme.txtにあるとおりにコピーしてもいいのですが、これだけではtelnetdが有効になりません。

私の環境では、コピーした後、autorun.shだけを以下の内容に差し替えて使っています。

#!/bin/sh

is_prevent_auto_start_wifi=no

mount -t devpts /dev/pts
/mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox telnetd -l /bin/sh &

/mnt/sd/DCIM/122_TREK/busybox tcpsvd 0.0.0.0 21 ftpd -w /&
sleep 1
/mnt/sd/DCIM/122_TREK/sbin/dropbear -A -N root -C admin -U 0 -G 0
sleep 1

「is_prevent_auto_start_wifi=no」というのはver3.65では、autorun.shが存在していると、wifiの自動起動を無効化しているように見えたため、入れてみました。
手動でwifiをonしてる場合は関係ないはずです。

ただ、いまのところ、この設定を入れてみても、wifiの自動起動をしてくれない感じです。
(exportをつけてみても同じ)

Flucard busyboxの持ってる機能比較

Flcuardで使われているbusyboxで提供されている機能は何があるのか、比較した。

Firmware 3.24

BusyBox v1.18.3 (2011-08-05 15:32:35 SGT) multi-call binary.
Copyright (C) 1998-2009 Erik Andersen, Rob Landley, Denys Vlasenko
and others. Licensed under GPLv2.
See source distribution for full notice.

Usage: busybox [function] [arguments]...
   or: busybox --list[-full]
   or: function [arguments]...

        BusyBox is a multi-call binary that combines many common Unix
        utilities into a single executable.  Most people will create a
        link to busybox for each function they wish to use and BusyBox
        will act like whatever it was invoked as.

Currently defined functions:
        acpid, ash, base64, beep, blkid, blockdev, bootchartd, buzzer, cat,
        chmod, connect_router, cp, depmod, devmem, df, dhcprelay, dmesg, dnsd,
        dnsdomainname, download, download_multi, dumpleases, echo, env,
        flash_eraseall, flu_app, folderOpt, fsync, ftpd, ftpget, ftpput,
        get_config, get_uap_ssid, hostname, htmlcgi, httpd, id, ifconfig,
        ifrename, inetd, init, input, insmod, ionice, ip, ipaddr, iplink,
        iproute, iprule, iptunnel, iwconfig, iwevent, iwlist, iwpriv, kill,
        linuxrc, ln, localization, logpage, ls, lsmod, macaddr, md5sum,
        microcom, mkdir, mknod, modinfo, modprobe, motion_app, mount, mv,
        netstat, nslookup, output, photo, photolist, ping, pkill, playNote,
        power_up_app, preview, printenv, printf, production_test, ps, pwd, pwm,
        readahead, receiver, rename, renice, replace_file_content, rev, rm,
        rmdir, rmmod, route, sender, seq, serverUpload, settings_and_review,
        sh, sha256sum, sha512sum, showkey, sleep, startup, status, sync,
        sysctl, telnetd, thumbNail, thumb_video, timeout, top, touch, udhcpc,
        udhcpd, udpsvd, umount, upload, upload_sd, upload_to_sd, uptime,
        usleep, vconfig, vi, video, volname, wall, wget, wifi_setup

Firmware 3.65

BusyBox v1.18.3 (2012-02-29 09:44:09 SGT) multi-call binary.
Copyright (C) 1998-2009 Erik Andersen, Rob Landley, Denys Vlasenko
and others. Licensed under GPLv2.
See source distribution for full notice.

Usage: busybox [function] [arguments]...
   or: busybox --list[-full]
   or: function [arguments]...

        BusyBox is a multi-call binary that combines many common Unix
        utilities into a single executable.  Most people will create a
        link to busybox for each function they wish to use and BusyBox
        will act like whatever it was invoked as.

Currently defined functions:
        acpid, ash, base64, blkid, blockdev, buzzer, cat, chmod,
        connect_router, connect_uap_sender, cp, date, datetime, dcraw, depmod,
        devmem, df, dhcprelay, dnsd, dnsdomainname, download, download_multi,
        dumpleases, echo, env, flash_eraseall, flu_app, folderOpt, fsync,
        ftpget, ftpput, get_config, get_uap_ssid, hostname, htmlcgi,
        http_upload, httpd, id, ifconfig, ifrename, inetd, init, input, insmod,
        ionice, ip, ipaddr, iplink, iproute, iprule, iptunnel, iwconfig,
        iwevent, iwlist, iwpriv, kill, linuxrc, ln, localization, logpage, ls,
        lsdir, lsmod, macaddr, md5sum, microcom, mkdir, mknod, modinfo,
        modprobe, motion_app, motion_cgi, mount, mv, netstat, output, photo,
        photolist, ping, pkill, playNote, power_up_app, preview, printenv,
        printf, production_test, ps, pwd, pwm, readahead, receiver, rename,
        renice, replace_file_content, rev, rm, rmdir, rmmod, route, sender,
        seq, serverUpload, set_config, settings_and_review, sh, sha256sum,
        sha512sum, showkey, sleep, startup, status, sync, sysctl, thumbNail,
        thumbRaw, thumb_video, timeout, top, touch, udhcpc, udhcpd, udpsvd,
        umount, upload, upload_sd, upload_to_sd, usleep, vconfig, vi, video,
        volname, wall, wget, wifi_setup

とんすけぶろぐ: FlucardでプログラムとかCGIとかにて配布されているbusyboxの2012/04/10版

BusyBox v1.19.4 (2012-04-04 15:08:58 JST) multi-call binary.
Copyright (C) 1998-2011 Erik Andersen, Rob Landley, Denys Vlasenko
and others. Licensed under GPLv2.
See source distribution for full notice.

Usage: busybox [function] [arguments]...
   or: busybox --list[-full]
   or: function [arguments]...

        BusyBox is a multi-call binary that combines many common Unix
        utilities into a single executable.  Most people will create a
        link to busybox for each function they wish to use and BusyBox
        will act like whatever it was invoked as.

Currently defined functions:
        [, [[, acpid, add-shell, addgroup, adduser, adjtimex, arp, arping, ash,
        awk, base64, basename, beep, blkid, blockdev, bootchartd, brctl,
        bunzip2, bzcat, bzip2, cal, cat, catv, chat, chattr, chgrp, chmod,
        chown, chpasswd, chpst, chroot, chrt, chvt, cksum, clear, cmp, comm,
        cp, cpio, crond, crontab, cryptpw, cttyhack, cut, date, dc, dd,
        deallocvt, delgroup, deluser, depmod, devmem, df, dhcprelay, diff,
        dirname, dmesg, dnsd, dnsdomainname, dos2unix, du, dumpkmap,
        dumpleases, echo, ed, egrep, eject, env, envdir, envuidgid, ether-wake,
        expand, expr, fakeidentd, false, fbset, fbsplash, fdflush, fdformat,
        fdisk, fgconsole, fgrep, find, findfs, flock, fold, free, freeramdisk,
        fsck, fsck.minix, fsync, ftpd, ftpget, ftpput, fuser, getopt, getty,
        grep, groups, gunzip, gzip, halt, hd, hdparm, head, hexdump, hostid,
        hostname, httpd, hush, hwclock, id, ifconfig, ifdown, ifenslave,
        ifplugd, ifup, inetd, init, insmod, install, ionice, iostat, ip,
        ipaddr, ipcalc, ipcrm, ipcs, iplink, iproute, iprule, iptunnel,
        kbd_mode, kill, killall, killall5, klogd, last, less, linux32, linux64,
        linuxrc, ln, loadfont, loadkmap, logger, login, logname, logread,
        losetup, lpd, lpq, lpr, ls, lsattr, lsmod, lspci, lsusb, lzcat, lzma,
        lzop, lzopcat, makedevs, makemime, man, md5sum, mdev, mesg, microcom,
        mkdir, mkdosfs, mke2fs, mkfifo, mkfs.ext2, mkfs.minix, mkfs.vfat,
        mknod, mkpasswd, mkswap, mktemp, modinfo, modprobe, more, mount,
        mountpoint, mpstat, mt, mv, nameif, nbd-client, nc, netstat, nice,
        nmeter, nohup, nslookup, ntpd, od, openvt, passwd, patch, pgrep, pidof,
        ping, ping6, pipe_progress, pivot_root, pkill, pmap, popmaildir,
        poweroff, powertop, printenv, printf, ps, pscan, pstree, pwd, pwdx,
        raidautorun, rdate, rdev, readahead, readlink, readprofile, realpath,
        reboot, reformime, remove-shell, renice, reset, resize, rev, rm, rmdir,
        rmmod, route, rpm, rpm2cpio, rtcwake, run-parts, runlevel, runsv,
        runsvdir, rx, script, scriptreplay, sed, sendmail, seq, setarch,
        setconsole, setfont, setkeycodes, setlogcons, setserial, setsid,
        setuidgid, sh, sha1sum, sha256sum, sha512sum, showkey, slattach, sleep,
        smemcap, softlimit, sort, split, start-stop-daemon, stat, strings,
        stty, su, sulogin, sum, sv, svlogd, swapoff, swapon, switch_root, sync,
        sysctl, syslogd, tac, tail, tar, tcpsvd, tee, telnet, telnetd, test,
        tftp, tftpd, time, timeout, top, touch, tr, traceroute, traceroute6,
        true, tty, ttysize, tunctl, ubiattach, ubidetach, ubimkvol, ubirmvol,
        ubirsvol, ubiupdatevol, udhcpc, udhcpd, udpsvd, umount, uname,
        unexpand, uniq, unix2dos, unlzma, unlzop, unxz, unzip, uptime, users,
        usleep, uudecode, uuencode, vconfig, vi, vlock, volname, wall, watch,
        watchdog, wc, wget, which, who, whoami, whois, xargs, xz, xzcat, yes,
        zcat, zcip

Flucard firmware 3.24と3.65のファイル上での違い

バイナリファイルは結構違うようだけど、とりあえず、それは置いておく
それ以外の違いについて調べた

/etc/init.d/rcS における差

・読み込むモジュールが変わった

冒頭で「ka2000-sdhc.ko」を読み込む(以前はコメントアウトされていた)

-#insmod /lib/ka2000-sdhc.ko
+insmod /lib/ka2000-sdhc.ko

中盤で読み込んでいた「gpio_i2c.ko」を読み込まなくなった。

-insmod /lib/gpio_i2c.ko
-#sleep 1
+#insmod /lib/gpio_i2c.ko

・自動wifi起動関連の処理が入った

+is_prevent_auto_start_wifi=no
+
+get_config -p "Auto Start Wifi"
+original_auto_wifi_value=`cat /param_value.txt`

など

・/mnt/sd/autorun.shというファイルがあるときは自動wifi起動が実行されない
という設定を入れられている。

 # autorun.sh from sd in case need to perform some test mode
 if [ -f /mnt/sd/autorun.sh ]
 then
        sleep 1
+       is_prevent_auto_start_wifi=yes
        chmod 777 /mnt/sd/autorun.sh
        /mnt/sd/autorun.sh

 fi

・自動wifi起動関連処理の続き

+if [ "$is_prevent_auto_start_wifi" = "no" ]; then
+       get_config -p "Auto Start Wifi"
+       autowifi=`cat /param_value.txt`
+       if [ "$autowifi" = "uap" ]; then
+               if [ ! -f /wifi_flag.txt ]; then
+                       uap
+
+                       # check and disable wifi after timeout if no station connects
+                       check_sta.sh &
+               fi
+       fi
+       if [ "$autowifi" = "sta" ]; then
+               if [ ! -f /wifi_flag.txt ]; then
+                       w2
+               fi
+       fi
+fi
+# set the default value if it is not set
+if [ "$original_auto_wifi_value" = "" ]; then
+       set_config -p "Auto Start Wifi" -v  "uap"
+
+fi

/etc/mtab における違い
・「none /dev/pts devpts mode=0622 0 0」が削除された
telnetdを消したことによる変更。

/etc/uaputl.conf における違い
・MaxStaNumの値が5から8に増加
同時接続数が増えた(「Max number of stations allowed to connect」)

/etc/uaputl_sender.conf というファイルが追加
「Trek_FLUCARD_WiFi」に関する設定が入っている。
かなり細かい設定が書かれている。

#   File : uaputl.conf


ap_config={
    SSID="Trek_FLUCARD_WiFi"         # SSID of Micro AP
    BeaconPeriod=100                # Beacon period in TU
    Channel=6                       # Radio Channel     6
#   Channel=0,1                     # auto channel select (MCS mode)
#   Channel=6,2                     # primary channel 6, secondary channel above.
#   Channel=6,4                     # primary channel 6, secondary channel below
    ChanList=1,6,11                 # Scan channel list
    #AP_MAC=00:21:E8:71:B8:F4        # MAC address of AP
    RxAntenna=0                     # 0 for Antenna A
                                    # 1 for Antenna B
    TxAntenna=0                     # 0 for Antenna A
                                    # 1 for Antenna B
    Rate=0x82,0x84,0x8b,0x96,0x0C,0x12,0x18,0x24,0x30,0x48,0x60,0x6c
                                    # Set of data rate that a station
                                    # in the BSS may use
                                    # (in unit of 500 kilobit/s)
    TxPowerLevel=13                 # Transmit power level in dBm
    BroadcastSSID=1                 # Broadcast SSID feature
                                    # 1: Enable  0:Disable
    RTSThreshold=2347               # RTS threshold value
    FragThreshold=2346              # Fragmentation threshold value
    DTIMPeriod=10                    # DTIM period in beacon periods
    RadioControl=1                  # 0: radio on  1: radio off
    MCBCdataRate=0                  # MCBC rate to use for packet transmission
                                    # 0:auto
                                    # >0 fix rate (in unit of 500 kilobit/s)
    TxDataRate=0                    # Data rate to use for packet transmission
                                    # 0:auto
                                    # >0 fix rate (in unit of 500 kilobit/s)
    PktFwdCtl=1                     # Packet forwarding control
                                    # 0: forward all packets to the host
                                    # 1: firmware handles intr-BSS packets
    StaAgeoutTimer=1800             # Inactive client station age out timer value
                                    # in units of 100ms
    PSStaAgeoutTimer=400            # Inactive client PS station age out timer value
                                    # in units of 100ms
                                                                        # try to set to 5 first for sender mode
    MaxStaNum=5                     # Max number of stations allowed to connect
    Retrylimit=7                    # Retry limit to use for packet transmissions
    AuthMode=0                      # 0:Open authentication
                                    # 1:shared key authentication
    Protocol=1                     # protocol to use
                                    # 1: No security    2: Static WEP
                                    # 8: WPA    32: WPA2    40:WPA2 Mixed Mode
    RSNReplayProtection=0           # RSN replay protection 0: disabled, 1: enabled
    PairwiseUpdateTimeout=100       #Pairwise Handshake update timeout: 100ms
    PairwiseHandshakeRetries=3      #Pairwise Handshake retries: 3
    GroupwiseUpdateTimeout=100      #Groupwise Handshake update timeout: 100ms
    GroupwiseHandshakeRetries=3           #Groupwise Handshake retries: 3

# **** WEP security setting******
#   KeyIndex=0                      # Index of WEP key to use (0 to 3)
#   Sample Key configurations are
#       Key_0=55555
#       Key_1=1234567890
#       Key_2="1234567890123"
#       Key_3=12345678901234567890123456

# **** Pairwise Cipher setting******
#    Configure both of the following for Protocol=40
#    PwkCipherWPA=4                 # Pairwise cipher type
                                    # 4: TKIP     8: AES CCMP
                                    # 12: AES CCMP + TKIP
#    PwkCipherWPA2=8                # Pairwise cipher type
                                    # 4: TKIP     8: AES CCMP
                                    # 12: AES CCMP + TKIP

# **** Group Cipher setting******

#    GwkCipher=4                    # group cipher type
                                    # 4: TKIP     8: AES CCMP

#    PSK="1234567890"               # WPA/WPA2 passphrase
#     GroupRekeyTime= 86400          # Group key re-key interval, in second.
                                    # 0 mean never re-key
                                    #802.11D specific configuration
    11d_enable=0                    # 0-disable 1-enable
#    country=SG                      # country information

}



ap_mac_filter={
    FilterMode=0                    # Mode of filter table
                                    # 0: filter table is disabled
                                    # 1: allow MAC address in the filter table to associate
                                    # 2: block MAC address in the filter table
    Count=0                         # Number of entries in filter table,up to 16
#Sample mac settings are
#    mac_1=00:50:23:45:76:22         # mac address
#    mac_2=00:34:22:77:46:34         # mac address
}

/etc/udhcpd.conf および /etc/udhcpd_uap.conf の変更点
default gatewayなどの設定に変化があり。

 start 192.168.1.50
 end   192.168.1.250  #default can hold max 200 FLUCARD
 max_leases      200
 interface       mlan0
 lease_file      /var/lib/misc/udhcpd.lease
 option  subnet  255.255.255.0
-option  router  192.168.1.1
+#option  router  192.168.1.1
 option  dns     192.168.1.1
-option  domain  FLUCARD
+#option  domain  FLUCARD
+option  search  192.168.1.1
 option  lease   86400 #1 day of seconds
 option  mtu     1500
 start 192.168.1.50
 end   192.168.1.250  #default can hold max 200 FLUCARD
 max_leases      200
 interface       uap0
 lease_file      /var/lib/misc/udhcpd.lease
 option  subnet  255.255.255.0
 option  domain  FLUCARD
 option  lease   10 #reduce lease time from 86400 to force pc renew ip
 option  mtu     1500
-option router 192.168.1.1
-option dns 192.168.1.1

・設定ファイル
/mnt/mtd/config/config.trek
/www/mtd/config/config.trek

いまの設定

[LANGUAGE]
English
[AP]
AP_ACCOUNT : 1
SSID : SSID名
Key : キー
[FTP]
FTP Path : アップロード先
User Name : ユーザ名
Password : パスワード
Server Type : Gallery3
Upload jpeg : yes
Upload raw : no
Upload video : no
[Wi-Fi Setting]
FLUCARD SSID : Trek_FLUCARD_WiFi
FLUCARD KEY :
Auto Start Wifi : none
My IP Addr : 192.168.1.1
Target IP Addr : 192.168.1.1
[MISC]
Download Enable :
Power Saving :
Channel : 6
Buzzer Mode : Normal
Display raw : yes
Sender jpeg : yes
Sender raw : no
Sender video : no
Public SSID : Trek_FLUCARD_Public
Private SSID :
Private KEY :
Always Private : no
Starting Mode : Public

・ファイルのアップロードログ
/www/page/upload.log