Rstream A1にClockworkMod Recoveryを書き込む

Rstream A1(MUCHTEL A1)にClockworkMod Recoveryを書き込む手順について解説。

2012/04/05注: このページに直接飛んでくる人が多いようですが、MUCHTEL A2.2.2+日本語化は、fastbootを使わない手順もあります。「MUCHTEL A1 純正Android 2.2.2+日本語化手順のfastbootを使わない手順」を参照のこと。

——————————————————————–

手順1
書き込みに使用するはAndroid SDKに含まれるfastbootを用意します。
Android SDKをインストールして用意するか、必要最小限のものがまとまっているA688_Tools_V3.1.rarをダウンロードしてください。

手順2
書き込むClockworkMod Recoveryのイメージファイルを入手します。
一番無難なもの: CWM ver 2.5.1.3: recovery-clockwork-2.5.1.3-z71.img
CWM ver 5.0.2.7: recovery-clockwork-5.0.2.7-z71.zip
CWM ver 2.5.1.1: recovery-clockwork-2.5.1.1-z71.img

手順3
上記のimg形式のファイルをパソコン内にコピーします。
(zip形式の場合、中にあるimg形式のファイルを展開します。)

手順4
電源を切る

手順5
「ボリュームDOWN」と「カメラシャッターボタン」を押しながら電源ボタンを押す。
fastboot modeと表示されたら手を離す。

手順6
「fastboot getvar version」を実行する。

手順7
「fastboot flash recovery リカバリのファイル名」を実行し、書き込みを行う。

手順8
「fastboot reboot」を実行して、再起動

終了。

Rstream A1類似機種海外のフォーラム便り 2012年1月8日号

Rstream A1類似機種に関する海外フォーラムをいろいろ探索しています。
その過程で見つけたものを紹介していきます。

・「Lounge user device Foxconn F911 (Journey/xt5) season 4 – Part 2 」より
kask.usはスペイン語圏のサイトです。
ここのフォーラムは各機種毎にスレッドが立っていて、Rstream A1関連はFoxconn F911系なのでこのスレッドになります。
500ページ毎にスレッドが立て替えられているようだ。
1ページ目の最初のあたりはテンプレになっていて、スペイン語圏でよく使われている各ROMの紹介があるので、有用かも?

また、古いスレッドには、いま使ってるROMは?というアンケートがあって興味深い。
ちなみに「CyanogenMod 7」「Bakpia Kacang Ijo sense 2.2.3」「SuperAosp 8.6 AW」「Phantom sky revo 」の順となっている。

・LiGux: z71 Variants
これは中国語圏のカスタムROM LiGuxのフォーラムですね。
LiGux(Coopoui)というICS風の見た目をしたAndroid 2.3を開発しており、z71用もある。
LiGux開発者のblogもある。
現在リリースされているLiGux v3はCM7 Android 2.3.7ベースだが、開発中のLiGux v4はCM9 Android 4.0.3ベースとなる予定とのこと。

LiGux v3.0beta2のダウンロードリンクがよく分からなかったので、Ubiquitenseの紹介記事「ICS look and feel ROM from LiGux, for Motorola XT502 (Commtiva Z71)からダウンロードしてください。

SuperOSR v2.2.0 por Superteam Gingerbread 2.3.7から
これもスペイン語圏のサイト。
SuperOSRというカスタムROMのスレッドで、どうもSuperTeamというところが作っているやつのz71版らしい。
SuperTeamのgithubからソースが入手できる。

・小狼的學習筆記:「A688 JTag Pinouts 及硬體拆解圖
中国語圏のサイト。
A688内部の基板写真があります。
www.eet-china.comの「台湾首派Android手机A60拆解分析」という記事からの引用のようですが、元記事は会員登録しないと見れないようです。

CSL Mi-300 V3, Affordable phone with good specs!
英語圏のサイト。
CSL Mi-300というのはz71系端末の1つ。
ここの1~4つ目の書き込みあたりにいろいろ情報あり。
バッテリー互換として、NokiaのBL-6F (Nokia N78, N79, N95用)が使えるとのこと。

Motorola QUENCH XT5 – Прошивка, Motorola QUENCH XT5, Motorola XT502
ロシア語圏のサイト。
ロシアでよく使われているカスタムROMアンケートも興味深い。
Phantom Sky Revolution v1が最もメジャーな模様。

Moto XT502/XT3/XT5 » XT502/XT3/XT5 ROM下载
中国語圏のフォーラム。
Hiapk自体はAndroid用のapk配布サイト。
中国は公式にはAndroid Marketが使えないため、こういったサイトがある。

以下はおまけ情報。
Recovery Mode: [ボリュームUP]+[シャッター]を押しながら電源ON
Fastboot Mode: [ボリュームDOWN]+[シャッター]を押しながら電源ON
FTM Mode: [ボリュームUP]+[ボリュームDOWN]を押しながら電源ON
Master Reset Mode: [ボリュームUP]+[ボリュームDOWN]+[シャッター]を押しながら電源ON

以下の操作はうまくいくかどうか不確定な点あり。
Master Reset Mode: [ボタン4]+[シャッター]を押しながら電源ON
Qualcomm Download Mode: [ボタン4]+[ボリュームUP]を押しながら電源ON

Rstream A1でICS風の見た目のLiGux v3.2beta2を動かしてみた

中国語圏のAndroidフォーラム LiGux: z71 VariantsでみつけたLiGux(Coopoui)というICS風の見た目をしたAndroid 2.3。(LiGux開発者のblog)

現在リリースされているLiGux v3はCM7 Android 2.3.7ベースだが、開発中のLiGux v4はCM9 Android 4.0.3ベースとなる予定とのこと。

LiGux v3.2beta2のダウンロードリンクがよく分からなかったので、Ubiquitenseの紹介記事「ICS look and feel ROM from LiGux, for Motorola XT502 (Commtiva Z71)から入手して、入れてみた。

標準で入っているkernelは 2.6.35.13-cyanogenmod でした。
が・・・これだとタッチパネルが動かない。

Rstream A1用カメラ修正が入っている2.6.35.13-rstreama1でも動かない。
CM7 EAv7.2の2.6.32.9-EA にしたところ、動作した。

kernel 2.6.35.xはいろいろ問題あるんですかねぇ・・・
まぁ、それはさておき、システム情報は↓な感じです。

モデル番号: Z71
Androidバージョン: 2.3.7
ベースバンドバージョン: MP1_850
カーネルバージョン: 2.6.32.9-EA edgar@ubuntu #37
Modバージョン: LiGux-v3.2-Beta2-Z71-111204
ビルド番号: GWK74

ロックスクリーン

メイン画面

設定画面

言語選択

おおむね日本語リソースが入っているけれど、一部に日本語リソースが入っていない、というような感じですね。

/system/appとかを見る限りでは、それほど変なアプリがない感じですから、ちょっと使ってみようかと思います。

なお、カメラは使えません。

Rstream A1類似機種海外のフォーラム便り 2012年1月5日号

海外のAndroid系のフォーラムはいろいろありますが、HTCやSamsung,ソニエリの場合は、xda-developersのフォーラムが業界標準的な感じです。

Rstream A1の類似機種の情報を探す場合、xdaではほとんど情報がありません。
いろいろ探すと、一番活発なのは、ポルトガル語のサイトAndroidPTのフォーラム「Boston (Gigabyte GSmart G1305 Codfish / Commtiva Z71) 」の中にある「[ROM] Boston CyanogenMOD」のようです。

[MOD] EAv7.2 Final (Android 2.3.7) CM based
いままでの記事でも登場していたCM7.1 EAv7.2というのは、ここが原産地です。
このROMで使用しているkernel 2.6.32.9-EA#37は別のスレ[Kernel] 2.6.32.9-EA (21/11/2011)で開発されている。
kernel sourceはgithubから入手可能

[MOD] Cyanogenmod 7.1 aPT v1.1
Simple2extというSDカードをパーテーション分けして、メモリswap領域にしたり、ext2領域を作成してデータを逃がしたりすることができるようになっている。

使用kernelはaPT v1.1 Kernelというらしい。
カーネルバージョン: 2.6.35.13-aPT-AHB-OC-v1.1 fagulhas@ubuntu #21
altanative kernelとある方は
カーネルバージョン: 2.6.32.9-aPT-alternative fagulhas@ubuntu #49

[Mod] MYGingerB Custom ROM project for Commtiva z71 (2.3.7)
これについては英語のlowyat.netのフォーラム「[Custom ROM] MYGingerB (Android Gingerbread 2.3.7), Our own Commtiva z71 (mi300) Custom ROM 」が本拠地で、blogもある
「MYGingerBread “Gaia” 1.1.0」が最新版。
SuperAOSP kernelを使用しているとのこと。

で、SuperAOSP kernelについて調べていると出てくるのが、スペイン語圏のMovil Zona
関連フォーラムは「Orange Boston

SuperAosp 8.6-AW para Orange Boston
リリース時期が3月と古い。

SuperOSR v2.2.0 por Superteam Gingerbread 2.3.7

この他、スペイン語圏のフォーラムには、HTCmaniaのROMs y desarrollo Orange Bostonというのもある。

MTK6573搭載のAndroidスマートフォンのOSを書き換える

当記事に「MT6573」の検索で来た人へ

MTK MT6573に関して調査していて、当記事に来たのであれば、まずは「Media Tekスマートフォンとのつきあい方」を読んでください。
上記記事でMTK系CPUに関して一通り解説しています。


xda-developersのAndroid Software and Hacking Generalに、Rstream Aに関係する資料が無いかなぁ、と探していたら、全然関係ないけど、中華Android好きには気になるものを発見。

[ROM] MTK6573 / Hero H7300 / HD7 Clone / T9299 Cooked ROM

怪しいパチものな見た目が売りの中華スマートフォンで良く採用されているMTK6573チップ搭載のAndroidスマートフォン向けのカスタムROMである。

現状は、数あるパチもの系MTK6573チップ携帯のうち、「Hero H7300」「HD7」「T9299」で使えるらしい。

手順を見ていくと、smartphone reviewsというblogに掲載されている「MT65x3 flashing tutorial」に書き込むソフトの紹介もあるようだ。

配布されているイメージを書き込むと、ClockworkMod Recoveryも導入されるようで、「ボリュームUP」を押しながら「電源ボタン」でClockworkMod Recoveryに入れるようである。

ちなみに、smartphone reviewsでは、MTK6573搭載でDual SIM可能なAndroid携帯をいくつか紹介しています。
G14 Dual SIM with 3G support
HD9 Dual SIM with 3G support
G11i Pro Dual SIM with 3G support

上記の記事を見ると、2つのSIMが、どちらも3Gを使えるようにも見えてしまうと思います。
しかし、その記事から紹介されているショップe to talkの商品ページをみると、「Network Dual Sim Dual Standby, Support 3GWCDMA, Support W+G / G+G」とあります。
日本で使うには「W+W」のDual Sim Dual Standbyができないと意味が無いので、注意してください。(また、それとは別に、法令上の問題もありますが・・・)