Kernelを4.10.xにしたarmbianを使ったOrange Pi PCでSPI接続のLCDを使う


ラズパイ用Waveshare / Kuman 3.5インチ 320×480タッチパネル付き液晶をOrange Piで使う」の続編です。

Mainline Kernel 4.10.3を利用したarmbianに変えてみたところ、設定を追加する必要がありました。

今までの設定だと下記のようなエラーがでます。

[ 3480.448973] fbtft_device: spi_busnum_to_master(0) returned NULL
[ 3480.448982] fbtft_device: failed to register SPI device

これは、SPI関連ドライバの読み込み方法が変わったためです。
関連ドキュメント「Allwinner DT overlays」(DT=Device Tree)

直接的に参考になった資料は「How to enable hardware SPI」の「willmoreさんのコメント」にある下記を/boot/armbianEnv.txt に追加して再起動、というもの

overlay_prefix=sun8i-h3
overlays=spi-spidev
param_spidev_spi_bus=0
param_spidev_max_freq=100000000

上記を追加し、再起動することで、他は「ラズパイ用Waveshare / Kuman 3.5インチ 320×480タッチパネル付き液晶をOrange Piで使う」と同じ設定でLCDを制御することはできました。

ただ・・・なんか、X-Windows出力がうまくいかない感じで・・・

あとで、X.logをみて考えよっと・・・

Allwinner H5でRAM2GBのモデルOrange Pi Primeが送料込み$33.84で登場


Allwinner H5搭載のOrange Piシリーズに、またもう1モデル登場です。

Orange Pi Prime Development Board

Orange Pi PC2のRAMを増やして、WiFi+Bluetoothを追加したようなモデルです。

Orange Pi WinやOrange Pi Zero Plus2とは異なりeMMCは搭載されていないため、OSは従来通りmicroSDにインストールします。


下記は、Allwinner H5/A64搭載のボードリストです。

Orange Pi 2G-IOTが送料込み$13.01で登場


GSMモジュールが搭載されたIoT向けのOrange Pi 2G-IOTが送料込み$13.01で登場しました。
かねてからの告知通り、送料無しの価格は$9.99となりました。

2016/09/27「Orange Pi i96というCortex-A5搭載のボードが$9.99で登場予定
2017/03/05「RDA8810搭載 OrangePi 2G-IOT の登場が近い?


SoCは、Orange Piお得意のAllwinnerではなく、RDA社のものを使用
Cortex-A5コアの「RDA8810P

RDA8810Pには、RAM256MB(2Gbit)とストレージ512MB(4Gbit)が内蔵されています。
そして、WiFi、Bluetoothと、GSMモジュール+SIMスロットが搭載されています。
このため、海外であれば、単独でネットワークが使えるという仕様になっています

・・・GSMなので、日本国内では意味ないんですけどね。

Allwinner H5搭載版のOrange Pi Zero Plus2も登場。H3搭載版と1ドル違い


2週間前にAllwinner H3搭載のOrange Pi Zero Plus2が発売されました。
関連記事「Allwinner H3搭載のOrange Pi Zero Plus2登場

OrangePiのgithubにあるH5向けSDKに、Orange Pi Zero Plus2の名称があるので、H5じゃなくてH3なのかーと、残念だったのですが・・・発注したH3搭載版のOrange Pi Zero Plus2が届いた今日になって、H5搭載版のOrange Pi Zero Plus2が発売されるという・・・

しかも・・・価格差は1ドルしかないという・・・

H3搭載版Orange Pi Zero Plus2 送料込み$22.05
H5搭載版Orange Pi Zero Plus2 送料込み$23.05

スペックはSoCが差し替わってる以外は同じ模様。

いやさ・・・H3とH5が差し替え可能ってのはNanoPi Neo2でのサンプル例があったから知ってたけどさぁ・・・
まさかこの短時間で出してくるとは・・・・・・・・

くそったれ

さしあたってOrange Pi WinでX-Windowを使う方法


Orange Pi公式のOrange Pi Win用OSイメージのDebian_Server_Jessie_A64_Win_V0_0_1.img.tar.gz と Debian_Desktop_Xfce4_Jessie_A64_Win_V0_0_2.img.xz を試したところ、Serverの方はNICが100Mbpsでしかリンクアップしない。
Desktopの方は1000Mbpsでリンクアップしたものの正常に通信が行えない。
そして、どちらもオンボードのWiFiが使えない。

とりあえず、両方の/bootにあるブート関連ファイルを抽出
Image
initrd.img
OrangePi-A64.dtb
これが重要な要素。

とりあえず、Server版のものをDesktop版に適用してみると、100Mbpsでリンクアップし正常に通信が行えるものが完成。
同様に、BananaPi M64用のUbuntu Mateの/boot領域も置き換えてみると、それなりに使えるX-Window環境になった。

そんなわけで、Server版とDesktop版の「Image」「initrd.img」と、どちらも共通の「OrangePi-A64.dtb」をまとめたものが→ 「opiwin-bootfile.tar.gz
s-がServer版、d-がDesktop版です。