Covia FleaPhone CP-F03aをadb接続

Covia CP-F03aに対して、adb接続設定を行った。

CP-F03aに限らず最近のAndroidでは設定画面の「開発者向けオプション」が隠されてしまっているので、adb接続するには、ちょっと面倒です。

まずはUSBデバッグの有効化
1) CP-F03aの設定画面の「端末情報」を開く
2) 「ビルド番号」というあたりを何回かしつこくクリックする
f03a-001a
3) 「これでデベロッパーになりました」と表示される
4) メニューを1つ戻ると「開発者向けオプション」が追加されている
5) 「USBデバッグ」にチェックを入れる

次にドライバの適用
1) Android SDKなどからADBドライバを用意する
2) USBデバッグを有効にしてパソコンにつなげる
3) 「VID_0A5C&PID_E688&MI_01」として認識されるデバイスにADBドライバを手動で適用する
具体的には↓のような感じ
4) 以下の「! CP-F03a」となっているデバイスを選択
devicemanager
5) ドライバの更新で、「Android ADB Interface」を指定
devicemanager2
6) 警告が出るけど強行
devicemanager3
7) ドライバの発行者が確認されるので、問題がなければ続行
devicemanager4
8) ドライバインストール完了
devicemanager5
9) 以下のように認識されます
devicemanager6

最後に、ADBで認識させるための設定
1) adbを実行するユーザのホームディレクトリにある.androidというディレクトリ(C:\Users\ユーザ名\.android)内に「adb_usb.ini」というファイルを作成し、「0x0A5C」と書く
なお、adb_usb.iniは標準状態では存在しない。
ちなみに、うちでは以下の4行が記載されている

0x4BB0 
0x1949
0x1782
0x0A5C

2) ADBを再起動するために「adb kill-server」を実行する
3) 使える様になる

Coviaの4コアAndroid FleaPhone CP-F03aが来た!

CoviaのFleaPhone CP-F03aが届きました!

さっそく開梱していきましょう!
IMG_2563s

内容物はこんな感じ
IMG_2565s
ACアダプタが丸っこい感じ
説明書はそこそこ厚めです

電池には「製造元:深圳市兴科达电子科技有限公司」とあったのでメーカの名前かな?探してみました・・・
深圳市兴科达电子科技有限公司」コレがメーカーページになるんでしょうか?
電池とかACアダプタとかを取り扱っているみたいです。
本体の方とは直接関係なかったようです^^;;;

旧機種であるところのCP-D02と並べて見ました。右がCP-F03aです。
IMG_2567s

CP-D02を下に敷いて、上にCP-F03aをかぶせてみると、ほぼ同じ大きさ
IMG_2568s

左横比較
IMG_2570s

右横比較
IMG_2572s

上比較
IMG_2573s

下比較
IMG_2571s

・・・CP-F03aではストラップホールが無くなっています。
個人的には、CP-D02で一番評価していたポイントだったんですが、残念です。

さて、SIMとSDカードを入れるため裏蓋を開けます。
IMG_2575s

裏蓋には、NFC用アンテナがついています。
また、「GW-B4500」という謎の文字列も・・・

SIMは普通サイズのSIMとmicroSIMの2種類のスロットがあり、どちらか1つを利用できます。
短絡的な紹介しかしてないところだと、あたかも常時2回線を使えるように書いていますが、「手動切り替え」が必要です。
今後のファームウェアアップデートで、なんらかしらの低減機能が入るみたいな感じですが、どこまでできるのかなぁ?といったところです。

さて・・・電源を入れます。
IMG_2576s

電源ON時の注意点。
「起動音が鳴ります」
イヤフォンジャックにイヤフォンをさしていてもスピーカーから鳴ります。

起動が完了したら下記のロック画面になります。
IMG_2578s

ロック解除すると、新しいSIMを認識したという以下の画面が出てきます。
IMG_2580s
まぁ、この選択画面はDual SIM系では一般的なやつですね。
GSM圏だと意味があるのですが、WCDMA onlyの日本ではあまり意味が無い設定項目だったりします。
まぁ、どちらも、入れたSIMスロットを指定します。

起動した後は、WiFIを設定し、Coviaのtwitterアカウントが、最新ファームウェアの案内を出しているので、それを適用し、「20140313版」にしてから実施しています。(CP-F03aのファームウェアアップデートのお知らせ)

とりあえず、AnTuTu Benchmark v4.3.2で測定したので、以下に掲載

12668
UX Androd 4.2.2
Multitask 2384
Runtime 687

CPU 1200MHz(x4)
CPU integer 1763
CPU float-point 1128

RAM 75.9/447.2MB
RAM Operation 1026
RAM Speed 817

GPU VideoCore IV HW
2D graphics [540×960]584
3D graphics [540×960]3181

IO 457.3MB/1004.0MB
Storage I/O: 618
Database I/O: 480

続きは次の記事で・・・

IngenicからMIPS系SoC Jz4775搭載のNewton Platformなるもの登場

Ingenic(君正)からNewtonという名称の小型ボードが登場したらしい
「Newton」なんて名称使うなよ、とか思わなくもないですが・・・

プレスリリース:「北京君正推超低功耗超小尺寸智能互联设备Newton平台
製品ページ:「君正Newton—超低功耗超小尺寸智能互联设备平台
1393298222357

最近、低価格帯のAndroid腕時計に採用されていることが多い、MIPS系SoCのJz4775を使用した2.2cm x 3.9cmと小型のボードで、以下の機能を持っているらしい。

・CPU Ingenic JZ4775 1GHz(MIPS系XBurstコア)
・RAM 3Gb LPDDR1
・ROM 32Gb eMMC
・ジャイロスコープ、加速度センサー、磁力計
・温度、湿度、圧力センサー、生体センサー
・WiFi 802.11a/b/g/n
・Bluetooth 4.0+EDR, BLE
・FMラジオ
・NFC
・ボードサイズ 21.6mm x 38.5mm
・厚さ 3.2mm

いくらぐらいで提供するのかわかりませんが、IngenicはLinux/Androidのソースコードをgitで公開(詳細:Linux Git 仓库目录树调整/Android-JB(4.3) JZ4775代码发布)してたりするので、今後、面白いことになってくのかなぁ・・・とちょっと期待しています。

Coviaから4コアのFleaPhone CP-F03a登場

Coviaから、4コアのFleaPhone CP-F03aが登場、とのこと。

が、なぜかどこのニュースサイトにもない。

なぜかなぁ?と思ってよく見てみると
新機種

「2014/02/28」・・・明日の日付じゃないですかw

というわけで、おそらくうっかりミスで、新機種FleaPhone CP-F03aの登場が判明してしまいました。

cpf03a_frontback

今回は、若干HTC Oneっぽい雰囲気がなくもないかなぁ、というところ。

・CPU 4コア 1.2GHz。周波数的にはMT6589?MT6582?89の方ですかね? MediaTekでないのかも?
・RAM 512MBと若干少なめ。1GB欲しかったところ。
・ROM 4GB。これも、前の機種と同じなのがちょっと残念。
・Android OS 4.2。MediaTekがこれ以降のバージョン出してないからね。
・4.5インチ QHD(960×540)
・NFC対応
・FOMAプラスエリア対応
・LTE非対応(LTEのSIMは使える)
・131.2 x 66.5 x 9.9mm
・140g
・カメラ 背面500万画素/前面30万画素
・バッテリー 1800mAh

— 2014/02/28 9:00追記 —
WCDMAの2回線同時使用はできません。
ニュースサイトに掲載されている内容は、誤解を招く表現をしています。
例えば、ITmedia「コヴィア、1万9800円のSIMフリースマホを発売――4.5インチQHD液晶+クアッドコアCPU

W-CDMA対応のSIMスロット(標準SIMスロットとmicroSIMスロット)を1つずつ搭載したデュアルSIM対応となっており、2種類のSIMをセットすることで、メニューから切り替えて通信できる。音声用とデータ通信用にSIMを使い分ける、といったことも可能だ。microSDスロットも用意されている。

デュアルSIMの基礎知識が無い人が上記を読んで、以下のことを理解できるのか、非常に悩みます。
・同時に使えるのは、WCDMA 1回線分
・手動で音声用SIMとデータ用SIMを切り替えて使う
・データ用SIMを選択しているときに、音声用SIMに電話がかかってきたら圏外扱い
・音声用SIMを選択しているときに、メールとかLINEは使えない

いいのかなぁ・・・こんな感じで・・・

— 追記 終了 —


で・・・恒例のネタ元探し。

FleaPhone CP-D02は、VOTOのVOTO T8100だったので、今回もそこかなぁ、と見てみても、似た雰囲気のは無い感じ。

W450ってのが、似た雰囲気ではあるものの、スペックがいろいろ違う。

「NFCがない」「液晶が854×480」「若干薄い(131 x 66.3 x 8.8mm)」


Ginwave TechnologyのB450ってのが一番似てるような気がする。
201312261388028173361
201401081389165399536

スペックとして製品ページに書かれているのは
・CPU BRCM23550 Quad Core 1.2GHz
・RAM 512MB / ROM 4GB
・4.5インチ QHD(540×960)
・131.2*66.5*9.9mm
・150g
・カメラ 背面500万画素/前面30万画素
・バッテリー 1800mAh

コレだとCPUが、BroadcomのBCM23550とのこと。
BCM23550のプレスリリースにはNFC対応、とあるので、該当する可能性がある。

さてさて・・・

SmartQ ZwatchがAndroid 4.4になったよ

SmartQ Zwatchですが、一部では「Android 4.3搭載」とか中身を見ないで適当に記事にしてるところが見受けられました。

記事例:中華な腕時計型デバイスがまた登場、Android 4.3ベースで1万5千円(2013/11/16)
(販売店の掲示には、Androidバージョンが書かれていないのに、記事では、わざわざバージョンを書いてしまって、結果、事実と異なることを表明している)

この時点でのAndroidバージョンはAndroid 4.1.2(JZO54K)でした。
(2013/11/11:SmartQ Z Watchのfirmware探索)

CPUの開発元であるIngenic社の開発者向けページには、Android 4.1.2とAndroid 4.3についてソースコードの入手について記載されています。
このことから、Android 4.3を搭載したバージョンが登場してくるだろうなぁ、と予測してはいたのですが、先週、SmartQ Zwatchの最新firmwareが公開され、ついに、Androidのバージョンが上がりました!

SmartQ Zwatch firmware version 3.0で、Android 4.4(KRT16M)になりました!

IndroidWatcher.apkは、旧来のバージョンとサイズが全然違うので、いろいろ変更が入っている模様。
とりあえずは、build.propの内容は以下の通りです。

shell@s2122b:/ $ cat /system/build.prop
# begin build properties
# autogenerated by buildinfo.sh
ro.build.id=KRT16M
ro.build.display.id=V3.0-2014-01-17
ro.build.version.incremental=eng.1012337.140117.103844
ro.build.version.sdk=19
ro.build.version.codename=REL
ro.build.version.release=4.4
ro.build.date=2014年 01月 17日 星期五 10:38:44 CST

ro.build.date.utc=1389926324
ro.build.type=userdebug
ro.build.user=someone
ro.build.host=1012337
ro.build.tags=test-keys
ro.product.model=Z1
ro.product.brand=SmartQ
ro.product.name=full_s2122b
ro.product.device=s2122b
ro.product.board=s2122b
ro.product.cpu.abi=mips
ro.product.cpu.abi2=mips
ro.product.manufacturer=SmartDevices
ro.product.locale.language=zh
ro.product.locale.region=CN
ro.wifi.channels=13
ro.board.platform=xb4780
# ro.build.product is obsolete; use ro.product.device
ro.build.product=s2122b
# Do not try to parse ro.build.description or .fingerprint
ro.build.description=full_s2122b-userdebug 4.4 KRT16M eng.1012337.140117.103844 test-keys
ro.build.fingerprint=SmartQ/full_s2122b/s2122b:4.4/KRT16M/eng.1012337.140117.103844:userdebug/test-keys
ro.build.characteristics=tablet
# end build properties

#
# ADDITIONAL_BUILD_PROPERTIES
#
dalvik.vm.heapstartsize=5m
dalvik.vm.heapgrowthlimit=48m
dalvik.vm.heapsize=128m
dalvik.vm.heaptargetutilization=0.75
dalvik.vm.heapminfree=512k
dalvik.vm.heapmaxfree=2m
ro.hhcn.keyback=true
ro.sf.lcd_density=160
persist.sys.timezone=Asia/Shanghai
testing.mediascanner.skiplist=/storage/host-udisk/,/storage/udisk/
wifi.interface=wlan0
wifi.supplicant_scan_interval=15
ro.telephony.call_ring.multiple=0
mobiled.libpath=/system/lib/libmobiled.so
ro.sf.hwrotation=180
ro.config.low_ram=true
keyback_long_press_time=1000
debug.velocitytracker.strategy=int1
ro.opengles.version=131072
ro.carrier=wifi-only
ro.config.notification_sound=OnTheHunt.ogg
ro.config.alarm_alert=Alarm_Classic.ogg
persist.sys.dalvik.vm.lib=libdvm.so
dalvik.vm.lockprof.threshold=500
net.bt.name=SmartQ-Z1
dalvik.vm.stack-trace-file=/data/anr/traces.txt
shell@s2122b:/ $

ディスクのマウント情報はこんな感じです。

shell@s2122b:/ $ su
shell@s2122b:/ # mount
rootfs / rootfs ro,relatime 0 0
tmpfs /dev tmpfs rw,nosuid,relatime,mode=755 0 0
devpts /dev/pts devpts rw,relatime,mode=600,ptmxmode=000 0 0
proc /proc proc rw,relatime 0 0
sysfs /sys sysfs rw,relatime 0 0
tmpfs /mnt/secure tmpfs rw,relatime,mode=700 0 0
tmpfs /mnt/asec tmpfs rw,relatime,mode=755,gid=1000 0 0
tmpfs /mnt/obb tmpfs rw,relatime,mode=755,gid=1000 0 0
/dev/block/mmcblk0p1 /system ext4 ro,relatime,user_xattr,barrier=1,data=ordered 0 0
/dev/block/mmcblk0p3 /cache ext4 rw,nosuid,nodev,noatime,nodiratime,errors=panic,user_xattr,barrier=0,nodelalloc,nomblk_
io_submit,data=writeback,noauto_da_alloc 0 0
/dev/block/mmcblk0p2 /data ext4 rw,relatime,user_xattr,barrier=1,data=ordered 0 0
/dev/block/mmcblk0p4 /storage/sdcard0 vfat rw,relatime,fmask=0000,dmask=0000,allow_utime=0022,codepage=cp437,iocharset=i
so8859-1,shortname=mixed,errors=remount-ro 0 0
shell@s2122b:/ # df
Filesystem               Size     Used     Free   Blksize
/dev                   231.0M   172.0K   230.9M   4096
/mnt/secure            231.0M     0.0K   231.0M   4096
/mnt/asec              231.0M     0.0K   231.0M   4096
/mnt/obb               231.0M     0.0K   231.0M   4096
/system                503.9M   237.0M   266.9M   4096
/cache                  29.5M     4.0M    25.5M   4096
/data                 1007.9M    82.5M   925.4M   4096
/storage/sdcard0         2.1G   125.2M     1.9G   4096
shell@s2122b:/ #

Android 4.4になったことで、いろいろ変わってしまっています。

・/systemパーテーションをread/writeでマウントできない
  suでrootになった後、mountコマンドを実行しても駄目
・MoreLocale2をそのまま実行すると異常終了で変更できない
 adb shellで「pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION」を実行する必要がある