Bpad 702とやらをジャンクで手に入れた。
まず難題は、Bpad 702という名称が、おそらくapad専門店がつけた独自名称であろうということで、出てくるのはandroid tablet jpのBpad702 ぐらいしかない。
まぁ、あとはsladeroidのMy tablet don`t boot (BPad 702) というあたりが・・・
この人はカスタムカーネルを入れて文鎮を作成してしまったらしい。
「Uberoid WM8650 1.3.0 HYBRiD HoneyCombMOD v5 for 9 inch or 10 an my tablet is for 7 inch 」で失敗したらしいので、同じことにならないように情報集め。
実際のところ可能性としては、どうなんでしょうか?
WCDMA陣営では、国や携帯電話会社によって周波数帯域が異なり、その違いを「Band」として区別しえいる。
例えば、日本では、ドコモがBand I(2100MHz), Band VI(800MHz/FOMAプラスエリア), Band IX(1700MHz/東名阪のみバンド)、ソフトバンクがBand I(2100Mhz), Band XI(1500MHz/主にデータ通信用)、イーモバイルがBand IX(1700MHz)を採用している、と言ったところです。
じゃぁ、CDMA2000陣営ではどうなんでしょうか?
日本では、auのみが採用しており、以下の様になっています。
Band Class 0のBand Sub Class 2: au 新800MHz(up:824-830/down:869-875MHz)
Band Class 0のBand Sub Class 3: au 新800MHz 2012年以降の拡張予定地(up:815-830/down:860-875MHz)
Band Class 3: au 旧800MHz(いわゆる、上下逆さまの800MHz帯)(up:887.0-925.0/down:832.0-870.0)
Band Class 6: 2GHz帯(up:1920.0-1980.0/down:2110.0-2170.0)
では、アメリカのVerizonはどこを使っているのか?
Band Class 0のBand Sub Class 0: 800MHz帯(up:824.70-848.31/down:869.70-893.31)
Band Class 1: 1900MHz帯(up:1851.25-1908.75/down:1931.25-1988.75)
Band Class 0が被っていそうな感じです。
が、問題が3つあります。
1つめは「Band Class 0のBand Sub Class 0」とあるように、同じBand Classであってもバリエーションが存在しているのです。
このため、日本で使うには、ちゃんとBand Sub Classの「2」と「3」に対応している必要があるわけです。
これ似たような問題は、WCDMAのBand V(850MHz), Band VI(800MHz), Band XIX(800MHz)でもあります。
周波数帯域的にはBand V(850MHz)の範囲内に、Band VI(800MHz)とBand XIX(800MHz)がありますが、携帯側でちゃんとBand VI/XIXを認識するように設計をしていないと使用できないのです。
2つめは、いま公開されているスペック上ではiPhone4は、CDMA2000のBand Class 6(2100MHz)に対応していないので、帯域的に大変なことになりかねないです。
3つめは、au側の契約処理の問題です。
さて・・・iPhone5では、いったいどうなりますことやら・・・
そうそう、いまだに、「auの800MHzが海外と逆だから使えない」なんて昔の情報を恥ずかしげもなく言ってる馬鹿がいるようです。
逆であるau旧800MHz帯は、2012年7月まで使用できますが、現行機種はすでにau新800MHz帯であるBand Class 0のBand Sub Class 2に移行済みです。(2006年から運用しています)。
参考: WCDMAとCDMA2000の周波数帯 メモ書き